タグ別アーカイブ: Streaming

次々と登場するストリーミングサービス:なぜネットフリックスには脅威にならずメリットになるのか?

【出典】 2019/04/17

https://variety.com/2019/digital/news/netflix-killer-disney-plus-competitors-1203189814/Picture1

「ネットフリックスキラー」と呼ばれるサービスは今後登場するのだろうか?おそらく今後登場するディズニー、ワーナーメディア、アップルなどが準備しているストリーミングサービスが脅威となり、ケーブル/衛星テレビがこの戦いの敗者となるのだろう。

ディズニーは月6.99ドルのサブスクリプションサービス「Disney+」を今秋にアメリカでスタートすることを発表した。のべ500作品近くのディズニー作品(マーベル、ピクサースターウォーズ含む)とストリーミング向けオリジナル作品25本、そして7500話近くのTVエピソードが初年度にリリースされる。そして今後、Disney+はスポーツストリーミングサービスのESPN+とフールーもバンドルされる予定だ。

ネットフリックスCEOリード・ヘイスティングス氏は「アップルやディズニーが参入してスリルを感じている。彼らのような素晴らしい企業が参入することは我々にとってエキサイティングだ」と述べた。

BTIGリサーチ社のアナリストRich Greenfield氏によると、新規企業が参入して、より良いサービスを提供したとしてもネットフリックスのマーケットポジションは変わらないとのこと。サブスクリプションサービスがいくつも乱立することにより、真っ先に起こり得ることは、より多くの人々がケーブル/衛星テレビの契約を解除することだ。多くの人々がコードカットをすることにより、財布に余裕ができ、複数のストリーミングサービスに加入するだろう。よってDisney+が登場することによりネットフリックスおよび他のストリーミングサービスの加入者数も増えるだろう。

そしてDisney+とネットフリックスはブランド価値が異なり、ライバルにならないと見られている。ネットフリックスはオリジナルコンテンツ&過去の映画を見ることができる、全てのマーケットをターゲットにしたブランドだ。一方でDisney+はファミリー&ディズニーのコンテンツを愛しているファン向けである。しかしDisney+$6.99という価格は今後ネットフリックスが値上げをしづらくなるだろう。

しかしコンサルファームMagidによれば、アメリカの消費者は平均月$38までストリーミングサービスに費やしても良いと考えており、ネットフリックスは絶対に必要なサービスと消費者は考えている。

現在ネットフリックスは様々な映画会社とライセンス契約し過去のTVドラマ・映画を配信しているが、ワーナー・コムキャスト・ユニバーサルなど映画スタジオが自社のストリーミングサービスを立ち上げたら、ネットフリックスからライセンス作品が消えるだろう。数々のライセンス作品が消えていく中、同社はオリジナル作品を増やしていくのだ。

YouTubeがインタラクティブコンテンツ制作へ

【出典】4/9/2019

https://www.engadget.com/2019/04/09/youtube-interactive-original-shows-live-specials/

Picture1

ネットフリックスだけでなくYoutTubeもインタラクティブコンテンツ開発を開始する。同社でリアリティショー部門を統率していたBen Ralles氏がインタラクティブショー&ライブコンテンツ部門を新しく設立した。

同社のオリジナルコンテンツ部門を統率するSusanne Daniels氏はブルームバーグに対し「我々はインタラクティブストーリーを伝える上で重要なツールと機会を得た。Ben氏はプラットフォームがコンテンツをどのように高めることができるか熟知しており新部門を率いる完璧な人選だ」と語った。

すでにインタラクティブコンテンツを制作しているネットフリックスは、TVドラマ「ブラックミラー」のスピンオフでインタラクティブコンテンツである「バンダースナッチ」の成功をきっかけに、同様のコンテンツを増やしている。サバイバル冒険家ベア・グリルスのサバイバルショー「You vs. Wild」は視聴者がベア・グリルスの行動を選ぶことができるインタラクティブショーで今月4月に配信される。

YouTubeは現在オリジナルコンテンツの制作プランの見直しを行っている。高額な予算をかけたプレミアムコンテンツ制作は中止、新たな方針が近々発表される見込みだ。

2019年、予想される5つのデジタルマーケティングのトレンド

https://www.forbes.com/sites/theyec/2019/02/19/five-digital-marketing-trends-to-expect-in-2019/#2bcbf9d95d43

