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新たな働き方ギグエコノミーを主導する企業のIPO次々に控える

【出典】 2019/03/29

https://www.wired.com/story/lyft-ipo-filing-ridership-revenue-losses-costs-charts/Picture1

329日にライドシェアサービスを運営するLyftNASDAQへの上場を果たした。公開価格72ドルに対し初値は87.24ドル。終値は78.29ドルを付け公開価格より8.7%もの上昇を見せた。その結果、時価総額は264億ドルで交通機関を担うUnited and American AirlinesHertzAvisをも凌ぐ巨大企業が誕生した。

一方で、今回のIPOへの市場の熱狂具合はUberAirbnbPinterestなどIPOを控えている他のテック企業にとっても吉報となるだろう。Lyft最大のライバルであるUberは昨年の8月に760億ドルのバリュエーションが付いており、IPO時には1,200億ドル程度の評価を求める可能性が高い。IPOに向け書類提出は完了済み。

しかしながら、両社ともに黒字化までの詳細は明かしてない。

3月上旬にLyftが証券取引委員会に提出した財務情報からは、順調な売上高に対し黒字化までの道のりは前途多難という印象を受けざるを得ない。

Lyftに登録しているドライバーは過去2年で急速に増加。2016年の終わりには660万人だったが2018年の終わりには1,860万人まで増えている。Lyftによればアメリカの成人人口の9%Lyftを利用していると言う。更に、今年の12月には前年比47%増のドライバーを見込んでいるとのことだ。

利用者数は2016年の終わりには5,260万人だったのに対し2018年終わりには17,840万人を突破した。2018年には前年売上11億ドルから2倍の22億ドルを売り上げており、劇的な成長を遂げている。

Lyftでは、過去3年間の成長はUberのブランディング面での失敗も少ながらず影響しているのではないだろうかと考えている。2017年の第一四半期と第二四半期の1アクティブユーザーあたりの収益が大きく増加しているが、ブランドとバリューがドライバーに浸透してきていることで、競合に代わりLyftを選んでもらえるようになってきていると成長の理由を説明する。また先述の通り、トランプ政権の指定国への旅行禁止令や難民受け入れ禁止令へのUberのコメントがトランプ政権に賛同していると取られ、アカウント削除を促すムーブメントDeleteUberやエンジニアのSusan Fowler氏が投稿した性差別問題などのUberの失敗がLyftに影響したのではないかと分析している。

Lyftが投資を緩める事はなく、2016年の2倍程度にあたる8400万ドルを新規ドライバー/顧客獲得の為に費やしている。

その結果、昨年には91,110万ドルもの莫大な損失を計上。競合のUberでは18億ドルの損失を報告している。2社にとってIPOは黒字へと転換させようとしている最中に必要以上に注目されることを意味する。

次のウーバーやAirbnbを生み出すには?消費者の行動を変化させることだ。

【出典】12/10/2018

https://techcrunch.com/2018/12/12/changing-consumer-behavior-is-the-key-to-unlocking-billion-dollar-businesses/

2012年夏、筆者は一般人が自分の車で出迎え行きたい場所まで送ってくれる新しいサービスを知った。私はすぐにLyftというアプリをダウンロードした。

私が働いていたAirbnbのオフィスで周りにこのアプリの話をすると、「そんなアプリ絶対使わない」と言う人がほとんどだった。私が彼らに理由を尋ねると「知らない人の車に乗車しるなんて心地よくないからだ」と答える。そして私が「自分の家を知らない人に貸し出すことはできるのになぜ車はダメなのか?」と聞くと「車と家は訳が違う」と返された。

私はこの事実に驚愕した。Airbnbで働いている冒険好きで自身の家を他人に貸し出すことを気にしない人々が「知らない人の車に乗る」という行動に対して拒否感を感じているのだ。そしてこのLyftアプリが登場した時、私は「絶対大ヒットする」と確信した。Picture1

インターネットにより人々の行動は変化する

生活にパラダイムシフトが起きるような商品・サービスが誕生した時、人々の行動は変化する。インターネットがまだ出来たばかりの頃、人々は「絶対にクレジットカード情報をネットに載せない」と言っていた。しかし人々の行動変化によりアマゾンなどのeコマースが成長したのだ。

ソーシャルネットワークサービスが出てきた始めの頃、マイスペースがあった。その時代、人々は絶対に自分の本名や写真をネットにあげないと言っていたのに、この行動を変えるのに1〜2年しかかからなかった。そしてシェアリングエコノミーが到来した。人々は絶対に赤の他人の家に泊まらない、車には乗らないと言っていたのに。企業は我々の行動を変えることができるのだ。Picture1

