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2019年サンダンス映画祭から注目すべき5つのトピック

【出典】1/29/2019

https://variety.com/2019/film/news/sundance-film-festival-2019-takeaways-highlights-1203121715/Picture1

映画スタジオの代表らは、小切手を握りしめてサンダンス映画祭に臨んだ。映画祭が行われた週末は、驚異的な量の契約が一気に結ばれ、次にヒットするインディー映画を手に入れるためにハリウッドのやり手達は驚愕の金額を投げ込んだ。ユタ州パークシティで5日間にわたって行われた映画祭から注目すべき5つのトピックを見てみよう。

1.大型案件時代の再来

映画業界は今や売り手市場だ。ミンディ・カリングのコメディ『Late Night(原題)』のアメリカ配給権は1億3千万ドル、アダム・ドライバーの政治スリラー映画『The Report(原題)』は1億4千万ドルでグローバル市場契約を締結、ブルース・スプリングスティーンの楽曲に基づいた映画『Blinded by the Light (原題)』は1億5千万ドルで同じくグローバル市場契約を締結。サンダンスで大波に乗るも、劇場公開の際に大失敗に終わった『国民の創生』や『パティ・ケイク$』などを受けて、スタジオは近年控えめな動きを見せていたので、このような仰天の契約は意外であった。

. 戻ってきたアマゾン

『Late Night (原題)』と『The Report (原題)』に大成功の可能性を見たストリーミングサービスの強豪アマゾンは、大胆な映画契約に踏み切った。『Blinded by the Light (原題)』とオークワフィナのコメディ映画『The Farewell(原題)』とも配給契約を結んだ同スタジオは、トロント国際映画祭やカンヌでなかなか動きを見せなかったにも関わらず、今回強気な姿勢を見せた。前NBCエンタテイメント社長のジェニファー・サルケがアマゾンスタジオのトップに就いた際、業界では彼女がテレビシリーズに力を入れるだろうと予測されていたが、どうやら間違っていたようだ。

. 女性監督の飛躍

今年のサンダンスは女性の飛躍が目立った。ニーシャ・ガナトラ監督作品『Late Night(原題)』、グリンダ・チャーダ監督による『Blinded by the Light (原題)』、そしてルル・ワン監督による『The Farewell(原題)』など、バズった作品はどれも女性が製作した作品であった。更に、2018年の興行収入トップ100作品のうち女性監督作品はたった4本であったが、今年サンダンス出展作品の45%は女性によって監督されている。ハリウッドはこれを覚えておくべきだ。 

. ロバート・レッドフォードの引退

サンダンスの開催初日のプレスカンファレンスで、主宰者であるロバート・レッドフォードが映画ビジネスについて長々と語るのが通例であったが、今年は開会式の言葉を短くまとめて終わった。「そろそろ私がサンダンスを離れても良い時だと思う。」と、俳優引退宣言をした82歳のレッドフォード氏はサンダンスでの役目も終えたようだ。

. ドキュメンタリーの活気

『Late Night(原題)』と『Blinded by the Light (原題)』が最高契約額を得た作品ではあるが、波風を立てたのは政治界の黒幕を扱う暴露系ドキュメンタリー『Where’s My Roy Cohn?(原題)』、セックスセラピストについてのドキュメンタリー『Ask Dr. Ruth (原題)』、そしてマイケル・ジャクソンのドキュメンタリー『Leaving Neverland原題)』であった。

 

サンダンス映画祭:ブランドが行なったフェスティバルでの施策5案

 

 

 

 

 

 

 

【出典】1/05/2019

https://www.adweek.com/brand-marketing/at-sundance-2019-heres-how-5-brands-integrate-to-help-create-a-festival/

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サンダンス映画祭が1月24日〜2月3日までアメリカのユタ州パークシティで開催されている。11日間という期間中フィルムメーカー達は自身の作品を上映、フェスティバルをきっかけに大きなプロジェクトを獲得しようとチャンスを狙っている。当イベント趣旨に賛同するブランドスポンサーも同様に、新しいビジネスチャンスが訪れないかと思っている。

イベント企画を行なっているサンダンス・インスティチュートのコーポレート・パートナーシップヘッドのMary Sadeghy氏は「パートナー企業は自身のブースを持ちイベントを開催することができる。」

 

アキュラ

アキュラ自動車メーカーのパートナーとしてSUVのMDXを125台用意しタレント、スタッフなどの送迎車として利用。これでパートナー歴9年目となる同社は初めて映画情報サイトIMDbとタッグを組み映画祭内で特設スペースを設置。フィルムメーカーのケビン・スミスを起用し俳優・監督・ライターなどのインタビュー動画を制作した。Picture2 Picture3

アドビ

10年以上スポンサーを続けるソフトウェア会社のアドビは#CreateYourStoryというハッシュタッグ今回のイベントに採用。同社のソフトウェアがストーリーを伝える人・作り出す人をどのように支援しているかを伝えるかをイベントのゴールとしている。そのほかにも会場でセレブリティやアーティストをゲストとして呼び、トークセションイベントを開催。

AT&T

今年で2回目の参加となる通信会社のAT&Tは LGBTQコンテンツを扱うスペースHello Loungeを開設。AT&Tをパートナーシップ契約しているタレントやフィルムメーカーを呼びイベントを開催したり、ショートフィルムの上映会を行なった。まだ日の目を見ていないストーリーやーマイノリティを扱った作品を作り続け人々をインスパイアするクリエーターを紹介することが目的だと同社は語る。そして同社はサンダンスフィルムフェスティバルのオフィシャルディストリビューターでもある。Picture4

