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Alexaアプリのダウンロードの際に、承認プロセスを組み込める機能を提供

【出典】2019/06/14

https://techcrunch.com/2019/06/14/alexas-voice-apps-for-kids-can-now-offer-purchases-that-parents-approve/

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Alexa スキルで子供向けコンテンツの提供を開発者が行えるようになることが判明した。スキルとはAmazon Echoで提供されているアプリのことを指す。その他にも、アプリ内購入にアカウント保有者の許可が必要なスキルを構築する新ツールも紹介された。アカウント保有者には母親や父親が想定されており、子供がテキストやeメールで許可を求める仕様となっている。

スキル自体は昨年に初めて全米のアレクサ開発者に解放され、最近になって世界中の開発者へと解放された。しかし、子供向けのスキルでは未成年ユーザーによる勝手な購入防止のために承認/非承認フローを設けなければならなかった。

そこで今回の新ツールが開発された。

現在は、ASK CLI(Alexa Skills Kit Command-Line Interface)または、Alexaの開発者コンソールを使うことでしか子供向けスキルの開発は出来ない。
他のツールを用いればSMSかメールで承認依頼をアカウント保有者に送ることが可能。アカウント保有者は24時間以内に承認する必要があり、24時間を過ぎれば自動的にキャンセルされる。

子供向けのコンテンツは、ダウンロード毎の支払いかサブスクリプションのどちらかの形式で提供される予定だとAmazonは明かしている。

開発者達は既に新ツールにアクセスしており、プレミアムコンテンツも導入済み。プレミアムコンテンツは、Amazonのディベロップメント・コンテストの大賞にも含まれている。

全ての購入を許可しない設定も用意されている。

設定→Alexaアカウント→音声購入→キッズスキルの購入の順で無効化が可能となっている。
一方、Echo Dot キッズ・エディションに同封されるFreeTime on Alexaでは、プレミアムコンテンツの購入依頼さえも出来ないが、FreeTime Unlimitedへとアップグレードすることで利用可能となる。新たなコンテンツの追加はAmazonにとってはチャレンジングであろう。

Echo Dot for kidsのアップデートにより新たなデザインと機能が公開されたが、Alexaで子供のプライバシーを侵害したとして提訴されている。同意を得ずに子供の声が録音されていたのが原因である。

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アップデートの一環で、Family Online Safety Institute(FOSI)などの団体により

子供のプライバシーに関する規則COPPA(the Children’s Online Privacy Protection Act)を遵守する形への変更が進められている。

変更により子供の個人情報へのアクセス,収集が制限され、親が子供の声の録音を削除できる仕様に変更がなされた。しかし、Amazonの対応に原告側は満足していない。

Amazonの発表では、録音を確認,削除することができ、カスタマーサービスに子供のプロフィールの削除を依頼することも可能となっている。だが、裁判所はAppleのSiriを例に挙げ、さらなる対応を求める。(Siriでは購入履歴しか残されず、一定期間経てば自動的に消去される)さらにニュースメディアCNETに、録音の消去後にもAmazon側にはテキストで残っていることを指摘されている状態である。

技術が発展するペースにプライバシー規制の整備が追いついていないため、子供のいる家庭でのスマートスピーカーの使い方は重要な問題である。親が購入しデバイスのインストールまでするが、AlexaがアルゴリズムやAIだけでなく生身の人間がエラー確認の為に録音を聞いていたことに多くの人が気づいていなかった。

もちろん、この種の問題をあまり気にすることなくデバイスを楽しんでいる人も存在する。もし家族と一緒に楽しむことで付加価値を感じているのであれば、Amazonの対応を評価しているのではないだろうか。

現時点で、全ての開発者が子供用スキルの販売を行えるわけではない。代わりに、販売希望の人には連絡用のフォームが用意されており、フォームを通じてAmazonに計画を伝え、採択されれば連絡が来る仕組みになっている。

アマゾン、アレクサがカップルの会話を録音して他人に送った理由を説明

【出典】2018/6/6

http://adage.com/article/digital/amazon-explains-alexa-forwarded-a-private-conversation/313648/

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アマゾンは、アマゾンエコーが指示を待っていること、そしてそれを誤って聞いていると話した。

アマゾンエコーに関してまた新たな疑問は生まれたものの、アレクサの謎が一つ解決された。なぜアレクサはカップルの会話を録音し、彼らの連絡帳にある知り合いの連絡先に、了承を得ないまま送ったのかということだった。

アマゾンのスポークスパーソンは後に、「エコーは話を聞き間違えてしまい、このような事態が起きてしまった。」と話した。

「エコーは『アレクサ』と似たような音を認識したため、それに反応し稼働した。そしてその後続いた会話を 『メッセージを送る』という指令だと勘違いしてしまった。『どなたにですか?』とアレクサが聞き、そのあとの会話から、連絡先リストの中にある名前であると認識した。『 [ 顧客の名前] であっていますか?』と聞き、アレクサは『はい』という回答を得たと判断した。そして、誤って会話をその人に送ってしまった。この一環の出来事は頻繁に起こりそうなことではないが、このような事態が起こりづらくなるような対策を検討している。」 と、スポークパーソンは話した。

オレゴン州、ポートランド在住のこの夫婦は、夫の同僚から電話がかかってきたことで偶然、会話を盗み聞きされていたことを知った。その同僚は、夫婦の家で録音された会話の音声ファイルを受け取ったので、 すぐに彼らにアマゾンエコーとの接続を切るように伝えた。

