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ウォルマート:単純作業をロボットに移行

【出典】4/9/2019

https://www.theverge.com/2019/4/9/18302356/walmart-robots-labor-costs-replacing-human-tasks-floors-scanning-inventory

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アメリカ最大のスーパーチェーン、ウォルマートは人間が今までやりたがらなかった床掃除、在庫整理、売り切れ品の再充填などをロボットにやらせることにより人件費削減を考えているとウォール・ストリート・ジャーナルが報道した。

床を掃除するロボットはアメリカ1500店舗に導入予定だ。(今まで床を掃除するのに1名の従業員が毎日2〜3時間かけて行う必要があった。)約600店舗に在庫整理を行うベルトコンベアを導入予定、売り切れ商品がないか商品棚をチェックするロボット300台が投入される予定だ。(このロボットは2017年から店舗でテストを開始している。)

ロボットを導入することにより、人間がやらなければならない業務が減り人件費を削減することができる。アメリカ全土に4600店舗を展開するウォルマートにとって大きな削減だ。そして同社は今後人件費をオンラインビジネスに重点的に投入すると発表している。

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ウォルマートはオンライン・グロッサリービジネスでライバルであるアマゾン・フレッシュやアマゾン・プライムナウを明らかに意識している。もともと実店舗で始まったウォルマートはオンラインリテール会社のJet.comを買収、アマゾンは逆に実店舗をスタートしている。アマゾンが買収した高級スーパーであるホールフーズは野菜と果物の価格を値下げ、全米各地に店舗を増やしていく予定だ。

 

ウォルマートが自社でオンライン広告の販売を行うことで、WPPグループに大きな打撃を与える

3年前にWPPに買収されたトライアドは、ウォルマートへの移行を阻止するために競合禁止契約を発令

https://adage.com/article/digital/walmart-takes-online-ad-sales-huge-blow-wpp-unit/316689/

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ウォルマートは、WPP傘下のトライアドが管理しているWebサイトの広告販売および関連する分析作業を、自社で行おうとしている。それは何百人もの仕事に影響を及ぼし、WPPがたった3年前に買収したビジネスの仕事の大部分を取り除くことになる。

この問題をよく知っている人々によると、トライアドは社員に対し、広告運営を引き継ごうとしているウォルマート・メディア・グループへの移行を阻止するためにも、競合禁止契約を強制するだろう、と話した。また、ウォルマートはこの動きの一環として何百人もの社員を雇用すると予想されている、とこれらの人々は言う。トライアドからウォルマートへの移行は少なくとも5月まで続くと予想される。

ウォルマートの広報担当者はアカウントの移動を確認したが、競合禁止契約についてはコメントを控えた。トライアドの広報担当者はコメントを控えた。

WPPが49パーセントを所有しているHaworthが、ウォルマートおよびSam’s Clubのメディアバイイングを行なっていたとしても、WPPユニットの競合禁止契約に対する姿勢は変わらない。ウォール・ストリート・ジャーナルによると、トライアドの2016年10月の販売時点での年間総売上高は5億ドル、従業員数は約700人であった。2017年までにトライアドは、取引当時2番目に大きな顧客であったeBayが自社で広告運用を開始した後に500人の従業員となったという。その他の主要なトライアドのクライアントには、ステープル、オフィスデポ、Kohl、CVS、Wayfair、Searsが含まれ、これらを合わせるとWalmartのリテールの売上高の約半分となる。

トライアドは、XMisと並んでGroupMのマーケティンググループの一員である。トライアドは先週、社名から「リテール・メディア」という言葉を削除し、コンサルティングに新たに焦点を当てることを発表した。この会社はフロリダ州セントピーターズバーグを拠点としているが、このことに影響を受ける従業員は国内外のオフィスに分散している。

AmazonやKroger Coを含む他の大手小売業者は最近、独自のメディア販売事業を営んでいる、またはそれらを自社運用に持ち込んでいる。

利益率が高く、急成長しているデジタル広告ビジネスは、利益率が低い小売業者にとって戦略的に重要になってきている。しかし、ガートナー(IT分野の調査・助言を行う企業)グループのL2社は昨年、ウォルマートがデジタル広告ビジネスのアクションに満足していない理由を発見した。Amazonはそのウェブサイトでの検索の16%をマネタイズできているのに比べ、ウォルマートはわずか1%だったからである。

ウォルマート内にEスポーツ専用アリーナが開設

【出典】11/9/18

https://variety.com/2018/gaming/news/esports-arena-opens-walmart-venues-1203024499/Picture1

