広告がなくても大丈夫。マーケターが配信サービスと協力する方法

【出典】2019/07/15

https://www.marketingdive.com/news/how-can-marketers-seize-the-streaming-content-opportunity/558497/

各ブランドは若者の観客を集める広告無しの配信サービスのヒット作への投資に殺到している。しかし、専門家は流行を後から追いかけることは最善の戦略ではないと警告している。

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様々な商品がNetflixの『ストレンジャー・シングス』シーズン3に登場する一方で、ストリーミングヒット作品とのタイインがスポンサー企業の求めるブランド認知に拍車をかけられるのかについてはまだ定かではない。そうはいっても、複数がストリーミング作品でプロダクトプレイスメントへの興味は引き続きあるようだ。

ストリーミング作品プラットフォームの成長は、これまでのテレビなどのチャネル以外での広告の機会を拡大している。ストリーミング作品はコード・カッティング、広告を嫌うZ世代の牽引を続けている。これにより、そういった獲得しづらい層へのリーチに興味があるブランドを、Netflixを始めとする広告無しのサブスクリプションサービスを考慮に入れるよう促している。

「毎日ではなくとも、最低でも週に3〜4回はブランドからSVODの機会についてアプローチを受ける。」と、Hollywood BrandedのCEOであるStacy JonesはMarketing Diveに話す。「今はブランドマーケターの非常に熱心な世界だ。」

 

ストリーミングに置いて行かれないように

SVODやOTT配信サービスは、ケーブルテレビよりも成長が早い。しかし、配信サービスのプラットフォームの多くは広告無しであることから、プロダクトプレイスメントやブランドインテグレーション、共同プロモーションに重点を置いている。TVブランデッドエンターテイメントのコンサルタントであり、『E.T. the Extra-Terrestrial 』や『Seinfeld』におけるJunior Mintsのプロダクトプレイスメントに関わったことで有名なFrank Zazza氏は、現在のストリーミング作品の盛り上がりに笑みを見せた。

「1日には決まった時間しかない。Netflix、Amazonプライム、WarnerMedia等に囲まれている中で、どれくらいの時間視聴するのか?」と、Zazza氏はMarketing Diveに語った。「これが一番の不安点だ。」

2019年にBureau of Laborが公開したレポートによると、15歳以上のアメリカ人の平均TV視聴時間は1日に2.8時間だ。Netflixも会員に関して平均2時間視聴していることを表す同様のデータを発表している。Convergence Research Groupの年間『The Battle for the American Couch Potato』レポートによると、2019年にはTV月額サービスが456万人の会員を損失すると予測している。

「Netflix、Hulu、Amazonプライムが次世代の必見カルト番組を製作し、みんなが入会しようとしている。」プロダクトプレイスメントに関するリサーチ会社であるPQ MediaのLeo Kivijarv氏はこう語る。

しかしながら、流行に飛びつくことは最善のアプローチ方法であるとは言えないと、Branded Entertainment Networkのチーフ戦略・クライアントサービス役員であるErin Schmidt氏が警告する。

「これは反射的なだけであって、積極的であるとは言えない。」と、Schmidt氏は話す。「積極的な戦略を持たなければならないほど、素晴らしいコンテンツに溢れかえっている。」

 

確実な手法などない

Schmidt氏を始めとする専門家は、一つのことにすべてを賭けるのではなく、シーズンや番組をまたいで連続して異なるインテグレーションを行う事をマーケターに勧めている。どの番組・プラットフォームを選ぶのかについては、Schmidt氏は確実な手法は存在しないと話す。ストリーミング戦略の重要な要素とは、マーケターが望むプロダクトインテグレーションの種類を決めることだ。しかし残念なことに、Jones氏によれば、それらの種類は漠然としか定義されていない。

プロダクトプレイスメントは、画面にブランドロゴや商品が映るというような相互に利益のあるパートナーシップを結ぶことで、ブランドとメディア間で有償のコラボレーションにも無償にもなり得る。ブランドインテグレーションエピソードもしくはシーズン全体を通して、物語や会話の中にどれだけブランドを登場させるか

共同プロモーション戦略は、コンテンツの立場から広告やマーケティングを行うことができる、最も精巧なアプローチ方法と言える。『ストレンジャー・シングス』におけるコーラとのパートナーシップを例に挙げると、共同監督らが悪名高いニュー・コークの味変更という、昔の失敗作を復活させるため、広告を撮影した。どの手法で、どのコンテンツにするかを選ぶのは非常に難しい決断だ。

「『これがホームランだ。』と言えるような、特別なインテグレーションは存在しない。」と、Schmidt氏は語った。

 