夫婦は言うまでもなく大変驚き、今後の改善に繋がるようにメディアに公表することにした。このニュースはシアトルのKIRO-TVにより初めて報道された 。

エコーは、『アレクサ』という名前呼ばれるまでは稼働し録音するはずもないが、 エコーが聞き間違えをして自動で稼働してしまうことがあることはよく知られている。

匿名となっているそのカップルは、後にアマゾンが電話で謝罪をしたと明かしている。

アマゾンのアレクサはまもなく記憶力を身につけ、より自然に会話し、自発的にスキルを発揮するようになる

https://techcrunch.com/2018/04/26/alexa-will-soon-gain-a-memory-converse-more-naturally-and-automatically-launch-skills/

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アマゾンの音声アシスト機能アレクサはもうすぐ、情報記憶機能を搭載し始めるだけでなく、毎回「ねえアレクサ、」でコマンドを始める必要がなくなり、より自然な会話をする事ができるようになる。またユーザーの明確な指示無しに、質問に応じたスキルを発揮することもできるようになる。この機能は、アマゾンが今年発表を予定する、個人に合わせた人工知能の最適化とスマート化、そして魅力向上に貢献する新機能の一つである。

アレクサ・ブレイン・グループの責任者Ruich Sarikaya氏は、フランスのリヨンで行われたワールドワイドウェブ会議での基調講演で、下記のように述べた。

アレクサ・ブレイン・イニシアチブは、会話と会話の文脈と記憶を追跡する能力向上に重点を置いていると同時に、今や4万を超えるアレクサの追加スキルをユーザーが発見・操作しやすくする、と彼は述べた。

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アメリカ内のユーザーにもうすぐ公開される情報記録機能のアップデートによって、アレクサは、あなたが依頼した情報を記録し、あとで再びそれにアクセスする事ができるようになる。

例えば、「ねえアレクサ、ショーンの誕生日が6月20日であることを覚えておいて。」とあなたが言えば、アレクサに重要な日を記憶させる事ができるだろう。アレクサはこれに対して「オーケー、6月20日がショーンの誕生日だと覚えておきます。」と応答する。これによって従来なら自分の頭で記憶しておかなければならない情報を、アレクサに負担させる事ができる。これはワンダーをいう、記憶させたことをSMSやメッセージアプリを通して自然言語で取り出すことのできるチャットボットを思い出させる。

もちろん、記憶機能はGoogleアシスタントが既に持つ便利な機能の一つであるので、今度はアレクサがそれに追いつく番である。

さらに、アレクサはまもなく、「コンテキスト・キャリーオーバー」(文脈引き継ぎ)と呼ばれるものにより、ユーザーとより自然な会話ができるようになる。これは、あなたが「ねえアレクサ、」と話しかけなくても、彼女が続きの質問を理解し適切に対応できることを意味する。

たとえば、「ねえアレクサ、シアトルの天気はどう?」と聞いたとする。それに対するアレクサの回答後、「じゃあ今週末はどう?」と尋ねることができる。また、「ねえアレクサ、ポートランドの天気はどう?」「そこに着くにはどれくらい時間がかかる?」というように話題を変えることもできる。

この機能は、口語理解機能に適用される学習モデルを活用している。それにより、ユーザーの意図をドメイン内または異なったドメイン間で引き継げるようになり、上記の例でいう天気と交通という話題の切り替えに対応できるようになるのだ。この機能を使用する際、ユーザーはフォローアップ・モードを有効にする必要がある。これによりアレクサは、後続する質問の前に「ねえアレクサ、」と言われなくても会話を続けることができる。

アメリカ、イギリス、ドイツ内の対応デバイス所持者は、まもなくアレクサと自然な会話を交わす事ができるようになる。

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近い将来に実現する、アレクサの3つ目の進歩は、スキルに焦点を当てている。アレクサは外部アプリを、ダウンロードされる都度に学習する事が可能であり、例えばクレジットカードの口座情報のチェック、ニュースラジオの再生、Uberのオーダー、ゲームプレイなど、アレクサでもっとスマートにする音声アプリがたくさんある。その量は増える一方であるため、アレクサ・スキル・ストアで必要なスキルを見つけるのは難しくなってきている。

アマゾンはアレクサのスキル向上に長年にわたって取り組んできた。 2016年には、アマゾン・エコーはユーザーが音声で新しいスキルを有効にできるようにアップデートされている。

Sarikaya氏は最近のベータテストにおける例として、「どうやって油汚れを落とすの?」という質問をしたことについて話した。アレクサはこれに対し、「こちらがTide(タイド)の汚れ落としです。」と応答し、プロクター・アンド・ギャンブルが提供するアレクサスキルを提案した。このスキルは、200種類以上の汚れの落とし方を紹介する。

以前は、Tideスキルを自らストアで探して有効にすることの意義が見出せなかったかもしれないが、この提案機能があれば、アレクサスキルのレパートリーにTideスキルを追加するのも悪くない。

これにより、Googleのキーワードへの入札システムと同様、アマゾンも広告モデルを検討し始める可能性がある。情報を求めているユーザーに対し、特定の製品やブランドを宣伝するスキルを提案できるなら、広告主らは自分たちの顧客ブランドが最初に推奨されるよう競争し始めるだろう(おそらく、他のスキルは「他には?」と言った後続の質問で推奨されるのだろう)。

アマゾンはこれらの3つの新機能の開始日のいずれも明らかにしていない。ただ「もうすぐ」ということだけだ。

しかし、新たな立ち上げにもかかわらず、Sarikaya氏にはまだ多くの努力が必要だと述べた。

 

「言語や異なったデバイス間でこれらの新しい体験をどのように拡大していく方法、数万あるスキルを整理する方法、ユーザーとアレクサとの経験の質を測定する方法など、多くの課題がある。」と語る。 「さらに、自動音声認識、口語理解、対話管理、自然言語生成、テキストから音声への変換、最適化など広範囲に及ぶ構成要素レベルの技術課題もある。」

 