消費者に対し価値ある体験を提供すること

人々の行動を変化させるサービス・商品全てが成功するとは限らない。限られた熱狂的なユーザーに愛されるかもしれないが、大きな成功に繋がるとは限らない。

2009年、人々のクレジットカードのトランスアクションが、リアルタイムでフィードされるBlippyというサービスが誕生した。クレジットカードを使い人々がどんなものを購入するのかがわかるサービスで、明らかに人々の行動を変化させるサービスだった。しかしサービスとして消費者に価値を提供することができず、サービスはすぐに終了となった。

行動変化を起こす商品・サービスは、オンラインでのインタラクションを増やしたり現実世界でのアクティビティが増えるなど、さらに良いものを生み出すことができる。Airbnbは「他人の家にステイする」という行動変化を生んだ。しかしそれ以上にライバルのホテルが太刀打ちできない新たな経験を生み出した。

1)安い

2)オーセンティック

3)ユニーク

行動変化により新たな商品体験が生まれたのだ。このような新たな商品体験は、「他人の家にステイする」という今まで心地よくないと感じていた行動よりも優れた体験だったのだ。

革新的な商品は人々に目に見える価値を提供することで成功する。行動変化を生み出すだけでは成功しない。そして消費者に与える「価値」は人々が最初商品に対して感じた疑惑を一掃するほどのインパクトがなければならない。このハードルを消費者が超えることができれば、彼らを虜にし、消費者自らが商品の素晴らしさを広めるだろう。Picture1

このような商品・サービスの大きなメリットは競合がいない新マーケットを作り上げることができることだ。たとえ似たようなビジネスを行なっているイノベーティブな競合がいたとしても、市場シェアは大きい。

しかし大体の場合既存マーケットで戦うことになるだろうが、行動変化を起こすサービスは既存の市場そのものを変えてしまう。Eコマースはもともと小売市場の一部に過ぎなかった、ソーシャルメディア広告もオンライン広告の一部に過ぎなかった。そしてイノベーティブな企業たちは既存市場のシェアを徐々に伸ばしていき過去とは全く異なる市場を形成するのだ。Picture1

行動変化は新たなサービス体験と経済を作り出す。

行動変化が起きることにより消費者は偏見なく新たな体験を受け入れることができる。これは企業にとって非常に有利だ。ウーバーやLyftはレーティング制度を導入したことによりドライバー&乗客の関係性が一変した。タクシーの運転手と乗客はお互い態度が悪かったが、レーティングによりウーバーやLyftはそれを一変した。

アマゾンはリアル店舗というコストをなくすことで小売業を変化させた。商品価格も下げることができ、販売側は売り上げを上げることだけにフォーカスすることができる。結果ビジネスモデルが大きく変わり、他企業もこのモデルを追随するようになった。既存のビジネスモデルを変えることにより、古参企業は参入が難しくなったのだ。

予期せぬ結果を予想しておくこと

あなたのサービスが多くの人々から愛され人々の行動に変化をもたらした場合、様々な予期せぬ事が起きるだろう。無視することは簡単だ。しかし無視した結果、どんな影響が及ぼすか昨今のソーシャルメディア企業を見ればわかるだろう。

一般的に起こり得る問題は規制だ。規制とは現代社会をバランスよく保つために存在する。企業が新たな行動変化を社会にもたらした場合、その規制から外れた価値をもたらしてしまうのが普通だ。Airbnbやウーバーが良い例だろう。民泊法や雇用法を新たに考える必要があった。

このような規制は絶対に無視してはならない。規制は意味があるから存在するからだ。企業は規制を作る者と共同で新しいポリシーを作り、政府はイノベーションに対し柔軟に対応しなければならない。お互いがウィンウィンな関係であるべきだ。

次に来るのは?

消費者の日々の生活の中で大きい支出が何か考えてみるべきだ。住宅・通勤・衣類などたくさんあるはずだ。現在電動スクーターが大きな行動変化を起こそうとしている。今現在、電動スクーターで通勤など絶対にしないと言っている人がいるかもしれない。しかしテクノロジーが進化し市場が成熟化すれば話は変わるだろう。もしあなたがイノベーティブなアイデアを持っており、他の人が絶対に使わないと言ったとしたら?彼らの言っている事が正しいかしっかり考えてみよう。

Uber、パフォーマンスの高いドライバーに報酬を与えるプログラムを開始

【出典】2018/11/1

https://mashable.com/article/uber-pro-driver-rewards-free-tuition/?utm_source=feedly&utm_medium=webfeeds#5j0Vxhf9usqw