標準化の必要性

さらにブランドにとって難しいのは、適当なデータを持たずに戦略を決めなければならないことだ。ケーブルテレビにおける従来のプロダクトプレイスメントでは、広告主がニールセンのような第三者機関による特定の視聴データにアクセスすることができた。しかし、Kivijarv氏によると、ストリーミング業界では第三者機関によるコンテンツの標準データモデルができるまで「数年はかかる」との事だ。

Netflixが番組の視聴データを公開することは稀にあるが、『ストレンジャー・シングス』のような作品に関するデータは、一様に公開されていない。Netflixやその他ストリーミングプラットフォームは、あらゆるデータについてブランドに対し公開する義務を持っていない。もしプラットフォームが数字を共有するようなことがあれば、その莫大な素晴らしい統計を売り込もうとするだろう。

ニールセンは未だストリーミング作品の視聴データ測定に関しては初期の段階にいる。リサーチャーによるQ1の視聴者レポートでは、Netflixの視聴傾向への見解を掲載している。さらに、オリジナル映画『バードボックス』の視聴率など、Netflixの発表とは異なる結果を報告もしている。Netflixはしばしばニールセンのレポートについて反論することがあるが、それでも自社におけるデータ収集手法について多くの情報を明かすことはない。

 

インプレッション予測のためのAIの使用

こういったブラックボックス的なストリーミングの質にもかかわらず、どこに投資すべきかマーケターの決断を簡単にするため、番組の配信前に視聴率の予測は公開されている。しかし今のところ確固たる手法は無い。

ブランドがリエゾンを雇いインテグレーションの戦略を立てる一方、プロダクトプレイスメント、共同プロモーション、インテグレーションへの投資の手法は多様だ。Concave Brand Tracking.の創設者であるDominic Artzrouni氏によると、あるケースではブランドが第三者機関のデータを使わず、自社でインテグレーションのコーディネートをし、データを「ぜいたく品」としてインテグレーションのバックアップのために使用する。企業はウェブ・トラフィック、SNS上の会話、過去のシーズンにおけるブランドインプレッションに加え、Netflixの視聴データの断片を拾うこともできる。

「メトリックスは一番恐ろしい要素だ。」と、Hollywood BrandedのJones氏は語る。

その他のアプローチ方法としては、ストリーミングサービスでのプロダクトプレイスメントを集めるため、テクノロジーを使用し、より大きい視野で見ることだ。Branded Entertainment Networkのようなある企業では、AIを用いてコンテンツインテグレーションを活気付けている。ニッチな番組におけるブランド、例えばカメラ会社FLIRはHollywood BrandedがNetflixオリジナル番組『オザーク』でプレイスメントをコーディネートしたが、成功を予測し計測することは難しいと、Jones氏は語る。時に、プレイスメントやインテグレーションは時にマスコミやSNSによって話題に挙げられるが、気がつかれないと、トラフィック属性やブランド認知を測ることは難しい。

「SVODプラットフォームは特に、誰が視聴しているのかを示すようなデータを公開していないため、今の時代に観客について知ることは非常に難しくなっている。」と、Jones氏は語る。

 

ブランデッドインテグレーションの前時代

ストリーミングプラットフォームに関するデータが不足しているため、専門家はまた違った形のマーケティングや広告を組み合わせてプロダクトプレイスメントをすることを勧めている。

「広告は未だ非常に重要な役割を担っている。」と、Schmidt氏は語った。

若者がどんどん広告無しのコンテンツを求めている中で、マーケターにとって、オンライン上で有機的に会話を促進したり、コミュニティが集まるSNSのようなチャネルを拡大したりすることが重要になってきている。

『ストレンジャー・シングス』シーズン3の公開日に先駆けて、ブランドパートナーであるコカコーラに関して、5万を超える会話がネット上でファンの間で見られた。その他のパートナー企業である、劇中でキャラクターが着用した靴を販売するNikeについては、約2万の会話が見られた。

しかしながら、リサーチャーは誇張広告は儚いものだと指摘し、警戒している。最も成功したプレイスメントは時の経過とともに、広くヒットした作品でなくとも、ブランドがターゲットとする特定の層には合っている番組で展開していくと、Artzrouni氏は語る。どちらにせよ、『ストレンジャー・シングス』シーズン4について、ブランドは尋ね続けるだろう。

現在のところ次のストリーミングヒット作品とタイインできる商品を探しているクライアントは、一度限りでは終わらないアプローチを求めている。

「これを全体論的な戦略として考える必要がある。」と、Schmidt氏は語る。

 