「数万あるスキルの管理、コンテント・キャリーオーバー、記憶機能は、アレクサ体験における摩擦の最小化を目指すアマゾンの科学者やエンジニアが取り組んでいる作業の初期段階だ。」とSarikaya氏は続けた。 「我々は人間とコンピュータの相互関係を根本的に変えるために何年も研究を続けており、アマゾン社でよく唱えられるように言うと、これはまだはじめの一歩に過ぎない。」

アマゾン社、スマート・ドアベルのビジネスを買収

【出典】2018/2/28
https://www.engadget.com/2018/02/27/amazon-acquires-ring/

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アマゾン社がスマートホーム関連のビジネスに力を入れているのは明らかだ。同社はスマート・ドアベルを販売しているRing社を買収した。買収額は明らかにされておらず、アマゾン社はRing社のビジネスを引き続き行うか中、アマゾン社の商品群と関連性を持たすか模索中だ。Ring社のスマート・ドアベルは既にアレクサに対応しているが、買収によりさらにコラボレーションが期待される。

アマゾン社はスマートホーム戦略は急速に拡大しており、2016年12月にはワイアレス・セキュリティカメラを販売しているBlink社を買収した。アマゾン社はスマートロックとセキュリティカメラを持つプライム会員向けに留守中、郵便配達員を家中までデリバリーしてくれるサービスを展開している。そして現在同社が販売しているクラウドカムは主力製品となっている。

Ring社の買収はアマゾン社のハードウェア事業を強化することになるだろう。しかしグーグルのネストと対抗するにはまだまだだ。グーグルのネストはじわじわとビジネスを拡大しており、Helloと呼ばれるスマート・ドアベルの販売も開始した。アマゾン社はグーグルのネストに対抗し、音声アシスタント業界を制覇するためには何かしらの対策案を生み出すしかない。

YouTube上でのスーパーボウル視聴率が16%アップ、アマゾンのアレクサCMが一番よく視聴された。

http://deadline.com/2018/02/youtube-super-bowl-ad-views-up-16-with-amazon-alexa-most-watched-1202278353/

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YouTubeは、贅沢なスター達とジェフ・ベゾス氏が登場するスーパーボウルのコマーシャル「Alexa Loses Her Voice (アレクサの声が出ない)」が、同社のスーパーボウルCM専門サイト「AdBlitz」で最も人気のある広告だったと発表した。

YouTube全体のスーパーボウル広告視聴率は2017年比で16%増加した。

Amazonに次いだ驚くべき第2位は、ティファニー ・ハディッシュが割引サイトをコメディの主題とするGrouponの広告だった。

トップ10スポットのうち5つは映画やドラマの予告編であり、上位から順にトム・クランシーの『ジャック・ライアン』、『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』、『ウエストワールド』、『ジュラシックワールド:炎の王国』、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』であった。

試合中トップトレンドであった検索のトップは「プリンスの出身地は?」「スティーブンタイラーは何歳?」 と、2人のセレブが起こした困惑に関する質問であった。また「ジャスティン・ティンバーレイクは結婚している?」も第5位にランクづけた。

NBCが第52回スーパーボウル放送中の放映時間30秒間で5百万ドル以上の報酬を得たことを考えると、多くの広告主はオンラインでブランディングキャンペーンを進行させることを目指していましたようだ。

試合当日夜10時(太平洋時間)までの視聴率に基づくランキングは以下の通り:

1位:「Alexa Loses Her Voice (アレクサの声が出ない)」アマゾン

2位: 「Who Wouldn’t (一体誰がしないわけ?)」グルーポン

3位: 「Pepsi Generations “This Is the Pepsi” (ペプシ世代 これがペプシ)」ペプシ

4位: 「The Bud Knight (バド・ナイト)」バドライト

5位: 「Tom Clancy’s Jack Ryan – Super Bowl Commercial [HD] (トム・クランシーの『ジャック・ライアン』スーパーボウルコマーシャル[HD])」プライムビデオ

6位: 「Solo: A Star Wars Story “Big Game” TV Spot (『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』ビッグゲーム TVスポット)」(45秒)

7位: 「Westworld Season 2 Official Super Bowl Ad (『ウエストワールド』シーズン2オフィシャルスーパーボウルCM)」HBO

8位: 「Jurassic World: Fallen Kingdom – Official Trailer #2 [HD] (『ジュラシックワールド:炎の王国』オフィシャルトレーラー2[HD] )」

9位: 「Marvel Studios’ Avengers: Infinity War – Big Game Spot (『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』ビッグゲーム スポット)」マーベルスタジオ

10位: 「Stand by You (スタンド・バイ・ユー)」バドワイザー

急成長しているAmazon AlexaとGoogle Homeに追いつくために奔走するマーケティング担当者

http://www.adweek.com/digital/marketers-are-racing-to-reach-rapidly-growing-audiences-on-amazons-alexa-and-google-home/

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ブランドがますますIoTを理解しようとするにつれて、ブランドのマーケティング担当者は2018年にアマゾンとグーグルがIoTを活用したデバイスをどのように扱っていくのか、ということ考えるだろう。そのため、 今週ラスベガスで開催されるCES(Consumer Electronics Show)では、18万人の参加者にとってAIスキルとサービスを急速に拡大しているAlexaとアマゾンのAlexaとグーグルのGoogle Homeの動向を探ることは、必然的に避けられないことだ。

「Alexaが市場に参入してから1年しか経っておらず、普及率や習慣化といった点に関しては 、それほど速く進んでいない。」とR / GAの米国のエグゼクティブ・ヴァイスプレジデントであり最高技術責任者Steven Moy氏は語った。Consumer Intelligence Research Partnersのデータによると(どちらの会社も販売数を公表していないが)、AlexaとGoogle Homeは米国で2,700万台のデバイスを販売している。

