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日本映画の新時代が始まる

【出典】2019/05/15

https://variety.com/2019/film/global/cannes-japan-toho-studio-ghibli-1203215689/

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日本で新時代を迎えるにつれて国内映画産業は復興の道を辿っているものの、長期にわたる衰退を経てデジタル時代は新たな課題を抱えている。4月30日の明仁天皇の退位により、日本は新時代を迎えた。1989年の明仁様の即位により平成が始まり、2019年5月1日に明仁様のご子息徳にあたる仁様の即位で令和の時代が開始した。

日本最古の映画雑誌キネマ旬報で平成と昭和(1926-1989)の日本映画を振り返る特集が組まれた。1960年代初頭に始まるテレビブームをきっかけに、1989年に日本の映画産業は長期衰退を迎えていた。1957年には戦後最大の10億9,900万人の年間入場者数を記録したが1989年には1億4,350万人まで下落した。そして日本映画製作者連盟によると国内映画のシェアは1970年の78.3%から46.6%へと下降。

平成初期の映画産業は、復興よりも衰退が呼称として適当であったが、人気アニメに夢中になった子供を除き多くの子供がハリウッド作品に夢中となった。予算は限られ、日本の商業映画は苦しい状況に陥った。

30年という年月でどのような変化がもたらされたのだろうか。2018年には入場者数が1億6,900万人まで伸長。日本映画は55%のマーケットシェアを獲得しており、11年連続で海外の競合を打ち破っている。また、新作映画が613本公開され、スクリーン数は3,561スクリーンまで増加。1989年の公開本数は255本、スクリーン数は1,912スクリーンであった。今年の国内興行収入ランキングでは『映画ドラえもん のび太の月面探査機』『マスカレード・ホテル』『名探偵コナン 紺青の拳(フィスト)』などの国内映画が上位を占めており、ハリウッド映画への対抗心を燃やす。

ベテラン・アナリストオオタカヒロオ氏は、日本映画の復興についてこう解説する。

「1993年のシネマ・コンプレックスが復興の鍵となった。映画館という言葉がシネマコンプレックスを意味する時代に我々は生きている。」

現行の多種多様の映画が公開されているシステムはファンの熱い支持、特に若年層の心を掴んだとオオタカ氏は指摘する。また、日本の映画スタジオが系列のシアターチェーンに対し自社映画を強引に公開させる手法も終焉を迎えるだろう。観客の需要に上映スケジュールを適応させるマルチプレックスの柔軟性は、ブーム前に比べヒット映画が稼ぎやすい環境をもたらした。そして、日本の映画産業もヒット映画の生み出し方を学んでいた。

業界大手の東宝を中心に大手スタジオは、ヒットした漫画や小説,テレビドラマを原作とした映画を余すことなく製作、公開している。

今日では、多くの映画でメディア企業がリスクと利益を共有する製作委員会方式が採られている。製作委員会方式は1970年代に開始。フジテレビと東宝がタッグを組み人気テレビシリーズの踊る大走査線の映画化が行われ、主演の織田裕二が湾岸署の警官役を演じた。2003年の2作目『踊る大捜査線 BAYSIDE SHAKEDOWN2』は、興行収入150億円を突破し、未だ破られることのない実写映画の最高記録を打ち立てた。もう一つの大きな存在として、1985年に宮崎駿監督と高畑勲監督、プロデューサーの鈴木敏夫氏の3名により設立されたアニメーションスタジオ スタジオジブリが挙げられる。1989年のスマッシュヒット『魔女の宅急便』を皮切りに、ジブリは老若男女に受け入れられ、かつ興行的な成功を収める映画を数々生み出しアニメーション業界の常識を覆した。