北米初のEスポーツ専用施設「Eスポーツアリーナ」は最近、スーパーマケットであるウォルマートの店舗内にゲーム会場を開設することを明らかにした。

Eスポーツアリーナは、各地のウォルマート内に5つの会場を開設する予定だ。内3つはカリフォルニア州ローズビル、ワシントン州スポケーン、そしてコロラド州コロラドスプリングスに決定しており、残る2会場は今後追って発表される。これら全会場において、平日はリーグ戦、週末にはトーナメント戦が行われる。またトレーニングやトライアルを希望する買い物客向けに、毎日オープンプレイの時間も設けられる。ストリーミングイベントやグッズ販売も今後開始される予定だ。

全てのウォルマート内アリーナが「Overpowered」と呼ばれるEスポーツアリーナ製最新ゲーミングPCを搭載する。この製品はウォルマート向けに先週ローンチされたもので、3つのノートパソコンと3つのデスクトップだ。

2015年に設立されたeスポーツアリーナは、カリフォルニア州のオレンジ郡とオークランド郡に施設を構え、そこでは毎日ビデオゲームの試合やトーナメントが行われている。同社は、競争率の高いゲーミング界で持続可能なインフラを作り上げようとしている。

EスポーツアリーナのCEO、Tyler Endresは以下のように語る。「今回のウォルマートとの提携に対し、我々は今までにない程の期待を寄せている。より多くの人にeスポーツ体験を提供するきっかけであり、急速なオーディエンスの拡大に繋がるからだ。」

Capitol Fight Districtと呼ばれるトーナメントのオーガナイザーJay Gistは最近自身のツイッターで、「昨夜のトーナメント中に電気ケトルを購入。ウォルマート内にeスポーツアリーナがあって便利」とツイートした。ウォルマートとEスポーツは不思議な組合せかもしれないが、最近ウォルマートに訪れたGistが気付いたように、これは便利な提携企画なのだ。

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なぜ消費者は利便性と引き換えにプライバシーを益々犠牲にするのか

アマゾンとウォルマートは境界線を分析中
【出典】3/12/18

http://www.adweek.com/digital/why-consumers-are-increasingly-willing-to-trade-privacy-for-convenience/

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プライバシーの定義は、消費者が価値あると考えることに沿って変化している。

消費者は、無料のWi-Fiや ソーシャルメディアで簡単にチェックインするためのプロフィールなど、価値があると考えるサービスと引き換えに、メールアドレスや位置情報などのデータを長い間提供してきた。しかし彼らは今、様々なプラットフォームが彼らの生活に入り込むことを許可し、車両の追跡や自宅への立ち入りまでにも同意している。これまではありえなかったことだ。

多くの消費者が特に家の中までの配送にはまだ不満があるが、これは変わりそうである。なぜなら、Amazon、Google、Walmartなどのプラットフォームとの長期的な関係が発展し、プライバシーの定義が消費者の価値あると考えることに沿って変化しているからである。

車内デリバリーについては2015年頃、ボルボとアウディのようなメーカーがヨーロッパでパイロット版を開始した頃に遡ることができる。配達時間中に車両の位置を共有することと引き換えに、配達者はトランクへの一回限りのアクセスが許可され、荷物を届けたりピックアップしたりする。

その後、2017年9月、ウォルマートがスマートホームアクセス会社のAugust Homeと協力して、お客の家庭内または冷蔵庫内までにも商品を配達する試みを開始した。

Walmart.comでの自宅からの注文は、即日配送会社Delivの配達者によって回収される。Delivは、キーレスロックを使用して受取人の家に入るワンタイムパスコードを持つ。 Delivが到着したときに通知を受け取り、配達の様子を見ることができる。

Amazonの目を見張るサービスであるAmazon Keyも、屋内のセキュリティカメラとスマートロックを利用し、Walmartサービスと同様に機能する。

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August HomeのCEOであるジェイソン・ジョンソン氏は「ビデオの目的は顧客の安心感を生むためだ。」と言い、UberとLyftがどのようにしてドライバーを保護し、乗客が見知らぬ人の車で安心して過ごせるようにダッシュボードカメラを搭載していたか、について言及した。

2017年11月のオンラインコミュニティTolunaの調査によると、約4分の1の回答者が、利用可能であれば宅内配達を利用したいと回答した。サービスを拒否する理由を複数回答することができた回答者は、AmazonやWalmartの宅配を使用しない理由として48%がキュリティ、36%が安全性を挙げた。家庭内配送業者は、利便性だけでなく安全性とセキュリティーを特に強調する事に熱心である。