音声アシスタントの急激な拡大は、それに対応するブランドスキルを積み上げるという点では、「最初にiPhoneが 出てきてApp Storeが立ち上がり、アプリ開発がラッシュになった時」と同じような新しいゴールドラッシュである、とMindshare North America’s Life+のマネージング・ディレクターであるJeff Malmad氏は述べている。また同じように今や、消費者の音声スキルへのアクセス方法は、スマートフォンがコントロールしている。「究極のデバイスとIoTへの出入り口は、今日となってもそれは 携帯電話だ。」 Moy氏やMalmad氏の代理店や他の代理店も同じように、 企業がAlexaやGoogle Homeに勝利するためにどのように協力しているかを示すことが、CESにて大きな存在感を持つことになる。

「Alexaが高いけん引力があるため、他のブランドは“音声をどのように活用するか?どのように既存の製品に相互会話をもたらすのか?”ということを話している」とSapientRazorfishのグローバルモビリティのリーダー、David Hewitt氏は話す。 「ブランドや企業がより多くの[IOT]サービスを構成し、スケールアップを考えることを可能にする企業規模の投資が始まっている。」

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写真:LGエレクトロニクスのThinQスピーカーは、人工知能を利用して、「空気清浄機をオンにする」などの命令を口にすることで、機械を起動する。

AmazonはCESで2日間にわたって、IoTを活用した自動車に関するセッションや「Alexaがどこにでもあるようにするための Amazonの探求」と呼ばれる別のセッションを含むプレゼンテーションとワークショップを9回開催し、Alexaの基本的な仕組みを紹介する予定だ。 一方でグーグルは、バーチャルアシスタントのGoogleホームをはじめとする自社製品をデモンストレーションする大きなブースを出し、2015年以来のトレードショーの中でも一番力をいれてアピールする予定だ。またLGは、AlexaとGoogle Homeの両方にプラグインする、ThinQという優秀な新しいスピーカーを発表する予定だ。

果たして消費者は高価なIoTガジェットを購入するだろうか。

消費者は音声アシスタント用に構築されたスキルを取り入れ始めているが、インターネット接続が可能な $ 2,600の冷蔵庫や、朝にコーヒーの香りや音楽を流して起こしてくれる$120の目覚まし時計のような、革新的な家電製品を購入するほどではない。

「毎年CESで、何年も前からIoTを活用したスマート冷蔵庫が並んでいるが、誰も自宅に置いていない。 」とMalmad氏は言う。近い将来、価格が下がり、スクリーンも安くなり、消費者がこれらの音声接続スピーカーに慣れ親しんでくることで、スマート化された冷蔵庫がより一般的になっていくだろう。それは、車で後進しているとき、車の後ろの様子をカメラが映し出すようになったのと同じように、一般化するだろう。

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写真:サムスンの高性能冷蔵庫には21.5インチのタッチスクリーンが付いており、ユーザーは買い物リストを作成したり、音楽をストリーミングしたり、テレビを見ることができる。

もう一つの消費者が購入していないものといえば、スタートアップや中小企業による 時計や健康管理用のウェアラブルアイテムだ。たとえば、JawboneはCESでは過去に製品のデモンストレーションを通して大きな存在感を見せてきたが、同社は7月に廃業した。

「ウェアラブルの業界で真の勝者が決まりはじめていて、それはApple WatchやAndroid Wear、Samsungの世界になってきている」とMalmad氏は語った。

それでも、L’OréalやPernod Ricard、Owlet (健康情報をトラッキングするための技術を組み込んだベビーソックスを製造するスタートアップ )などのマーケティング担当者は、IoTデバイスに勝機がまだあると考えている。

R / GA Venturesの一員としてOwletと協業しているR / GAのMoy氏は、代理店と一緒にスタートアップと提携し実用化することが重要だと主張している。この代理店は、モバイルアプリで親が赤ちゃんの呼吸と心臓の状態を追跡できるように、$300のインターネット接続のソックスを作り出した。

「イノベーションを達成するためのフレームワークがある。“日々の生活に価値を付加しているか?”ということだ。」とMoy氏は語る。 「ビジネスの構造が必要だということも信じている。それは持続可能で意味のあるものでなければならず、その場限りのものではいけないのだ。」

ロンドンを拠点とするIoT専門のSharpEndは、Pernod Ricard、Unilever、EstéeLauderのキャンペーンを立ち上げる時に、同様の考え方を基にしている 。 Pernod Ricard所有のMalibuの場合、 顧客がバーテンダーに位置情報を送信し、カップの底面をひねるだけで新しい飲み物を注文することができるというセンサーを活用した 多数のコップのプロトタイプをIbiza Rocks Hotel用に制作した。

従来の広告手法で消費者に浸透させる代わりに、より多くの体験を生み出すことで、ブランドがMalibuの先を行くことを期待している、とSharpEndの創業者であるCameron Worth氏は話す。

「将来的に広告を出さなくなるブランドは、より価値のあるブランドになるだろう。」と彼は語った。 「このような技術をすべて製品に組み入れることができれば、実用性とエンターテイメント性があるブランドというポジションに移行する本当のチャンスがうまれる。」

ALEXAを使った宣伝広告時代に向けて企業は消費者との会話を集めて備えるべきだろう

https://www.wired.com/story/future-amazon-alexa-advertising-2018/

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現代は便利な世の中になりドミノピザを注文できない電子機器はほとんど存在しないだろう。

ピザの注文がしたい時、Twitter、Slack、Facebook Messenger、SMS、タブレットやスマートウォッチ、スマートTV、更には携帯アプリ対応のFordの車からでも簡単に注文することができる。

そして、更にドミノピザは新たな音声注文サービスを追加したようだ。

バーチャルボイスアシスタントを使っている家庭なら、AlexaやGoogle Homeを通じて通常のピザの注文を行えるのだ。(2017年現在、全米で2000万件の家庭がボイスアシスタントを利用している。)

