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ムービーパスは一年弱で90%のサブスクライバーを失った

【出典】 2019/04/18

https://variety.com/2019/digital/news/moviepass-subscribers-loss-crater-225000-1203192468/Picture1

映画見放題サービスのMoviePassの加入者数が1年で300万人から23万人へ急速に減少している。20186月、同社は月額9.95ドルで映画館で毎日映画が1本観れるサービスを提供することで加入者を300万人までに急速に伸ばしたが、ビジネス的にほぼ不可能だった。

そして同サービスは月に3本まで観れるサービスに変更、月単位での契約ではなく年間契約に20188月にシフトした。

結果年間契約したくない登録者が一気に解約する結果となった。そして20193月から月額14.99または年間119.4ドルで映画館で映画が毎日1本観れるサービスをスタートした。しかし、このサービスには制限があり公開されたばかりの人気作品などは対象に入らない。結果193月の新規加入者数は13000人のみだ。

アップルが2019年初めに雑誌の定期購読サービスを開始予定

【出典】12/12/18

https://variety.com/2018/digital/news/apple-magazine-subscriptions-1203088083/Picture1

アメリカの大手総合情報サービス会社であるブルームバーグは、アップルが今年3月に新しく買収したニュース定期購読アプリ/(企業)である「Texture」を来年にもアップル・ニュースのプレミアムバージョンとして再リリースする予定だ。

しかし、アップルは業界から反対の声を受けている。ブルームバーグによると、アップルのサブスクリプション費が他社の値段を下回り、結果として読者がタイムズ紙などといった出版社から遠ざかってしまう事が懸念されている。

アップルはこれに対しすぐにコメントを出さなかった。

「Texture」は現時点で、月額9.99ドルを支払えば「バニティ・フェア」、「GQ」、「ワイアード」などといった200種類以上の雑誌を無制限で閲覧できるようになっている。またこのアプリは実際の雑誌を手に取り、ページを一枚一枚読む事を再現した形となっている。

ブルームバーグによると、アップルは従来のインタネット上で見るニュース記事のフォーマットとは異なった形を提供する予定だ。また同社はアップル・ニュースに直接このアプリの機能を取り入れる予定だ。

しかし、アップルが一番最初にこの種の雑誌定期購読サービスを始めたのではない。事実アップルには「マグスター」や 「Scribd」などといったライバルたちが存在する。「Scribd」は書類のホスティングサービスを始めた事をきっかけに、ニューヨーク・タイムズ紙とパートナー契約を結び、月額13ドルでオンラインニュース記事のサブスクリプションサービスを開始した。

Netflixが携帯電話限定の安いプランをテスト運営

【出典】2018/11/15

https://mashable.com/article/netflix-cheaper-mobile-only-subscription/#lehx3gmovPqN

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Netflixはいくつかの地域で試験的に携帯電話限定でストリーミングできる安価なプランを発表した。もうすでにマレーシアではテスト運営が始まっている。そのプランは、携帯電話限定のサービスで月額約$4だという。

プランの内容としては、Netflix上にある映画やドラマなどが同時に1つの携帯電話かタブレットからストリーミングできるというものだ。しかし高解像度の映像はこのプランには含まれないという。次に安い「ベーシック プラン」は約2倍の月額$8である。このプランでは、パソコンやテレビから標準の解像度で使用することができる。HDの映像が見られるタイプの「スタンダートプラン」は月額約$10になる。

先週、NetflixのCEOであるReed Hastings氏が、同社はアジア市場で新たな価格設定を試そうとしていると説明した。Netflixのこの新しいプランの値段は、東南アジアの格安ローカルストリーミングサービスのIflixの月額$3に基づいて設定されているという。

Netflixは現在、この安価なプランをアメリカ国内では提供していない。マレーシアのベーシックプランとスタンダートプランは、アメリカ国内で提供されている価格で提供される。マレーシアの統計局及び、給料調査レポートによると、マレーシアの平均月収は約$400程で、マレーシアとアメリカの価格体制を結びつけるのは、明らかに難しいと考えている。