20年以上に渡り、ジブリ映画は国内外共に存在感を示してきた。2001年の『千と千尋の神隠し』では興行収入2.75億ドルを記録。日本での興行収入ランキングで堂々の1位を獲得しており、現在もその記録は破られていない。宮崎駿監督の才能がジブリの成功に欠かせなかったことは言うまでもないが、鈴木氏の抜け目のないマーケティングと日本テレビ系列との提携も大きく寄与した。平成を振り返る際には、ゴジラシリーズも忘れてはならないだろう。1985年に10年の歳月を経て公開された『ゴジラ』を1作目として平成ゴジラシリーズが始まる。

アメリカに拠点を置きゴジラシリーズを大々的に取り上げたFangoria magazineのNorman England氏は、平成ゴジラシリーズは以前のシリーズと比較すると大人向けの映画に仕上がっており、日本は大人に受け入れられる作品を作る国として世界トップレベルであると賛辞を贈る。大人向けという方針が功を奏し、年間の国内興行成績のトップ10には必ずランクインされる人気を誇った。

その後に1999年から2004年までにミレニアムシリーズと呼ばれる6本を製作したものの、最後の『ゴジラ FINAL WARS』が失敗に終わり、ゴジラシリーズは12年間の凍結期間を迎えた。

庵野秀明総監督と樋口真嗣監督のタッグで実現した12年ぶりのゴジラシリーズ『シン・ゴジラ』は、造形物の中に人が入って演じるという従来の撮影方法に囚われることはなかった。全てCGで映像化されたゴジラや官僚や科学者,自衛隊などの登場人物が受け、今までのゴジラシリーズ28作品全てを上回る7,400万ドルを稼ぎ出した。

映画業界の復活に貢献した同作だが、令和の時代も引き続き復興の時代となるだろうか。

東京国際映画祭でフェスティバル・ディレクターを務める久松猛郎氏は、取り組む必要のある問題を把握している。

久松氏は今後の日本映画について次のように述べる。

「私たちは日々の生活でデジタル技術に取り囲まれており、映画製作も乗り遅れてはいけない。優れた原作も数が限られているためオリジナル脚本を宣伝する必要性も生じてくるのに加え、海外市場に向け海外パートナーも増やしていくべきである。最終的には若手クリエイターのスキルを向上させ新しいチャレンジができるようにサポートしなければいけない。」

しかしながら、新たな構想は現時点では出て来ていない。

北米最大のeスポーツアリーナがフィラデルフィアに建設予定

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スポーツ運営会社のComcast Spectacorと不動産会社のThe Cordish Companiesが55億円かけフィラデルフィアにeスポーツアリーナを今夏建設することを発表した。

Fusion Arenaと呼ばれる施設は西半球最大のeスポーツアリーナになる予定でシート数は3500席、外観はゲームコンソールをイメージしている。

シートエリアには2つのバー、クラブシート、VIP向けのスイートルームを備える。そして他にはトレーニング施設、放送スタジオ、チームオフィスができる予定だ。

コナミがeスポーツ施設を東京に建設

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日本のゲームパブリッシャーのコナミが東京にeスポーツ専門施設を建設予定しているとゲームニュースサイトSiliconeraが報じた。

コナミ・クリエイティブセンターと呼ばれる施設は12階建、地下フロアもあり、eスポーツアリーナ、eスポーツ関連の商品が購入できるショップ、eスポーツを教えるクラスルームなど全てのフロアがeスポーツ関連になる予定だ。

日本のeスポーツ事業を推進することが施設の目的で、最近では一般社団法人日本eスポーツ連合もようやく誕生した。

「Eスポーツ参加者は将来サッカー選手などスポーツ選手と同等、またはそれ以上の存在になるだろう。Eスポーツのパイオニアと言われるアメリカやヨーロッパに比べ日本は遅れている。しかしそれは成長する余地がまだまだあるという事だ。」と語るのはコナミ取締役の東尾公彦氏。