Dell

今年参加が2年目となるデルは同イベントの公式テクノロジースポンサーだ。このPCメーカーはDell Denと呼ばれるスペースを設置、同社がクリエーター向けに開発した製品やサービスを体験することができる。ほかにもパネルイベントや、ネットワーキングイベントも行われる。

Unity

ゲームエンジンを開発する同社の参加は今年で2年目。同社の製品が採用されている映画をお披露目することが目的だ。同社はARやVRなどのテクノロジーがストーリーテリングを表現する上であまり採用されていないことに気づいており、もっと認知を拡大しようとしている。

サンダンス映画祭で初の億単位の取引、CityLights社がダーレン・アロノフスキー監督のVR作品『Spheres』を購入

http://variety.com/2018/digital/news/sundance-citylights-acquires-spheres-vr-1202675662/

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サンダンス映画祭で、ダーレン・アロノフスキー監督が制作総指揮をした『Spheres』が、ニュー・フロンティア部門のVR体験ショーの一部として上映され、高額で買い取られた。『Spheres』は宇宙を舞台にした3パートシリーズからなる映像作品で、アロノフスキー監督のProtozoa Pictures社が制作し、CityLights社によって数億円規模の取引で買い取られた。

CityLights社は正確な額を発表していないが、ある情報筋によると、取引は1億〜5億円の間であったという。この億単位の規模の取引は映画祭出品のVR作品としては初となる。

『Spheres』は女性映画監督のEliza McNitt (Googleと共同で脚本、監督した『Dot of Light』で有名)が監督し、Jessica Engel, Arnaud Colinart, Dylan Goldenが制作した。シリーズの第一話「Songs of Spacetime」はジェシカ・チャステイン(『ゼロ・ダーク・サーティ』、『インターステラー』などに出演)によってナレーションが入れられた。

この作品の視聴者はブラック・ホールの中心まで旅することが出来、視覚だけでなく聴覚による感覚も旅行体験になっている 。音楽は電子バンドSurviveのKyle DixonとMichael Stein( 近年『ストレンジャー・シングス』のサウンドトラックの作曲で有名)が担当した。

McNitt監督は「『Spheres』は宇宙の曲を楽しむことができる。」と語った。「ほとんどの人は宇宙空間では音がしないと思っているが、そうではない。Citylights社の助けにより、没入できる作品を創り出し配信するパイオニアとして、世界に向けてこの体験を提供することに、ワクワクしています。」と続けた。

「我々はElizaと彼女のチームと共に働けて光栄だ。」とCityLights社共同創設者のJoel Newton氏は語り、「『Spheres』の野心と創作意欲溢れるビジョンは、大勢の観客にコンテンツを届け、VRでしか届けることの出来ない体験を与えるという CityLightsの理念とも完璧に合致する。」と述べた。

『Spheres』はOculus Riftにて来月に発売予定で、他のVRプラットホームでも視聴可能になる計画である。

 

 

2018年、注目すべきVRハードウェアとコンテンツ

http://www.adweek.com/digital/virtual-reality-hardware-and-content-you-should-expect-to-see-in-2018/

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今年は、いくつかの主要なテック企業が、現在市場に出回っているものよりも安価で装着しやすい、次世代のVEハードウェアを発表する予定だ。一方、メディアやテック企業は、人々が本当に見たいと思うコンテンツを制作するために競いあっている。

IntelのCMOのSteve Fundは、「今、十分なほど質の高いコンテンツはない。コンテンツがVRの適応を加速する。」と語った。

ここで紹介するのは、2018年に注目すべきハードウェアとコンテンツだ。今週のラスベガスのコンシューマーエレクトロニクスショー(CES)の期間中、そして今後発表されそうなことも含めて紹介したい。

見るためのハードウェア

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Facebook

Facebookは今年出荷予定のOculus Goヘッドセットと合わせて、コードやPCなしにヘッドセット内からユーザーをトラッキングすることができるSanta Cruzという別のVRハードウェアを開発中だ。

HTC

HTCは単独で機能するコードレスのヘッドセットにも取り組んでいる。先月中国でデビューしたVive Focus($ 600)は、HTC Viveのような空間内での自由な動きを可能にする。ヘッドセットはまだ米国では入手できないが、その動向から、HTCがどこに向かうのかを垣間見ることができる。

Lenovo

LenovoはVRハードウェアの次のピースであるMirage Soloのリリースを予定しているため、パートナーシップを組むだろう 。Mirage SoloはGoogleのDaydream VRプラットフォームを搭載し、CESでデビュー予定だ。

Magic Leap

12月下旬、マイアミに拠点を置くARスタートアップのMagic Leapは、ようやくARゴーグルの第1セット「Magic Leap One」を発表した。 正式なリリース日は設定されていないが、同社はアイスランドバンドSigurRósとのインタラクティブな音楽体験をデザインしたときのようものをプレビューした。 価格は発表されていない。

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サンダンス映画祭

今月後半に、最高のVR体験の一部がユタ州パークシティでデビューする。 “Zikr:A Sufi Revival”という、ユーザー数人が一度にチュニジアに送られスーフィーの儀式について学ぶことができる体験、 戦争が与える民間人への影響を体験する“Hero”、ユーザーを女性の戦士に変えるソーシャルVR体験“Chorus”、 1960年代にUFOに拉致されたと主張したBettyとBarney Hillに基づくスリラー体験「Dinner Party」などがある。