現在Netflixの視聴登録者数は世界的に1億3700万人である。うちの7900万人はアメリカ国外の登録者だ。もちろん同社は登録者数を伸ばしたと考えているが、ストリーミングサービス市場はDisney+のような新しいサービスが増えていることによって飽和状態になっている。

ムービーパスは加入者が映画を見に行かないことを望んでいる

【出典】2018/10/3

https://www.theverge.com/2018/10/3/17933582/moviepass-subscription-ted-farnsworth-investment

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ムービーパスの加入者は、過去6ヶ月間にわたって厳しい規制に阻まれていた。サービスの変更、映画視聴の無制限化の廃止、またはロードショームービーへのアクセス制限などが重なり、結果として資金が尽きオフラインになった。数々の変更により、ムービーパスの初期の魅力的な価値及び、インセンティブのほとんどが削除される形となった。そのため、ムービーパスの使用者数は減り続ける一方で、当社によると、なんと驚くべき事にそれが狙いだと言う。

ムービーパスの親会社ヘリオスアンドマセソンのCEOであるテッド・ファーンズワース氏は、ザ・ラップのエンターテインメント業界会議、「ザ・グリル」の中で、「私の予想では、将来人々は月に一度かそれ以下の頻度で映画を観に映画館へ足を運ぶだろう」と述べた。 「今現在、我々はユーザーの予約購読だけでうまくやっているが、今こそ他の事にも力を注ぐべきだろう」テッド・ファーンズワース氏は語った。

ファーンウォーズ氏の非常識とも捉えられる声明を批判することは簡単である。なぜなら使用者にできるだけ多くの映画を見てもらうため、映画館や映画ファンの「友だち」としてサービスを提供していたはずのムービーパスが、今では視聴者が一か月につき一作品以下の映画を見ていることを「ちょうどいい」と考えているからだ。この度重なるサービスの使用制限がユーザー離れを引き起こしたことを考えると「成功」と言えよう。

ムービーパスが生き残るためには、サービス利用者数の減少が必要である

ビジネスの観点から見ると、サービス利用者数の減少は明らかにムービーパス、ヘリオスアンドマテソンが生き残るために必要であることを示している。 事実、ムービーパスの映画見放題の定期購読は、同社が映画チケットを全額で負担し、使用者から月額9.95ドルを課金していたが、決して財政面で持続可能ではなかった。人々がムービーパスを継続して利用していた場合、この定期購読方式は損失なしでは持続できなかった。だが、今現在利用者が減少している中、「重要な時期に差し掛かった」とファーンウォーズ氏は語る。

他のビジネスとしてムービーパスは映画広告の販売、映画の配球なども手がた。それに加え、ユーザーからの抗議を受けるまでは、他企業とのパートナーシップを築くために、ユーザーの位置情報を収集していた。ヘリオスアンドマセソンはデータ分析会社であり、最終的に2017年にムービーパスを買収したが、この買収によりムービーパスが映画チケットの販売サービスのみに集中するという案が無いことがあからさまとなった。利用者に関するデータを集めた膨大なユーザーベースをすばやく立ち上げることは、さまざまな分野で収益を上げる戦略の一環であったため、初期は月額9.99ドルの無制限プランという低価格となった。

この問題が無視できないほど大きくなったとき、ヘリオスアンドマセソンの株価はそれに対し反応し、株価は1セントにまで急落した。しかし、それにもかかわらず、同社は今後も引き続き経営する方針で、業界会議、「ザ・グリル」の中で、ファーンウォーズ氏は最近新たに6,500万ドルの資金を確保したと主張した。ヘリオスアンドマセソンは「ビジネス・インサイダー」から会社の投資についての質問を受けたとき、詳細を明かすことを拒否した。会社の将来についてのさらなる結論を導き出す前に、ムービーパスの資金調達ラウンドの結果を我々は待つべきであろう。