ウォルマートの電子商取引戦略と事業運営のVPスローン・エドルストーン氏は、ブログ記事で、住宅所有者は宅内配送の全過程を管理し、自宅に戻ると注文した宅配物が魔法のように彼らの帰宅を待っている、と述べた。

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何百万もの消費者が、家庭内におけるAmazonやGoogleなどのプラットフォームとの信頼関係を、音声デバイスによって既に築いている。宅内配達とカメラは単にその関係の延長にすぎない。(Googleの子会社Nestはセキュリティカメラを販売しているが、代表者によると、Nest Secureは自宅アクセスを許可していないとしている。デリバリーに関してはコメントしていない。)

Momentum WorldwideのグローバルCTOであるジェイソン・スナイダー氏は、カスタマージャーニーの流れを作るのは消費者に最も近いプラットフォームであり、テクノロジーベースの体験では、使い勝手の良さとサービスの質によってブランドがどの程度の許可を得られるかが決まる。そして、関係が構築されるにつれて、消費者はその経験が良好であれば引き続き許可を与えるのだ。

スナイダー氏は、「Amazonのモデルについて考えてみよう。あなたが(荷物の盗難などの)懸念事項を抱えていたとして、今あなたは鍵とカメラで中に入る許可を与えることができる。それがあなたによって良い事なら、自分の犬を彼らと散歩させるだろうし、家の清掃までさせるだろう。」と話した。

同様に、NYUのビジネス学教授であるアニンジャ・ゴース氏によると、2017年5月の調査では、参加者の75%以上が、価値のある商品とサービスを提供する企業であれば詳細なデータを共有する意向があったことがわかった。
「彼らは、データの公平な交換を要求し始めており、ブランドとの間で相互に有利な条件を交渉したがる。」と彼は述べた。

ゴース氏は、UberやLyftに見られるように、利便性と経済効率によって“ノーマル”とみなされるものの受け入れ方が変化する様子を、市場は引き続き見ていくだろうと述べた。

アマゾンが特にヘルスケアのような分野に参入することを踏まえて、スナイダー氏は、「数年後にアマゾンがあなたの家に医師を派遣すると想像することはおかしいだろうか。いや、私はそうは思わない。」と述べた。

特に若い世代は、大企業にはプライバシーを濫用する動機がほとんどないと信じている、とゴース氏は付け加える。

「この相互関係には信頼が重要であり、大企業の大部分はそれを乱用する動機がほとんどない。企業は長期的な関係性の構築を考えている。」とゴース氏は語った。企業は信頼関係が脆いこと、またそれを維持することは消費者とブランドの両者にとってウィン・ウィンであることを認識しているため、企業がデータやプライバシーを悪用しようとしているという社会的通念を払拭しようとしているのだ。

 

 

反Amazon同盟、Google、Walmart、Target,Costcoなどが一つに

http://adage.com/article/cmo-strategy/anti-amazon-alliance-ad-links-google-express-walmart-target-costco/310723/

新しい広告キャンペーンで、Walmart、Target、Costco、Walgreens、PetSmartといった歴史的に激しく争ってきた競争相手を、「Google Express」に集約することによって、アマゾンに狙いを定めている。

その95秒の広告は、Youtubeや他SNSチャンネル、Google内広告やアンドロイドTVなどで掲載されていて、何か買いたい商品の詳細を伝えようとしている人々が映し出され、最終的にAmazonではなく、Google Expressによってたくさんのオンラインストアにアクセスすることができ、みな問題を解決、8つのリテールショップのロゴが一つのサークル内に現れるという話の流れだ。

Google Expressはeコマースサービスを提供しており、Amazon Primeと似たサービスだが、アマゾンの様な有料会員制度は行っていない。Googleは最近、年間95ドルの年会費を免除し、購入時に各ショップの無料配送の最低基準の条件を満たしていれば、無料配送可能にした。これは今年、Walmart.comが成功した戦術だ。

Google Expressは8月にAmazonの最大のライバルであるWalmartとの提携を発表し、Googleの広告と商業部の執行役員、Sridhar Ramaswamy氏がWalmart U.S.に加わった。eコマース部のCEOであるMarc Lore氏は先週、ニューヨークで開催されたAdvertising Weekのイベントで提携会社に関するいくつかの質問に答えた。

この広告は、Google Express経由の無料配送と自宅からの音声での発注が、他のリテールショップを通して利用可能であり、また、自分のアカウントをGoogleサービスにリンクさせて使用するという特徴がある。

ウォルマート社のJet.com自社ブランドの食料雑貨品を展開:アマゾンと直接対決

【出典】 2019/09/28
http://mashable.com/2017/09/28/jet-is-launching-a-line-of-groceries/?utm_campaign=Mash-Prod-RSS-Feedburner-All-Partial&utm_cid=Mash-Prod-RSS-Feedburner-All-Partial&utm_source=feedly&utm_medium=webfeeds#2kHJRmujxqq0