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Uberのドライバーは常に良い経験が得られるとは限らない。見知らぬ人が車の中で嘔吐。少ないチップ。ライド・シェアリング・ガイドRidesterの調査によると、平均時給は $15にも満たないことが明らかにされている。

そのため、Uberは熱心で献身的なドライバーのために報酬プログラム「Uber Pro」を考案した。このプログラムは1日に最も多くの人を乗せたドライバー対象ではなく、最も優れたサービスを提供し、運転に専念しているドライバーを対象に報酬を与えるものだ。

実験としてシアトル、シカゴ、ニューオーリンズ、オーランド、タンパ、フェニックス、デンバー、ニュージャージーでUber Proプログラムが開始された。Uberは様子を見ながら全国的に、そして最終的には国際的にUber Proプログラムを拡大したいと考えている。

報酬対象者としてドライバーは、最低でも4.85/5.00の星、キャンセル率が4%以下でなければならない。 ドライバーは3ヶ月毎に、トリップごとでポイントを獲得する。その期間に獲得したポイントは、次の3ヶ月間のステータスレベルと報酬に反映される。

ステータスレベルにはパートナー、ゴールド、プラチナ、ダイヤモンドの4つがあり、そのレベルが高いほど、報酬は高くなる。 しかし、すべてはドライバーの収入を改善し、ドライバーの時間を最大限に活用し、道路内外でドライバー自身が目標を達成することに重点を置いている。

このプログラムはゲーム性を目的として発案されたものではないが、「ダイヤモンド」や「プラチナ」のようにレベルをつけることで、そのジャンルにカテゴライズされるとも考えられる。 報酬の中には、報酬の割増、ガソリンスタンドでの割引、車のメンテナンス料25%オフ、ダイヤモンドレベルのドライバーには無料板金などがある。 その他の報酬には、アプリ上でのプロドライバー認定表示、優先サポート、より迅速な空港のピックアップ、24/7けん引車サービスも含まれる。

Picture1 その他のプログラム内容は、プラ​​チナとダイヤモンドドライバーを対象としたアリゾナ州立大学のオンライン授業料の免除だ。同社は自らビジネスを開いたり、高等教育を修了したり、英語力をつけたいと訴えている意欲的なドライバーにとっていい機会になると期待している。また、無料の授業料は、配偶者、国内のパートナー、児童、兄弟、親などにトランスファーすることができる。

プロダクトリード担当、アリー・ウェズボウスキー氏は、「このようなドライバーはUberに多額の投資を行った人達だ。」と電話で語った。

ウーバーのドローンによるフードデリバリーが2021年にスタート

【出典】2018/10/22

https://www.engadget.com/2018/10/22/ubers-drone-based-food-delivery-could-begin-in-2021/

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今年5月の「ウーバー・エレベイト・サミット」でCEOのDara Khosrowshahi氏はドローンによるフードデリッバリーサービスの可能性について話した。そして、ウーバーの求人掲載に、2021年までにこのサービスを開始しようとしているようだ。ウォールストリートジャーナルによると、ウーバーは「飛行の基礎がわかりトレーニングが行える経験を持ち、安全、合法で、また効率的な飛行を行える人」を募集している。

ウォールストリートジャーナルの報道によると、ドローンによる配達サービスは「ウーバー・エクスプレス」と呼ばれ、ウーバー・イーツ内で提供される予定だ。人材募集要項によれば、「このドローンサービスを2019年までに準備、2021年までに複数の市場で商業的に運用されるように支援すること」が含まれているという。

多くの大企業がドローンによる配送サービスをテストしている段階だ。アマゾンは2016年にプライムエアーというサービス名で最初のドローンによるデリバリーを行い、アルファベットも昨年ドローンを使ったサービスを開始した。しかし、ドローンの操作に関する規制は非常に複雑で厳格なため、サービスが普及するにつれて企業には克服しなければならない多くの法的ハードルがある。このため、「ウーバー・エクスプレス」のサービスを3年以内に開始するのは難しいかもしれない。

最近、ウーバーはライドシェアを超えた野望を持っていることを明確にしている。同社はトラック業界への進出を計画しており、さらに飛行機型タクシーサービスの開発していることを発表した。更に、オンデマンドの人材派遣や電気スクーターのレンタルもテストしている。

配車ウーバー:スクーター、電動自動車などもレンタル可能に

【出典】 2018/09/06

https://www.engadget.com/2018/09/06/uber-app-tweak-swap-car-bike-scooter-rental/

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自動車配車アプリ、ウーバーが配車以外に電動スクーター、自転車、そして自動車レンタルのサービスをアプリ内で今後行うことができると発表した。「モードスイッチ」と呼ばれる機能で、それぞれのレンタルサービスが提供されている地域でアプリを開くと使用可能だ。現在自転車のレンタルサービスはサンフランシスコ、ニューヨークなどで試験的に導入されており、同社が開発したGPS内蔵の電動自転車をレンタル可能だ。同社が始めたスクーターレンタルサービスと同様に、好きな場所で乗り捨てすることができる。そして自動車レンタルサービスは、カーシェアリングアプリGetaroundと提供し現在サンフランシスコで試験的に導入されている。