Amazon Alexaは現在、音声認識機能のソフトウエアとして機能する25,000以上のスキルがある。(Amazon Echoの「スキル」とは、iPhoneで言うところの「アプリ」である。「Alexa」は Echoの音声認識機能のこと。)ドミノピザは独自のスキルを開発することで、お茶の間へ参入する機会を伺っている、数少ない企業の一つだ。現在Amazon EchoとGoogle Homeは前米中の台所やリビングルームに置かれいて、マーケッターはこれまで夢に見てきた、ユーザーの行動と観察をAmazon EchoやGoogle Homeを通して、知ることができる。しかし音声認識機能を使ってどのように消費者を取りこんでいくかは試行錯誤の最中だ。銀行やファストフードチェーン、美容関係の企業やリテールなどが努力を行っているが、その足取りは現在ばらばらだ。

バーチャルアシスタントを使った前例がなく、何が起こっているのか把握できないからで、だからこそAlexaを使ったマーケティングプランを策定することは危険なベンチャーであるのだ。

しかし、2017年はAlexaの大ヒット年となった為、今後2018年は、Alexaを使った広告を出したい企業がお金と時間を投資して、Alexaの有効な活用方法を探す年となるだろう。

音声主流のスクリーンレスの時代への移行は比較的にゆっくりである事と、この技術をいかに正確に利用出来るかについての手本や前例がないため、手探りの状態であったが、音声認識機能はどんどん広まり、世界的に受け入れられつつある今、全ての人々に普及する様な日が来るのは、遠い未来の話ではないだろう。

既ににいくつかのブランドはAlexaを活用し始めている。

スターバックスコーヒーはAlexaを使った注文を可能にしていて、 Uberは配車サービスを開始している。また、Capital One銀行は口座の残高をAlexaから照会できるようにしている。

近い将来、もっと沢山の競合企業が参入をして、すでに開始されているこれらの試みは業界全体に広がっていくだろう。

AmazonのEchoはジョークも言えるし、タイマーをセットしたりすることもでき,

音声機能を利用している家庭はは年々増加し、全米の過程で標準装備のテクノロジーとなりつつある。

今年度のホリデーシーズンだけでバーチャルアシスタント機器(AlexaやGoogle Home)は1200万台以上売れるだろうとオーディオ広告会社のXAPPmediaは予想している。

様々な企業がAmazonのAlexaで成功を収めようと競争を行っている今、スクリーンレスの音声主流の未来が来ることは明らかだろう。(Google Homeは近いところまできてはいるが、依然としてAmazonが主導権を握っている。)

Alexaの普及は、すなわち音声認識機能の普及である。その音声認識機能は私たちをシームレスな時代へと連れていくだろう。しかし様々な企業がAmazonのAlexaへの参入を踏みとどまっている理由には一理ある。

Alexaはまだ新しく、そのプラットフームは整理されていない。目に見えないプラットフォームであるため、ユニバーサルデザインなどすべての人にとって共通で理解できるシステムの構造が作りづらい。(例えば、戻るボタン、ホームボタンなど。)それがブランドのAlexaへの参入を難しくしている。Alexaは依然として開発者やユーザーにとって、謎のもである。ウエブページは目に見えるプラットフォームのため、ユーザーは簡単にウエブページを見たり、操作したりできる。ForresterTechの主席アナリストJames McQuivey氏によれば、Amazon Echoの所有者のうち大部分のユーザーは1日のうち複数回使用していて、通常それは二つから三つの機能を繰り返し使っているだけだという。

AmazonでさえAlexaの新しい使用用途を研究しているのだ。つい先月AmazonはAlexaを職場で使用するための新しい構想を発表した。スタートアップのアクセラレータ事業であるTechstarsのCody Simms氏は、開発者や技術者たちが変革的な発見をするまで、これらの研究は続くだろうと予測している。検索エンジンがインターネットを形成したように、おもちゃのレベルから実際の日常で使えるツールに代わるまで探求は続くだろうという。「どんなものがAlexaで最も重要な機能や経験となるのか現在模索中である。また、他企業がどのように音声機能を使っているのかも観察をしているところだ。」と Simms氏は述べた。

音声機能を使った画期的な開発をある一つのブランドが行ったとして、それを同業者が自社で順応させることは容易ではない。「広告を出している企業がテレビを見て、競合相手のCMはどのようなものかなとチェックする事は出来るがAlexaは前例がないので他社の様子がわからない。」とMcQuivey氏は語る。スクリーンショットや機能の説明を見比べることができるApp Storeとは異なり、Alexaのスキルは他のスキルと比べたり、探したりができない。

銀行のスキルを使うとき、たとえば、そこの口座を持っている必要がある事などが挙げられる。

「競合他社や同業または主要なブランドで何が起こっているのか、誰も知らない。先を見越せないことに企業たちは不安を感じている。」と同氏は述べた。

障害は他にもある。ある企業がユーザーに広告・宣伝をしようとして、音声を読み上げている時など、Alexaが読み上げている物を『中断』させることがデフォルトで設定されていたのだが、Amazonはその『中断』の機能を廃止したのだ。またAmazonは、ユーザーはボーカルアシスタントの中断をできない、という条件を利用規約に設けた。音声認識機能は、私たちの使いたいと思ったときに使いたいだけ使用する為に存在するべきだ。Alexaが聞いてもいない事をしゃべり出すようになって、Alexaを私達の意思で黙らせることすらできないならば、Alexaの居場所は家にはなくなるだろう。

だからこそ、今春、 Amazonは、スキル上でコンテンツを配信しない限り、サードパーティの広告を流せないようにルールの変更を行ったのだ。(Backchannelへの声明で、 Amazonはこのアプローチは「顧客にとって快適な体験を提供することに重点を置き、開発者がスキルを収益化し、その収益で顧客にとっての最高の経験を提供するための開発に時間をかけることができる。」と説明している。)Amazonは開発者に補助金をかけて開発を奨励するかわりにこのようなことを行っている。

