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MTV News、若い世代をターゲットにするために動画にシフト

【出典】2017/6/28

http://variety.com/2017/music/news/mtv-news-1202481377/

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Varietyは、MTV Newsがより若い世代向けの短編コンテンツを制作する方向にシフトしようとしていると報じた。

この動きが起こったのは、Chris McCarthy氏がMTVの社長に就任してから7ヶ月後のことである。これにより、同社のフォーマットは長いジャーナリズムから短編の動画コンテンツにシフトしていくようだ。

MTVは、Writers Guild of America EastがMTV Newsスタッフの代理となることに同意した。今回の同意の一環として、MTV Newsは数人のスタッフやフリーランスのクリエイターと袂を別つ結果となった。

今回のこうした動きは、WGA EastがMTV Newsの社員の代理として契約を結ぶ道を模索しているとMTVに伝えた2月より前に、始動していた。MTVはこれを受け、WGA Eastにニュース部門を再構築する計画をすでに指導していると伝え、袂を別つスタッフの契約解除からWGA Eastが担当した。

MTV Newsは、2015年の終わりからウェブサイトGrantlandで働く実績を持つ記者や編集者を採用し、4,000字から6,000字程度の記事の多く制作してきたが、こうした長いフォーマットのコンテンツに焦点を当てる戦略がこれまでの指針だった。

それを裏付けるかのように、過去Grantlandで編集者を務め直近ではMTV Newsでは編集長だったDan Fierman氏が、今年の4月にMTV Newsを去っている。

情報に詳しい人によると、2015年以来、MTV Newsのデジタルコンテンツに対する閲覧回数は減少傾向だったようだ。というのも、Omnitureによると、MTV News上のコンテンツにおける平均ユニーク視聴回数は、2014年10月から2017年6月の期間より2016年10月から2017年6月の期間かの方が64%減少しているというのだ。視聴時間も59%減少しており、動画視聴回数も97%減少している。

一方Comscoreによると、MTV.comのエンゲージメント時間は2016年11月の3.6分から2017年2月の4分と増加傾向にあるようだ。この数字はニュース以外も含めてMTV.comのコンテンツ全てを計測している。

MTVは、ViacomのCEOを務めるBob Bakish氏によってケーブルテレビの中で「最高の」ブランドと認定された6ブランドの一つである。McCarthy氏は、VH1やLogoといったチャンネルを社長として立て直してきた。こうした立て直しを図るために、「Sweet/Vicious」や「Mary and Jane」、さらにはフェイスブックのオリジナルシリーズとして復活しているが「Loosely Exactly Nicole」といった視聴率の低い脚本のある番組が打ち切りとなり、「Promposal」や「My Super Sweet 16」、「Fear Factor」といった脚本のない番組に方向性をシフトさせた。

Nielsenの調査によると、18歳から34歳という平均年齢層の6月の視聴者数が昨年の6月と比べて3%増加したようだ。これは、2011年以来の快挙であるらしい。「Promposal」や「My Super Sweet 16」といった番組は、明らかに18歳から24歳の女性に焦点を当てており、その他の番組からもネットワーク全体が若い世代をターゲットにしようとしているのが明白である。

MTV Movie & TV Awards、性別の新たな革命

【出典】2017/5/7

http://variety.com/2017/film/columns/mtv-movie-and-tv-awards-1202411737/

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MTVは、35年の歴史の中で、自らの道を貫いてきた。全ての消費者の意向を汲んできたわけではないが、若者の文化にどれだけの影響を与えてきたのかは計り知れない。80年代初頭にミュージックビデオでマーケティング革命を行い、新たなポップカルチャーの形を作り上げたのだ。また、春休みにゼリーショットを飲み明かすどんちゃん騒ぎを大学生の誰もが行きたいイベントに仕立てたのも彼らである。90年代には、「The Real World」という番組で現在にも続くリアリティ番組を確立させ、「Beavis and Butt-Head」というテレビアニメでは「おばか」を、「Jersey Shore」では脳みそまで快楽主義の人間達をフィーチャーしたというような、斬新な番組を作り上げた。