施設は今年11月に竣工予定。しかしまだ正式なオープン日は未定だ。

日本マーケット:“アジア人”だからといって、映画『クレージー・リッチ!』の成功に期待をしていない

【出典】9/26/2018

https://variety.com/2018/film/asia/japan-not-crazy-for-asians-1202958048/

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配給会社のワーナージャパンが映画『クレイジー・リッチ!』が今週、アジアで第2位の映画市場である日本で公開されるのに対し、大きな反響を受けるだろうと期待する声明を発表した。しかし、この大きな期待とは反して心配の声も上がっている。

ワーナーは9月中旬、当初予定していた公開劇場の数を、30から75に増やすことを明らかにした。映画『クレイジー・リッチ!』は、キャストがほとんど日本で知名度のなかったとしても、日本のメディアで広く報道されている。そして原作になった小説は、まだ今のところ、ベストセラーにはなっていない。(アマゾン ジャパンの書籍での現在のランキングは97,476位だ。) オンライン・ライフスタイル雑誌『Wezzy』の堂本薫氏は、映画の原題『クレイジー・リッチ・エイジアンズ』に関して、ワーナーが「エイジアンズ」がある必要はないと決定し、「クレイジー・リッチ」にローカライズしたことについて話した。「この国で日本人として生まれた人々は、自分自身を「アジア人」と考える必要はなく、少数人種の立場にはない」と堂本氏は述べた。また、過去に、日本の長期的な経済発展のため、日本人は西洋で「名誉白人」として扱われた背景もある。」ワーナーは日本の女性観客をターゲットにしている。ポスターのコピーは、「世界中の女性たちは共感するだろう。これは真の幸福を見つけるためのGoal In=ゴールイン映画」である。「ゴールイン」と言う言葉は「結婚する」という意味の和製英語であり、映画ではヒロインが裕福なシンガポーリアン−チャイニーズの家族をもつフィアンセとの立場の違いに奮闘しながらゴールインするのが描かれている。 ワーナーの目標—日本での成功−は、日本をベースにした、もしくは汎アジア市場を念頭に置いて作られた過去のハリウッド映画の記録を見ると、難しいかもしれない。よく言及されている例の一つに、戦前の京都を舞台に芸者の世界を描いたロブ・マーシャル監督の2005年の作品『SAYURI』がある。本来なら日本人であるべき主要な役で中国の女優をキャスティングし、芸者の文化を誤って紹介してしまった為、映画の総興行収入は絶望的な12億円にとどまった 。

もっとも最近のケースでは、『ゴースト・イン・ザ・シェル』がある。同じ英語タイトルの押井守の1995年にヒットしたアニメにインスパイアされたSF漫画の、ルパート・サンダーズが監督した2017年のライブ・アクション・バージョンだ。日本のファンは、スカーレット・ヨハンソンのキャスティングで取り沙汰された「ホワイトウォッシング(アメリカ合衆国の映画業界で白人以外の役柄に白人俳優が配役されること)」の論争にほとんど関心を寄せなかった。結局、映画の日本での興行収入はわずか10億円となった。これとは対照的に『美女と野獣』は外国映画部門で一位に輝き、興行収入100億円を突破した。

中国の俳優、張藝謀(チャン・イーモウ)は、『Hero』や『LOVERS』などの日本でヒットした映画にそれぞれ携わったが、2016年のハリウッド・チャイナの共同プロダクション映画である『グレートウォール』が公開された際、日本の興行収入はたったの1億円に過ぎなかった。 しかし、成功事例も存在する:2004年に、かの偉人である西郷隆盛の人生をモチーフにした、エドワード・ズィック監督の『ザ・ラスト・サムライ』は、日本での興行収入が130億円。「この成功の大きな理由の一つは、 トム・クルーズが当時の日本で、特に女性から非常に人気があったことだ。」とベテランの興行収入アナリストである大高広尾氏は述べた。「また、人々は渡辺謙の男らしい侍姿にも魅了された。それに加え、侍の描き方も素晴らしかった。」と彼は語った。

