タグ別アーカイブ: IP

ソニーがプレイステーションのゲームを映画やTVドラマにすべくスタジオを設立

【出典】 2019/05/20

https://www.complex.com/pop-culture/2019/05/sony-to-turn-playstation-games-into-movies-and-shows

image72

度重なるゲームの映画化の失敗に、ソニーがついに歯止めを打つ。Hollywood Reporterによると、ソニーがPlayStation Productionsと呼ばれる自社スタジオを設立し、25年分のゲームの数々のTVドラマ化や映画化に乗り出す。さらに、Hollywood Reporterはこのスタジオはすでに設立・運営されており、カリフォルニア州カルバーシティーのソニー所有地にて第1作目となるプロジェクトに取り掛かっていると報じている。

「我々には25年に及ぶゲーム開発の経験があり、素晴らしい作品、フランチャイズ、物語を生み出してきた。」と、Sony Interactive EntertainmentのWorldwide Studios社長Shawn Layden氏は語る。「今こそがストリーミング配信や映画、ドラマといった他のメディアを考慮すべき良きタイミングだと感じている。」

ソニーは100以上もの作品を所有しており、SF、ホラー、カーレースといった様々なジャンルを手がけている。もしうまく選択すれば、確かなポテンシャルがあると考えられるだろう。特に、ビデオゲームとそれに従うファンの存在は彼らの武器だ。ソニーはよく分かっている。

「我々の所有するIPを他のスタジオにライセンシングするのではなく、自社で開発し制作する方が良いアプローチ方法であると感じた。」と、Playstation Productions部門ヘッドのAsad Qizilbash氏は語る。「まず、我々の方が作品に対し馴染み深いということ、そしてPlayStationファンは何が好きかということを理解していることが理由として挙げられる。」

ソニーはそれに加えて、姉妹会社のソニー・ピクチャーズを抱えていることに利点がある。これによって、ソニー・ピクチャーズは配給を行い、PlayStation Productionsはライセンシングすることなく制作を行うことができる。

「この1年半で、我々は業界、脚本家、監督、プロデューサーの理解に時間を費やしてきた。」とQizilbash氏は語る。「業界に関する理解を深めるため、映画プロデューサーのロレンツォ・ディ・ボナヴェンチュラやケビン・ファイギとも話した。」

Layden氏はさらに、マーベルのコミックからスクリーンへの移行に影響を受けており、多少言葉を濁しつつも「マーベルの軌跡を追っていると言うのは、非常に高い目標となる。」と話した。また、ハリウッドはここ数年で変化しており、昨今のフィルムメイカーはゲームがメインストリームとなる時代に到達している。そして、このことが野心的なプロジェクトに挑戦する完璧なタイミングにしているとも話した。

「ゲームが映画化された昔の作品を見てみるとわかるが、脚本家や監督はそのゲームの世界観を理解していない。」と、Layden氏は語る。「本当の挑戦というのは、80分のプレイ時間をどのように映画にするか、というところにある。答えは、しないことだ。やるべきことは、明確に原作から脚本に落としたその精神を映画の観客へ届けることだ。ゲームをそのまま映画にして同じことを伝えようとしてはいけない。」

映画/TVドラマは、何年も待ち続けたゲームのプレイを終え、続編までにまた数年待たなければならない現実からやってきたファンに居場所を与えると、Layden氏は語る。

「我々のフランチャイズにもっと接することができる機会を、ゲームのファンたちに作ってあげたいと考えている。」と語った。「40〜50時間のプレイを終えると、ファンは大好きなキャラクターが成長する姿を見るまでに3年〜4年は待たなければならない。」

どの作品が映画になり、どの作品がTVドラマになるのかについては、どの作品が最も適切なIPかという点で現在検討中だ。また、会社としては脚本家されたプロジェクトについて、公開を急ぐつもりはないという。原作に従った作品にするために、十分な時間を与える姿勢だ。

「我々は適切な監督、役者、脚本家をマネジメント、コントロールするためにこのエンティティを設立した。」と、Qizilbash氏は話す。

任天堂、モバイルゲームを新たな売り上げの主軸に

http://variety.com/2018/gaming/news/nintendo-dena-cygames-1202795158/

Picture3

任天堂とサイゲームス社のパートナーシップ契約は現在のDeNAと任天堂の関係に影響しないと任天堂の君島社長が投資家向けQ&Aで語った。任天堂とサイゲームスは現在モバイル向けアクションRPG「ドラガリアロスト」を開発中で今夏にリリース予定だ。DeNAは引き続き、任天堂のアカウントシステムとモバイルプロジェクトの技術・開発サポートを行う。