配車アプリとして始まったウーバーは他にも飲食のデリバリーサービスも運営しており今後同社がいかに交通システムを変化させるのか注目が集まっている。

ウーバーエアー:米陸軍、NASAと空飛ぶタクシー開発に向け提携

https://mashable.com/2018/05/08/uberair-flying-taxis-army-nasa/?utm_campaign=Mash-Prod-RSS-Feedburner-All-Partial&utm_cid=Mash-Prod-RSS-Feedburner-All-Partial&utm_source=feedly&utm_medium=webfeeds#Y3pIn6Fwxiqf

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ライドシェアサービスのウーバー社はビジネスを地上から空中までに広げようとしている。同社は今後5年以内に空飛ぶタクシーを5年以内に登場させると発表した。「UberAir(ウーバーエアー)」と呼ばれる新サービスは現在、アメリカ陸軍研究所とNASAとの共同開発で進めている。

ウーバー社の米陸軍 ARDEC (Army Research Development and Engineering Command : 米陸軍研究開発・エンジニアリング司令部)とのパートナーシップでは、電動で垂直に稼働するプロペラ技術の開発をメインに行なっている。

ウーバーエアーは上空600メートル地点を時速250キロで飛行、一回の充電で96キロ移動可能だ。デモ機は4人乗りでロサンゼルスとダラスで2020年までに試験運用が開始する予定で2023年までに正式スタートする。サービス開始当初はパイロットがいるが最終的に自動運転になる見込みだ。

陸軍は主にプロペラ技術の開発を行うが、陸軍としては最終的に軍用の無人輸送機
開発という思惑もある。

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NASAとの提携により、ウーバー社は上空でのライドネットワーク情報を提供することとなる。NASAはその情報をモデリングすることによりウーバーエアーのような小型輸送機がどのように混み合った上空を飛行できるか調査したいとのこと。ただの地上でのライドシェアリングサービスだった同社は最終的に国防技術にも関わるかもしれない。

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トヨタ、ウーバーの自動運転技術の購入を交渉中

【出典】3/19/18
https://techcrunch.com/2018/03/19/uber-said-to-be-negotiating-sale-of-self-driving-tech-to-toyota/

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日経新聞からのレポートによると、ウーバー社は大手自動車メーカーを含む企業に、自動運転システムの販売を開始するかもしれない。レポートによると、ウーバーは自動運転技術提供に関してトヨタと話し合いをしており、同社が開発した技術をトヨタ製のミニバンに組み込むといわれている。

今回のニュースは、トヨタ社副社長でトヨタ総合研究所のCEOジル・プラット氏と、Uber のCEO ダラ・コスロシャヒ氏がピッツバーグ先端技術グループR&Dセンターで会談を行ったことにより報じられた。 ウーバーはまた、ボルボ社と協力して自動運転技術を共同開発し、XC90 SUVを自社のテストプラットフォーム車両として採用している。

ウーバーにとって、より多くの自動車メーカーと提携することは、自社の自動運転システムの迅速な開発と、ライドシェアリングネットワークの普及を促すことができる。ライバルのリフト社は自動車部品のサプライメーカーMagna社と提携し自動運転技術の開発を行っている。

一方、トヨタはトヨタ研究グループ(TRI-AD)からスピンアウトした新会社を設立した。これは、同研究グループの自動運転に関する技術に焦点を当てている。トヨタは自社だけでは自動運転の技術開発が競合に追いついていない可能性があり、よってウーバーと提携することによって技術開発を加速する考えなのかもしれない。

ミレニアル世代が支持するブランド2017年トップ10: 小売ブランドが驚きのランクイン

YouGov社 ブランド指数の最新調査からわかる、古くからあるブランドにとってのグッドニュース
【出典】2017/9/27
http://www.adweek.com/brand-marketing/this-list-of-2017s-top-10-millennial-brands-has-myriad-retail-rich-surprises/

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よく耳にするミレニアル世代に対する批評は「彼らは気まぐれで気が変わりやすく、他の世代と比べて若者文化に執着している」。しかしYouGov社が7月に発表したお気に入りのブランド指数が、何らかの示唆をしているのであれば、もはや新しくはない小売業者やブランドは、 本日発表された最新調査の中に、希望の光を見るだろう。