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ウォルマートの通販サイトJet.comはオンライン食料雑貨戦争に参加する最新のEコマースだ。

Jet.comは自社ブランドの食料雑貨(コーヒー・オリーブオイル・洗剤・ペーパータオルなど)を販売開始することを発表した。この独自ブランドは「Uniquely J」と呼ばれ、一般的なブランドよりも品質を重視するミレニアル世代をターゲットにしている。ウォルマートはJet.comを安価で大衆的ではなく、もっとヒップで若者向けのブランドとして位置づけしようとしている。

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ウォルマートが去年の夏にオンラインビジネスを強化するためにJet.comを30億ドルで買収した。

ライバルであるアマゾンも自社ブランドの食料雑貨を提供しているが、高級スーパーのホールフーズを買収し彼らが持つ「365 Everyday Value」の既存ブランドを新しく手に入れたことはアマゾンにとって非常に大きな意味を持つ。

Jet.comの親会社であるウォルマートも莫大な予算をかけオンライン食料雑貨に力を入れており、店舗ピックアップ用の巨大自動販売機を設置したり、消費者の冷蔵庫に直接食品を配達するサービスの実験を開始している。

ブランド名にあまり依存しない商品と比べて自社ブランドの食料雑貨品は販売が難しい傾向がある。よって消費者にとって「ブランド」が重要となる食料品をその他の雑貨(ペーパータオルや洗剤など)と一緒に組み合わせてJet.comは展開していくのだろう。Jet.comのスポークスパーソンは数カ月以内にUniquely Jのブランドが登場予定でラインアップ商品は随時追加されるとのことだ。

 

ミレニアル世代が支持するブランド2017年トップ10: 小売ブランドが驚きのランクイン

YouGov社 ブランド指数の最新調査からわかる、古くからあるブランドにとってのグッドニュース
【出典】2017/9/27
http://www.adweek.com/brand-marketing/this-list-of-2017s-top-10-millennial-brands-has-myriad-retail-rich-surprises/

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よく耳にするミレニアル世代に対する批評は「彼らは気まぐれで気が変わりやすく、他の世代と比べて若者文化に執着している」。しかしYouGov社が7月に発表したお気に入りのブランド指数が、何らかの示唆をしているのであれば、もはや新しくはない小売業者やブランドは、 本日発表された最新調査の中に、希望の光を見るだろう。

当然のことながら、 ブランド支持率83.5%のFacebookと75.8%のNetflixは、 過去12ヶ月間「好きなブランドリスト」のトップである。トップ5を埋める、他の3つのブランドはなんだろうか? 他ならぬ、アメリカ南部の食料品店H-E-B、Walmart、Vectoria’s Seacretだ。

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調査方法

YouGov社は、世界中の32の市場・何千ものブランドを対象に、ブランドの健康状態を図る16種類の調査を行っている。

今年のランキングは、重要な2つの考え方 おいて、去年のレポートとの違いがある。「ミレニアル世代」と「一般大衆である18才以上のアダルト世代」を分けて見ていることである 。また、YouGov社は、広告に対する認知、友人や家族からのポジティブな口コミ 、ニュース、バズ(ミレニアル世代がブランド、良い・悪い、報酬の有無などを耳にした、すべてのことを指している)を、明確に区別した。

YouGovのCEO、Ted Marzilliは、これらの用語を “内輪の中での言葉”と呼んでいる。「ブランドやメディアエージェンシーは、ペイドメディアによる露出か、アーンドメディアによる露出、どちらが効果的かを考える傾向があります。」と彼は説明した。 「広告には費用がかかる 、それに対して、WOMは人々がアンバサダーとなり、あなたのブランドについて人々に話しているので、そこに対する費用はかからない。 」

口コミ測定は、ペイドメディア・アーンドメディアに関して、より精度の高い情報を求めるクライアントからの要望があり、5年前にYouGov社の調査測定に追加された。

「口コミは、間違った理由(4月に起こったユナイテッド航空での、 飛行機から乗客を引きずり出された事件など)で、時々「ブランドのランクが上がる」ため、興味深い測定基準になり得る」とMarzilli氏は説明する。

今年の口コミ測定は 、良い理由によってトップ10に入ったブランドの、ポジティブな 口コミを見ている。悪い内容は含まれていない 。

ミレニアル世代が支持する2017年のトップ10のブランドの特徴:「生活促進、価値重視」

このリストのブランドの半数は、ソフトウェアサービスと小売の間のギャップを埋めているFacebook、Netflix、YouTube、Snapchat、Amazonなどのテック系の会社である。