このAlexaを使ったサードパーティ広告の禁止ニュースは、世界で初めて音声アシスタントの広告ネットワークを立ち上げた企業、VoiceLabsにとって悪いニュースとなった。Sponsored Messagingと呼ばれるVoiceLabsの研究はAmazonのポリシー変更直後に終了してしまった。CEOの Adam Marchick氏は、Amazonのエコシステムは禁止にしたが、多くのブランドと開発者がこの音声ネットワークに興味を持っていた。これは、アイデア自体は悪くなかった証明だと述べている。「今後、Amazon echoに広告は戻ってくると読んでいる。しかし、AmazonとGoogleは、ポップアップ広告ではなく、追加のコンテンツとしての広告を望んでいる。このマニフェストがどのように現実となるか見てみたい。」と」と Marchick氏は語った。

これまでのところ、唯一の方法は新技術の開発しかないだろう。

デジタルコンサルタント企業 RAINのCEO、 Nithya Thadani氏は、

「効果的に宣伝を行うために、 人々を呼び込めるような、スキルや音声機能を作る必要がある。エンターテイメントや何かコンテンツを作るなどユーザーに提供できるものが必要だろう。人々は実用性の高いスキルを好んで使うことも発見した。」と述べた。例えば、Campbell’s Kitchenは音声読み上げでレシピを紹介するサービスを提供していたり、 洗剤会社のTide’sはどのようにして衣類についた汚れを取るかを音声で解説する。決してかっこいい機能ではないが、この初期のアプローチは新しい音声主流環境でのブランドの基盤作りとなる。

Thadani氏はこのようなアプローチをウサギと亀の童話で例える。 「これを本当にうまくやっている企業は、氷山の先端にちょうど杭を打ち込んだだけで、これから長期戦になることを理解している。今急いで結果をだそうとするウサギよりも、今現在の目標は、できるだけ多くのことを学び顧客との関わりを深めつながりを作り出すこと、と亀は知っている。」と語った。

「6ヶ月前ほとんどのブランドが関心を抱かなかったのに対し、現在は、はるかに多くのブランドが興味を示している。」と同氏は続けた。一方、XAPPmediaのCEO、Pat Higbie氏は、ProgressiveやNational Geographicのような企業との実験開発に多忙だった様子だ。同氏の企業は、音声機能を使ったメディアとマーケティングを対象として、音声広告以外にもサービスを広げ、ブランドの基盤を積み重ねることに重点を置いている。「2018年Alexaでますます多くの収益が生まれるだろう。」とPat氏は述べた。

初期のこういったスキルでの動きはは必ずしも収益をもたらすとは限らないが、先を見据えているブランドはAmazon Echoへの参入に価値を見出していると言えるだろう。どんな基本的なスキルであったとしても、この新しいデバイスを使って顧客と音声で繋がる事が出来るので、消費者がどのようにAmazon Echoと対話をしているかデータが得られる。消費者がAlexaをどのように使っているか情報を収集することで消費者についての知識を広げられ、それは今後も洗練された技術を構築するための糧になる。一度、土台となる使い方が発見され、誰が何をしているのか手探りの状態が終わった時は、初期から開発を続けている様な企業は成功するだろう。スターバックスコーヒーは、音声アシスタントを使って難しい注文をとれるようになるまで時間がかかるかもしれないが、消費者が音声認識機能を通して普通にコーヒーを注文できるようになれば、どのようなバーチャルアシスタントの会話が必要なのか得た知識を今後の開発で有効に使える。

「早期に動いている全ての企業が成功するとは限らないが、どのようにするとこの新しいプラットフォームを利用する事が出来るのか、もし考えたことがないのなら今すぐ動き出すべきだ。」 とTechstarsの もつAlexa AcceleratorのディレクターAviel Ginzburg氏は述べた。

まだ謎は多いが、Alexaは企業やブランドにとって強力なツールだ。
音声インターフェースは未来のテクノロジーという新たな時代はもうそこまで来ている。

スクリーンレス時代の世の中で居場所を確保したい企業にとって音声インターフェースは避けては通れないテクノロジーとなる。企業間同士の競争が激しくなるにつれ、懐の探り合いはなくなり、どこに向かっているのか、もっと明確になるだろう。企業は、今その波に飛び乗るか、置いていかれるか、どちらを選ぶもあなたの企業次第だろう。

アマゾンの音声アシスタントAlexa、職場にも

【出典】12/1/2017
http://mashable.com/2017/11/30/amazon-alexa-for-business/?utm_source=feedly&utm_medium=webfeeds#W5pIuR69jaqw

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Alexaは、あなたの職場にも来るかもしれない。

木曜日にアマゾンは、今後同社のデジタル音声アシスタントがAlexa for Businessという新サービスで予約の手配や電話応答を行う、と発表した。

このサービスを推し進める目的は、このオンライン大手がアップルのSiri、グーグルのAssistantとマイクロソフトのCortanaのようなライバルに対し、優位性を大きく高めるためである。競争が激化しているこの市場は、アナリストによると、人とテクノロジーの相互作用の方法を変える可能性がある。

温度調節、照明調節や台所管理など、AlexaがEchoデバイスを通してできる全ての機能に加え、Amazonはビデオ会議のサービス会社Polycomや、出張管理システムConcurなど様々な企業と協力し、職場関連の具体的なタスクもデザインする。また、アマゾンの開発プラットフォームで各企業に合わせた仕様にもできる。

Capital One、Brooks BrothersとWeWorkなどの、いくつかの会社が新サービスの導入を決めた。各社は、スターターセットを受け取る予定だ。会議室用にEchoデバイス三つ、オフィス管理のために小型Echo Dots二つ、アマゾンの新しいビデオEcho Showのデバイス二つである。