しかしどの様に結果が転んでも、ファーンズワース氏とムービーパスは着々と短期的な結果を得ているようだ。事実この執筆時点で、当社の株価は150%以上も上昇している。確かに、株式価格は4セント未満に抑えてられているが、それは大きな障壁である。そして、ムービーパスのように企業が厳しい状況に直面しているときは金融市場の世論がすべてである。だから今こそ顧客のことを大事にすることが必要以上に求められる。

ケーブルの契約解除は激化を続ける 2018年、米国の有料テレビの解約者は3300万人を突破

https://variety.com/2018/digital/news/cord-cutting-2018-estimates-33-million-us-study-1202881488/

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あなたは最近、ケーブルテレビかサテライトテレビの契約を切っただろうか。それなら、あなたは一人ではない。何百万人ものアメリカ人が、すでに従来の有料テレビサービスを切り捨てている。そして、かつての予想より一層速いペースで、2018年はその流出が続いていくと予想されている。

調査会社eMarketerの新たな予測によると、今年、アメリカでのコードカッターの人数―従来の有料テレビサービスを解除し、再契約しない消費者―は、32.8%増の3300万人にまで上る見込みだ。これは、2017年末のコードカッターの合計2490万人、前年比43.6%増という数値との比較で算出されている。(eMarketerのかつての予測2200万人から上方修正された数値である。)

それによると、ちょうど従来の有料テレビ市場が縮小するにつれ、OTTのネット配信動画サービスの視聴者数は、成長を続けている。eMarketerの2018年7月の推定によると、米国に住む約1億4750万人の人々が、月に最低1回Netflixを視聴している。そして、アマゾンプライムビデオ(8870万人)、Hulu(5500万人)、HBO Now(1710万人)、DishのSling TV(680万人)と続く。

AT&TのDirecTV Now、GoogleのYouTube TV、SonyのPlayStation Vueを含めた、その他のOTTサービスも成長し続けている。しかし、eMarketerはそれらに関する予測は発表しなかった。

eMarketerが有料テレビ市場の動向を追う方法における問題点のひとつは、世帯単位ではなく個人単位での、視聴者やコードカッターの合計人数を予測していることだ。(ケーブル、サテライト、テルコテレビ会社は、世帯単位で契約者数を報告している。)

ただし、どんな方法で計測しようが、従来型のケーブルテレビやサテライトテレビの市場は縮小していることに間違いない。S&P Global Market Intelligenceの調査グループKaganによると、米国の従来型有料テレビプロバイダーは、2017年に3.7%減の9400万世帯を記録した。eMarketerの予想では、全体的に見て、2018年に米国で従来型有料テレビを視聴する成人は、前年比3.8%減の1億8670万人となる見込みである。

有料テレビの顧客を遠ざける主因はなんだろうか。黒幕は、以前からずっと、価格である。Kaganによると、2017年の有料テレビの平均費用はひと月計100.98ドルであったが、2000年から2017年間の年平均成長率(CAGR)は5.5%ということになる。

これは、低価格の「バーチャル」有料テレビにとっての新規参入機会である。複数チャンネルのバーチャルテレビサービスは、2018年には収益全体でおよそ28億2000万ドルに達し、2022年までに77億7000万ドル以上に増加するであろうと、Kaganは予測している。OTTのテレビサービスにおいて、契約者一人ごとの平均収益は従来型ケーブルテレビの約3分の1だが、バーチャル有料テレビサービスのひと月の平均収益は、2018年には前年比19%増の37ドルまで増加するとKaganは見込んでいる。

Deloitteの2018年度デジタルメディアトレンド調査によると、有料テレビ契約者のおよそ70%が、支払いに対し受け取る価値が少なすぎると感じている。さらに、有料テレビの顧客の約56%が、契約を続けているのは自宅のブロードバンドインターネットとセットになっているからだと述べている、とDeloitteの調査は示している。