当然のことながら、 ブランド支持率83.5%のFacebookと75.8%のNetflixは、 過去12ヶ月間「好きなブランドリスト」のトップである。トップ5を埋める、他の3つのブランドはなんだろうか? 他ならぬ、アメリカ南部の食料品店H-E-B、Walmart、Vectoria’s Seacretだ。

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調査方法

YouGov社は、世界中の32の市場・何千ものブランドを対象に、ブランドの健康状態を図る16種類の調査を行っている。

今年のランキングは、重要な2つの考え方 おいて、去年のレポートとの違いがある。「ミレニアル世代」と「一般大衆である18才以上のアダルト世代」を分けて見ていることである 。また、YouGov社は、広告に対する認知、友人や家族からのポジティブな口コミ 、ニュース、バズ(ミレニアル世代がブランド、良い・悪い、報酬の有無などを耳にした、すべてのことを指している)を、明確に区別した。

YouGovのCEO、Ted Marzilliは、これらの用語を “内輪の中での言葉”と呼んでいる。「ブランドやメディアエージェンシーは、ペイドメディアによる露出か、アーンドメディアによる露出、どちらが効果的かを考える傾向があります。」と彼は説明した。 「広告には費用がかかる 、それに対して、WOMは人々がアンバサダーとなり、あなたのブランドについて人々に話しているので、そこに対する費用はかからない。 」

口コミ測定は、ペイドメディア・アーンドメディアに関して、より精度の高い情報を求めるクライアントからの要望があり、5年前にYouGov社の調査測定に追加された。

「口コミは、間違った理由(4月に起こったユナイテッド航空での、 飛行機から乗客を引きずり出された事件など)で、時々「ブランドのランクが上がる」ため、興味深い測定基準になり得る」とMarzilli氏は説明する。

今年の口コミ測定は 、良い理由によってトップ10に入ったブランドの、ポジティブな 口コミを見ている。悪い内容は含まれていない 。

ミレニアル世代が支持する2017年のトップ10のブランドの特徴:「生活促進、価値重視」

このリストのブランドの半数は、ソフトウェアサービスと小売の間のギャップを埋めているFacebook、Netflix、YouTube、Snapchat、Amazonなどのテック系の会社である。

「私がそのデータを解釈するに、トップ10に入るブランドは、生活により余裕を与える、または、生活をよりよくするブランドだということだ。」とMarzilli氏は話す。「口コミが生まれ、それらのブランドがミレニアル世代の間で高い評価を受けているだとすれば、そのブランドは彼らの生活の中で重要なニーズを満たしているのである 。また、そういったブランドは人生を楽にしたり、つながりを促進したり、物事を購入したり、何かをシェアすることができるということだ。」

Netflixは、 「生活を裕福にするためにインターネットを活用している」ブランドの最良の例だ、とMarzilli氏は続けた。「いかにミレニアル世代、一般大衆を、彼らの生活へとリードし、コンテンツの消費をさせるか、ということが、必要不可欠のことになってくる」

しかし、ウォルマートとH-E-Bが実証するように、「価値」も重要な検討事項だ。 「ウォルマートは、15年または20年前の世代と同じような期待をしていないミレニアル世代の間で、再びクールなブランドになってきているかもしれない。」とMarzilli氏は述べている。 「価格は彼らの生活の重要な部分を占めることもあるだろう。 Amazonもそこに価値を置くかもかもしれない」

H-E-Bは特に驚きのランクインであり、業界内での議論のトピックとなった。Marzilli氏は 「他のすべてのブランドは、グローバル規模ではないにせよ、広い範囲で拠点を持つブランドだが、H-E-Bはアメリカ南部のローカライズされたブランドだ」と話した。

「我々は、ブランドに関して何かしらのポジティブなことを耳にし、口コミに参加したミレニアル世代 に焦点を当てているので、口コミ測定方法を ブランドのエリア拠点よって、原則的に調整している」と同氏は説明する。 「H-E-Bのエリア範囲外の人々は、おそらく肯定的でも否定的なニュースも聞いていないので、これらの消費者は調査対象に含まれていない。H-E-Bは本来なら全国的なブランドではないため リストの外れ値ではあるが、 口コミを聞いたミレニアル世代の間で、H-E-Bは素晴らしい仕事をしていることを示している」

H-E-Bが何を正しく行っているのか、Marzilli氏は躊躇いながら憶測をする。「われわれのデータはすべての疑問に答えるわけではないが、何が起こっているのかを示している」と彼は語った。 「商品の選択、広告に関する何かしらのこと、コミュニティ内で行っていることが、特にミレニアル世代によく響いているのだろう。」