「私がそのデータを解釈するに、トップ10に入るブランドは、生活により余裕を与える、または、生活をよりよくするブランドだということだ。」とMarzilli氏は話す。「口コミが生まれ、それらのブランドがミレニアル世代の間で高い評価を受けているだとすれば、そのブランドは彼らの生活の中で重要なニーズを満たしているのである 。また、そういったブランドは人生を楽にしたり、つながりを促進したり、物事を購入したり、何かをシェアすることができるということだ。」

Netflixは、 「生活を裕福にするためにインターネットを活用している」ブランドの最良の例だ、とMarzilli氏は続けた。「いかにミレニアル世代、一般大衆を、彼らの生活へとリードし、コンテンツの消費をさせるか、ということが、必要不可欠のことになってくる」

しかし、ウォルマートとH-E-Bが実証するように、「価値」も重要な検討事項だ。 「ウォルマートは、15年または20年前の世代と同じような期待をしていないミレニアル世代の間で、再びクールなブランドになってきているかもしれない。」とMarzilli氏は述べている。 「価格は彼らの生活の重要な部分を占めることもあるだろう。 Amazonもそこに価値を置くかもかもしれない」

H-E-Bは特に驚きのランクインであり、業界内での議論のトピックとなった。Marzilli氏は 「他のすべてのブランドは、グローバル規模ではないにせよ、広い範囲で拠点を持つブランドだが、H-E-Bはアメリカ南部のローカライズされたブランドだ」と話した。

「我々は、ブランドに関して何かしらのポジティブなことを耳にし、口コミに参加したミレニアル世代 に焦点を当てているので、口コミ測定方法を ブランドのエリア拠点よって、原則的に調整している」と同氏は説明する。 「H-E-Bのエリア範囲外の人々は、おそらく肯定的でも否定的なニュースも聞いていないので、これらの消費者は調査対象に含まれていない。H-E-Bは本来なら全国的なブランドではないため リストの外れ値ではあるが、 口コミを聞いたミレニアル世代の間で、H-E-Bは素晴らしい仕事をしていることを示している」

H-E-Bが何を正しく行っているのか、Marzilli氏は躊躇いながら憶測をする。「われわれのデータはすべての疑問に答えるわけではないが、何が起こっているのかを示している」と彼は語った。 「商品の選択、広告に関する何かしらのこと、コミュニティ内で行っていることが、特にミレニアル世代によく響いているのだろう。」

2017年vs 2016年: 若いブランドが受ける報い

これはYouGov社が、ポジティブな口コミに注視しながらミレニアル世代に焦点を当て、ブランド価値研究結果を発表した最初の年であることを示している。しかしYouGov社は以前からデータを追っていたので、2016リストがどんなものだったのかという推定、そして2017のリストとの変化をよりよく比較することができた。

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見てわかる通り、Facebookは両方のリストで1位を維持したが、ここ数ヶ月間に報道された否定的な報道があるにかかわらず、7.1%ポイント上昇したことである。

「このデータは12ヶ月のスコアに基づいている」とMarzilli氏は警告した。ロシアの代理店に米国の選挙に干渉するための広告をすることを可能にした Facebookがどの程度責任を持っているかについての調査結果により、「私は、先月のFacebookのポジティブな口コミには陰りが見えてきているのでは、と考えている。」と話した。

しかし、このようなブランドの下降とシェリングエコノミー全体の両方について、言及したいことがある。

「テクノロジーの多くは、人々を助けるポジティブなものがあるだけでなく、誤用される可能性もある」とMarzilli氏は述べる。 Facebookはプライバシー、プライバシー設定についてのディスカッションの中で、5年、6年の間、議論を進めてきた。このデータは、ミレニアル世代の平均的な人たちにとって、彼らの生活の中ではプラス要因であることを示唆している。完璧とはいえないが、ポジティブな点がネガティブな点を大幅に上回っているかもしれない。」

さらに、Uber、Instagram、Airbnbのようなブランドは、Vectoria’s SeacretやMonster、YouTube などのブランドの存在によって、ランクインすることができなかった。シェアリングエコノミーのブランドは、小売業者や製品のような、より伝統的なブランドにその地位を奪われてきているのだろうか?