アマゾンのEchoは音声対応スピーカー市場のリーダーだが、マイクロソフトが既に様々な企業ツールを統合したCortana版で市場に進出している。しかし、アマゾンは注目を集めるパートナーシップと普及した「Amazon Web Services Cloud」を活用し、職場でのサービスの基盤をたてることができる。そのサービス基盤は、企業向けビジネスの地位を固めていくだろう。

Amazon特有のソリューションに対し奔走する広告代理店

【出典】11/27/2017
http://www.adweek.com/agencies/agencies-are-scrambling-to-meet-client-demands-for-amazon-specific-solutions/#/

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Amazonの創業者兼CEOであるジェフ・ベゾズ氏は絶え間なく、これまでの価値基準を打ち砕くような道のりを歩み続けている。そのため、ブランドはますますAmazon専用サービスを必要としている。広告代理店はその要望への対応として、自社プラットフォーム上での機能を強化し、Amazon専用の実装さえも開始している。

22squared社の ヴァイスプレジデント/メディアプランニングディレクターであるBrandy Everhart氏によると、多くのマーケティング担当者は今、AmazonをFacebookやGoogleの正当なライバルと認識している。 「Amazonは、他のどこからも手に入れることができない広範囲で詳細なデータをもたらしてくれる。」と彼女は語った。 「Amazonのプラットフォーム上でコンバージョンを向上することに重点を置いたキャンペーンの成功事例を数多く見てきた。」とも。

検索力の強さとデータセットの恩恵があるため、Amazonで販売していないブランドであってもAmazon市場には興味を持っている。デジタルブランドスタジオであるBlendの創業者兼CEOであるMatt Bijarchi氏は「クライアントは我々に、考えうるあらゆる方法で彼らのエンゲージメントを高めることを望んでいる。」と述べた。「我々はeコマースがブランド構築のチャンスでもあるということを認識したのだ。」

一部の広告代理店は、既に動き出している。WPPグループのパフォーマンスマーケティングエージェンシーであるPossible社がAmazonに特化したコンサルタント会社Marketplace Ignitionを買収した後、Mindshare社のメディアネットワークとそのサービスを組み合わせて、Amazon特有のソリューションを提供するサービスを生み出した。

Possible社グローバル シニア・バイス・プレジデントであるFrank Kochenash氏は、同代理店はそのパートナーシップ締結の前に、戦略からコンテンツの開発、コンテンツの最適化、有料検索管理、メディア管理など、Amazonエコシステム上またはその中ですべてを提供するAmazon関連サービスを開発したと説明した。

Mindshareのパートナーシップを説明する中で、Kochenash氏は、Amazonを征服することは「ある者は恐れ、ある者はそこに機会を見出している。だが両者に言えることは、Amazonの答えが必要である」ように、クライアントにとって挑戦だと付け加えた。

代理店は奮闘しながら対応している。先月、360iが独自のAmazonマーケットプレイスを開始した。また多くのお店では、音声認識市場でおよそ70〜75%を占有し、そのカテゴリーの明白なリーダーであるAlexaに焦点を当てた音声機能対応に向けて動いている。

具体的に言うと、Alexaのアルゴリズムには、購入パターンを決定する際の「膨大な数のコントロール」や「どのように場所を特定するのか、というようなブランドが当然ながら心配していること」などが含まれている、とKochenash氏は述べた。彼曰く、ブランドはAmazonで成功するための2つの道に直面している。継続的に再注文をしてもらえるような素晴らしい商品を創り出すことか、顧客が興味を持って積極的にネットで情報を探すような、既に支持がある強いブランドを持つことだ。

デジタルコンサルタント会社RainのCOOであるNick Godfrey氏は、AlexaがSiriの最初のバージョンと比べて技術的に進歩しているため、AmazonはGoogleやAppleのような競合他社よりも「有利なスタート」を切ることができたと 説明した。 Alexaの既に確立されているユーザー基盤は、クライアントと代理店に対してイノベーション予算の捻出を正当化した。

Godfrey氏は「音声認識はまだ利用者の数が少ない駆け出しのプラットフォームである」とし、「あなたがイノベーションの渦中にいるのであれば、ほとんどの音声認識に関することはAlexaの中にある。」と説明している。

また、Alexaが消費者取引の増加に直接的な役割を果たすとしても、そのプラットフォームが「サードパーティセラー=独立系小売業者の価値を下げるため、Alexaは特に重要だと指摘した。企業は、直接的なコンバージョンからデータ、学習、効率性の向上など、さまざまな方法で音声識別から価値を引き出すことができる。たとえば、SafecoのためのRain’s Insurance社の音声認識アドバイスのサービスは、単純な顧客の質問に対応することに音声識別機能を利用し、より具体的なヘルプが必要な顧客のために人間のアドバイザーを充てることで、効率を高めた。

「2017年という今の時代にいるブランドであれば、Amazonの戦略を持つべきだ」とゴッドフリー氏は語る。 「Amazoの優位性は、Alexaの優位性と密接に関係している。」

Kochenash氏は、Amazonの重要性は「成長し続け、優先順位に応じてさまざまな方法で進めることができる」と述べている。同氏は、Amazonの「オーディエンスと広告行動を、購買意欲と購入を結びつける能力」を特に重要視している。

なぜFacebookのデータはスマートスピーカーAmazon Echoを超えることができるのか?

http://www.adweek.com/digital/gregg-johnson-invoca-guest-post-facebook-data-smart-speakers/

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もしスマートスピーカーが母親へ送るプレゼントを提案してくれ、誕生日に忘れずに電話をかけることをリマインドしてくれたらどうだろうか?もしスピーカーが、あなたの最も関心のあるコンサートを知っていたら?そして友人の中でそのコンサートに行きたがっている人をスピーカーが知っていたらどうだろうか?