Amazonがプライムデーにセレブリティー特集で稼ぐ

【出典】2019/07/15

https://adage.com/article/cmo-strategy/amazon-racks-celebrity-deals-prime-day/2183836

アマゾンが今までにないような著名な役者やアスリート、SNSを利用して夏のセール中バズを維持し続けた。

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ウィル・スミスが水を売り、Kobe Bryantが制汗剤を推している。Mark Wahlbergはプロテインを売り、大きくカラフルなリボンを身につけていることで有名な人気ユーチューバーのJoJo Siwaは、やはりその大きくカラフルなリボンを販売している。

今年で5年目のセールとなり、増え続ける競合企業と戦わなければならない中で、Amazon.com Inc.はプライムデーの夏のセール周辺でバズを維持するため、著名な役者、アスリート、SNSを利用している。

圧力鍋やガジェットの割引は、買い物客があちこちで多くのバーゲンセールを探せる時代に、もはや抜きに出るためには十分ではない。ウォールマートは日曜日に対抗するべく4日間のセールを開始した。ターゲットは、アマゾンでは買えないような限定の衣類や家庭用品のセールを強調した。Ebayは昨年のプライムデーのホームページを「クラッシュ・セール」と冷やかすように、スマートフォンや電子機器、ファッションのカテゴリで特別価格を提供した。さらに、これら全てはアマゾンのような有料メンバーシップへの加入が必要ないことを強調した。リサーチ会社RetailMeNotによると、プライムデーとの競争のため、250に及ぶ小売店が自社でセールを設けた。これは、昨年の194店舗から増加している。

アマゾンは先週、この7月15日から始まる2日間のイベントをテイラー・スウィフトのコンサートとともに宣伝した。そして、ヘッドラインやSNSでプライムデーが盛り上がるように、セレブリティーが関わる商品をあらゆる層をターゲットとして推した。今のとこと、効果はあるようだ。

エンターテイメントマーケティングエージェンシーHollywood Brandedを経営するStacy Jones氏によると、金曜日現在でこのセールはTVやオンラインコンテンツなどのメディアで120億に及ぶインプレッションを生んだ。これはH&MがNetflixと共同して大ヒットシリーズ『ストレンジャー・シングス』をイメージした80年代スタイルファッションで大注目を生んだ時とほぼ同値だ。

Coresight Researchによると、二日間に及び、買い物客はアマゾンで5.8billionドルも消費する予定だ。これは1時間単位に換算して、昨年の36時間セールから11%増加している。「アマゾンはセレブリティーに自身のブランドを非常に強力なプラットフォームで販売する機会を与えている。」

このセレブリティーに集中した姿勢はチーフエグゼクティブ役員のJeff Bezos氏がセレブリティーによる宣伝の価値について、どれだけ自身の考え方を変えたかを示している。アマゾンは元々、有名な100万ドルを稼ぐようなスターを用いて宣伝するというよりも、費用のかからないカスタマーレビュー頼りだった。

転換点はBezos 氏が世間にEchoスピーカーを受け入れてもらおうと熱心だった2016年に訪れた。これによって、アマゾンのアレクサの音声認識が広く有名になった。Alec BaldwinとDan Marinoが出演したスーパーボウルの第一回のCMで宣伝をしたが、これにより大きなヒットとなり、セレブリティープロモーションにおいて、さらなる投資と実験を促した。

アマゾンの「セレブリティー・ストア」は昨年、テニス選手のSerena Williamsや、ハリウッドの憧れの的であるザック・エフロン、30以上の著名人が紹介する商品を取り扱うことで始まった。アマゾンですでにブラジャー販売しているHeidi Klumは「プロジェクト・ランウェイ」と呼ばれる、Amazon Videoで来年配信予定のファッション番組でホストを務める。

「方向性がこれだけ変わってきたのは、本当に素晴らしいことだ。」と、アマゾンの広告エグゼクティブで『Brand Currency』の著者であるSteve Susi氏は語る。「不確実でアマゾンらしくないからと、Bezos氏がセレブリティーの宣伝を拒んでいると私たちは言われてきた。」

自社のマーケティング技術によってメインストリームへ参入していくアマゾンは、成熟期に達しているという印でもある。2015年にアマゾンが新規プライム会員獲得のため、斬新な方法としてプライムデーを開始した。登録して月もしくは年間費用を払うことで、割引やその他動画配信などの特典を得られる。翌年にも大きな割引をEchoスピーカーやFire TVなどの自社のデバイスに対して提供し、イベントを活気あるものにし続けた。2017年にWhole Foodsを獲得してから、会員にもっと食品を買ってもらうため、アマゾンは食品カテゴリをプライムデーのプロモーションの一部とした。