言い換えれば、人々が安価なOTTサービスに集まるにつれ、時代遅れの有料テレビ部門は崩壊を続けると予想できる、ということだ。

Axel Springerの子会社であり、ニューヨークを拠点とするeMarketerは、第三者の情報を集めたものをもとに予測を立てている。有料テレビとOTTの予想においての情報源は、会社から直接得られるデータおよび、24以上のソースからの調査や研究からなる。このソースの中には、Nielsen、Deloitte、Kagan、GfK、Parks、Associates、MoffettNathansonなどが含まれる。

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ユーチューブのテレビでの再生、1日1.8億時間以上

https://variety.com/2018/digital/news/youtube-stats-wojcicki-1202879824/Picture24

人々はスマートテレビでユーチューブを1日に1.8億時間以上も見ていることをユーチューブCEO、Susan Wojcickiは明かした。彼女はブログ記事にこの情報を記載し、クリエーターが動画を投稿することで収入を得られるよう、より良いサービスを提供する努力をしていると記した。

6月のVidconにてユーチューブの商品開発幹部Neal Mohanは、現在19億ものユーザーが毎月ログインしていると発表した。

Wojcicki氏は、視聴者とクリエーター間のインタラクションである、ライクやコメントの数が前年比60%以上も延びたと発表した。1万人以上のサブスクリプションがあるクリーエーターのために作られたコミュニティータブは600万人に毎日使用され、ライブストリーミングが過去3年に比べ10倍も増加した。

さらに彼女は、Vidconで新しく発表された動画から収入方法を動画と共に記事にまとめた。

https://youtu.be/J3-ZtSpptGs

また、1万人以上のサブスクリプションがあるクリエーターにはSnapchatのようなショートストーリーの機能を近日中に使えるようにすること発表した。

イーベイ、プライムデーを目前にアマゾンを小バカにする

http://adage.com/article/cmo-strategy/ebay-throws-shade-amazon-119-centric-campaign/314148/

アマゾンの年に一度の巨大イベント、プライムデーが一週間後に迫っている。そんな中、競争相手の少なくとも1社は攻撃モードに入っている。月曜にeBayは『カートをカラフルなもので埋め尽くそう』というキャンペーンの新しいコマーシャルを発表した。それはシアトルに拠点を置くあのライバル会社を念頭に作られたようだ。そのコマーシャルの中でeBayは119ドル、つまりはアマゾンプライムの一年間のメンバーシップ料金と同じ価格の商品を100種類以上も紹介しているのだ。さらに年間会費がかからないということにも触れている。

カリフォルニア州サンノゼが拠点のeBayチーフマーケティングオフィサーSuzy Deering氏は、「顧客は頭がいい。そして、119ドルを一番効果的に使いたいと考えている 。だからeBayは送料無料、年会費無料の商品をたくさん提供している。」と声明の中で述べた。送料だけでなく、家電、ファッション、スポーツ用品などが新たに割引されている。

15秒のデジタル広告2本が月曜から流れ始めた。一つはマウンテンバイカーのMicayla Gattoがいくつものジャンプを見せ、『中途半端が嫌なら、ベストな値段を見つけよう。メンバー登録は不要。』とテロップが流れる。もう一つはTypical Gamer とSamara Redwayというゲーマーたちの私生活を見せている。eBayは『最安値を保証します』ということをうたい、購入後48時間以内にeBayで買った値段よりも安いものを見つけたら110%の払い戻しを約束している。

1年前に『カートをカラフルなもので埋め尽くそう』のタグラインを作った、ロサンゼルスにある72andSunny という広告会社によってこの新しい広告も作られた 。72andSunny は2017年初めに電子取引ビジネスの賞を受賞。Ad Ageデータセンターによると2017年、eBayは5億5590万ドルを アメリカ国内の広告に出資。これは2016から8%増えた。また、AdAgeデータセンターはまた、同社が同時期に、2倍のメディア広告である1億220万ドルを費やしたことも発見した。

