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Spotifyがテストを進める新機能Storylineとは?

【出典】2019/05/14

https://techcrunch.com/2019/05/13/spotify-is-testing-its-own-version-of-stories-called-storyline/

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Spotifyが、SnapchatやInstagramに実装された後にFacebookやYoutube,WhatsAppなどのアプリにまで普及した機能であるストーリーのテストを行っていることが判明した。

Storylineは、制作過程のインサイトやインスピレーション、ディテールなど音楽の背景に注目した機能になると言う。

本機能は既存のBehind the Lyricsに非常に近いが、楽曲再生中にポップアップカードが表示されることはなく、先述したストーリーの体験に近い。ユーザーが自分のペースでスクリーンをタップし、画面トップでいくつのStorylineが視聴可能かを確認することができる。

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Behind the Lyricsでは提携先のGeniusから情報を引用しているが、全てが正しい情報とは限らない。過去には 歌手のHayley Williams氏がTwitterでBehind the Lyricsでの情報が最新ではないと投稿し問題になっている。彼女のツイートが拡散された後にGeniusは彼女に謝罪している。その他にも21 Pilotの『Jumpsuit』やTravis Scottの『Yosemite』のBehind the Lyricsでも間違いがあったことを指摘されている。

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これらの解決策の1つとしてアーティスト側で内容に制限を加えながら、ストーリーのフォーマットを採用することが考えられる。テストはiOSとAndroid版のみであり、PC版では行われていない。アメリカやその他の市場でテスト中であるが、テスト対象者に関しては非公表。

テストユーザーであれば、ディスプレイ下部の表示をスワイプアップすることでStorylineが現れ、タップすればスタートする。Storylineでは歌詞やテキスト、画像コンテンツが含まれる。

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当面の間は、アーティストやマネジメントサイドでStorylineを直接作成/編集する権限はなく、Spotifyによって行われている。しかしながら、将来的には機能としての有用性が実証されればアーティスト側のダッシュボードで操作することも可能となるだろう。

権限の付与は、Spotifyに対してのオリジナルコンテンツの提供を意味する。Spotifyでオリジナルビデオの作成を行っていた過去もあるが、期待した結果に至っていない。日頃、ストーリーを利用している若いユーザーに利用してもらうのが最善だろう。

Spotify、利用者200万人が広告ブロックのために不正なアプリを使用していたことを明らかに

【出典】http://variety.com/2018/digital/news/spotify-2-million-users-hacked-apps-fraud-advertising-1202734407/Picture1

Spotifyは2017年の来月の新規公開株に向けて2017年度の主要利用状況総計値を訂正し、200万人ものユーザーが音楽ストリーミングサービスの無料版に、広告をブロックする無許可のアプリを使ってアクセスしていたことが判明したと伝えた。

「2018年3月21日に、我々は、2017年12月31日までのおよそ200万人のユーザーが料金を払うことなく、広告をブロックしていたことを検出した」とアメリカSEC(証券取引委員会)にて発表した。

Spotify は4月3日に予定しているニューヨーク証券取引所での新規株式公開(通常のIPOではなく、新たな資金調達をせずに株式を直接登録する「直接上場」)に先だってこの情報を公にした。この不正を働いた200万人は前回公表された全てのユーザー数の1.3%に該当するという。

今月初めに、Spotify 無料サービス利用中の広告をブロックする無許可アプリの使用について取り締まると発表した。このアプリによって、楽曲の間の広告のブロックや前の曲に戻るアクセスが可能になる。これは、9.99ドル払って使用できるSpotify プレミアムのサービスの特色になっているものだ。この不正行為によって、2017年の終わりにはひと月当たりのアクテイブユーザーの数が1億5900万人から1億5700万人になったという。この数字は7100万人ものプレミアム有料会員も含まれる。

さらに、会社は2017年のコンテンツの総ストリーミング時間の1.2%が不正利用が原因だった。以前Spotifyはユーザーが去年、403億時間をオーディオとビデオ利用に費やしたと発表していた; 現在はユーザーはコンテンツ利用に398億時間費やしていると訂正した。