Marzilli氏はこのトップ10のリストは、YouGov社がレビューした1500ブランドのすべてはないと警告した。たとえば、Uberは今年20位だ。Marzilli氏は、「1500のブランドがある中で、20位というのは非常に素晴らしい。」と付け加えた。 「Uberが後退したのではなく、他のブランドが追い越した、ということだ。」

最も認知度が向上したブランド

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認知度向上リストに掲載されているブランドの半数は、1位を獲得したLane Bryantのような、昔ながらの小売業者だ。 5位はPayless、7位はForever 21となっている。Royal Caribbean CruisesとGEは、一般的に若年層向けのブランドとして認識されていない。

Marzilli氏は、「平均的なブランドについては、1年以上にわたり、約1千回のインタビューを行った」と述べた。 「2016年と2017年における抽出値の誤差は2〜2.5%であるため、誤差範囲を超える値の変化は、 ブランドの著しい成長を統計的に示している。 」

小売大手に対して、Marzilli氏は ミレニアル世代から共感を得られる要素として「お金の価値」を、再び指摘した。Payless、Forever 21、Cheap Ticketsが頭に浮かぶ。 「Cheap Ticketsに関して、私の推測は、ブランディングはそのサービスが何を提供しているかを伝えていて、価格はミレニアル世代が重点をおいているものだと思う。」とMarzilli氏は述べる。 「それは、生活に余裕を与え 、人々が見たい番組やコンテンツを手に入れやすくする。」

一方、「Beats by Dre、Tesla、またその他のテクノロジー系のブランドは、環境改善に貢献することで、生活をより良くするブランドだと認識されることができる。」Marzilli氏は、この点を強調した 。 「持続可能性と環境問題への意識は、ミレニアル世代からの共感を得られるという価値がある。また彼らは、ミドルエイジかそれ以上の人々より、平均して地球に長く生きていくのだ」 と彼は述べている。「彼らは地球を保護しようとする事に、長期的な視点を持っているかもしれない。」

一方、ロイヤルカリビアンは、驚くことにマネーキャンプの価値に陥る可能性がある。

「クルーズ船は、昔から高齢者を対象にしたものだと考えられている−それは、楽に各国に旅行ができるから−。しかしそれは、同じようにミレニアル世代にアピールできる特徴となり得る。」 とMarzilli氏は話した。「それはすべてのミレニアル世代が対象になるということを意味するわけではないが、 確実に一部は対象になる。利便性か価格か? ミレニアル世代にはこれらの2つの組み合わせに共感している」

ブランドのための大きな持ち帰り

最大のテーマは、利便性とお金の価値を重視したブランドを中心に展開していることだ。ミレニアル世代の注目を集めるには、新しい子供になる必要はない。

「ミレニアル世代はマーケットの残りの部分に何らかの影響を与えている。私たちは若者指向で、若者に執着した文化だ」とMarzilli氏は言う。 「ブランドにとって、彼らの共感を得られるものは何かを理解することは重要である。」

しかし、単にミレニアル世代の短期的なニーズについて考えるのではなく、長期的にも考えてみてほしい。 Marzilli氏がテスラのケースについて言及したように、どれだけ長くこの世代が 生きるかによって、環境への影響が一つの関心ごとになるかもしれない 。

「今日、 資源的制約があり金銭的な価値に重点を置いてはいても、それは、彼らはこの先裕福にならない、ということではない。 」とMarzilli氏は述べた。 「より高級でハイエンド志向の人に成長するかもしれない。これには、二つの考え方が重要になってくる。 すぐに得られる好機と、市場の購買意思決定への影響力だ。また、これらの若者は年を取ってより裕福になるだろう。ブランドは、彼らがブランドから離れていかないように、彼らを魅了し続けることを考えたい。」

最後に、新しいランキングと古いランキングのブランドの健全な組み合わせも、心に留めて欲しい 。 「新しいブランドだけではない。既存のブランドでさえも、人々の生活に価値を付加し続けるためには、新しいやり方を考えなければならない」と結論づけた。

Walmart、Jet.comを約30億ドルで買収

【出典】2016/8/7

https://techcrunch.com/2016/08/07/walmart-buys-jet-com-for-3-billion/

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Walmartは、Jet.comを30億ドルで買収すると関係者が明かした。

我々の調べによると、今回の取引は金曜日にも締結されるようで、早ければ月曜日の午前中にも公表されると、BloombergとRecodeが報じた。

今回の取引は、ブランド力のあるJet.comと小売業大手であるWalmartとが、eコマース最大手であるAmazon.comと対抗するために、締結された。

2015年のJet.comの登場は、Amazonの対抗馬の誕生だと思われた。Jet.comは、QuidsiをAmazonへ約5.45億ドルで売却したMark Lore氏によって創設された会社である。