「ハリウッドが仮に日本に特化した映画を作ったとしても、内容が魅力的で質の高いものでなければ、日本人はあまり注意を払わない傾向がある」と大高氏は語る。「そして、もし映画が日本の歴史を描いているものでも、描写が歪められ、日本人のキャラクターが非現実的であれば、彼らは興味を失う。」と大高氏は述べた。

アジアの他の地域で制作された映画は、地元の映画ファンの熱狂をさらに煽る。しかし、『クレイジー・リッチ!』は、「大都市圏の比較的年齢層の高い、情報豊かなファンによって支持されるかもしれない。」と大高氏は述べた。しかし、もしこれが本当ならばワーナーにとってはとても「クレジー」と言った結果とは言えないだろう。

任天堂宮本氏、スーパーニンテンドーワールドとゲーム業界の連携を示唆

https://variety.com/2018/gaming/news/super-nintendo-world-1202868375/

Picture1日本で建設が進むスーパーニンテンドーワールドはアメリカにも進出予定であり、宮本茂氏は、テーマパークは任天堂のIPと連携することになるだろう、と明かした。

任天堂をテーマにしたアトラクションは2020年の夏季オリンピックまでにユニバーサルスタジオジャパンにてオープンすることが見込まれている。そしてその後、スーパーニンテンドーワールドはハリウッドとオーランドにあるユニバーサルスタジオにもオープンする。

最近行われた任天堂の年一度の株主総会では、ステークホルダーが、テーマパークと任天堂のゲームの売り上げの相互性について質問をした。 来場者がただテーマパークを訪れるだけで満足してしまい、任天堂のゲームや他の商品を買わなくなるのではないか、という懸念が本質的にあるのだ。宮本氏はこれについて以下のように答えた。

「今日の母親・父親世代の多くはスーパーマリオをプレイして育ち、現在は『ニンテンドーラボ』などを子供達とプレイしている。」と宮本氏は語った。「このような家族は日本だけでなく、世界中に存在する。彼らがテーマパークを訪れて、細かく忠実に再現された任天堂ワールドを目の当たりにし、キャラクターと触れ合うことで、ビデオゲームビジネスも相互的に収益を上げるだろう。 」

あいまいではあるが、任天堂がこの問題について既に検討をしたということがわかる。任天堂がどのようにテーマパークとゲームをリンクするのかはまだわからないが、これには多くの可能性がある。モバイルゲームのポケモンゴー、ニンテンドースイッチのスーパーマリオ・オデッセーのような人気モバイルゲームの特徴を生かし、パーク内だけの特別なゲーム内容をダウンロードできるようにするなど、来場者にゲームデバイスの持ちこみを促すような仕組みを作ることを検討している。

ゲームとテーマパークの融合は新しいことではない。ディズニーは現在「Play Disney Parks」と呼ばれるアプリを提供しており、来場者はパーク内でしかプレイできないゲームを待ち時間中に楽しむことができる。

 

日本のストリーミング配信業界でAmazonとNetflix が勢いを伸ばす

【出典】2018/3/21
http://variety.com/2018/tv/news/amazon-netflix-gain-ground-japan-streaming-1202729953/

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日本において昨年、Amazonはシェアを2倍に伸ばし、Netflixは配信業界市場で加入者を伸ばした。両社ともに、アジア市場で利益を伸ばそうと奮闘している。

マーケティング分析を行うEM Partners 社によると、日本の通信会社 NTTドコモが運営するdTVは定額制動画配信サービスで2017年に20.3%のシェアを獲得し首位を独走したが、この数字は去年に比べて3.8%減。2位はHulu Japan(13.5%)、3位はU-NEXTだった。Amazonは4位でシェアを去年の5.9%から11.5%に伸ばした。Netflixは5位で4.3%から7.1%の伸びだった。

定額制動画配信サービス事業の総売上は1830億円に上ると予想され、昨年から12.2%増だ。GEM Partners社によると、2022年以内にストリーミング配信市場の売り上げは2550億円になると予想している。