Spotifyは「現在我々は2017年1月1日よりも前の業績評価指標とその他の指標を調整するための必要なデータを持っておらず、この先持つこともない。そのため結果として、その期間における業績評価指標とその他の指標は誇張されているかもしれない。」と語った。

IPOを進める中で浮き上がってきたリスクファクターに関し 、Spotifyは「人工的なストリーミング回数の操作によるリスクと、 ストリーミングの不正行為を効率的に管理して正すのに失敗することは、我々のビジネス、営業成績、財務状態に不利な影響を及ぼす。」と述べた。

火曜日に、Spotifyは31% の発行済株式(約1億7800万の内5570万)を保有しており、取引の初日に売買可能であると発表した。SpotifyのCEOであるDaniel Ek氏は1580万の株式を売る準備がある。

Spotifyは Apple Music を主要ライバルと認識している。Appleは先週3800万人のApple Music有料加入者がいると発表し、2017年度末にSpotifyの発表した加入者数の過半数に上る。

【調査結果】音楽の好みは10代で形成

好きな曲がリリースされた時の平均年齢、男性は14歳で女性は13歳

https://www.theverge.com/2018/2/12/17003076/spotify-data-shows-songs-teens-adult-taste-musicPicture1

Spotifyのデータをニューヨーク・タイムズが分析したところ、10代で聴いた曲が、成人になった時の音楽の好みを形成することがわかった。

男性の場合、音楽の嗜好性を形成する最も重要な時期は、13歳から16歳の間だ。男性は平均して、14歳の時にお気に入りの曲がリリースされる。女性に関しては、最も重要な時期は11歳から14歳で、13歳の時が、好きな曲が発表される最も可能性の高い年齢だ。また、 男性よりも女性の方が幼児期の影響を受けやすい 傾向があり、嗜好性形成の重要なキーとなる年は思春期の終わりに結びついていることがわかった。

ニューヨーク・タイムズは、1960年から2000年の間にリリースされたすべてのビルボードの上位チャートの曲を分析した。同紙はRadioheadの「Creep」を例に挙げ、この歌が38歳の男性の中で最も人気のある曲であることを発見した。これらの男性は1993年に歌がリリースされた時点で約14歳だっただろう。 「Creep」は、前後10年間に生まれた人の中ではトップ300曲にも含まれていない。また、The Cureの 「Just Like Heaven」は1987年にリリースされた曲で41歳の女性に人気があり、曲のリリース時に11歳だった。

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図:ニューヨークタイムズ
音楽と年齢の関係
成人の音楽嗜好性はいつ決定するのか?女性は13歳、男性はそれより少し遅い14歳だ

このデータは確かに信憑性がありそうだ。私の好きな曲は、Stereophonicの 「Dakota」とArctic Monkeysの「505」だ。私はいまだに高校時代に聞いていたGreen DayとLinkin Parkを聞いている。また、20代前半に聞いた音楽は10代で聴いた音楽に比べ、嗜好性の決定に半分の影響しか与えない、ということも興味深い。

さらにここで言及しておきたいことは、ニューヨーク・タイムズが報じたバレンタインデーに聞きたい人気ソングは、30歳にとってはBeyonceの 「Crazy in Love」、45歳ではVan Halenの 「It’s Love」、60代ではMarvin Gayeの「Let’s Get It On」であることだ。

7000万人ユーザーとリスキーなIPO、Spotifyの今後にどう影響を与えるのか

http://variety.com/2018/music/features/spotify-ipo-wall-street-music-industry-1202674266/

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ニューヨーク、マンハッタン区チェルシー地区は2010年以来、Spotifyの本拠地であるが、それはもう長くは続かない。

今年中に、音楽配信会社Spotifyはニューヨークを拠点としている1200人の社員の引っ越しを計画している。引越し先は、活気を取り戻してきた経済地区にある4ワールド・トレードセンターの14階だ 。15年の賃貸契約で、ニューヨーク市は約10億1千万円にも及ぶ賃料の減額を、 州内での800個以上の仕事と1000人の雇用創出を引き換えに認めている。

Spotifyは2018年、マンハッタンの下部で新たに動き始めようとしている。来月、新しい本社の数ブロック先にあるニューヨーク株式市場において、今までにないスケールで、直接上場という型破りのIPO を開始する予定だ。

