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BAFTAロサンゼルス、ニューカマープログラムを諸外国向けに展開

https://variety.com/2018/film/global/bafta-los-angeles-newcomer-program-expanded-1202882103/Picture1

BAFTAロサンゼルスは、イギリス以外の国々からハリウッドにやってくる国際的なタレントを抱えるために、ニューカマープログラムを拡大しているところだ。このプログラムでは、キャリアを広げるためにロサンゼルスに移ってくるエンターテインメントのプロフェッショナルと、その分野の他の人達とを繋げている。

今日発表された文書には、英国映画テレビ芸術アカデミーは、イギリスに加え、オーストラリア、ポーランド、南アフリカ、イスラエル、韓国、フランス、トルコ、香港からの55名の参加者を援助するつもりであると書かれていた。2007年に開始された本プログラムは、キャリア形成のサポートや、ビジネス向け交流会、ロサンゼルスに移った人々とのマッチング、キュレートされた教育プログラム、BAFTAの説明会とインサイトシリーズを含む能力開発イベントのスケジュールへのアクセスなどを提供する。

この展開は、BAFTAロサンゼルスの使命を一歩先へと進め、異文化交流を促進しグローバルな関係を強化することになる。

「BAFTAがグローバルに援助を広げていく中、ロサンゼルスでイギリス人タレントを支援し成功してきて10年が経ち、現在ニューカマープログラムが国際タレントにまでその範囲を広げることに、私たちは胸を躍らせている。」と、新人(ニュータレント)委員会の会長であるSandro Monetti氏とPeter Morris氏は文書の中で語った。

今年選出された55名の参加者は、俳優19名、監督15名、プロデューサー9名、映画脚本家3名、アートディレクター2名、エグゼクティブ2名、作曲家2名、撮影監督1名、プロダクションデザイナー1名、エージェント1名、広報係1名で構成されている。彼らは3つのグループに分けられ、参加者はそれぞれプログラムの1,2,3年目に各グループに所属する。

イギリス政府、映画・テレビ産業に大規模投資へ

【出典】http://variety.com/2018/film/global/film-tv-expansion-uk-governments-industrial-plan-1202738129/

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クリエイティブ産業のためのイギリス政府の新戦略によると、上昇傾向のある映画とハイエンドなテレビ分野への投資は、最優先事項のようだ。その計画の全容には1億5000万ユーロ(約2億1100万ドル)の政府によるクリエイティブ産業への投資と、その輸出の50%の増加も含まれている。

デジタル・文化・メディア・スポーツ省は、映画・テレビ産業への投資は過去5年間で倍増したと明かし、プロダクションの支出は20億ユーロ以上(28億ドル)に上るという。「この状況が続けば、年間の数字は2025年までに2倍になるだろう。」と同省は語った。

具体的な増資は、文化的なイニシアティブを支持するための2000万ユーロの文化発展ファンド、VRやARを含む没入型コンテンツ市場のイギリスのシェアを倍にする計画や、業界の技術養成プログラムを開始するための200万ユーロの資金を含む。イギリス映画協会は事前に映画業界での技能不足を予期し、そのため政府は1000人の学生を対象にした 映画学校 Screen Academyをロンドンに開校すると述べた。

この強気なイギリス政府の計画とクリエィティブ産業への野心的な目標は、イギリスの離脱問題を前にして欧州連合と難しい交渉を続けることを迫られる。

「我々のクリエイティブ業界は、未来の才能を開発すること、人々にクリエイティブコンテンツに対する相当の対価が払われるよう保証すること、また世界で競争する場を与えられるようにサポートする。」とデジタル・文化・メディア・スポーツ大臣を務めるマット・ハンコック議員は語った。「世界中の数百万人の人々が、我々の世界レベルのアーティストや文化的な作品を楽しんでおり、この活気に満ちた分野において世界のフロントランナーであることを目指している。」と同氏は続けた。