日本では、定額制動画配信サービスの人気が高まる以前から、スマートフォンによる動画配信サービスが好調だった。日本のAmazon プライムのインスタント・ビデオの強力なセールス・ポイントはその加入額の安さだ。年間プランの場合、3900円(アメリカの会員費の3分の1の値段)で動画が見放題になっている。Amazon ビデオの日本での値段はdTV, Hulu, U-NEXTよりも安い。

Netflix Japanはアニメコンテンツの充実に力を入れており、『アグレッシブ烈子』(上記写真参照)などのアニメを開始する予定だ。1月から開始された『DEVILMAN crybaby』は新たな加入者を呼び込むことに成功した。

Amazon、Netflixと比べて、日本の定額制動画配信サービスはオリジナル・コンテンツを制作する予算を持っている。Hulu Japan を運営するHJホールディングスはさらなるコンテンツの追加のために、新たなパートナーシップの契約を模索している。

去年からサイバーエージェントとテレビ朝日は新しい配信サービス、AbemaTVを開始し、日本で人気を博している。サービスは広告収入をメインとした配信で、現在は赤字だが、コンテンツ拡充のための投資に力を入れている。

日本を訪れる際、外国人のよくある質問

【出典】2015/7/10

http://kotaku.com/frequently-asked-questions-about-visiting-japan-1716461645

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日本に行くのはいいことだが、いくつか不安なこともあるだろう。私は2001年に初めて日本を訪れた。素晴らしい国だったので私はしばらく滞在することにしたのだが、長年滞在している間にKotakuの読者から多くの様々な質問をメールにて受けた。そのいくつかを紹介しよう。

やはり日本語が話せなければなりませんか?

全くもってその必要はない。始めて日本に来訪した14年前、私は日本語を全く話せなかった(もちろん日本語が話せるようになれば、それだけ快適に暮らせるようにはなるのだが)。日本に滞在してから多くの友人が私の元に訪れたが、皆日本語は全く話せなかったが、何の問題もなかった。ほとんど全ての日本人が英語を中学、高校で学んでいるのだから当然であるとも言えよう。

では、日本人は皆が英語を話せるのですか?

ところがそういうわけではない。いくらか流暢な英語が話せる日本人はいるし、少なくともコミュニケーションをとってどうにかしてあなたたちを助けようとする日本人も多い。

英語が話せるかどうかにかかわらず、英語で書かれた看板やその他の様々なものがあなたを助けてくれるだろう。長期滞在者は日本語を学ぼうとする努力は怠らない一方で、旅行者は英語のみで十分楽しむべきである。(最低これくらいの日本語を知っていれば旅行も楽になるだろう:http://kotaku.com/5980064/five-words-you-must-know-before-visiting-japan

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観光客として目立ってしまうことが心配です。日本人は外国人を目で追ったりしますか?

目立つことを気にしてもしょうがない。なぜなら、目立つことは避けられないのだ。生粋の日本人でない限り、完全に溶け込むことは難しいであろう。日本はその98.5%が日本人で構成されている。人数的にはマイノリティであるが、一般的に日本では日本人と外国人は見た目と雰囲気で区別がつくようだ。アジア人でも、日本語を話せる話せないに関わらず、ほんの少しの体の動きやファッションなどで日本人かそうでないかを判断できるのである。電車の中であなたは見つめられている感覚を覚えることがあるだろう。おそらくそれは実際に見つめられているのだろう。毎日人様に見つめられる機会などそうはないので、非日常的な感覚を覚えるのも無理はない。

東京や大阪のような大都市においては、その傾向はいくらか和らぐ。というのも、比較的外国からの観光客の人数が多いのだ。小さな町では外国人に触れる機会は少ないため好奇な目を向けられることもあるが、大都市ではそれほど興味津々な眼差しを向けられることはないだろう。

観光客向けではない、お勧めの場所を教えていただけませんか?