Spotifyとウォール街だけが動向を見守っている訳ではない。音楽業界もだ。その利益は業界トップのSpotifyに大きく依存している。Spotifyが失敗すれば、そのパートナーである主要レコードレーベルにもしっぺ返しがくるだろう。

「Spotifyの世界における影響力の大きさを考えてみてほしい。」とCapitol Music GroupのCEO  Steve Barnett 氏は語った。「ニールセン社の最近の調査によると、アメリカ人は 1週間に32時間も音楽を聞くことに時間を費やしている。ここ2年間で、23.5時間から増加した。これは業界が長い期間誤ってきたことが、正されたということだ。」と語った。

SpotifyはライバルであるAppleとAmazonに負けず成長を続けてきたが、直接上場によって他のデジタルメディアの寵児、スナップ社などが最近直面している混乱を体験する可能性がある。

「それは悪いシナリオだ。」と長年Spotifyと働いてきたあるミュージックレーベルの重役は語った。「音楽業界は勢いを取り戻してきている。そして “今一度音楽業界に投資してみよう”という投資家の声を聞くことが出来る。もしうまくいかなければ、ウォール街と投資会社たちは “このチャンスもダメだった。”と感じ、被害をうけたと考えるだろう。」と続けた。

Spotify広報は、同社の重役たちは直接上場や会社のビジネスプランを議論することがSEC (証券取引委員会)によって禁じられていると語った。

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Spotifyは爆発的に成長している 。スウェーデンで2006年に創業、ヨーロッパで2008年、アメリカで2011年にローンチし、1月で7000万人の有料加入者と1億4000万人のアクティブユーザーを獲得した。現在サービスは61ヶ国で利用可能だ。

同社は多くの音楽レーベルを倒産から避けることに成功してきた。その方法は、様々なレベルでパートナー関係を築くこと、そして利益を彼らに分け与えることだ。調査によると、それは会社の利益の18パーセント程度だという。ある情報筋によると、それは 実際“ かなり少ない”そうだが。

近年言われてきているキャッチフレーズ “音楽業界全体は、Spotifyにかかっている”は、真実になってきている。ストリーミング配信の成功により、音楽ビジネスは3年連続の成長に入った。この成功は15年に及ぶ、違法ダウンロードによる破滅的な大損失 – IFPI(国際レコード産業連盟)によると、業界は1999年の23.8億ドルから2014年には14.3億ドルに利益を落とした − からの脱出でもあった。今日、Spotifyの推定市場価値は9月の約160億ドルから現在、約190億ドルに上る。「まさに “立役者”だ。音楽業界の『スター・ウォーズ』だ。」と Manhattan Venture Partners社のリサーチ部会長で、Spotifyの動向を見てきた Santosh Rao 氏は語った。

もしこの成功の立役者がいるとしたら、それはSpotifyの共同創始者でCEO Daniel Ek 氏に他ならない。著名な投資家であるSean Parker氏や、ジャスティン・ビーバー、アリアナ・グランデらのマネージャーのScooterDaniel氏らからも注目を集めている。 彼の控えめな物腰は彼の華やかな生活から(彼のイタリア・コモ湖での2016年の結婚式にはクリス・ロックが司会を務め、マーク・ザッカーバーグが出席し、ブルーノ・マーズがパフォーミングした)は想像できない。

しかし、Spotifyの拡大戦略にはコストも高くついた。ストリーミング配信の巨人は年間何億ドルものお金を失っているのだ。その純損出は2016年には約6億ドルに登り、その前年には約2億ドルであった。2016年での利益額は5億ドルでしかなかった。 市場独占への大胆なラッシュはスタッフ、マーケティング、プロダクト開発、前述の新オフィスへの移動へのおしみない投資によって加速されてきた。アーティストとソングライターはSpotifyの低いロイヤルティー率に不満をもらしてきた。会社は音楽出版社、やソングライターからの訴え—今月初めに行われた約1億6000万円規模のWixen Music Publisher からの裁判を含む—に悩まされてきた 。そうして2018年に入る5日前、驚くことにSpotifyのチーフコンテントオフィサーを3年間務め、主要音楽業界との交渉を担当し、動画事業への参入を牽引してきた Stefan Blom氏が、辞職を発表した。