 

テレビネットワーク

テレビネットワーク会社のいくつかは2018年にVRコンテンツ制作を強化する。NBAシーズンには、Time WarnerのTurnerはIntelとNextVRと協力し、コートサイドからの試合観戦を体験できるゲームを1週間に1つ制作する。 先週、Discoveryは、世界中の視聴者があらゆる大陸の人々と場所について学べるVR旅行シリーズ「Discovery TRVLR」の全38エピソードをリリースしたと発表した。

 

Jaunt VR

ディズニーが支援するVRスタートアップのJaunt VRは、コンテンツとテクノロジーの両方に重点を置いている。 先週木曜日、オリンピック・チャンネルで、来月の冬季オリンピックでアスリートを紹介する7つのVR映画をリリースする計画を発表した。さらにまだある。 今日、JauntはSky Newsが制作したVR物語のために、テクノロジーを提供することを発表する予定だ。

サンダンス映画祭におけるNetflixとAmazon、YouTube 劇場公開される映画とストリーミング企業制作の作品の境目がますます曖昧になるサンダンス映画祭でデジタルネイティブ世代の役割が拡大

【出典】2017/1/30

https://www.cnet.com/news/netflix-amazon-sundance-youtube-sundance-screenings-buys/

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YouTubeが5年前サンダンス映画祭に初めて顔を出した時、奇妙な雰囲気に包まれていた。

しかし、今年ほど驚きに打ちのめされた時もないだろう。

「YouTubeやNetflix、その他のデジタルメディア企業がハリウッド作品の中心となってきました。デジタルクリエイターが表舞台に出てくるようになったのです」とYouTubeでクリエイター部長を務めるJamie Byrne氏は述べる。YouTubeは今年サンダンス映画祭にオリジナル映画をプレミアしており、同映画祭の短編映画プログラムのスポンサーを5年間連続で務めている。

過去33年の間、映画業界はサンダンス映画祭で自主映画の頂点に立つ数作品を見て次のアカデミー賞受賞作を探すために来るイベントだった。それが、オンライン動画企業が制作する作品の予算が拡大し消費者がオンラインメディアに割く時間が増えたことにより、巨大スクリーンで流される映画とタッチスクリーンで流されるコンテンツの境目が曖昧になってきたのだ。そして今年、サンダンス映画祭でついにデジタル作品が主役とみなされるようになったのだ。

まず、NetflixやAmazon、YouTube、そのほかのデジタルメディア企業からの作品が、今年これまで以上にプレミアを行なった。加えて、今年のプログラムはデジタル作品に精通する人々によって売買が行われている。評論家としての意見と時代への受容性の両方を考慮する従来のバイヤーは、最近の映画業界は巨大なマーケットを相手にする必要がなく「非常に商業的ではない」と不満をもらす。一方で、オンライン企業は狭い範囲のターゲット層を対象にした作品を探し求めており、だからこそサンダンス映画祭が作品で溢れかえるという状況が生まれたのである。

スクリーニングからストリーミングまで

Netflixは、60億ドルもの予算をコンテンツに費やし、同社のストリーミングサービスで提供できるオリジナル作品を増やそうと考えているようだ。今年、同社はサンダンス映画祭で8作品のプレミアを行なっている(これにはサンダンス映画祭実行委員長兼創設者であるRobert Redfordを起用したサイエンスフィクションオリジナル作品「The Discovery」が含まれる)。

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しかし、Netflixの競合たちも今年のサンダンス映画祭で様々なプレミアを行なった。

競合の筆頭であるAmazonは、「Transparent」と同じチームが制作したオリジナルシリーズ「I Love Dick」の3話を公開した。

YouTubeは、YouTubeスターGigi Gorgeousが性転換手術を行う様子を描いたドキュメンタリー「This is Everything: Gigi Gorgeous」のお披露目を行なった。同作品でディレクターを務めたBarbara Koppleは、彼女の40年のキャリアの中で、2度アカデミードキュメンタリー賞を受賞している。

そして、エイリアンとの妊娠9ヶ月目であることが発覚した10代の女の子を描いたサイエンスフィクションコメディ「Snatchers」は、短編エピソード8話のプレミアを行なった。同作品は、デジタルコンテンツプラットフォームStage 13がプロデュースした。

さらに、サンダンス映画祭ではNetflixのスリラー「I Don’t Feel at Home in This World Anymore」がアメリカフィクション映画グランプリを受賞した。

大きな取引

しかし、この一連の出来事で最も重要なのは、こうしたデジタルコンテンツプラットフォームが大きな賭けに出ていることである。

2016年以前は、多くのNetflixやAmazonの申し入れは断られていた。というのも、フィルムメーカーはこうしたプラットフォームが自らの作品の格を落とすと感じていたからだ。しかし、こうした偏見も昨年Amazonが同年2番目に高い1000万ドルで「Manchester by the Sea」を購入したのを機に捨てられた。

「フィルムメーカーは常に、大きなスクリーンと完璧なサウンドシステムやプロジェククターの元で自分の作品を流したいと考えています」と自らの作品「Tallulah」をNetflixに売ったSian Heder氏はNew York Timesにこう述べる。「しかし、これが常に現実というわけではありません。メディアの消費の仕方が変わってきているからです」と。