Picture1昨年は、ソーシャルメディアでの成功への鍵が、「社会的に意識されていること」にあったという教訓があった。またそれは、画像は1000語の価値があり、ビデオは100語の価値があることを含めて、だ。2019年も新しいトレンドが生まれるだろう、特に広告代理店業界では。2019年にマーケティング担当者の目を引く(そして対処する)だろう、いくつかの重要なトレンド予測を紹介したい。

インフルエンサーの継続的な成長

問題は、ブランドがインフルエンサーを説得すべきかどうかではなく、どのようにインフルエンサーマーケティングを最も効果的に実行するか、である。2018年を通して、私の所属している広告代理店では、クライアントの希望する規模と予算に基づいて確実な方法でオーディエンスとつながるために、クライアントに関係する分野のマクロとミクロインフルエンサーを起用することの重要性を強調していた。キーになるのは、この影響力が増え続けている現象を、どのように利用するかを知ることだ。

Instagramがインフルエンサーキャンペーンの最適なプラットフォームであることが証明されている。昨年のインフルエンサーコラボレーションの93%がこのプラットフォームで行われた。ブランド固有のインフルエンサーネットワークとの長期的な関係を築くことで、最も一貫性のあるメッセージングと信頼性が得られることもわかっている。

カスタマーサービスと体験におけるAIの統合

マーケティング担当者の仕事としてボットを利用するということは一度もなかったが、人工知能(AI)の可能性は、昨年のチャットボットをはるかに超えて広がった。Alexaのような音声認識システムからAva for Autodeskのような完全に開発されたペルソナまで、仮想エージェントさえも改良されつつある。

それでも、ブランドにとっての「ワォ!」要素は、単に音声コマンドだけではない。画像認識システムは、広告主がクライアントに提案することに熱心であるべきAIの1つの側面だ。GapやTargetなどの小売業者がすでに独自のシステムを導入しているため、画像ベースのデジタル支払い、注文確認、商品検索などの可能性が見えてきている。

Instagramの)ストーリー

InstagramがSnapchatの象徴的な機能を実装した後から、ほぼすべてのプラットフォームが独自のバージョンの「ストーリーズ」を実装してきた。Z世代と若いミレニアル世代は、Instagram利用においてメイン層であるが、現在はすべての世代がそのプラットフォームとその機能を楽しんでいる。

クリックするだけでストーリーのコンテンツを1人のユーザーから他のユーザーに共有できるため、ブランドのフォロワーにとって、発売予定の新商品やコラボレーションを簡単に広めることができるのだ。[検索]タブで、キャンペーンのハッシュタグを使用して、ポストのフィードやストーリーの場所を特定することができる。そしてもちろん、ストーリーの投稿は完璧なグリッドやフィードを作る、というプレッシャーを取り除く。このライフタイムの短さは、ポスト戦略をわずか24時間で再考し、再構築することができる。

プライバシーモードに入るデータ

2018年春のFacebookの監視により、倫理的で透明性の高いデータ利用に対する、消費者の新たな要求が生まれた。ザッカーバーグ氏がPRの悪夢に対処している間、マーケティング担当者はコンテンツを開発しオーディエンスに配信する方法を再構成しなければならなかった。

私が所属している広告代理店は、カスタマイズされたコンテンツがすべての人にとってメリットがあることを知っている。それは、より良い製品を消費者に提供し、より良い投資収益をブランドにもたらす。そしてありがたいことに、消費者はそれに同意する− ブランドが彼らの力を乱用しない限り。したがって、データを完全に放棄するのではなく、信頼を失うことなく視聴者の見識を維持するためのいくつかの方法を模索することをお勧めしたい。

ライブ配信

ソーシャルプラットフォームでのライブビデオの利用は、2018年にはブランドの常識となり、2019年になっても成長し続けると予測している。Facebookのレポートによると、Facebookライブの日々の視聴数は、年間を通じて4倍になったという。また現在、Facebook上にポストされている5つのビデオのうち1つはライブビデオである。

私達は、クライアントに対し、本社での舞台裏から会議やイベント、製品のデモンストレーション、Q&A、インタビューなどのライブビデオをソーシャルメディアの運用プランに入れ込むことをお勧めしている。これらのライブで行われる会話は、ブランドと消費者の間のより個人的な接点を提供し、リアルタイムの対話と対話を可能にする。最も重要なのは、ライブビデオは無料のサービスであるということだ。物理的に一緒でなくても、消費者とブランドは密接な瞬間と経験を一緒に共有することが簡単にできるようになったのだ。