Diapers.comやBeauty.com、Soap.comなどのサイト運営会社Quidsiは、Amazonの傘下にある企業として、小売業のZappors.comやWootを買収し、衣服等のオンライン販売会社として勢力を拡大させている。そして今、Jet.comとWalmartとが力を合わせ、もともとは自分のものだった何十億ドルもの企業価値を持つQuidsiに挑もうとしているのだ。

UnileverがDollar Shave Clubを先月買収した理由の一つに、次第に迫ってきたAmazonの脅威があったからということがあげられるが、Walmartも現在同じ状況にさらされていると言えるだろう。

今回の取引は、約8億ドル以上を投資してきたJetの投資家たちにとっては好意的なものであった。AccelやBain Capital Ventures、NEA、General Catalyst Partners、Norwest、Goldman Sachs、その他大勢の投資家達は、WalmartのJet.com買収によって相当な利益が得られそうだと考えているからだ。

しかし、今回の取引の全てにおける真の勝者は、Jet創始者のLore氏自身ではないだろうか。彼は、会社の株式の25%を保有し、売却によって約7.5億ドルもの利益を得ているのだ。また、小売最大手であるWalmartのeコマース部門の舵取りも担当することになったのだ。この会社は昨年、150億ドルの利益を残した会社である。今回の取引で、この大企業にLore氏のブランド力が加わったと考えれば、その効果は計り知れない。

Jet.comは誕生以来、凄まじい勢いで成長していた。Recodeによるレポートによると、会社は2000億ドルから2500億ドルをマーケティング費用に投資している。これは、会社の成長に合わせて、資金調達をするためだったと考えられる。

実際、Jet.comのCEOは資金が増えているこの状況は、会社を「強くしている」と述べている。また、同社は声明にて「少なくとも2020年までは収益には繋がらない」と発表している。

しかし、たとえWalmartがJet.comやeコマース部門で苦しむ会社を救うであろうカリスマCEOを手に入れようとも、間違った方向を向いてしまうかもしれない。

TechCrunch記者Sarah Perezも、Jet.comはまだAmazonやeBayに影響を与えるほどの成果を上げていないという記事をリリースしている。

今の段階ではそれは起きていないのが、もし仮にJetの戦略がAmazonから顧客を奪取したとしても、AmazonやeBayの売り上げに影響を与えるような状況には程遠いだろう。つまり、Jet.comで商品を買っている人でも、AmazonやeBayでも併用してまだ商品を購入するような状況になるのである。これは、Jet.comがCostcoやSam’s Clubといった小売店から客を奪っていることに成功しているのと同じ原理である。

特に、Jet.comはAmazon Primeと同じようにメンバーシップ制度を導入している。プライム制度は、Amazonのとても魅力的なシステムだ。実際に、Amazonにはすでに54万人ものPrime会員がいるという統計結果もあるらしい。しかし、Amazonがプライム制度を用いて成功しているにも関わらず、Jet.comはこれと同じシステムではなく、すべての商品の価格を下げることに注力している。

低価格戦略はブランドイメージに深みを増す効果がある可能性がある一方、Walmartはすでに「いつも低価格」というスローガンでよく知られている。Jet.comの買収によって、Walmartが今にも増してより低価格のブランドとして認知されることは考えにくい。たとえそうなったとしても、低価格戦略はWalmartのeコマースでの苦戦を救うには何か物足りないようにも感じる。

ブランドの共通項として低価格戦略があるにも関わらず、Walmartオンライン販売が5四半期連続して低下しているというのも悩みの種である。ミレニアル世代のJet.comユーザーは、現在のWalmartのブランドイメージを変える潜在的な力があるのだが、これがWalmart Labがこれまで行ってきた戦略とそこまで違いがあるのかというと、そうでもないと言わざるをえないだろう。

もしこの戦略がAmazonに打撃を与えるとしたら、Walmartは新たな日用雑貨店サービス、迅速なデリバリーサービス、そしてWalmart Payを使う顧客をターゲットにするだろう。Walmartは、倉庫内でドローンを使うことも検討している。その代わり、Jet.comの買収金額を調達するために、VR業界に備えWalmartは競合他社との差別化を図るため、500万台ものOculus Riftヘッドセットを購入している。

Walmart、UberやLyft、Delivを使って商品をあなたの元へ

【出典】2016/6/2

https://techcrunch.com/2016/06/02/walmart-will-test-last-mile-grocery-delivery-via-uber-lyft-and-deliv/

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WalmartとSam’s Clubは、UberとLyft、Delivを利用して商品デリバリーサービスを開始する。このニュースはアーカンソー州で開催されたWalmartの株主会議で発表された。3月にマイアミにおいてローンチされたWalmart傘下のSam’s ClubがDelivを利用して商品を同社メンバーに届けるという同様のプロジェクトに続くものであるようだ。