一方、アマゾンの年に一度のプライムデーは7月16日に始まり、17日まで36時間の間行われる。これは昨年よりも6時間長い。前よりも多くの掘り出し物が期待され、アメリカ大手スーパーWhole Foodsも参戦するようだ。昨年アマゾンは、プライムデーとは、ブラックフライデー、サイバーマンデーを超える最大のイベントだ、と述べ、そのセールスは毎年60%ずつ上昇している。

サブスクリプションボックス産業の疲労

http://adage.com/article/cmo-strategy/subscription-box-market-fights-fatigue/314002/

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違う日には違う届け物が届く。つけまつげやマスカラ、かわいいベルトや犬用のおもちゃなどが、アメリカ中の玄関先に届けられる。物が届いたときの「何がはいっているんだろう」という喜びとは反対に、そういった届け物はだんだん単調に感じ、無感覚になっていく。その状態を『サブスクリプション疲労』と呼べるだろう。

ギャップ、アンダーアーマー、ターゲット などのブランドがこぞって取り入れていることでサブスクリプション型マーケットはますます激化してきている。驚きとワクワク感を届けようとするこのマーケティンブ方法は、他のブランドと違いを図ることが難しく、つまらなくなってきている。 ニューヨークで有名な軽食屋Katz’s Delicatessenは5月に、今月からパストラミのサブスクリプションサービスを始める予定であることを発表した。そしてサブスクライバーには、マリファナも毎月届くようになっている(Katz’s Delicatessenからではないが)。マーケットの飽和状態は、特にトレンドに乗り収益をあげようとしているアパレルブランドにとって 、問題がおこりうるだろう。

小売の専門家は、新しい顧客を得るため、また既存顧客を手放さないためには、見つけるのが難しいパーソナライズされたものを送り、顧客の心を動かすような接点をつくることが大切であるという。他で見つけられない特別でレアな商品が届くことで、消費者はそのサービスを利用し続ける傾向があるという。消費者心理学者のKit Yarrow氏は、「問題なのは、幾つかのブランドは同じようなものを繰り返し届けることだ。」と語る。「配達物を開けて、嬉しさ、驚き、または興奮がなければ顧客はサービスを利用し続ける理由がなくなる。」

マーケッターにとっての魅力:一度顧客とのつながりを作れたら、ブランドは消費者のデータを手にすることができる。

創立7年目のStitch Fixという注目のオンラインファッションブランドはアルゴリズムを使って客のスタイルにあうアイテムを送る。Stitch Fixは去年末に注目を集め、最近、 アクティブユーザーの30%の上昇を狙っていた前の時期の収益よりも29%も多い3億1670万ドルを記録し、予想収益を超えた。 今月初め、サンフランシスコ拠点のこのブランドはここ四年で初めて新しいCMOをグーグルから雇った。

一方でHasbroは12月に、昨年夏に始めたばかりの四半期に一回家族用ゲームを届けるサービスを取りやめた。スポークスパーソンは、「家族用ゲーム箱のサービスをやめることで、会社はファンを魅了する新しくて独創的な方法を見つけるだろう。」と話している。似たようにウォールマートが2012年に始めたGoodies.coという軽食のサブスクリプションサービスを昨年撤退した。

サンプルから始める

このトレンドは、ボックス配達のパイオニア的存在のBirchbox が創設された10年近く前の2010年に遡る。その頃の消費者はまだ不景気に苦しんでいたが、ブライトピンクの箱に入った高級コスメブランドのサンプルのために月10ドル払うことはできた 。景気が芳しくない時に、顧客はよく小さな贅沢をすることを楽しむ。これはリップスティック効果と呼ばれ、エスティ−ローダーのLeonard Lauder氏が作った造語である。Birchboxは順調に事業を進めていて、他のブランドもその軌跡を追った。 Boxesが流行ったのは、顧客がオンラインまた店頭でのたくさんの選択肢に困惑していたからだ、とYarrow氏は話す。