2019年の2か月が経ち、行動を起こす時が来ました。上記のトレンドを知りアドバイスを取り入れることで、あなたは今、あなたの現在のクライアントとさらに強い関係を築き、より大きく、より多様なオーディエンスの注目を集める確信を持っているだろう。

 

DJ Marshmelloのライブ、人気ゲーム「フォートナイト」内で開催される

https://kotaku.com/i-cant-believe-i-loved-marshmellos-in-game-fortnite-con-1832292857

先日ゲーム「フォートナイト」内で開催されたライブに参加した。

有名DJであるMarshmelloは先日自身のライブスケジュール内にフォートナイトのゲーム内に存在するエリア「Pleasant Park」がツアー会場になっていたことから、一部のゲーマーからは彼がゲーム内でライブをするのでは?と噂されていた。

Picture1

Marshmelloとフォートナイトのコラボレーションは今回が初めてではなく過去には、北米最大規模のゲームイベントであるE3でプロゲーマーNinjaとの対戦が行われている。

開発元のEpic gamesはライブ中プレイヤー同士の殺し合いを防ぐため武器使用不可にした。そしてプレイヤー達は会場のPleasant Parkへ入場後、ライブを見ることしかできない。

全てのプレイヤーがコンサートを見ることに集中しており、ゲーム内はいつもと違った雰囲気を醸し出していた。Epic GamesはMarshmelloの格好になれるスキンをリリースしており、多くのプレイヤーはそのスキンを身につけライブに参加していた。

そしてライブが始まると彼はプレイヤーに対しダンス、手を叩くなどをプレーヤーに促し、会場は本物のライブ会場のようになった。Picture Picture1

アップルがストリーミング形式のゲームサービスを開発中か?

【出典】1/28/2019

https://mashable.com/article/apple-gaming-subscription-service-like-netflix/?utm_source=feedly&utm_medium=webfeeds#l8TOhR5dssqF

Picture1

ネットフリックスのようなサブスクリプション制ゲームストリーミングサービスへ注目が最近集まる中、アップルが参入するのではないかと言われている。現在このサービスはまだ開発初期段階であり、場合によってはプロジェクト自体がなくなる可能性もある。

アップルはモバイルゲーム向けサブスクリプションをやるべきだ。競合であるグーグルはプロジェクト・ストリームと呼ばれるゲームサブスクリプションをテスト中だが、プレイステーションやXboxなどコンソールゲームにフォーカスしている。

アップルはiPhoneを販売したとき、ゲームアプリのマーケットも同じく作り出した。もしサブスクリプションをスタートするのであれば、同社のApp Storeを利用したサービスになるだろう。

そして次世代モバイル通信5Gが登場すればHDクオリティのゲームをスマホにストリーミングすることが容易になるだろう。

元UTAエージェント、マイク・イソラ氏が短編コンテンツサービスFictoをローンチ

 

【出典】12/19/2018

https://deadline.com/2018/12/ficto-mike-esola-short-form-content-maker-launched-1202522870/Picture1

元UTAエージェント率いるFiction Riot社は短編コンテンツを配信するサブスクリプションプラットフォーム「Ficto」をローンチした。モバイル機器からの視聴をメインとしており、現在20シリーズが製作中、一般消費者には来年リリースとなる。現在Fiction Riot社はコンテンツ・クリエーターと様々なシリーズを開発中だ。

現在制作中の3作はこれから公開される長編映画が元だ。「Can You Keep A Secret」、「Hush, Hush,」、そしてジャッキー・チェンとジョン・セナが出演する「Project Extraction」だ。映画リリース前から、このような短編をリリースすることによりファンベースの構築、上映前にバズを作り出すことができる。そして長編映画のプロモーショナル目的だけでなく、コンテンツクリエーターと共同でオリジナルな短編コンテンツ制作も今後は目指している。

各シリーズは約30分、各5〜7分の3〜5エピソードに分けられる。デジタル&モバイルネイティブなユーザーに向けた短い時間でも見やすいコンテンツとなる。

そして「Ficto」はストリーミングサービスで最初にブロックチェーン技術を使用しロイヤリティを支払うプラットフォームになる。クリエーターは自分のコンテンツのビュー数に応じてロイヤリティが直接支払われる。ブロックチェーンにより支払い経由が明確になるため、クリエーターに支払うロイヤリティが公平、タイムリーになる。