2017年vs 2016年: 若いブランドが受ける報い

これはYouGov社が、ポジティブな口コミに注視しながらミレニアル世代に焦点を当て、ブランド価値研究結果を発表した最初の年であることを示している。しかしYouGov社は以前からデータを追っていたので、2016リストがどんなものだったのかという推定、そして2017のリストとの変化をよりよく比較することができた。

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見てわかる通り、Facebookは両方のリストで1位を維持したが、ここ数ヶ月間に報道された否定的な報道があるにかかわらず、7.1%ポイント上昇したことである。

「このデータは12ヶ月のスコアに基づいている」とMarzilli氏は警告した。ロシアの代理店に米国の選挙に干渉するための広告をすることを可能にした Facebookがどの程度責任を持っているかについての調査結果により、「私は、先月のFacebookのポジティブな口コミには陰りが見えてきているのでは、と考えている。」と話した。

しかし、このようなブランドの下降とシェリングエコノミー全体の両方について、言及したいことがある。

「テクノロジーの多くは、人々を助けるポジティブなものがあるだけでなく、誤用される可能性もある」とMarzilli氏は述べる。 Facebookはプライバシー、プライバシー設定についてのディスカッションの中で、5年、6年の間、議論を進めてきた。このデータは、ミレニアル世代の平均的な人たちにとって、彼らの生活の中ではプラス要因であることを示唆している。完璧とはいえないが、ポジティブな点がネガティブな点を大幅に上回っているかもしれない。」

さらに、Uber、Instagram、Airbnbのようなブランドは、Vectoria’s SeacretやMonster、YouTube などのブランドの存在によって、ランクインすることができなかった。シェアリングエコノミーのブランドは、小売業者や製品のような、より伝統的なブランドにその地位を奪われてきているのだろうか?

Marzilli氏はこのトップ10のリストは、YouGov社がレビューした1500ブランドのすべてはないと警告した。たとえば、Uberは今年20位だ。Marzilli氏は、「1500のブランドがある中で、20位というのは非常に素晴らしい。」と付け加えた。 「Uberが後退したのではなく、他のブランドが追い越した、ということだ。」

最も認知度が向上したブランド

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認知度向上リストに掲載されているブランドの半数は、1位を獲得したLane Bryantのような、昔ながらの小売業者だ。 5位はPayless、7位はForever 21となっている。Royal Caribbean CruisesとGEは、一般的に若年層向けのブランドとして認識されていない。

Marzilli氏は、「平均的なブランドについては、1年以上にわたり、約1千回のインタビューを行った」と述べた。 「2016年と2017年における抽出値の誤差は2〜2.5%であるため、誤差範囲を超える値の変化は、 ブランドの著しい成長を統計的に示している。 」

小売大手に対して、Marzilli氏は ミレニアル世代から共感を得られる要素として「お金の価値」を、再び指摘した。Payless、Forever 21、Cheap Ticketsが頭に浮かぶ。 「Cheap Ticketsに関して、私の推測は、ブランディングはそのサービスが何を提供しているかを伝えていて、価格はミレニアル世代が重点をおいているものだと思う。」とMarzilli氏は述べる。 「それは、生活に余裕を与え 、人々が見たい番組やコンテンツを手に入れやすくする。」

一方、「Beats by Dre、Tesla、またその他のテクノロジー系のブランドは、環境改善に貢献することで、生活をより良くするブランドだと認識されることができる。」Marzilli氏は、この点を強調した 。 「持続可能性と環境問題への意識は、ミレニアル世代からの共感を得られるという価値がある。また彼らは、ミドルエイジかそれ以上の人々より、平均して地球に長く生きていくのだ」 と彼は述べている。「彼らは地球を保護しようとする事に、長期的な視点を持っているかもしれない。」

一方、ロイヤルカリビアンは、驚くことにマネーキャンプの価値に陥る可能性がある。

「クルーズ船は、昔から高齢者を対象にしたものだと考えられている−それは、楽に各国に旅行ができるから−。しかしそれは、同じようにミレニアル世代にアピールできる特徴となり得る。」 とMarzilli氏は話した。「それはすべてのミレニアル世代が対象になるということを意味するわけではないが、 確実に一部は対象になる。利便性か価格か? ミレニアル世代にはこれらの2つの組み合わせに共感している」

ブランドのための大きな持ち帰り

最大のテーマは、利便性とお金の価値を重視したブランドを中心に展開していることだ。ミレニアル世代の注目を集めるには、新しい子供になる必要はない。

「ミレニアル世代はマーケットの残りの部分に何らかの影響を与えている。私たちは若者指向で、若者に執着した文化だ」とMarzilli氏は言う。 「ブランドにとって、彼らの共感を得られるものは何かを理解することは重要である。」