「Manchester by the Sea」のギャンブルは、フィルムメーカーにとって好都合だったと言えるだろう。なにせ、同作品はストリーミングサービスとして初めてアカデミー作品賞にノミネートされたのだ。

Netflixは、今年のサンダンス映画祭で少なくとも6作品の権利を購入した。この6作品には、500万ドルで取引されたと報じられているロシアのアスリートドーピングに関するドキュメンタリー「Icarus」が含まれる。この取引は、過去のサンダンス映画祭の歴史において、ノンフィクションの映画で最も高い取引額であるだろう(サンダンス映画祭の取引の中には、金額が不明瞭なものもあるから、確実とは言えないが)。

しかし、今年最も注目を集めたのはAmazonだろう。何せ、「Silicon Valley」のKumail Nanjianiを起用した「The Big Sick」を1200万ドルで獲得したのだ。Amazonは他にも3作品の権利を手に入れている。

他の小さな企業も、この権利獲得競争に参加しているようだ。

昨年ローンチを果たしたデジタルメディアスタジオGunpowder & Skyは、偽の修道女を描いた長編コメディ作品「The Little Hours」の権利を獲得している。自主映画の配信会社FilmBuffを9月に買収したことを考えると、同作品はGunpowder & Skyの作品において初めて劇場公開される作品になるだろうと考えられている。

今年に入り、こうしたデジタルメディア企業が波に乗っているというのは認めざるを得ない。Amazonが獲得した「Crown Heights」はアメリカフィクション映画部門でAudience Awardを受賞しているからだ。

Netflixも、「Chasing Coral」がアメリカドキュメンタリー部門で、「Joshua: Teenager vs. Superpower」もインターナショナルドキュメンタリー部門でAudience Awardを受賞している。また、ドキュメンタリーの審査委員会はOrwell Awardと呼ばれる「ポスト事実や二重表現、仮の真実から、本当の真実を露わにしている作品」を対象とした新しい部門を設立し、Netflixの「Icarus」がこの部門で受賞しているのだ。

配信権における取引は些細なことだと感じるかもしれないが、NetflixやAmazonのようなデジタルメディア企業はドキュメンタリー作品を変えたと、アカデミー賞やエミー賞を受賞した作品のプロデューサーやディレクターを務めてきたSusan Froemkeは述べる。

「NetflixやAmazonといった資本の多い企業は、ドキュメンタリーコンテンツの環境を変えました」と彼女は述べる。これまで可能性のあるスポンサーはPBSやHBOのような企業に限られていたが、現在はNetflixやAmazonのような企業がより多くのオーディエンスにコンテンツを届けることができるようだ。

「こうしたデジタルメディア企業は、我々に新しい可能性を広げてくれたのです」と彼女は締めくくった。

YouTube、サンダンス映画祭にてクリエイティブエージェンシーと共同で6秒広告フォーマットをピッチ BBDOとDroga5も参加する見込み

【出典】2017/1/19

http://www.adweek.com/brand-marketing/youtube-partners-creative-agencies-pitch-its-6-second-ad-format-sundance-175624/

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YouTubeは、モバイル端末における短編フォーマットのストーリーテリングの価値をブランドに理解してもらいたいと考えているようだ。だからこそ、サンダンス映画祭でショーケースする6秒広告フォーマットを作ったのだろう。

本日から、参加者は6秒広告10作品を見ることができる。5作品は今後有望なフィルムメーカーによるもので、5作品はクリエイティブエージェンシーによるものだ。これらの作品はYouTube Houseにて1月24日まで公開されるようだ。

YouTubeは、1月21日の16時から19時限定で特別ギャラリーも設けるようだ。これは、同社の「エージェンシーやブランドパートナーが実際にコンテンツを体験し、フィルムメーカーに会い、YouTubeのグローバルマーケティングディレクターを務めるLucinda Barlow氏のパネルが催される」場所となるとYouTubeのエージェンシーセールス副部長を務めるTara Walpert Levy氏は述べる。

Droga5とMother、Leo Burnett、BBDO、TBWAが、今回6秒映画を作った5社である。このショーケースに参加するブランドは、SamsungをはじめNBC、Nestle、Amazon、Visa、Showtime、Hulu、Gap、Viacom、Sony、Microsoft、Chase、Amex等が挙げられる。また、OmnicomやPublicis、IPG、WPPの代理人も参加すると予想されている。

「現在の世の中では、毎日のようにブランドと消費者の繋げ方が試されています」とLevy氏は述べる。「しかし、これを効果的に行うには、ブランドが従来の消費行動を取らない消費者向けに、従来とは違うタイプのストーリーテリングを提供する必要となるのです。人々はより長いコンテンツを好む傾向にあるかもしれませんが、ブランドはより短いフォーマットでメッセージを的確に伝えられるフォーマットも大事であることを理解する必要があるのです」と。

YouTubeにとって、サンダンス映画祭はこの「力強い6秒映画」をブランドに見せる格好の舞台であり、「ブランドがこのフォーマットがモバイル業界でいかに重要かを理解してもらうことを願っている」とLevy氏は締めくくった。

Amazon、サンダンス映画祭セレクションのコンテンツに10万ドルのボーナスを支払い独占ストリーミング権の獲得を計画

【出典】2017/1/18

http://variety.com/2017/digital/news/amazon-sundance-films-exclusive-streaming-1201962370/