「テレビがもともと手元で視聴するために開発されていたら、現在の我々の視聴習慣はまったく違うものになっていただろう。同様にFictoは完全にモバイル向けに設計されている。縦型視聴やモバイル機能を使ったビデオコンテンツで、ユーザーに新たな体験を与えるだろう。」とFiction RiotのCEO/共同設立者のマイク・イソラ氏は語る。

360度視聴、AR、ライブストリーミングなどもプラットフォーム上で可能でクリエーター側にはモバイル機能を動画に利用できるツールを提供する。

ニールセン調べ:アメリカで最もメディア消費時間が長い年齢層は50〜64歳

【出典】12/12/2018

https://deadline.com/2018/12/adults-aged-50-to-64-most-connected-to-media-streaming-nielsen-1202518485/Picture1

現在アメリカ市民は1日平均10時間24分間メディア消費をしており、ニールセンの新しい調査によれば50歳〜64歳のグループがもっとも長い時間メディア消費をしていることがわかった。このリタイア間際のグループはインターネット・スマホ・TV・コネクテッド機器などを1日平均11時間49分消費している。一方18歳〜34歳のグループの平均は8時間8分、そのうち4分の1はTVのリアルタイム/タイムシフト視聴に消費されている。Picture1

そしてDistracted Viewing(何かを“しながら視聴“すること)がスタンダードだ。調査した全体のうち45%が”頻繁に“または”毎回“スマホやタブレットをいじりながらTV視聴をしている。よって人々の集中力は分散されてしまう。ラジオ・音楽などを聞く場合は逆でTV視聴の際はそのほかのオーディオ機器を使う人は少ない。Picture1

TV視聴しながらデジタル機器を使う人の71%は彼らが見ているコンテンツに関する情報を機器で閲覧している。35%はTVで宣伝されているサービス・商品を購入したり調べていることがわかった。Picture1

時間帯別で調査するとプライムタイムが一番メディア消費時間が長い。TVやコネクテッド機器を使ったビデオ視聴は9PMが一番長い。

加速するストリーム配信競争:一体なにが起きているのか

【出典】2018/9/6

https://variety.com/2018/digital/features/ott-streaming-wars-accelerate-whats-working-and-why-1202926702/

Picture1

CREDIT: CBS

去年のアップル、ディズニー、そしてウォルマートの参入が、会員制のオンラインビデオ配信市場に与えた影響は計り知れない。これらの会社の参入が従来のケーブルテレビに対してどのような影響をもたらしたかを、我々が一概に把握することは簡単ではないだろう。しかし、その市場の成長を支えているか何であるのか、という答えは見つけることができるかもしれない。

我々はあらかじめ、9月6日にビバリーヒルズでVariety主催の「エンターテイメントとテクノロジーサミット」に向けて、質問を事前に用意した。そのイベントでは、従来のケーブルテレビや衛星放送以外での方法での映像配信を、市場最先端の視点であらゆる角度から切り込む予定だ。

ハリウッドは長くからこの新たな映像配信市場に目を付けてきた。市場に対する期待も大きい。先日ボストン・コンサルティング・グループは、市場の利益が2022年までのこの先5年間で30億ドルに達する見込みとの発表をした。そのため、大手のショービジネスもこの市場の成長に目を付けている。

「我々は今成長加速過程にいる。」とTony Goncavles氏は語った。Tony氏はサミットのスピーカーであり、またAT&T-が保有するアニメを中心とした映像配信を行っている会社Otter Media のCEOでもある。従来の消費者向けのビジネスを超えてディズニーなどの急速に台頭する映像配信サービスを売りの一つにしている。「毎日新しいアイディアが思いつくのだ。」とTony氏は加えて語った。

ダラスを拠点にするParks Associatesによる市場調査によると、現在約200社を超える映像配信会社が存在しており、「例え会社が、ニーズに適した独自の映像配信サービスを保有していたとしても、会員を集められずに停滞する場合が多く存在する。」とHunter, Sappington氏は語った。

専門家たちは、他にはないコンテンツを配信することが、数多くの会社が存在する中で埋もれずに積極的に会員を獲得することに繋がる、と語る。それゆえ、Netflixや Huluといった大手映像配信会社は、自社のコンテンツに多額の投資をしている。またアップルはReese Witherspoon氏、 Jennifer Aniston氏やスティーヴン・スピルバーグ氏といった大物と共に、大きなプロジェクトを進めることを検討中だ。