「我々は任天堂のIP(知的財産)をスマート端末アプリに導入することで、もっと多くの人々に知ってもらい、ビデオゲームビジネス以外のプラットフォームにも相乗効果が期待できると考えている。そしてスマート端末向けビジネスを弊社の売上の主軸にしたい。社内チームだけで拡大することは難しく、我々は一緒に協力し面白い開発をできるチームを探してきた」と君島社長は語る。

任天堂は「ドラガリアロスト」が興味深い作品になると考えており、企画段階から既にサイゲームスにアプローチ、現在は共同で開発を行っている。君島氏は「任天堂には持ち合わせていないユニークな強みを持つ企業があるならパートナーシップ引き続き考えている」と語る。任天堂は引き続き、スマート端末向けアプリを毎年2〜3作品リリース予定で増加は考えていていない。「人々が長い期間にわたりプレーしてくれるアプリ開発を行っており、消費者が楽しんで頂けるのであれば、タイトル数は増えるかもしれない」と同氏は加える。このようなタイトルが今後続々とリリースされれば、任天堂の売り上げはさらに増加すると考えられている。

 

 

eOne、ユーザーの書いたフィクションやその他の物語をテレビや映画、バーチャルリアリティへと展開させるためWattpadと提携

http://variety.com/2017/digital/news/eone-wattpad-fan-fiction-development-1202576480/

Picture1

Entertainment One社(eOne)はWattpad社の4億人のユーザーが創り出したストーリーの中から、輝く宝石を発掘しようとしている。

トロントに本拠地を置くeOne社は、Wattpad社のサービス上に提出されるフィクションやその他の物語を、オリジナルのテレビ番組、長編映画、バーチャルリアリティプロジェクトに展開することを目指し、Wattpad社と提携を結んだ。今後Wattpad社はeOne社のために 、グローバル規模で展開できるような最も有望なコンテンツを探し、管理する予定だ。

同じくトロントを本拠地とするWattpad社は、現在毎月6000万人以上のユーザーと月間250万人のライターを抱えている。同社は昨年、Wattpadd Studioを設立、エンターテイメント企業とのパートナーシップを通じてそのプラットフォーム上のストーリーを集めることに専念し、 以前はUSA Networkのオリジナルスクリプトプログラミング担当副社長だった Eric Lehrman氏をコンテンツ開発責任者として雇った。

「Wattpadの強力なデータとインサイトは、新しい世代の作家との接触と人の心をとらえるストーリーやキャラクターと早期に出会う機会を与えてくれるだろう」とeOne Televisionカナダの社長Jocelyn Hamilton氏は声明で述べている。

Wattpad StudiosはUniversal Cable ProductionsやTurnerと同様の開発契約を結んでいる。Fullscreen社はWattpad Studiosと共同で「FANtasies」という10エピソードのファンフィクションドラマを制作した。出演はYouTubeスターのAndrea Russett氏, Grace Helbig氏, Hannah Hart氏, Mamrie Hart氏, Anthony Padilla氏 and Ian Hecox氏などである。

MashableはWattpadのライターElizabeth A. Seibert氏によって書かれた若いスーパーヒーローのストーリー「No Capes」を、Wise EntertainmentのKatie Elmore Mota氏(Huluの “East Los High”)が監督するオリジナルシリーズとして翻案すると発表した。

おそらくWattpad社の最大のブレークアウト・スターはテキサス出身のAnna Todd氏だろう。ワンダイレクションにインスパイアされた若者の恋の話「After」は、Simon&Schuster社によって出版されベストセラーシリーズとなり、Paramount Picturesとの映画契約にもつながった。

Netflix、コミック出版会社Millarworldを同社初の買収

【出典】2017/8/7

http://www.businessinsider.com/netflix-makes-first-ever-acquisition-comic-book-publisher-millarworld-2017-8

Picture1

Netflixは、8月7日にグラフィックノベル作家Mark Millarの出版会社Millarworldを買収したと発表した。これがNetflixにとって初めての企業買収となる。Netflixのプレスリリースによると、IP(知的財産)と魅力的なストーリーとキャラクターの所有権の購入することにより、当社のビジネスの重要部分になっているNetflixオリジナル作品のさらなる拡大を目指すようだ。

当社のチーフコンテンツオフィサーのTed Sarandos氏によると、Millarwordの既存コンテンツとこれから発表されるMark Millarと彼のチームの作品の両方を映像化予定とのことである。

Millarworldのコンテンツで既に映画化されている作品は「ウォンテッド」、「キック・アス」、「キングスマン」の3作品だ。Netflix社傘下でこれからも継続的にグラフィックノベルは出版予定である。

NetflixとMillarworld間の取引の内容は、買収額も含め発表されていない。しかし、コミック作品の映像化が非常に盛んな現在、Netflixとしては多くのライセンスを獲得し、オリジナル作品として映像化したいのであろう。