「今日、ボックス型サブスクリプションサービスは現在の顧客のニーズと強く関係している。顧客は今のサービスに疲れてうんざりしているため、彼らが毎月契約していてよかったと思えるような商品を届けることが大切である。」と彼女は語る。

ボックスサブスクリプションを導入している企業のほとんどはStitch Fix やMM LaFleurなど電子商取引ベンチャーである。この2社 は女性用ビジネス服を取り扱い、ほとんどの初期段階の広告はデジタルであった。近年では、新規顧客の獲得のためにマーケティングに費やしている。例えば昨年、Stitch Fixは株式公開が行われる前にテレビコマーシャルを公開した。

主流の小売業社は実店舗を活用し、ボックスサブスクリプションを宣伝している。昨年コスメ用品の箱型サブスクリプションを導入したメーシーズはそれぞれの店頭で毎月の箱の中身を展示している。メーシーズのスポークスパーソンは、細かいことには言及しなかったが、サブスクリプション登録者数は着々と伸びている、と述べた。メーシーズはテーマを設けて商品を選び、クーポンや特典のサンプルを箱の中に入れることで、定価で販売している商品を購入させることを試みている。

「コスメを購入する人は 新しいブランド、商品、成分そして色のことを強く気にかけている。」とメーシーズの総合ビジネスマネージャーのNata Dvir氏は語る。「彼女たちは通常サイズのものを買わないで商品を試したいので、サブスクリプション型のサービスは合っている。ブランドとしては、顧客に新しいものを紹介できるのもポイントだ 。」

消費者がサンプルコスメ好きであることに気づいているブランドは、メーシーズやBirchboxだけではない。何年もの間、競争相手の参入はBirchboxを社員解雇に追いやってきた。Birchboxはサンプルにフォーカスするのを止め、セフォラのような従来のビジネスモデルにシフトチェンジしつつある。Brichboxのスポークスパーソンによると、通常サイズの商品が収益の35%をも占めている。また、サブスクリプションビジネスもまだ成長し続けている、と付け加えた。

似たように、簡単食事キットを販売していた創立6年目のBlue Apronは、競合企業との競争が激しくなっている。競合には、主流サプライヤーのFresh Del Monte Produceから400万ドルもの出資を受けたビーガン料理のベンチャー企業であるPurple Carrotなどが含まれる。Blue Apronは市場価値を65%落としており、オペレーションを改善するためにマーケティングから撤退する、と話している。

消費者を獲得するには、彼らのニーズをあらかじめ理解し、なかなか手に入らない商品を届けることが大切である。例えば、Stitch Fixはそれぞれの顧客にはまるトレンドを見つけるためにアルゴリズムを使っている。そのために顧客から、スタイルについてのアンケートをとる。流行している肩出しのトップスを着たいと思う顧客もいれば、もう少し保守的な洋服を着たい、と思う顧客もいる。専門家は、そのようなパーソナリゼーションが、顧客が長くサブスクリプションを続ける理由になる、という。運動着などあまりワクワクするような商品を扱っていない マーケッターは、顧客の手を長くつないでおくのは難しいかもしれない。

小売・テクノロジー会社Aptosの小売改革部門ヴァイスプレジデントであるNikki Bairdは、「パーソナリゼーションがうまくできていないボックスサービスは、顧客にブランドへのロイヤリティを求めるのは難しいだろう。」と語る。

マーケッターが 商品の内容、商品を届ける頻度などの公式を一度見つけ出したら、その他の経営に必要なためのデータまで集めることができる。例えば、ターゲットは自社のCat & Jackというベビー服のボックスサービスを行っているが、その消費者の情報を集め、719億ドルのビジネスまで広げた。