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Amazonは、2017年サンダンス映画祭のオフィシャルセレクションに選ばれた作品のフィルムメーカーに多額の資金を注ぎ込もうとしている。2年間作品をPrime Videoでストリーミングする権利を得ようとしているのだ。

AmazonのFilm Festival Starsプログラムでは、オフィシャルセレクションに選ばれた全ての作品がこの特別なPrime Video配信パッケージの対象となっており、同プログラムは昨年春にローンチされたオープン動画配信サービスAmazon Video Directの一環であるようだ。

Amazonはアメリカ国内のドラマ映画とプレミアに10万ドル、国内ドキュメンタリーとそのプレミアに7.5万ドル、その他の外国映画やキッズ映画といったカテゴリに2.5万ドルを注ぎ込もうとしている。

その代わり、フィルムメーカーは全世界での24ヶ月動画ストリーミング配信権と、最初の12ヶ月は独占配信権を約束しなければならない。2017年のサンダンス映画祭でローンチされるため、現在AmazonのFilm Festival Starsに入っている映画はない。Amazonは1月20日から23日まで開催される同映画祭のAVD Filmmaker Discovery Loungeというラウンジで詳細を発表するとしている(興味がある人はavd-sundance@amazon.comまで連絡すれば良いだろう)。

もちろん、サンダンス映画祭のセレクションに選ばれた作品はNetflixや他のストリーミングサイトにより高い金額で売ることも可能だろう。しかし、Amazon Studiosはサンダンス映画祭でのプレミアよりも前にロックバンドGrateful Deadのドキュメンタリー映画「Long Strange Trip」を獲得し、映画祭中もこれを積極的に進めていくと水曜日に発表した。昨年も、Amazon Studiosはサンダンス映画祭でプレミアされたKenneth Lonergan監督作「Manchester by the Sea」の配給権を会場にて1000万ドルで購入している。

しかし、AmazonはFilm Festival Starsのルーツを持つフィルムメーカーを数人抱えようとしているようだ。企業の声明には、「Amazon Video Directは、配信先のオプションを増やすことで力のあるフィルムメーカーがより多くの素晴らしい作品をより多くの方に視聴してもらう環境を整えることができると確信しています。つまり、フィルムメーカーと視聴者が良い関係を築くことができるのです」と記されている。

Amazonはサンダンス映画祭のセレクションに選ばれた作品にAmazon Video Directから支払われるボーナスは寛容すぎるかもしれないが、フィルムメーカーが自分の作品を劇場で公開したりマーケティングをサポートしたりすることを目的としていると発表している。

このボーナスに加えて、Amazonはこうしたフィルムメーカーに対してPrime Videoで稼ぐことができるロイヤリティ料を他のストリーミングサイトの2倍にするとしている。

Film Festival Starsの作品は、アメリカ国内で1時間視聴される毎に30セント、国外では12セント稼ぐことができる。Prime Videoを含め、Amazon Video Directの通常のロイヤリティ料はアメリカ国内で1時間視聴される毎に15セント、国外で6セントである。また、Amazon Video Directの作品が1年間に稼げる金額には7.5万ドルという上限もある一方で、Amazon曰くFilm Festival Starsの作品に上限はないようだ。

Amazon Video Directは、YouTubeやVidemo、その他のクリエイターが自らアップロードするタイプの動画プラットフォームと競合することになるという見方もあるようだ。しかし、AmazonはAmazon Video Directが、様々な配信オプションがあるという点から見ても、こうした動画プラットフォームとは異なるという見解を示している。Prime Videoに加えて、Amazon Video Directは広告純収入の55%を受け取ることができる広告サポートオプションも含まれている。また、クリエイターは月額利用でユーザーにレンタルや販売されるプラットフォームにコンテンツを売ることもでき、その場合は純収入の50%を受け取ることができるようだ。

加えて、AmazonはAmazon Video Directの参加者の中からPrime Videoでの長編映画トップ50とテレビシリーズトップ10、デジタルコンテンツ提供者トップ25に、総額100万ドルのボーナスを支払うとも発表している。

Sundance Film Festival、2017年バーチャルリアリティにおけるNew Frontier計画

【出典】2016/12/1

http://variety.com/2016/film/news/sundance-film-festival-2017-vr-new-frontier-lineup-1201930819/

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Sundance Film Festivalは昨日長編映画カテゴリーのノミネーション作品を発表したが、本日同映画祭はストーリーテリングの未来に影響を与えるようなテクノロジーを採用した作品用にNew Frontierというセクションを発表した。

今年のJames FrancoやJoseph Gordon-Levittの作品のような既存の概念に捕らわれないプロジェクトが制作されるようになったここ10年を祝したこのカテゴリーは、自主映画に焦点を当てた参加者にとって見落とされがちではあるが、同映画祭で最も革新的な部門であることは紛れもない事実である。今年は、Jem Cohenが挑戦した最新テクノロジーを用いたドキュメンタリー映画「Museum Hours」や、Sundanceのベテランで監督のTerence Nanceがてがけた「An Oversimplification of Her Beauty」を含めた2つのライブマルチメディアショー「World Without End (No Reported Incidents)」を含め、20のVR作品と11の没入型インスタレーションがラインナップとして発表された。

そのプロジェクトの中の3作品が、環境問題に焦点を当てたプログラムとしてSundanceの「The New Climate」プログラムのラインアップとしても取り上げられている。