MTV Movie Awardsは、1992年に始まって(少なくとも数年間は)目新しく感じられた。真剣に捉えられ過ぎているアカデミー賞の解毒剤であるとか、Best Kissカテゴリといったこの映画祭ならではのカテゴリが存在するからというだけではなく、若者文化を惜しげも無く後押ししているこの映画祭では本当に能力のある受賞者や受賞作品が輩出されてきたからだ(「Forrest Gump」は1995年にノミネートされたが、MTVは「Pulp Fiction」を受賞作品に選んだ)。この頃から賞賛を送る作品を真似てあざけるという文化も、時代を先取りしていた証だろう。

しかし、今となっては一般的な2時間にもわたるPRリールの場に成り果ててしまい、この映画祭からは魅力がほとんど感じられなくなってしまった。プロデューサーがこの映画祭にテレビ部門を追加し、MTV Movie & TV Awardsと名前を変更した今年も、画期的な出来事として注目を集めたりはしなかったようだ。

実際、今年のMTV Movie & TV Awardsでは、「スパイダーマン:ホームカミング」の主役Tom Hollandが同映画のトレーラー広告を公開したり、Amy SchumerとGoldie Hawnは作品賞のプレゼンターとして登場した時、「『Snatched』をぜひ見て」と、あろうことか自分達が登場する映画の宣伝を行ったりする始末である。

しかし、今回大幅に変更になったのは、従来は男女でそれぞれ俳優賞が選出されていたのが、一つのカテゴリに統一され俳優賞が一つとなったことである。これまでのように男女別のやり方に賛同する者もいるかもしれないが、男女平等を訴えるのならこれが最も効果的なやり方なのかもしれない。

しかも、その統一された俳優賞の映画部門で「美女と野獣」主演のEmma Watsonが受賞したのだ。その他のノミネート俳優には「Get Out」のDaniel Kaluuyaや「The Edge of Seventeen」のHailee Steinfeld、「Logan」のHugh Jackman等がいたが、「Billions」のスターAsia Kate Dillonからトロフィーが贈られたのはEmma Watsonだった。彼女の素晴らしいスピーチは、この男女カテゴリの統一がいかに素晴らしいことかを示している。この大ヒット映画をMTVが無視できなかったという事実も否めないが、Emma Watsonを含めノミネートされた俳優達からも、役者という文化が次の段階に進んだことが伺えるだろう。

これが何を示しているのかは予想もつかないが、Emma Watsonのように物事を包括的に見ることができる役者が今後どうしていきたいかによるのだろう。これがどのような結果を迎えようと、MTV Movie & TV Awardsがこの男女別カテゴリを撤廃した初めての映画祭であり、偉業であることには間違いないだろう。

MTV、バーチャルリアリティテクノロジーを使用して360度動画でEMA2015をライブストリーミング配信

【出典】2015/10/23
http://www.theverge.com/2015/10/23/9602594/mtv-emas-2015-360-degree-virtual-realityUntitled

 

MTVは今年度のEurope Music Awardsにおいて、バーチャルリアリティプログラムを通して新しい一歩を踏み出そうとしている。ネットワーク上で、日曜日夜の放送時に360度バーチャルリアリティを使ってセレモニーのレッドカーペットの様子とメインショーをストリーミング配信しようとしているのだ。cardboard headsetを持っているファンは、ショーの関連アプリ(iOSもしくはAndroid)をダウンロードすることでショーをバーチャルリアリティで体験をする事ができ、ヘッドセットの無い視聴者も360度カメラでイベントを視聴できる。

MTVは過去にもこのイベントの一部をバーチャルリアリティでストリーミング配信した事がある。それが8月に配信された時、ネットワーク上で同じ360度バーチャルリアリティテクノロジーを用いて、VMAのレッドカーペットシーンをストリーミング配信したのだ。今回のイベント全てを配信可能にする為の充分な布石となったと言えるだろう。

「我々は限界を超えて視聴者に楽しんでもらえる新しい方法を常に検討している」とViacom Internationalの社長兼CEOであるBob Bakish氏は声明で述べた。「MTV EMAは我々にとって最大のイベントの一つであり、バーチャルリアリティを通してこのライブイベントを視聴者に届ける事は道理であると言えるだろう」と。