Spotifyは伝統的なIPOを申請するのではなく、12月に秘密裏に直接上場の申請をしたが、既存の投資家たちと内部の人間は株を公開市場においてトレードできる。このあまり使われない新しいプロセスは、 キーとなる機関投資家たちによって毎週行われる“ロードショー的な甘い話”を、Spotifyがスキップすることを可能にする。また銀行に引受公募のための協力と支払いをする必要もない。さらに、長年の社員とシェアホルダーは上場株式の売却禁止に抵触しないことを意味する。初日から、彼らは株式を取引できるということだ。

その一方で、前述した従来のIPOはSpotifyに新たな資金を調達することを禁じている。そして事態を収集してくれる株式引受人たちがいなければ、会社は短命なものになる。Revolution Venturesのマネージング・パートナーの David Golden氏がアプローチに懐疑的なのもそれが理由だ。 「これは問題を探している解決策のようなものだ」「IPOはお金ではなく、より多くの安全性を提供してくれるだろう。」と彼は語った。同氏は “Spotifyはウォール街の目に指を突っ込もうと躍起になっている”と考えている。

これに対し全員が同意したわけではなく、「もしこれを成功させる会社があるとしたら、それはSpotifyだ。」とSharesPostのマネージング・パートナーを務め、このサービスに携わってきた Rohit Kulkarni氏は語った。「Spotifyは株式を公開している会社のように長年事業を展開してきた。」と続ける。ルクセンブルクで法人化し、会社は細かい財政レポートを毎年地元の取締官に公開してきた 。

「Spotifyはかなり抜け目がない。」と業界第二位の主要レーベルの重役で、Spotifyと長年一緒に働いてきた人物は語った。「彼らの株式公開は普通ではない。しかし、長年観察してわかったことは、人々はビジネスを良く知っていること、そしてかなり高度の視野と興味を投資コミュニティに持っているということでだ。」と述べた。

SpotifyはAmazonのような、パブリック・カンパニーとなった最初の数年で数億ドルもの損失を出した会社からインスピレーションを得たかもしれないが、投資家は株式投資を渋っている。なぜならe-tailer(インターネットを利用して商売する小売業者)は毎四半期ごとに成長しているからだ。その反対にTwitterとSnapchatは金銭的損失でつまづいたのではなく、ユーザーの増加数が失速したからだ。

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(チャート解説:2012年からの有料加入者たちの図。2012年時点で100万人しかいなかった加入者が2018年1月時点で7000万人に上昇している)

「マーケットを支配し、株式を取得し、未来に投資することは21世紀の常套手段です。」と業界第2位の音楽レーベル重役は語る。「常に投資家による“収支決算書を見せろ”という型にはまった文句があった。しかしそれは、近年では成功する会社にとってのルールではなくなっている。」

投資家たちは Spotifyに数年で利益を出すことを強いてはいないが、利益を上げる道に繋がるという確証が欲しいと考えている。。一つの道はレーベル会社とより良い取引をすることだ。そのビジネスモデルは収益の約70パーセントをロイヤリティに支払うことだ。

情報筋がVarietyに伝えた所よると、Spotify社がある一定の加入者と利益を手に入れたとき、ロイヤリティー率が低くなる。そしてその3大音楽グループとの2017年の合意は低い利益率との交換に、フリーミアム・サービスから最新曲の配信をSpotify上で遅らせることで同意した。SharesPost の見積もりによれば、この新しいレートはSpotifyの利益を2016年の15パーセントから、2017年半期で22パーセントに上げることに成功した。

しかし、主要レーベルではない多くの権利保持者がSpotifyの利益率は不公平で低いと言っている。 – 明確な数字は明かされなかったが、会社は ストリーム毎に0.006 ドルから0.0084ドルの支払いがあると明かした。 – これはスーパースターのアーティスト達にとってはとても良い取引である。