ラインアップ

映画とパフォーマンス

このセクションの3作品は、注意書きがない限りアメリカで制作されたものである。

「18 Black Girls / Boys Ages 1-18 Who Have Arrived at the Singularity and Are Thus Spiritual Machines: $X in an Edition of $97 Quadrillion」(監督/脚本:Terence Nance) — この作品は、アーティストがGoogleの検索エンジンで「one-year-old black boy」と「one-year-old black girl」と検索し、Googleの「人気検索」アルゴリズムでどんな単語が次に来るかを調べるものである。

「Did You Wonder Who Fired the Gun?」(監督:Travis Wilkerson) — ミステリアスな死を遂げたアーティストの家族を描いたドキュメンタリー映画は、南部ゴシックの分裂と再構成がテーマとなっている。同作品では、アラバマ州出身の人種差別主義者であるアーティストの曽祖父による忘れ去られた殺人事件を調査している。

「World Without End (No Reported Incidents)」(アメリカーイギリス / 監督:Jem Cohen) — テムズ川に沿ってあるイギリスの街Southed-on-Seaを調査した同作品は、日々の道や鳥、潮流、泥、空だけではなく、賞を取ったインドカレーや奥の深い帽子の世界、ほとんど失われたプロトパンク音楽の世界等にも焦点を当てている。

インスタレーション

このセクションの8作品がアメリカで制作されたもので、それ以外は記述がある。

グループ「A Normal Working Day Switzerland」による単一チャンネル作品 — 「A Normal Working Day Switzerland」は、インスタレーションアーティストZimounや振付師兼ダンサーデュオDelgado Fuchs(Marco DelgadoとNadine Fuchs)といったアーティストグループである。二人のパフォーマーを使って作られる素晴らしいアートは、現実の大小を考えさせられるような作品に仕上がっていると言えるだろう。

「Full Turn」(スイス / アーティスト:Benjamin Muzzin) — このインスタレーションアートは、通常のフレームやフラットスクリーンという概念を取っ払って3次元に挑戦した作品である。回転する2脚のテーブルからなるアニメーションシークエンスは、他のどんな作品とも異なる360度体験を得ることができる。

「Hearcorps: Riders of the Storyboard」(アーティスト:dandypunck 主な協力者:Darin BasileとJo Cattell) — Particleのストーリーに沿って、2次元のコミックの中に入り込んだかのように錯覚させる世界で、シルクドソレイユのパフォーマーがアニメキャラクターと干渉し合うという作品である。キャスト:Ekenah Claud、Elon Höglund、Youssef El Toufali、Jenni Gamas

「Heroes」(アーティスト:Melissa Painter 主な協力者:Tim DillonとThomas Wester、Jason Schugardt、Laura Gorestein Miller) — サイレント映画時代が舞台で、力強くロマンチックなダンスパフォーマンスが観る者を魅了する作品で、ストーリーが画面の外に飛び出し、観る者も思わず動き出してしまう。キャスト:Helios Dance Theater、Stephanie Maxim、Chris Stanley、Melissa Sandvig

「Journey to the Center of the Natural Machine」(アーティスト:Daniella Segal) — 石器からスーパーコンピュータに至るまで、我々の脳の進化はツールによって導かれている。ホログラムの脳をMeta 2 仮想現実ヘッドセット上の友達と共に探検し、「自然に生まれた機械」とも言うべき脳との関係性を再構築する作品である。

「NeuroSpeculative AfroFeminism」(アーティスト:Ashley Baccus-ClarkとCarmen Aguilar y Wedge、Ece Tankal、Nitzan Bartov) — 黒人女性と彼女達がテクノロジー分野でどのような役割を担っているのかを3分野に渡って調査するという作品である。これには、不確かな製品や没入型体験、認知神経科学調査といった分野も含まれる。同作品は、ファッションや化粧品、エントリーポイントのようなビューティー業界の経済を使って、プライバシーや透明性、アイデンティティ、認知の問題に焦点を当てている。

「Pleasant Places」(イギリス / アーティスト:Quayola) — 現在のテクノロジーによって、Vincent van GoghのProvenceの風景画をデジタルで復元し、仮想世界で見せることで表現や認識のコンセプトを再構築した。羊飼いの静観的なイメージとデータ視覚化の技術を用い、同作品は視覚の基本を根底から覆すものになっている。

「Synesthesia Suit: Rez Infinite and Crystal Vibes」(日本 / アーティスト:Tetsuya MizuguchiとAyahiko Sato、Kouta Minamizawa) — ビートや弦楽器の音色を含めた複数の感覚器官に訴えかけるPlayStation 4/PS VRゲーム「Rez Infinite」と、キャンディの色をしたサイケデリックな音の振動を体験する「Crystal Vibes」の二作品が体験できる。視聴覚と振動触覚の両方に訴えかけることで、テクノロジーの最先端をいくこれまでにない作品に仕上がったようだ。

VR / AR

このセクションの16作品がアメリカで制作されたもので、それ以外は記述がある。

「Asteroids!」(アーティスト:Eric Darnell) — 「マダガスカル」のディレクターからバオバブのVRアニメーションが制作された。Mac and Cheezのスペースシップでコスモを旅するエイリアンのデュオがミッションに集中しすぎて、人生において何が大事かを忘れるというストーリーである。人生において何が一番大事かを決めるのは自分自身であることを思い出させてくれる作品である。キャスト:Eric Darnell