東京、大阪、京都なら、本当に多くの観光客がいる。大半は日本人観光客である。日本人が国内旅行する際、こうした場所に行く傾向が強いからだ。それは何かをしたり、見たり、お土産を買うことが目的になっているからである。誰もが足を運んだことがない日本の僻地においても心配する必要はない。インターネットやガイドブックを見れば必ずあなたが興味をもつ名所や名物などは見つかるはずである。相当な僻地にいく場合でも、電車、鉄道、バスはたまた徒歩などに注意さえすれば、今まで誰もいったことのないような秘境が見つかるだろう。

ホテルとホステル、宿泊にはどちらがいいでしょうか?

個人的に日本のホステルに泊まったことはないが、ホステルは物価が高い国を旅行するのにより安価で便利な手段である。以前大変安いビジネスホテルに滞在したが、多くの出張者が滞在する安くきれいで小さな部屋であった。朝食が付くこともある。日本人がいかに予算を抑えて旅行するかを体験したいのならば、ビジネスホテルはお勧めである。選択肢として、ラブホテルを考えてみてもいいかもしれない。

ラブホテルとは何ですか?セックスをするための場所なのでしょうか?

その通りである。一般のホテルよりも安く、部屋も大きめであることが多い。しかしながらその最大の弱点は、前もって部屋を予約することができないということである。日本で長期滞在する予定ならば、お勧めはしない。

 よく人づてに「旅館」という宿泊施設の話も聞きますが、どういったものなのでしょうか?

旅館は日本の伝統的な宿泊施設で、利用するにはもってこいである。旅館には多くの種類がある。

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カプセルホテルはどうでしょうか?

カプセルホテルの宿泊経験はある。小さなスペースで寝るためのアイデアによって誕生した宿泊施設で、閉所恐怖症でもない限り問題なく過ごすことができるだろう。機会があるならば、夜のカプセルホテルに泊まってみると良いだろう。喫煙者でなければ、より快適な睡眠を得るためにも禁煙エリアのあるカプセルホテルを探してみるとよいだろう。終電を逃した場合、朝まで電車を待ちたくないのであるならば、カプセルホテルは救いになる。

電車は24時間動いているわけではないのですか?

電車は24時間動いてはいない。深夜から早朝は動いてはいないのである。

観光地から観光地へバスや電車であちこち移動するのは難しいでしょうか?

そんなことはない。日本は最も公共交通機関が発達している代表的な国の1つである。しかし、東京や大阪においてはその交通網は圧倒的であるかもしれない。ありがたいことにGoogleマップがあれば、たやすく観光地巡りをすることができるだろう。空港で出発前に日本のSIMカードを取得することを強く勧める。それらを貸与できるサービスを提供する多くの企業があるのだ。

通りは一見複雑に見える。日本に初めて来たとき、周囲を歩きまわるために実際の市街地図を使わなければならなかったくらいだ。しかし、いまやGoogleマップによって本当にシンプルに通りを認識することができるようになった。また、HyperDiaという時刻表システムは大きな手助けになる。

短期滞在者の場合、2週間無制限のJRフリーパスを取得するのがおすすめである。国中を旅するにはかなり便利だろう。フリーパスは日本国外で購入しなければならず、JRのみでしか利用できないということを忘れてはならない。

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どうやら携帯が必須のようですね。

その通り。SIMカードをレンタルできる場所がある。また必要であるならば、携帯電話をレンタルすることもできる。

どれくらいのお金をもっていけば良いのでしょうか?

従来、日本は現金が主流の国であるので、紙幣を常に携帯しておく必要がある。クレジットカードが普及したものの、商店やレストランによっては使用できない場合もある。使用できない店舗数は年々減少しつつあるものの、レジ前で慌てふためく前に、常に日本円を用意しておくことが良いだろう。ATMは至る所に存在しているが、海外銀行カードは大半が使用できない。郵便局かセブンイレブンのATMを利用するのが良いだろう。

 どの時期に行くのがベストでしょうか?