「我々は毎日の支出に注目している。そしてそれは膨大な量だ。」とSpotifyの クリエイター・サービスの国際部長で、レディガガとメーガン・トレイナーの元マネージャーのTroy Carter氏は語った。「支払いシステムは複雑だと思う。:アーティストが大規模なプラットフォームにオーディエンスを持っていない、もしくは配給会社やレーベルとの取り決めがうまくいっていないということは、レーベルからの利益がアーティに入っていないということだ。。約数十億円規模の利益を産み出しているアーティストがいるが、そこでは、お金は支払われている。 – 利益をを誰が受け取るのか、と言うのが問題なだけだ。」と語った。

そしてSpotifyとメジャー会社が利益率、条件、利益分配について度々争っている間、去年会社は新たなライセンスの取引を3つ全てのメジャー会社と、独立系レーベルのMerlinと締結した。Spotifyは2016年に約100億円規模のローンを確保し、12月には中国のインターネット大手Tencent社の音楽部門と株式交換をすることを発表した。これは追加資金の蓄えになることを約束するだけでなく、2つの会社が地理的に補い合うということだ: Spotifyはヨーロッパとアメリカで強く、Tencentはアジアを支配しているためだ。

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(解説: 2016年12月からの(左から)1億回以上再生されたヒット曲たち)

しかし、Spotifyは利益率を上げるための他の道を探さないといけない。一つの明らかなのは、今まであまり利益をあげていない広告ビジネス領域だ。もう一つはインフラである。Spotifyは2016年初頭にグーグルのサーチエンジンのクラウドサービス利用を巡っての多重の取引に息詰まっていたが、再度交渉時、その費用構造をわずかに改善することが出来るだろう。情報筋はさらにVariety紙に、Spotifyはそのデータを収益化する道を積極的に模索していると伝えた。

最後に、Spotifyは収入を増やすために音楽ロイヤルティーに頼らない他のソースを探すだろう。これが2016年に動画事業に乗り出した理由の一つだった。しかしながら、そう簡単ではないことだとをすぐに気づき、動画事業を一年後に伸ばした。9月にはディズニーの重役 Courtney Holt氏が、事業の再スタートのために呼ばれた。

Spotifyはまだ動画のフォーマットに試行錯誤しており、ポッドキャスト事業に賭けに出ている。Kulkarni氏はもしSpotifyが徐々に、音楽オーディオではない別の形式のビジネスを取り入れても驚かないと語った。しかし彼はこれらのサイドプロジェクトにあまり注意を払わないことだ、と警告する。まだSpotifyにとってストリーミングは実験段階の収益源だからだ。と語る。

投資家たちはSpotifyのユーザー数が順調な限り、Spotifyの失速は心配する必要がないかもしれない。

Spotifyのユーザーは、アメリカでの音楽ストリーミングの購読者の全ての加入者の80パーセントを占めている。BuzzAngleによると、有料加入者数では、競合サービスの4000万人も上回っている(Apple Musicは3000万人)。

音楽ビジネスはSpotifyにあやかっているように見える。音楽に対する米国の支出は、2017年前半に約17%増の40億ドル近くになり、そのうちストリーミングは48パーセントにも上る。ストリーミングは音楽業界の収益全体の半分を占めている。

全ての情報筋が基本的に 、重役の言う“もしSpotifyが失敗したら、業界全体が失速する”に同意する。 「これは究極的に、音楽業界が脱線するという意味だろうか?いや、 “失敗するには大きすぎるのか” という質問に限って言えば、ノーだ。Spotifyの航海は、消費者のクラウドサービスへの大きな移行というメガ・トレンドによって、最終的には順風満帆だ。今Netflixの成長を促進しているものとメディア中を騒がせているものと同じものだ。」と語った。

あまり納得いっていないのが音楽業界の弁護士の Chris Castle氏だ。「IPOしてはいけない会社がいくつかある。Spotifyもそのうちの一つだ。」と語った。「彼らは少ない資金を元手に大きくなり、彼らの主な売上を占める内容はは考慮すべきものだ。さらにコストをコントロール下に収めることに何の提案もない。もし彼らがワールドトレードセンター内の高級オフィスなしには彼らの採算合うビジネスができないと言うのなら、それでもいい。しかし、ロイヤルティー率のことで泣きついて来ることはしないでくれ。」と述べた。

Spotify、ヴィジュアル・ポッドキャスト戦略を開始し、新たな音楽改革を目指す。

http://variety.com/2018/digital/news/spotify-podcast-strategy-spotlight-1202668136/