CBSは現在、テレビ放送から図書館などのすべての配信ツールで視聴可能である新たなプログラムの作成に取り掛かっている。エミー賞を獲得した作品、『The Good Fight』や『The Good Wife』がオリジナルコンテンツとして18ヶ月に前配信された。また『Star Trek』の最新作と共に、Jordan, Peele氏による『The Twilight Zone』のリブート版を制作中だ。最新作、『One Dollar』は題名通り一ドル札とRust Beltの殺人事件が関連付けられていて、またプレミアムケーブルの番組っぽい物語調である。CBS の代表取締役、Marc DeBevoise氏は「我々は市場のトップに立つため、従来と異なった方法を駆使して、ナンバー1のプレミアムサービスを確立するつもりだ。」と述べた。

CBS All Access は今現時点で250万の会員がおり、今年の末にはオリジナルコンテンツを7つも配信する予定だ。DeBevoise氏によると、今年はすでに前年比の二倍以上の会員の獲得に成功しており、2022年までには会員数が800万人に達する見込みだという 。

「競争率が非常に高いと感じている。ここは簡単に一人独り占めできる市場ではないからだ。」と彼は言う。

確かにアメリカ国内では、約5600万人の会員を保有するNetflixの明らかな一人勝ちだと見える一方、消費者の多くは複数のオンライン映像配信サービスとの契約を結ぶことに前向きな姿勢を見せている。Parks Associates社によると、若い世代の約4分の1が3つ以上のオンライン映像配信サービスとの契約を結んでおり、そのうちの半数が少なくとも2つ以上の会社との契約を結んでいる。アメリカ全体では、オンライン映像配信サービスに加入している会員の17%が3社以上と契約しており、約69%もの人が少なくとも1社に加入している。

「NBCUniversal」のように視聴者のターゲットをあまり広くせずに映像を配信する方法を駆使すれば、ニーズに適した市場がまだまだ存在するようだ。Otter Mediaはゲームやアニメのファンを中心とした会員が2万人おり、彼らを通じてイベントや商品の展開を行っている。「我々は独自の市場を開拓している。誰かにとっての“すべて”になりたい。」とGoncalves氏は語る。

またViacomは、同社のNickelodeon cable TVと低学年の子供達をターゲットにしているストリーミングサービスNogginとの組み合わせが、非常に良いシナジーを生むことを発見している。「とってもうまくいっている。」とViacomのビジネス開発副担当でサミットのスピーカーでもあるTom  Gorke氏はそう語った。「両親たちは幅広いコンテンツを求めている。」と彼は話す。また彼は、ビジネスモデルを増強する要素として、確立されたブランドは配信プラットフォームと影響を与え続けるだろうと考えている。「私がこの複数の配信プラットフォームを持つことに賛成である理由の一つとして、消費者に幅広い選択肢を与えるだけでなく、彼らが好む方法で映像を視聴できることが魅力的だ。」と彼は話した。

 

ESPN Insider購読者がESPN+配信サービスに移行

【出典】 2018/08/21

https://variety.com/2018/digital/news/espn-insider-switched-to-espn-plus-streaming-1202911642/

Picture1

スポーツ情報の購読サービスESPN Insiderが、20年の歴史に幕を下ろす。Disney社が所有する巨大スポーツメディアESPNが、Insider契約者を、最近開始したプレミアム配信サービスESPN+に移行しようとしている。

ESPNInsider契約者に828日に実行されるこの変更について通知し始めた。ESPNアプリの最新アップデートにおいて(バージョン6.2)、プレミアムデジタルコンテンツは全てESPN+となる。ESPN+には、これまでESPN Insiderのコンテンツだったものが含まれる予定だ。

アプリとespn.comにおいてESPN+ESPN Insiderに取って代わり、あらゆるコンテンツや機能は同サービスで利用できる。ESPNによるとこの目的は、より一層の価値を提供しつつ、サービスを統一し、顧客に届けるデジタル配信を単純化することである。

ESPNは、1998年に開始したInsider、今春デビューを飾ったESPN+の双方について、現在の購読者数を開示することを拒否した。

変更に伴い、ESPN+の購読者は今までESPN Insider上にあったコンテンツにアクセスできるようになる。例えば、Jay BilasMike ClayJonathan GivonyEric KarabellMel Kiper Jr.Keith LawTodd McShayKevin PeltonMike Sandoといったライターによる、選手・チーム・リーグの分析などだ。さらに、Pick Centerのようなコンテンツ・データ主導のツールをはじめ、その他多くのツールや分析コンテンツも含まれる。