今年は絶対に持っておきたいというようなアマゾンのガジェット、新商品カテゴリというものがない。そのため、アマゾンは$22.99のJoJo Siwaのヘアアクセサリ3点セットのような、限定セレブリティー商品を強調している。彼女はTargetなどの企業でブランド商品を売るため、長寿リアリティ番組『Dance Moms』でファンを獲得し、その後、YouTube上のファンへ転向させた。

新規プライム会員を獲得するよりも、新商品のカテゴリを検索したり音楽ストリーミング等のサービスに入会させたりすることで、既会員からどれだけ利益と注目を集めるかに移行するにつれて、アマゾンにとってはマーケティングの新しい段階に到達している。

アマゾンによると、プライム会員は世界に1億名以上いるが、アマゾンに取って最大の市場であるアメリカ国内における新規会員の伸び率は低下していると、リサーチ会社Consumer Intelligence Research Partnersが報告している。

「アマゾンは毎クオーター1000万人もの新規プライム会員を獲得することはできない。なぜなら、全員すでに会員になるか否か決断してしまっているからだ。」と、Consumer Intelligenceの共同創設者であるJosh Lowitz氏は話す。「これはどちらかというとセレブリティーによって動かされている、従来のマーケティングだと言える。」

 

ウェアラブル製品の転換点は血圧測定か?

【出典】2019/7/11

https://techcrunch.com/2019/07/11/blood-pressure/

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今日のウェアラブル製品は、製品を最も必要としている人ではなく健康で裕福な人に向けた設計であることが多い。医療ウェアラブルはリアルタイムの人工知能と専門家が介在することにより健康データを収集し、健康の改善へと結びつける製品だ。アメリカ食品医薬品局(FDA)の認証を得た不規則な心臓の鼓動を検出する機能のついたApple Watchは画期的ではあるものの、医療的な価値は今のところ限定的であり議論を呼んでいる。実用的な製品として扱われる日はくるのだろうか。

自動の血圧測定器が医学的にも重要な位置を占めるウェアラブル製品になる可能性が高いのではないか。血圧測定は世界共通であり、医者が患者の元を訪れるたびに血圧を測定するほど臨床では欠かせない。健康への関心が薄い人でさえ高気圧が心臓発作のリスクを高め、低血圧は影響が小さいことを知っている。

高血圧には、成人アメリカ人の30〜50%に当たる7,500万〜1億2,000万人が罹患していると言われている。最も死に近いリスク要因であり、心臓病と心臓発作は治療可能な2大死因である。それにも関わらず、およそ半分が薬を服用しても十分に血圧を下げられていない。それは情報不足によるところが大きいだろう。

医者は自分自身の血圧は管理するように患者には助言するが、ほとんどのケースが不十分な管理だろう。それは不便、かつ使い心地が不快な膨張式の血圧測定器がスタンダードではあることが大きな原因ではなかろうか。現在の医療ガイドラインでは正確な数値を得るために自動の血圧測定器を推奨しているが就寝中であっても30分ごとに自動で測定を行う機器を使用する人はほとんどいない。自動式を使うことで正しい血圧をタイムリーに取得でき、生命を危機に晒すリスクが減少するだろう。

AppleやSamsung,Google,Microsoft,Amazon,Fitbit,Jawboneやスタートアップなどの多くの企業が自動式測定器を作ろうと四苦八苦しているが、目立った成功例は出てきていない。筆者は、ヘルスケア領域への投資を通じて多くの企業が共通で抱えている問題が浮き彫りになってきたと問題を指摘する。

 

何が足りないのか?

ヘルスケア領域で事業を展開するのであれば、医療品質のデータ生成にフォーカスすべきだ。現場ではFDAのレギュレーションと臨床研究の専門家が求められており、特にタイムラインと予算プランニングの際に必要となってくる。VCが投資する他の領域と違って市場の動きは早くなく、破壊的でもない。その代わり企業は自社製品がFDAの設ける基準をクリアしたパフォーマンスが出せているのか確認するために、何百人もの人々からトレーニングデータを取得しなくてはならない。

 

ウェラブル製品の価値を高めるために

さらにデータが精緻になることでよりよい意思決定と低血圧に繋がる。具体的には平均血圧が上昇していることを知らせてくれたり、医師や家族から気をつけるよう連絡がくるようになるだろう。更には、生活パターンを考慮して改善を促してもくれるだろう。UXは非常に大事になってくるが、自動的に監視されることで腕時計を身につけるより負担が少ないだろう。