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Spotifyはポッドキャストにさらに深く進出: Spotlightというビジュアル重視の音声プログラムで会員はニュース、政治、スポーツ、そしてエンタメサービスにアクセスできる。

Spotifyは音声コンテンツのパートナーとして下記の企業が存在する。 BuzzFeed News, Cheddar, Crooked Media, Lena Dunham and Jenni Konner’s Lenny Letter, Gimlet Media, Genius, the Minefield Girl, Refinery29 and LeBron James’ Uninterruptedなどだ。さらにSpotlightはSpotifyのオリジナルシリーズである“RISE”、 “Secret Genius” 、“Spotify Singles” 、そして“Viva Latino” ポッドキャストのコンテンツを導入することを予定している。

Spotlightはブログ上において、今回の動きはSpotifyスタジオとビデオ部門VP兼部長のCourtney Holt氏(元Maker Studios社ヘッド)の元で行われたと発表した。

同社によると、Spotlightはポッドキャストとオーディオブックに写真、動画、テキストを使用し、顧客の視聴体験を増強させる “visual layers”を搭載する予定だという。

Spotlightは今のところアメリカ国内でのみ利用可能予定だ。

Holt氏は「様々なコンテントカテゴリーのプレイリストからストーリー、ニュース、情報やオピニオンなどをビジュアル・エレメントと融合することができるSpotlightを開始できて光栄に思う。」と語った。

Spotifyは2018年第一四半期にIPOを予定している。Spotlightが新規加入者を惹きつけるかどうか、新たな利益をもたらすか、そしてどのような変化をもたらすのかは未だ未知数だ。

Holt氏のポッドキャスティングとビジュアルに橋をかけるという試みは同社のオリジナルビデオコンテンツを作るという考えからきたものだ。しかし、計画に弾みがついたことはない。同社は今のところオリジナルビデオコンテンツに関しては保留としている。

 

Goldman Sachs、Spotifyの株を7500万ドルで売却

【出典】2017/8/18
http://variety.com/2017/digital/news/goldman-sachs-sells-off-75-million-in-spotify-shares-report-claims-1202532641/

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Sky Newsの調査レポートによると、Goldman Sachsヘッジファンドは、新規株式公開に向けてSpotifyをサポートしている一方で、Spotifyの株を7500万ドル以上で売却したようだ。

レポートによると、Goldman Sachs Investment Partnersが売却した株は、同社株全体の「半分以下」であるという。Varietyはこれに対してSpotifyとGoldman Sachsにコメントを要求したが、現状まだ返事はない。

レポートには「この取引は、Goldmans Sach’sの支援を受けて新規株式公開を行おうとしていることからも注目を集めており、企業価値が100億ドル以上になると推定されている」と記載されている。一方で、「株を少し売却するのは単なる同社の経営指針」であるというレポートもあるようだ。

Spotifyは現在企業価値を130億ドルと推定されている。

ただ、先月のレポートではSpotifyが新しい株を発行する代わりに現在すでに存在する株を売却しようとしているとも報じられており、従来の新規株式公開よりも見通しが立てにくい状況であると言わざるを得ないだろう。

Spotifyは、株式公開やUniversal Music GroupとSony Musicとの長期契約(Warnerとは契約更新に至っておらず、前の契約は去年で切れているものの、新しいものが締結されるまでは現在のままでいるようだ)等、一つ一つ障害を排除している。Warnerとも、今後数週間のうちに新たな契約を交わす見込みである。

同社は、先月下旬の月間利用者数が3月から1000万人増の6000万人を突破し、6月にはユーザー総数が1.4億人に達したと発表したばかりである。

しかし、同社が6月にリリースした年間財政報告書によると、収益や営業損失も2016年に大きく変化しているようだ。Spotifyの2016年の営業損失は3.49億ユーロ(3.89億ドル)であり、2015年の2.36億ユーロに比べると拡大しているのにも関わらず、収益は5.02億ドル出会った。ディレクターを務めるDaniel Ek氏とPar Jorgen Parson氏は、これに対し「今年度は、商品開発やグローバル展開、社員拡大等、必要な方面に対しての投資によって説明することができる」と記載している。また、同社はロイヤリティの費用として、今後2年間でレコードレーベルに少なくとも20億ドルは支払うと述べているようだ。