しかし、単にミレニアル世代の短期的なニーズについて考えるのではなく、長期的にも考えてみてほしい。 Marzilli氏がテスラのケースについて言及したように、どれだけ長くこの世代が 生きるかによって、環境への影響が一つの関心ごとになるかもしれない 。

「今日、 資源的制約があり金銭的な価値に重点を置いてはいても、それは、彼らはこの先裕福にならない、ということではない。 」とMarzilli氏は述べた。 「より高級でハイエンド志向の人に成長するかもしれない。これには、二つの考え方が重要になってくる。 すぐに得られる好機と、市場の購買意思決定への影響力だ。また、これらの若者は年を取ってより裕福になるだろう。ブランドは、彼らがブランドから離れていかないように、彼らを魅了し続けることを考えたい。」

最後に、新しいランキングと古いランキングのブランドの健全な組み合わせも、心に留めて欲しい 。 「新しいブランドだけではない。既存のブランドでさえも、人々の生活に価値を付加し続けるためには、新しいやり方を考えなければならない」と結論づけた。

気になる七つの最新デジタルマーケティング批評

グーグルとフェイスブックによるデジタルマーケティング界の牽引、Yelpは驚き、Uberは波紋を起こす
【出典】 2017/9/25
http://www.adweek.com/digital/7-new-digital-marketing-stats-that-jump-off-the-page/

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オンライン・ブランディングに関する様々な統計が公開され、以下7点が注目を集めた。

1. 2社独占状態のデジタル広告市場

デジタルマーケティングの調査会社eMarketerの最新予測によると、GoogleとFacebookのデジタル広告売上はGoogleの350億ドルとFacebookの174億ドルでそれは今年度のデジタル広告売上全体の63%を占めている。

2. Yelp(食レポサイト)、Snapchatを破る

eMarketerのレポートによると、Yelpはアメリカでの今年度デジタル広告売上が7200万ドルになる見込みで、一方Snapchatは6400万ドルになるという。近年のSnapChatの積極的なアプローチから考えて、それを上回る売り上げを出したYelpの数字は驚きの結果と言えるだろう。

3. より細分化されたオーディエンスターゲッティング 

今後数週間の内にPinterestの広告主は5,000種もあるユーザーの興味別カテゴリーにアクセスできるようになる。これにより、広告を表示させたいターゲットをより詳細に絞ることができる。Pinterestによると Nordstromなどがスーパーターゲット広告をテスト導入した結果、CTRが50%上昇し、CPCが20%低下したという。

4.マーケティングテックブーム

Business Insiderによると、4年目のmParticle(マーケティングのための顧客データ管理プラットフォーム開発会社)は3500万ドルの資金調達を行い、現在合計調達額は7,600万ドルに達した。インターネット広告の需要と、mParticleのようなマーケティングテック会社の存在からマーケティングのための顧客データ管理プラットフォームは今ホットな分野と言えるだろう。Adweekは、3月にmParticle創設チームであるAndrew と Michael Katz兄弟を、マーケティングテックの先駆者と名づけ今後の彼らの動向に注目している様子。

5. 顧客中心のマーケティング、オムニチャネル戦略の重要性

451がPlaceIQによって委託され、小売、自動車、CPG、飲食、旅行に関する200人の上役マーケティング担当者を対象に研究調査を行った結果、マーケティング担当者の45%がオンラインでのユーザーとブランドとの結びつきがオフラインキャンペーンの重要なキーであると答えている。

6. 誰か彼らに弁護士を

配車サービス、ウーバーはモバイル広告会社Fetch Media に対して、モバイル広告の効果を偽り、詐欺行為を行なった上、アプリダウンロードに関するリベートを返金しなかったとして少なくとも4,000万ドルの損害賠償金を Fetch Mediaに訴えている。ウーバーはそれを受けて先週、連邦地方裁判所に訴訟を提出した。Fetch Media創設者兼CEOのJames Connellyは訴状に書かれた内容を否認し、「証拠がなく、根拠が完全に欠落し、故意に扇動的なウーバーの主張に衝撃を受けている。職業道徳に反するウーバーの行為やサプライヤーへの支払い滞納から注意をそらすためのものだ。」と主張した。

7. 屈折したクレムリン

2016年の米大統領選にロシアが介入した疑惑について調査中の議会に対し、Facebookは、ロシアが関与したと見られる3000以上のプロパガンダに関する情報が見つかったと公開した。それらの広告はロシアのインターネット調査機関と知られている企業に購入され、国会、並びに国民のメディアであるFacebook、そして世間は、クレムリンが昨年の米国選挙に及ぼした影響と、民主主義における選挙への影響を懸念している。