同サービスで、全てのESPN Insider購読者は現在、幾千ものスポーツイベントのライブ動画にもアクセスできる。中には、MLBNHLMLS、セリエAFAカップ、カレッジスポーツ、トップランクボクシングなどが含まれ、ESPN+で視聴可能だ。

どの契約者も、購読料に変更はない。ESPN InsiderESPN+はともに月額4.99ドルである。ESPN Insiderは、年額だとわずかに安い(39.99ドルに対し、ESPN+49.99ドル)。しかし、ESPN+に移行するESPN Insider契約者は、特別に同じ価格で購読を続けられる。

雑誌『ESPN The Magazine』を受け取っていたESPN Insider購読者は、引き続き紙の雑誌を購読できる。新規のESPN+契約者は、雑誌を購読することはできない。

InsiderESPN+と合体するのに加え、ESPNアプリのバージョン6.2では、その他機能の改善がいくつか見られる。その中には、ダブルタップによる10秒巻き戻し・早送り機能、および動画再生中指でタッチした際のハプティクスやサムネイル表示といった、ビデオプレイヤーの改良などが含まれる。ESPNアプリはまた、プレイリスト案内も改善しており、ホーム画面のお気に入り表示で、お気に入りのチームやリーグを一発で案内してくれる。

ネットフリックスとアマゾンが描くストリーミングの未来

【出典】 2018/07/30

https://variety.com/2018/tv/news/netflix-amazon-tca-streaming-future-1202889511/

Picture1

テレビ批評家協会(TCA)主催のプレスイベントにアマゾンとネットフリックスが2年ぶりに戻ってきた。そして両社はストリーミング配信サービス業界全体で現在の彼らの立ち位置を明確にした。

アマゾンはニッチ向けのTVプログラム製作から離れ、セクハラ問題で解雇となったアマゾンスタジオ元トップのロイ・プライスのイメージを払拭。新しくトップとなったジェニファーソルク氏が初めて社の代表としてイベントに出席した。一方ネットフリックスはとにかく数勝負だ。ネットフリックスの動画の特色が掴めないほど多くのコンテンツを配信している。

ネットフリックスオリジナル番組トップのシンディ・ホランド氏は「ネットフリックスは自分たちのアイデンティなど気にしていない、その代わりでもグラフィックに分かれたオーディエンスの趣向を参考にしている。」と語る。「これは参考にしているだけであり、決められたオーディエンスにターゲットを絞り作品を制作しているわけではない」と続けた。

ネットフリックスの強みは全ての人が楽しめるコンテンツを見つけることであり、「量」と「質」は共存できると考えている。「いくつかの番組は批評家受けしないかもしれないが、我々のゴールはオーディエンスに楽しんでもらうことだ」とホランド氏は述べた。

ネットフリックスはHBOなどプレミアムケーブルチャンネルや他のストリーミングサービスと違い批評家受けはそこまで気にしていない。むしろ番組の視聴者数に重点を置いており、この視点は従来のTV放送局に似ている。

一方アマゾンのSalke氏はネットフリックスと異なる挑戦に挑んでいる。Salke氏がアマゾンに来た時、コンテンツが全くない状態だった。同氏がパネルに登壇した際、人種の異なる役員2名を同伴したことは良い判断だった。「役員二人は現在多くのミーティングを行い優秀なタレントを引き入れている。そして引き入れたタレントたちはセクハラでイメージダウンしたのち新しく生まれ変わったアマゾンのことを理解している」とSalke氏は語った。

プライス氏時代のアマゾンは「I love Dick」や「Crisis in Six Scenes」などマイナー作品ばかりであったが、それはもう過去だ。ジュリア・ロバーツ主演の「Homecoming」、マッド・メンのショーランナー、マシューワイナー氏制作の「The Romanoffs」、そして「ロード・オブ・ザ・リング」が控えている。アマゾンも今後同様に様々なタレントとコラボレートし、多くのオーディエンスに受け入れられるスマッシュヒットを狙っているのだ。

ネットフリックスがレースのかなり先頭をリードしている中アマゾンがどのように追いつくことができるかまだわからない。しかしネットフリックスが行なった戦略と同じことができる準備は整った。