さらに、Spotifyは音楽出版社から楽曲の使用権が未払いであるという訴訟や、一律の金額を支払うことで楽曲の使用権料なしで楽曲を配信させている「偽のアーティスト」のプロモーション等に一役買っているという告発にも直面している。Spotifyは、こうした事実を否定している。

Spotify、ユーザー数6,000万人を突破

【出典】2017/7/31
http://variety.com/2017/digital/news/spotify-milestone-60-million-subscribers-1202511049/Picture1

世界規模の巨大デジタル音楽配信サービスSpotifyが、また新たな偉業を成し遂げた。7月に発表された報告では、2008年にスウェーデンで設立された同社の登録者は現在6,000万人を超え、6月時点でのアクティブユーザー数は1.4億人となっている。

Spotifyは、音楽配信プラットフォームにより過去4ヶ月間で1,000万人の登録者を獲得し、3月時点でのSpotifyユーザー数は5,000万人となり、Apple Musicなどの競合サービスを追い越し世界最大手になろうとしている。年末にはIPOを予定しており、ニューヨーク証券取引所に直接上場するとみられている。

Spotifyは世界60か国で利用することができ、保有する楽曲数は3,000万曲以上である。また、人気プレイリストの数は2億を超えている。

Spotify、わずか1年で4,000万人のユーザーを獲得し、月間アクティブユーザーが1.4億人突破

オリジナルコンテンツ発見ツールのテストも

【出典】2017/6/15

http://www.adweek.com/digital/spotify-hits-140-million-monthly-active-users-after-adding-40-million-in-just-one-year/

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Spotifyは、1年前の1億人から増え、1.4億人の月間アクティブユーザー数を突破したと発表した。

音楽サービスは、1.4億人のうち、どれが無料の契約プランに加入しているのか、無料の広告を何人が聞いているのかについて言及しなかった。Apple MusicやPandora等のオンデマンド音楽業界で引き続き強豪を牽引しているSpotifyには、5,000万人の有料ユーザーがいることが3月に発表された。

Spotifyの販売責任者であるBrian Benedik氏は「視聴者の成長が加速しているため、広告事業の成長率は年々50%の伸びを続けています。Spotifyでの広告掲載までの6-7年間を我々は誇りに思っています。我々が学んでいることは、音楽から人々を理解するという考えなのですから」と述べる。

Benedik氏によると、Spotifyの広告は、オーディオと動画、スポンサーのプレイリスト、ブランデッド・モーメントという4つのカテゴリーに分類されるという。

特に動画は成長しており、Spotifyは元のシリーズやポッドキャストのような非音楽コンテンツをライブラリに追加している。同社は現在、人気のある「Rap Caviar」ヒップホッププレイリストの中でこの発見機能をテスト運用しているようだ。いくつかの曲の後、動画(All Def Digitalの「Traffic Jams」のエピソードを含む)が画面にポップアップ表示される。Benedik氏は、その機能を「テスト中である」と説明し、Spotifyオリジナルのポッドキャストを宣伝するポップアップをテストしているとも述べている。

「Rap Caviarの場合、アーティストはどのようにして様々な形で表現することができ流のでしょう」とBenedik氏は述べる。「確かに音楽とオーディオは一つのことを指していますが、動画とビジュアルの表現は我々がテストしているものであり、ユーザーはこれに興味を持っています」と。

Spotifyは、来週のカンヌライオンズ国際クリエイティビティ・フェスティバルでプラットフォームの機能を示すため、クリエイティブに属する人々を対象とした体験を企画している。データは、そのプロジェクトの大きな要であると言えるだろう。ハイネケンやマクドナルド、Procter & GambleといったブランドのためのSpotify広告ビジネスの基盤となるのは、ユーザーIDから収集された年齢や性別、習慣に関する独自のデータであるとBenedikは述べる。

「我々はSpotifyで何が起こっているのかを、明確に分かち合うことができます」と彼は続ける。さらに、こういったブランドの中には、観客がSpotifyでどのように行動しているかを伝えることができる企業も存在するということも重要な事実です。これにより、以前とは異なるアプローチを取ることができるようになったのです」と。