ドライバーレスの未来:50億ドル規模のビジネス

【出典】 2019/09/23
https://techcrunch.com/2017/09/23/five-billion-dollar-businesses-for-the-driverless-future/

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都市間の移動は車両購入コストから移動距離コストへ変化しつつある。小さい頃、私は自分の車を所有することが夢だった。自家用車にワックスをかけ近所をドライブ・・・しかし今では、このプラスチックと金属の塊が急速に減価償却されていくのを恐れている。正直、快適な移動さえできれば今はそれで良いのだ。車を所有することに対しミレニアル世代はきっと私と同じ想いであろう。そして多くの人々はライドシェアリングの利便性を取り入れている。

自動車業界はもうすぐ1兆ドルの市場になりつつある。しかし新規参入企業が業界に入り込み、自動車企業自体は販売台数が減り圧迫を受けている。今までの自動車業界は 短いスパンで車を製造し顧客へリースまたは販売という流れが歴史的に普通だった。

今までは車両自体に対価を支払ってきたが、将来は車がどれくらいの距離を移動したか、距離ごとに収益が生まれるスタイルになるであろう。

2017年アメリカの車両は3.17兆マイル移動したと発表された。これは5年前より7.8%増加している。そしてこの傾向は続くだろう。電気自動車や自動運転の登場により、環境や人件費かかる負担は減り車両価格は低くなると予想される。

自動車メーカーは自分たちが追いやられる心配はそこまでしなくてよい。しかし車両の移動距離単価の経済は多くの新しいキープレーヤーが現れる。Uber・Lyft・Zooxのための車両を生産することになるメーカーもあれば、GM・アウディ・BMWのようにライドシェリング企業に立ち向かおうとする企業もいる。

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果たして移動距離単価の経済が主流になった場合、一体どのビジネスが業界を牛耳ることになるのか?可能性としては下記の通りである。

  • 保険業界:自動運転タクシーがもうすぐ登場する。今現在どの事業者が自動運転サービスを提供できるか法的枠組みすらできていない。法的枠組みができれば、乗客・事業者・ベンダーに対しての負債の限度額を設定しやすくなる。これらの負債の限度額がわかれば保険会社もポリシーを作りやすくなる。保険会社は自動運転に関わるテクノロジー(カメラ・AIなど)が誤作動を起こした時のリスクモデル化の作成を行い、スタートアップはモデル化の支援を率先して行うべきである。自動車販売の低迷が予想されることを考えると、現存する保険会社はこの新興市場を喜ぶべきであり、いつかはその事業の大半になる可能性がある。
  • コンプライアンス:事業者の負債を制限するには厳しい安全規制が必要だ。これらの規制には、AIに対してシミュレーションを行うこと、AIの監視と監査も含まれる。(自立型車両を管理する人間の監視など)
  • 流通:今日UberとLyftはライドシェアリングの主要チャンネルを所有している。彼らの広大なドライバーのネットワークと巨額の資産は業界を圧倒し、競合他社を締め出すことになった。現在のところ、2社とも車両の自社生産は行なっていない。伝統的な自動車メーカーは来たる自動運転に向け乗客に提供する価値を再考する機会かもしれない。もし最初から全てを設計し直すのであれば、過去に作った車とは全く違うものになるだろう。スタートアップのZoox社は自動運転の時代に向け洗練された輸送ロボットの設計を行なっている。
  • 車載サービス:モバイル機器の使用は一旦忘れよう。「自動運転」とは今までと全く違うプラットフォームだ。高度にパーソナライズ化され、豊かな車内環境を作り出すことが可能だ。音声機能は車内のコンシェルジェとなり、乗客の好みや希望、以前の目的地を知っているのだ。もしかすると、コンシェルジェがツアーガイドの代わりとなり過去の旅行のデータを元に、乗客の好みに合わせたバンコクを道案内してくれるかもしれない。あなたのソーシャルメディアにアクセスして、オススメのレストラン、ショッピング、エンターテイメントを教えてくるだろう。
  • 自動運転技術:自動運転の技術を確立する企業は莫大な利益を得るのは確実だ。非自動車メーカーやスタートアップがこの分野に大きな機会を見出している。インテルはMobileEyeを買収しティア2の自動車サプライヤーとなった。このインテルが手に入れた新たなチャンネルにより、チップ、センサー、ソフトウェアなどインテルの他のテクノロジーを自動車サプライチェーンに販売することができる。

このような様々な新しい機会が、ドライバーレスの世界にある。この新しいパラダイムがきっと我々が考えたこともなかった生活を生み出すことになるのだろう。