「Chasing Coral: The VR Experience」(アーティスト:Jeff Orlowski) — スキューバダイバー兼調査員のZackary Rago氏が2016年にグレート・バリア・リーフのLizard Islandで観測された空前のサンゴ白化現象に関して水面下の様子をVRで記録した作品だ。

「Chocolate」(アーティスト:Tyler Hurd) — Giraffageの「Chocolate」という曲のVRミュージックビデオは、猫中心の世界で儀式的なダンスをあなただけのためにする民族やロボットの神様、メッキの子猫等を描く。

「Dear Angelica」(アーティスト:Saschka Unseld 主な協力者:Angela PetrellaやWesley Allsbrook、Maxwell Planck、Ryan Thomas) — この作品は魔法にかけられた夢のような方法で亡くした身近な人間を思い出させ、一緒にいることはできなくても何かが常に共にあることを表現したものである。キャスト:Geena Davis、Mae Whitman

「Hue」(アーティスト:Nicole McDonald 主な協力者:KC Austin) — この作品は、色覚を失った男についての没入型映画である。この映画を観た人は、主人公が思い描く世界観に誘われる。キャスト:David Stratham

「Life of Us」(アーティスト:Chris MilkとAaron Koblin、Pharrell Williams 主な協力者:Megan EllisonとMcKenzie Stubbert、Jona Dinges) — この作品は、地球の進化についてVRで描いている。

「Melting Ice」(アーティスト:Danfung Dennis) — これは、グリーンランドの氷床が温暖化により壊滅的である状況を追った作品である。崩れていく氷河や次々と溶けている氷により海面が上昇しているのを見ることができ、地球が崩壊の危機にあることを訴えている。

「Mindshow」(アーティスト:Gil BaronとJonnie Ross、Adam Levin 主な協力者:Jonnie RossとGil Baron) — VRアニメキャラクターを動きや声で操作する作品である。別のキャラクターに乗り移り、動かすこともできる。友達とシーンを再生したり巻き戻したりすることで作品にしていき、VRやSNSでシェアすることも可能なようだ。キャスト:Dana Gould

「Miyubi」(カナダ / アーティスト:Félix LajeunesseとPaul Raphaël 主な協力者:Owen Burke) — 1982年のアメリカ郊外に住む家族の子供にプレゼントされた日本製のおもちゃのロボットの愛と衰退を描く。キャスト:Jeff Goldblum、P.J. Byrne、Emily Bergl、Owen Vaccaro、Richard Riehle、Ted Sutherland、Tatum Kensington Bailey

「Orbital Vanitas」(オーストラリア / アーティスト:Shaun Gladwell 主な協力者:BADFAITH) — このVR作品は、死について考えさせられるサイエンスフィクション・ミステリーである。地球の軌道を舞台とし、参加者はすぐに浮かんでいる謎の物体が近づいてくるのを見る。この次の展開がVRのフォーマットに最適なものに仕上がっている。

「Out of Exile: Daniel’s Story」(アーティスト:Nonny de la Peña) — 2014年8月、Daniel Ashley Pierceの家族は、彼の性癖を受け入れることができず彼を勘当する前に、彼を言葉の暴力や暴力で攻め立てた。Danielが録画した動画によって制作された同プロジェクトは、他にもLGBTQの子供3人に焦点を当てている。キャスト:Daniel Ashley Pierce、Kyle Wills、Julene Renee、Cyntia Domenzain、Angel VanStark、Phoebe VanCleefe

「The Sky is a Gap」(アーティスト:Rachel Rossin) — 視聴者は、位置を正確に記録するヘッドセットにより時間と空間を正確に移動できる。同作品は、現存する物理学を活用しZabriskie Pointによってインスピレーションを受けた爆発を描いており、参加者はその世界を前後に動くことができる。

「Through You」(アーティスト:Saschka UnseldとLily Baldwin) — ダンスは愛や生命といったストーリーに使われる。再発見されるために。キャスト:Joanna Kotze、Amari Cheatom、Marni Thomas Wood

「Tree」(アーティスト:Milica ZecとWinslow Porter 主な協力者:Aleksandar ProticとJacob Kudsk Steensen) — このVR作品は、参加者を熱帯雨林へと誘う。腕を枝、体を樹幹に見立て、苗木の成長する様子を一人称で描いていく。

「What If」(アーティスト:Rosemarie Troche 主な協力者:Bruce Allan) — キリスト教の男が銃で大量殺人を起こしてしまう。彼は過去に同性同士のセックスをしており、自己嫌悪に陥っていた。もし、この男がこの一連の心情を別のやり方で解決していたら?もし彼のパートナーが彼自身に向き合うように促していたら?この歴史上の惨劇を未然に防ぐことはできたのだろうか?キャスト:Zachary Booth、Mitchell Winter

「Zero Days VR」(アーティスト:ScatterとYasmin Elayat、Elie Zananiri 主な協力者:Mei-Ling WongとAlexander Porter、James George) — イランの核兵器工場を妨害する目的で、アメリカとイスラエルによって秘密裏に立ち上げられたミッションに関する作品である。Stuxnet(コンピュータワーム)とNSAの密告者の観点から描かれている。視聴者は、コンピュータのウィルスの見えざる世界で繰り広げられるサイバー戦争を体験することができる。キャスト:Joanne Tucker、Eric Chien、Liam O’Murchu、Ralph Langner、Olli Heinonen、David Sanger