大阪や東京の場合、最も良い時期が3月後半から5月の中旬であろう。〔4月は桜が満開になるため、混雑はする〕そうでないのなら、10月の初旬から11月の後半がおすすめである。

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夏に行く予定なのですが…。

日本の夏は暑く湿度も高いため、とても厳しい。北海道は快適かもしれないが、夏に日本を訪れる場合はハンドタオルが必携である。そのタオルで顔や体を拭きながら観光する必要があるからだ。いたって大真面目な話で、これは非常に重要である。6月は雨の季節で、傘が必要不可欠だ。

何を食べれば良いですか?おすすめのレストランを教えてください。

日本には至る所においしいレストランがある。どこにいってもハズレということは滅多にないといっても過言ではないだろう。

ところが、注文は難しいかもしれない。

難しい?

 そう、難しい。大抵のレストランは日本語のメニューしか用意しておらず、日本語がわからないとかなり注文に戸惑うだろう。短期間の旅行中で訪れている場合はなおのこと難しいかもれない。しかし、大半のメニューが写真を載せており、この場合は指をさして注文できる。また、プラスチックでできた料理のサンプルが店先に置いてあるレストランも多いため、英語のメニューがない場合もウェイターにプラスチックサンプルを見せればよいだろう。

菜食主義者用のレストランはありますか?

 あるが、そんなに数は多くない(正直、日本人で菜食主義者の人間を見たことがない)。

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ホストクラブやホステスクラブに行くことはできますか?

 できるが、あまり期待しない方がいいだろう。日本人は背が低く、ホストやホステスといっても外国人の方が背が高いことが多い。また、値段も高く、日本語がわからないとあまり楽しめない場合がほとんどである。

むやみに相手を傷つけてしまわないか心配です。どうすればいいですか?

 日本人は外国人には比較的寛容になる。畳の上を靴で歩いたり第二次世界大戦や中国や韓国との問題について議論したりしない限り、日本人を怒らせることはそうないだろう。

あとは、食事の際に箸をご飯に突き刺したままにすることは葬式の作法のためマナー違反であったり、箸から箸への食べ物を移すことがマナー違反であったりするが、基本的にはそこまで厳しくない。

箸が使えない場合は、どうすればよいでしょうか?

ナイフとフォークを頼めばいい。特に問題にはされない。

同性愛者がボーイフレンドやガールフレンドと日本を旅行するとき、差別を感じますか?

 日本は未だ同性愛差別が問題になっている。現在、日本も同性愛問題について取り上げるようになってきたとはいえ、その動きは非常に遅い。

しかし、同性愛の友達と旅行すること自体に問題があるわけではない。同性同士で旅行することはざらにあるからだ。

ただし、同性愛カップルの場合は、公共で手を繋いだりキスをするのは避けたほうがいいだろう。異性愛カップルでもそんなことは珍しいので、別に差別とも言えない。

日本は安全ですか?

 犯罪率を指しているのであれば、かなり安全である。しかし、犯罪は人間がいるところならどこでも起こりうるので、注意するに越したことはないだろう。日本でも起こるときには起こるのだ。

買い物はどこですればいいですか?

 何が欲しいかによるが、東京や大阪のような大きな都市ではなんでも揃う。高級デパートから原宿やアメ村まで、値段設定も様々である。

ビデオゲームを買うにはどこがいいですか?

東京であれば、間違いなく秋葉原か中野ブロードウェイ、池袋だろう。大阪であれば、日本橋である。

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秋葉原や日本橋におすすめのお店はありますか?

大阪から来たチェーン店スーパーポテトが最も無難である。もちろん他にもたくさんのお店があるので、秋葉原を散策してみるのも面白いかもしれない。大型店舗ではヨドバシやビックカメラ等がある。

メイド喫茶は本当にありますか?