Spotify、独自の音楽ハードウェアを開発中

【出典】2017/4/24

http://www.theverge.com/2017/4/24/15407210/spotify-hardware-plans-revealed

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Spotifyは、大きな野望に向けてハードウェア開発を始めた。

同社ウェブサイトの求人には、Spotifyが「音楽や談笑コンテンツ体験に大きな影響を及ぼし、Pebble WatchやAmazon Echo、Snap Spectaclesと類似する商品を定義するカテゴリ」を開発したいと記載されている。この情報はZatz Not Funnyによって発見された。

Spotifyのこの高尚な目標とは裏腹に、詳細は不明である。この求人情報からは、「Spotifyから直接」提供されるインターネットに接続できるデバイスであり、他の企業との共同開発であるわけではないということしかわかっていない。

Zatzはまた、Spotifyの別の求人広告によると音声認識にも関心を示していると指摘する。この機能はアプリに実装されると噂されているが、現在開発中のハードウェアにも役立つだろう。我々は現在、Spotifyにコメントを求めている。

今の所、SpotifyはPebbleやEcho、Spectaclesのような位置づけになるのではないかと考えられている。これらのデバイスも、リリースされた時はそれぞれのソフトウェアに少なからず影響を与えた。

Spotifyが音楽を再生可能なデバイスを開発に関心を持っているというのは、間違いないだろう。iPodがスマートフォンによってシェアを奪われてから10年後にこうした状況になっているというのも興味深いが、これはまだ改良の余地が残されていることを意味しているのかもしれない。

現在Spotifyが開発中のデバイスは、MightyやiPodシャッフルのようにSpotifyから音楽をストリーミングできるメディアプレーヤーであるという可能性もある。しかし、Mightyはクラウドファンディングのプロジェクトであり、まだ発送段階までこぎつけていない。一方、3G接続による音楽ストリーミングプレーヤーが内蔵されているランニング用記録デバイスPebble Coreは、発送段階に進む前にプロジェクト自体が頓挫している。このようにプロジェクト半ばで頓挫しているプロジェクトもあるが、スマートフォン自体は継続的な人気を集めており、Bluetoothで接続するスピーカーのように需要が増えてきているものも存在するようだ。

しかし、この求人広告の情報には「ハードウェアとソフトウェア」のニーズを定義づけることができるポジションを募集していることから察するに、Spotifyはまだプロジェクトの初期段階であるようだ。

Spotify Premiumユーザー、無料ユーザーよりも2週間早くアルバムを視聴可能に Universal Music Groupとの新たなライセンス契約の一環として、これを実現

【出典】2017/4/4

http://www.theverge.com/2017/4/4/15177004/spotify-premium-two-week-exclusive-albums-licensing-universal-music-group

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Spotifyは、Universal Music Groupと新たなライセンス契約を結んだと発表した。この契約の一環として、Spotifyはプレミアムサービスを利用しているユーザーに対してUniversalに所属するアーティストの新アルバムがリリース2週間前から視聴できるようになった。また、SpotifyがUniversal Music Groupに支払う使用料は引き下げられたようだ。

声明によると、SpotifyでCEOを務めるDaniel Ek氏はSpotifyがこのアルバムリリースに関する新たなポリシーがサービス全体では続かないことを理解していると認めているようだ。彼は「我々は全てのアーティストからリリースされる全てのアルバムが同じようにリリースできるとは思っていません。我々は、Universal Music Groupと共にこの新たなリリースポリシーの作成に尽力してきました」と述べる。「今日からUniversalに所属するアーティストはプレミアムサービスで2週間だけ自分の新アルバムをリリースすることができ、シングルスは無料サービスで全ユーザーに向けてリリースすることができるようになったのです」と。

今回のUniversal Music Groupとの取引により、三大音楽レーベルの残りの2社であるWarner Music GroupとSony Music Groupとも、近々こうした取引に踏み出すことになるかもしれない。Spotifyは今年に株式公開を考えていたが、Universal Music Groupとの取引に費やした時間を考慮し、それを2018年まで延期している。