ワーナー・ブラザーズUKのチーフでイギリス映画協会の議長の Josh Berger氏は「素晴らしいクルー、施設、そして政府の直接的な映画・テレビ業界への支援(イギリス映画協会などの組織とその産業戦略)は、業界が今後生き残るためになくてはならないものだ。」と同氏は述べた。

「ワーナー・ブラザーズは何年にも渡ってイギリスに投資してきた。なぜなら、ハリウッドと並び、イギリスは映画作りに最も優れている国だからだ。」と締めくくった。

英国の映画&TVへの制作費が40億ドル超えへ

http://variety.com/2018/film/news/spend-on-film-production-in-the-u-k-hits-a-record-high-1202682607Picture1

英国映画協会(BFI)が発表したデータによると、2017年は英国の映画制作の当たり年で、製作費が前年比11%増の28億4000万ポンド(40億ドル)を記録した。

BFIによると、映画制作費は19億ポンド(27億ドル)、テレビは9億3800万ポンド(13億ドル)だった。映画館の入場者数は1億7100万人に達し、チケット収入は3.7%増の14億ポンド(20億ドル)となった。

特に、『スター・ウォーズ:最後のジェダイ』『美女と野獣』『ダンケルク』『パディントン2』の5本の最高収入映画のうち4本はイギリスで製作された。また『パディントン2』『T2 トレインスポッティング』と『ベイビー・ドライバー』はインディペンデント映画のトップタイトルだった。

映画制作に費やされた記録的19億ポンドの記録は、前年に比べ12%の上昇であり、それは全体の数字のうち1億9000万ポンド(2億6900万ドル)は130本の英国映画が占める。 2017年に国内のインデペンデント作品は、イドリス・エルバ監督作『Yardie』やマイク・リー監督作『Peterloo』などがある。 『パディントン2』を中心に、インデペンデント作品の市場シェアは昨年の9.5%で、2016年の7.4%から上昇した。
BFInのチーフAmanda Nevill氏は、「我々の産業は成長し続けており、その成長は常に加速している」と述べ、成長が「イギリスと同国が持つクリエティビティがパワフルでグローバルプレイヤーであることを示す」と語る。

BFIは、映画やテレビ番組制作に費やした対内投資が記録的であったと語った。映画への投資額が16億9000万ポンド(24億ドル)で23%増だった。政府の税制優遇措置により、テレビドラマへの投資は27%増の6億8400万ポンド(9億6700万ドル)となった。

2017年の対内投資作品はティム・バートンの『ダンボ』、ロン・ハワードの「ハン・ソロ:スター・ウォーズ・ストーリー」、ガイ・リッチーの『アラジン』、デヴィッド・イェーツの『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』 『ファントム・スレッド』、クリストファー・マッカリーの 『ミッション:インポッシブル6 フォールアウト』、リドリー・スコットの 『オール・ザ・マネー・イン・ザ・ワールド(原題)』である。

一方テレビでは、昨年英国で制作されたTVドラマは 『ゲーム・オブ・スローンズ(シーズン8)』、『Philip K. Dick’s Electric Dreams』、『Dark Crystal:Age of Resistance』が含まれる。

BFIは、英国の才能、クルー、VFX、制作サービス、ロケーション、そして税控除がその数字を押し上げたと語った。

『スター・ウォーズ』から『ザ・クラウン』まで、英国は数多くの受賞歴のある映画や世界の何百万もの人々が楽しんでいる番組を開発するためのクリエイティブなパワーハウスだ。」と英国政府のデジタル・創造産業担当大臣Margot James氏は述べる。 「我々には、世界スタンダードのスタジオ、有能な労働力、税控除措置があり、これらの素晴らしい結果は、スクリーン業界への投資が活況を呈していることを示している。」

英国映画委員会とフィルム・ロンドンのCEO Adrian Wootton氏は、「英国は最高水準の作品を提供している。」と述べたが、片付けるべき問題もあると指摘した。 「世界的な競争は依然として激しく、景観は変わり続けているのだから、業界とそれを支える高度に熟練した労働者を支援するという面では、この栄冠に満足する暇は私たちにはないのだ。」