ある。

行ったほうがいいですか?

 行きたければ。

タトゥーがある人でも、温泉や銭湯に入れますか?

 日本では、多くの温泉や銭湯、プール等がタトゥーのある人の入場を禁止している。これらのルールは英語でも表記されており、厳しいところは本当に厳しい。しかし、外国人なら見逃してもらえることもある。

タトゥーを隠せば入れるかもしれないし、プライベート温泉等もあるのでそれを活用するのもいいかもしれない。

日本人は変わった方法でお風呂に入ると聞きますが、これは本当ですか?

本当である。日本では夜寝る前に湯船に浸かることが多い。石鹸で汚れを落としてから湯船に浸かるのだ。そうすることによって湯船のお湯を綺麗に保ち、次の人のことを考えている。同じ理由で、トイレとお風呂は家庭でも分かれているのが一般だ。

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神社やお寺で写真撮影をしてもいいですか?日本庭園では?

 昔は、このような場所での写真撮影は禁止されていなかったが、現在は規制が厳しくなったようだ。しかし、このような規制がある場合は看板が至る所に英語と日本語であるので、そこまで神経質になることもないだろう。

祈りの場所であることを踏まえた上で、それ相応の振る舞いさえすれば大抵の場合問題ない。

日本に薬物を持ち運べますか?

 絶対にだめです。

もし、薬物を使いたくなったらどうすればいいですか?

 薬物の規制はとても厳しく、所持するだけで逮捕されるだろう。

他に日本で何か特別にすることはありますか?

 旅行者次第である。何が目的で何がしたいかを考え、それに向けてプランを考えた方がいい。個人的には、初めて日本に来た時スーパーに行ったり電車に乗ったりするのが楽しみだったが、他にも様々な楽しみ方があるだろう。

日本にはディズニーシーやUSJ、築地の魚市場や東京のスカイツリー、楽しめるものがたくさんあるのだ。

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グーグル、日米間をより速くつなぐ海底ケーブルプロジェクトに3億ドルを投資

【出典】2014/08/11

http://techcrunch.com/2014/08/11/google-invests-in-300m-submarine-cable-to-improve-connection-between-japan-and-the-us/

A steelworker works on an underwater cable.

グーグルは他5社と共同で、最大初期速度毎秒60テラビットの日本と米国の西海岸をつなぐ新しい太平洋横断ケーブルシステム「FASTER」の構築と建設に参加することになった旨を発表した。他の5社とはChina Mobile InternationalChina Telecom GlobalGlobal TransitKDDI、およびSingTelだ。NECがシステムの構築を担う。

Googleで技術関連インフラストラクチャ部門のバイスプレジデントを務めるUrs Hölzle氏は、今回の投資はGoogle製品の安定性および高速性のためにも必要であり、「高性能なネットワークインフラストラクチャが必要となります。十億人規模のAndroid利用者にも、そしてGoogle Cloud Platformを使って開発を行なっている開発者にも役立つものとなります。」とGoogle+を通して述べている。

Googleが海底ケーブルの敷設に関与したのは今回が初めてではない。2008年には3.3Tb/sの性能を持つ日本とアメリカを結ぶ太平洋間海底ケーブルの「Unity」といった、今回同様のコンソーシアムに資本参加している。また(子会社であるGoogle SJC Bermuda Ltd.を通じて)東南アジアと日本の間を結ぶケーブルを敷設する4億ドルのプロジェクトにも参加しており、こちらは6月から稼働を開始している。こちらの方の容量は最大で28Tb/sである

今回のFASTERは、アメリカ側では西海岸のLos AngelesSan FranciscoPortlandおよびSeattleなどのハブと結ばれることとなる。Googleのオレゴン州ザ・ダレスにあるGoogleのデータセンターとも近く、ここに保管される各種データの通信速度も向上することになるであろう。