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視力・聴力障がい者向けのARヘッドセット

【出典】2017/8/11
https://tech.co/theres-ar-headset-deaf-hearing-impaired-2017-08

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メジャーな技術開発は、常に社会の全てを新しい世界へ促進し続けている。空飛ぶ車はまだ登場していないが、我々はポケットの中に入るコンピュータを通し他者と通信し、動画をどこでもストリーミング配信し、そして周りから奇妙な目で見られることもなく自宅で仕事ができるようになった。

しかし、技術開発はすべての人の役に立つことはできない。視力障がいのある人にとっては、3D映画や最先端のCGIがあったからといって、特に興奮することはないだろう。また、体を動かすことができない人にとっては、ディニーランドの最新アトラクションがそこまで感動を与えるものだと思わないかもしれない。さらに、世界中で3.6億人近くいる聴覚障がいに苦しむ人にとっては、多くの素晴らしいテクノロジーの恩恵を受けることができないかもしれない。しかし現在、ある企業が聴覚障がいを持つ人でもバーチャルリアリティが利用できるような開発を進めているという。

どのように機能するのか?

ヨーロッパのGreta & Starksは、視覚・聴覚に問題を抱えている人向けに技術開発を行なっている企業である。その企業が、聴覚障がい者向けのARヘッドセット「Starts AR」を開発中であるというのだ。

Starks ARはコールセンターのヘッドセットに似ているが、マイクのアームは着用者の目の位置に伸びている。Google Glassに似た小さなディスプレイには、どの言語の字幕も映し出すことが可能であるようだ。

様々なスタートアップ企業が聴覚に障がいを持つ人を支援するためのソフトウェアやハードウェアを開発しているが、Starks ARは無限に広がるARの可能性を障がいを持った人向けに技術開発を行なった最初の企業と言えるかもしれない。同社はクラウドファンディング・キャンペーンを実施予定で9月20日に開始する予定だ。同社はこれまでアプリを作っていた企業であり、ハードウェア開発は同社にとって新しい方向への一歩となるだろうと考えられている。

これは、歓迎すべきことであるだろう。世界は我々が望んでいたテクノロジーの世界へ進化しているが、その一方で障がいを持つ人を置き去りにしてはならない。