Sundanceの第一回Digital Storytelling Conference、ブランデッド動画の最高峰を見せる

【出典】2016/1/19

http://www.adweek.com/news/advertising-branding/sundances-first-digital-storytelling-conference-showcases-best-brand-videos-169028Untitled

デジタル動画やストリーミングサービスは、その形を次々と変化させている。デジタル業界のエグゼクティブやSundance Film Festivalの参加者は、動画業界の全貌を知る機会を映画祭中に設けることを熱望しており、VMAのCEOを務めるRick Parkhill氏がこれを実現させた。

TwitterやFullscreen、Maker、Zefr、Above Average、Hulu、Nativといった企業をスポンサーに、Digital Storytellingは誕生した。

このイベントは、CNNのCourageousというコンテンツスタジオやFox Network GroupのTrue(x)、The Huffington Post等を追加のスポンサーとして迎え、映画祭の前日である1月21日木曜日から始まる。

Adweekは、メディアやマーケティングの業界から150名の参加者が集うこのイベントの司会を務めるParkhill氏にインタビューを行った。

Digital Storytellinの目的は何ですか。

全ての動画タイプとプラットホームで、物語を通じてブランドが視聴者と繋がる可能性や機会を増やそうとするのが目的です。今やブランドは、SnapchatやVine、YouTube動画、SNSで影響力のある人々のコンテンツ、長編・短編コンテンツ、ソーシャルメディアから配信されるコンテンツやテレビのコンテンツまで、様々なタイプのコンテンツを考慮し、マーケティングを行っています。Digital Storytellingは、時代の最先端を進むマーケターの道標となるでしょう。

参加者にはどんな方々がいらっしゃいますか。

参加者の中には、マーケティングの分野でまさに時代の最先端を進んでいるブランド等がいます。DickのSporting Goodsでマーケティングエグゼクティブを務め、「We Could Be King」で昨年エミー賞を受賞した方々も参加されます。このドキュメンタリーは、予算削減のため元アメフトライバル校のチームが一つのチームになるという話で、スポーツをするといい人になれるというDickの信念を如実に表しています。Marriottのグローバルチーフコンテンツオフィサーも、全世界に旅行関連のコンテンツを配信していくという目標を持って参加されます。他にもMondelezのグローバルコンテンツ部長やAnheuser-Busch InBevのデジタル部門シニアディレクター、PepsiCoの戦略部長らが参加される予定です。さらに、StoryLabやLiquid Thread、Digitas Studios、MRY、Team One、The Marketing Armといったエージェンシーでエグゼクティブを務める方々も参加するようです。

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参加されるマーケターやエージェンシーエグゼクティブの方々は何を求めているのでしょうか。

Sundance Festivalはこれまで30年もの年月をかけて、インディーズの分野で物語を伝えるということにおいて世界中の人々が関心を持つような一大イベントにまで成長してきました。それに伴い、クリエイターやジャーナリストと契約を結びコンテンツを制作するブランドやエージェンシーも次々と登場しました。そのせいで、有能なクリエイターにめぐり合う可能性はくじを引くようなものになってしまったといえるでしょう。また、Sundanceの運営委員会もコンテンツを新しい方法で伝えるプラットホームやその技術を奨励してきました。SundanceのThe New Frontier展示会は今年で10年目を迎え、多種多様な映像作品や、バーチャルリアリティ、ドキュメンタリーのラインアップ、物語をモバイルバーチャルリアリティで体験する展示、最先端のメディアリサーチ研究所が開発しているテクノロジーといった様々な展示がなされます。Digital Storytellingは、現在や近い将来どのように物語が制作、配信、視聴されるかに関する情報をブランドやエージェンシーに深く理解してもらおうというイベントなのです。

デジタル業界で物語を伝えることは、どのように変化しているでしょうか。短いフォーマットやモバイル端末で視聴できるコンテンツがいいのでしょうか。

コンテンツをどこでも視聴できるというのは、間違いなく広告業界に多大な影響を与えています。モバイル端末スクリーンの質が向上するにつれ、より多くのコンテンツがモバイル端末から視聴されるようになったからです。Digital Storytellingでは、多く視聴されたり話題に上がったりしたコンテンツを取り扱います。ホワイトハウスですらSnapchatにアカウントを持つ時代です。コカ・コーラでモバイル部長を務めるTom Daly氏は「モバイル端末を最優先に考える」のではなく「モバイル端末のみを考える」ことに徹すると述べていますが、これは何も不自然なことではなく現在の広告業界のルネッサンスの原動力になっているといえるでしょう。10年前に、モバイル端末がコンテンツ業界を牽引していくなんて誰も考えなかったでしょうから。

DCNF(デジタルコンテンツ・ニューフロント、動画広告枠販売イベント)や従来のテレビのアップフロント(テレビCM予約販売交渉)から何かヒントを得たのでしょうか。

いいえ。イベントのスポンサーとの会議の段階で、Digital Storytellingがデジタル業界やテレビ業界の予約販売交渉の場にならないように徹底するという話し合いがされました。

Digital Storytellingで何を知ることができますか。

ブランドやエージェンジーが、いかに人々に見てもらえるコンテンツを世の中に送り出すことができるかを知ることができます。メディアの世界では世代によって仕組みが変わってきます。すべてが素早く変化し、注目を集めるようなコンテンツを制作するのがかなり難しい時代です。この変化に伴い、ブランドとエージェンシーが互いの機能と構造の中でより深いネットワークを構築することができればと考えています。