Amazon社、Google社もしくはApple社がそのようなスピーカーを製品としてリリースするだろうと思ったあなたは間違っている。

このハイテク大手3社は音声認識AIに戦略的投資を行っているが、まだ業界に衝撃を与えるかもしれない1社がこの戦いに参加していない。少なくとも公式には。

Facebook社は、Amazon社Echoシリーズ、Google社Home speaker、Apple社HomePodと競合する製品の計画を公式に発表していない。しかし、匿名の報道、広報担当者からのヒントや最近発見されたコードによれば、Facebook社は音声アシスタントや音声対応のハードウェア製品を開発している。

Facebookは膨大なソーシャルデータ、そして人々の興味関心に関するデータを利用して音声アシスタント分野を変革すると思われる。Facebook上では数十億という消費者同士のつながりや消費者と企業とのつながりがある。 毎月20億人のユーザーがおり、また13億人は日常的にMessengerを使用し、友人や家族との連絡、そしてビジネスにもますます活用されている。

他のデジタル大手企業は、音声ソフトウェアとハ​​ードウェアに先行参入はしてはいるが、Facebook社はソーシャルグラフに関して独自かつ非常に重要な優位性を持つ。Siri、Alexa、Googleが簡単に処理できる指示や作業である、アラーム設定、洗剤の注文、銀行残高の確認などをするために、消費者は別のデバイスやアプリケーションを必要としない。

音声アシスタントを自動化するだけでなく、コミュニケーションのために使用することはまだ手付かずである。

個人的なつながりはFacebook社の精神の最も大事な部分であり、同社のハードウェア開発チームBuiding8が報道によれば音声認識デバイスを開発中と報道された。

チームを率いていたRegina Dugan氏が、Facebookポストの中で、深い「つながりの力」について語った。「ソーシャルファーストなハードウェアの進歩は、人々が互いにつながるのを助ける重要な部分である」と彼女は書いている。Bloomberg社は彼女のコメントを元に現在Building8が開発中のプロジェクトではないかと憶測している。

Amazon社はEchoを通じて音声通話とビデオ通話機能を展開しているが、Facebook社には大きな強みがある。

今年の早い段階で、Amazon社はEchoで音声通話とビデオ通話を可能とした。しかしFacebookとは異なり、Amazonにはこれらのソーシャル機能を支える独自のソーシャルグラフはない。Pew Research Centerの2016年度報告によると、オンライン上の成人の内79%がFacebookを利用しており、この数字は現在も増加しているようだ。

例えば私が、携帯電話でAlexaのアプリを開くと、約20人の連絡先がデバイスに接続されていることがわかる。しかし、メッセンジャーを開くと、何百という友人と日常的にFacebook上で話をする友人たちとの12近くの会話が現れる。

Facebook社が音声対応の家庭用機器を導入した際、「今日はあなたのお母さんの誕生日です。彼女に電話をしましょうか?」といったような提案に返事をするのは自然なことだ。

ちょうど今月、Line社は日本市場にAmazon社とGoogle社を打ち負かすため最初のスマートスピーカーClova Waveを発表した。 Lineは月間利用者数1億6,900万人とアジアで高い成長を誇ってはいるが、利用者数と収益の面ではFacebookの世界的なシェアと成長には至っていない。

人々が日常的に音声対応デバイスで会話をするようになれば、オーディオ広告を放送したり、レシピやクーポンを提供したり、質問に答えたりするだけではなく、実際に企業と消費者が自然に交流する機会があるだろう。

FacebookはすでにMessengerの中にチャットボットを設置しており、1-800-Flowers社、Sephora社、American Express社、Trulia社といった企業が顧客と会話できるような機能を持っている。これらの相互作用を「音声で可能にする」ことで、Facebook社は既存の開発者コミュニティを活用し、より迅速にAlexaのスキルに挑戦することができるだろう。

企業側は、Alexaのプラットフォーム上にある2万5千のボイススキル、数百のGoogleボイスアプリのごく僅かしか作動させていない。しかしこの状況は、企業が音声機能に徐々に慣れていくことで改善されるだろう。そしてFacebook社は自社が持つデータが利点となる。

Facebook社はまた、企業の意図を理解した上で、顧客とつながるためのオプションを企業側に提供することもできるだろう。

アウトドア用品や最高級のガイド付き旅行を販売するREI社のようなブランドを例に出してみよう。私はかなり頻繁にREIで買い物をする。そのため、Facebookのフィードには掲載されている製品や旅行経験についての記事が表示される。もし寝袋に興味があるとしたら、私は価格と顧客からの評価についての基本的な情報を調べ、ウェブサイトを通じて購入するだろう。しかし、もし私が数日間のハイキング旅行を計画しているならば、Facebook経由で予約することはまずないだろう。私は通常、もっと多くの情報を調べたいタイプであり、何より自分のフィードの広告よりも友人の勧めにより影響を受けるだろう。

FacebookのAI機能を搭載したアシスタントMは、すでに会話の内容に基づいて、音声通話やビデオ通話などを含む操作を提供している。つまり寝袋の話で言えば、Mは私にもっと多くの情報を与えることができ、購入に興味があるならば購入を許可することを要求するだろう。私が旅行について調べていれば、Mは私の友人の推薦に基づいてツアーや目的地を提案するだろう。もし私がもっと調べたい、もしくは予約する準備ができているならば、Mはより具体的な話し合いのために私とツアーガイドとをつなげるだろう。 顧客である私は企業やブランドと共により良い経験ができ、REI社はより多く私に彼らの商品を購入させることができ、そのためにFacebookは一貫してその役割を果たすだろう。

次の年にどのような機能がリリースされようとも、Facebook社の音声対応デバイスが競合状況を変えるだろう。ソーシャルネットワーキングに根ざし、より人間的なやり方で人々を互いに、またブランドや企業と結びつけることでFacebook社は、音声認識AIとユーザー体験という分野全体を進化させていくことができるのだ。