さらに大きな箱

サブスクリプション型サービスは自動車産業にまで浸透している。しかし、これはシェアリングエコノミーの結果、また現代の顧客の深い付き合いを恐れる傾向の結果とも言える。このような派生はダンボールで届けられる商品にとどまらないかもしれない。Cadillac やVolvoなどのブランドは月々の支払いで違う車種に乗ることができるサブスクリプション型サービスを最近始めた。Fairというカリフォルニア州サンタモニカにある会社のアプリは様々なブランドの車の所有を自由にできることを可能にした。昨年8月からカリフォルニアに限りビジネスを開始し、今後アメリカ全土に事業を広げる予定だ。

顧客は、短い期間でも長い期間でも自分が好きな長さでサブスクライブでき、費用は通常の車両所持のコストと同じくらいである。例えば、2016年型のプリウスは月々300ドルにさらに初期費用として1000ドルかかる。4月からFairのマーケティングチーフのなったDerek Callow氏は、自社はラジオとテレビに広告を集中させており、カスタマーサービスの調整を行っているところだ。「今、車を購入するという考えは古い 。顧客は、車両を持つ時代は終わった、と話している。」と以前ティンダーで働いていた彼は語る。彼はさらに、「サブスクリプション型のビジネスは“責任や成約がない”ため、自由に車を試してみたい顧客を助ける。」と加えた。

彼は、「人々の暮らしは変わる。人々の暮らしの中でよく起こる問題を一つあげよう。借りている車にしろ、購入した車にしろ、みんな自分の車に飽きてしまう。」と彼は言う。

映画チケットサブスクリプションサービスのSinemia: ファミリープランを追加

【出典】2018/6/22

https://www.engadget.com/2018/06/22/sinemia-family-plan-moviepass/

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映画チケットサブスクリプションサービスのSinemiaがファミリープランを開始したと発表した。3人で月1本の映画を鑑賞する場合、月額$14.99で月2本見る場合は$24.99となる。もし3DやImaxなど特殊なスクリーンで鑑賞する場合、$29.99となる。

映画館チェーンのAMCシアターは先日無制限の映画チケットサブスクリプションサービスを発表したばかりだ。そして映画チケットのサブスクリプションシステムを最初に導入したMoviePassは来月から人気の映画、混雑時間に追加料金を徴収するシステムを導入すると発表した。Sinemiaは子供がいる家族向けのサービス改定を行なった。

AMC がMoviepassのようなサブスクリプションサービスをスタート

【出典】2018/6/20

https://www.theverge.com/2018/6/20/17482918/amc-subscription-moviepass-stubs-a-list

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アメリカ最大の映画館チェーンであるAMCシアターは新たにサブスクリションサービスを開始すると発表した。同社のサービス内容は月額$19.95で1週間に3本まで(月に最高12)映画を鑑賞することができる。すでに同社ではロイヤリティプログラムを提供しているが、それの拡張サービスとして626日からスタートする。

同社のプレスリリースによると、このサブスクリプションサービスは1日で複数の映画や同じ映画を鑑賞することが可能だ。オンラインで映画チケットを予約するときの手数料はゼロ、映画館での飲食物に関してはディスカウントが適応される。そしてIMAXや3Dなど特殊なスクリーンも鑑賞可能、オンラインで席の事前予約を同時に3回行える。(ライバルのMoviePassは映画館に行って予約しなければならない。)

AMCのサービスはMoviePassのサービス料より2倍するが、映画館に月に2回以上行く映画ファンにとってメリットのあるサービスだ。

AMCシアターの担当者は「MoviePassと比較されるかもしれないが、我々は自分たちのプログラムと映画業界にとって最も信頼できるサービスを作り出すことに力を入れている。このサービスはシンプル、シームレス、そして映画を見るには最適な方法だ」と語る。