発表された新しいプログラムは、カスタマーがオンライン(grocery.walmart.com)で注文した商品を、UberやLyftを利用して低価格でデリバリーするというものだ。

Walmartは、プログラムが今後どのように進化するかはカスタマーの要望次第であるとコメントしている。

デンバーとフェニックスで今週もしくは来週にスタート予定であり、あるによってUber(Uber)かLyftかが導入される企業が分かれるようだ。

カスタマーはcurbside pickup (オンラインで注文した商品を、近くのWalmartまで取りに行くサービス)と同じ手順でオーダーをし、特別に訓練を受けたWalmartの従業員が品質の良いアイテムを温度管理された倉庫に保管する。

オンライン上では、食材や化粧品、育児用品等約3万5千点ものWalmart商品が購入可能であるようだ。

同プログラムでは、チェックアウトの際にcurbside pickupに加え新たに「自宅へお届け」という選択肢が追加されるようだ(マイアミでのDelivを使ったサービスは現在でも続いており、似たようなプロセスを採用している)。

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「自宅へお届け」を選択した場合、宅配時間帯を選択し、7ドルから10ドルの追加料金を支払う。この料金がUber等のサービス料を補うことになるようだ。

注文を受け、WalmartチームがUberやLyftのドライバーに連絡し、発送準備をする。ドライバーへの通知はそれが人ではなくデリバリー注文であると分かるように送信される。

商品が各店舗から車に積み込まれ、それぞれの住所へ届けられる。発送完了通知はWalmartがそれぞれのカスタマーに連絡を入れるようだ。

実はこれらがWalmart の初の宅配における試みというわけではない。デンバーやサンホゼ、カリフォルニアでもデリバリーサービスが試験的に行われたのだが、定着するには至らなかった。これは同社が宅配事業の成功に確信を持てていないか、もしくはカスタマーのサービスに対する需要が少なかったといった理由が考えられる。

Uberを始めとする社外の協力に新たな指針を見出そうという目標が、そこから生まれたのだろう。

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この長期的なデリバリー事業において、WalmartはInstacartやAmazonのサービスと一線を画すcurbside pickupに近年特に力を入れているようだ。

商品の金額を何よりも気にかけるカスタマーの特徴を考えれば、お金のかかる宅配よりも無料のcurbside pickup の方が高い需要があるに違いないという考えからだろう。

「フルーツでもスライス肉でも、オンライン上の値段は店頭のものと一切変わりません。Curbside pickupの成功の裏には、カスタマーが時間や利便性よりも何よりお金を節約したいという願いが隠されているのです」とWallmart 広報ディレクター Ravi Jariwala氏は述べる。

今回のプログラムにおいて、UberやLyftの利用によって最大10ドルまでの追加料金に宅配料を抑えたことは、他ライバルとの差別化を図るポイントとなるだろう。

株主イベントでは、Wallmartはcurbside pickupにおける事業拡大を提示している。4月に米国内の新たなマーケットへの展開が行われたほか、既存の市場における規模も2倍に膨らませた。これによりWallmart は30もの市場に同サービスの足をのばすことに成功した。現在は40の市場で展開しており、今後さらに14の市場への拡大が計画されていることが明らかになった。

7月末までにはcurbside pickupを導入した店舗数は4月の始めのおよそ3倍にまで到達すると予想される。

やはり、WalmartはUberやLyft、Delivとの新デリバリー事業よりも、curbside pickupにより焦点を当てているように思える。

Walmart、安価なストリーミング動画スティックを開発

【出典】2015/1/24

http://www.engadget.com/2015/01/24/vudu-spark-available/

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テレビにストリーミングメディアスティックというアイディアは良かったかもしれないが、グーグルのChromecastやアマゾンのFire TV Stickはとてつもなく高価である。そこで、Walmartは新たに安価なストリーミングメディアスティックを発売した。この巨大小売企業曰く、Vudu Sparkドングルが11月にFCCによって悩まされたGigaOMが早速2,400店舗にて25ドルで販売されているらしい。

これは他のライバル製品と比べても10ドル以上安く近日発売開始のMatchstickと同じくらいの値段である。Walmartは販売規模を拡大すると発表しているが、この安さには理由がある。それはSparkがVuduの視聴のみを可能にするものだからである。これはどのように映画やテレビ番組を見るかを気にしない人々にとってみれば何の問題にもならないが、フールーやネットフリックス、その他のオンライン動画サービスを利用できないということは、いろいろな障害を生む可能性もある。