 

最先端の状況

幸いなことに、この分野で飛躍的進歩が訪れる日はそう遠くないだろう。センサー、アルゴリズム、計算能力、バッテリー寿命らの発展によりFDA基準に近い数値が得られている。3年以内に挑戦する企業が現れることが期待できる。市場規模とユースケースを考えれば市場での勝者が複数誕生してもおかしくないだろう。主要なウェアラブル製品を開発する企業はFDA基準をクリアするよう強い圧力がかかっており、血圧測定機の進化はFDAも渇望している。

データをうまく活用出来る企業が付加価値を生み出し、収益をあげられるのだ。米国のメディケアはカバー範囲が遠隔の患者のモニタリングにも及ぶよう改善を加えた。

 

重要な数値の取得

自動式により投薬と健康的な生活習慣を通じて高血圧の治療法が改善されるだろう。早期に潜在的な可能性をアラートすることでリスクの高い人や治療中の人のサポートを行う。最終的には心臓発作だけに留まらない病気の可能性を示唆してくれることにより、十分な治療時間が生みだされる。

現段階のウェアラブル製品だと歩数や心拍数の測定は容易だが、それ以上に重要なデータを取得することが寿命の伸びに繋がる。ウェアラブル製品の意義が急速に高まるに違いない。

 

Youtubeでの収益化機能に新機能が追加へ

【出典】2019/7/11

https://techcrunch.com/2019/07/11/youtube-is-giving-creators-more-ways-to-make-money/

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アナハイムで開催されたVidcon2019の7月11日にYoutubeは重要な発表を行った。ファンとのエンゲージメントを高め、収益増加につながる様々な機能のリリースを控えていると言う。昨年のVidconはチャンネルメンバーシップやYoutubeプレミアムの初公表の場となったが、今回は教育の一環として使用されることが意図されたSuper StickersとLearnig Playlistsと呼ばれる新プロダクトの発表もありつつオプションの幅が広がる新機能が発表された。

スーパーステッカーは既存の収益ツールスーパーチャットを補完する機能である。

2017年7月開始のスーパーチャットは有料でライブストリーミングとプレミアムでのコメントを目立たせられる機能だが、約20,000チャンネルにとって1番の収益源となっており前年比65%の成長を実現している。

総数では90,000チャンネル以上がスーパーチャットを利用しているが中には分給400ドル以上の強者も現れている。スーパースッテカーは数カ月以内にローンチされる予定。ステッカーを購入することでクリエイターにどれだけ好きなのかをアピールをすることが可能となる。

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スーパーステッカーはゲーム配信に特化しているプラットフォームTwitchを参考にしているらしく、Twitchではチャットにステッカーを投稿することで配信者を応援できる。しかしながらスーパーステッカーは見た目や雰囲気が違っておりゲームやファッション、スポーツ、美容などカテゴリーは多岐にわたる。

昨年のVidConでは月額料金を支払うことで様々な特典が付与されるチャンネルメンバーシップ機能も明らかにされた。

月額4.99ドルでバッジや新しい絵文字、特別なライブ配信を閲覧できる権利が獲得可能。現時点では更なるアップデートが追加されている。クリエイターはレベルに応じて5つの価格を設定でき、それぞれに独自の特典が設けられる。本機能は一部のYoutuberにテスト利用してもらっており、Fine Brothers EntertainmentのREACTチャンネルもその1つ。Youtubeによれば2つの高価格プライスを追加したことでメンバーシップ経由の収益が6倍に膨れ上がったという。

さらにMerch shelf機能も拡張され、Teespringと呼ばれるストアでTシャツや帽子、アイフォンケースなどを販売可能。Youtubeが少額の手数料を徴収するが、売り上げのほとんどがクリエイターに還元される。また。CrowdmadeやDFTBAa,Fanjoy,Represent,Rooster Teethといったパートナーも追加されている。YoutubeによればMerch shelf、スーパーチャット、チャンネルメンバーシップの導入により数千チャンネルの収益が2倍以上に成長したと明らかになっている。収益化機能以外にも、教育に関わる機能の説明にも十分な時間を割いた。

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Youtubeが教育面での助けとなるように新機能Learning Playlistsを公開。クリエイターは動画を章ごとに分割することができ入門から上級レベルまで設定できる。さらに、本機能ではレコメンド動画が表示されない。

初めのうちはKhan Academy,TED-Ed,The Coding TrainやCrash Courseなどの信頼できるパートナーに向けてのみ公開される。ファンディングツールであるYoutube Givingは一年のテストを終えてベータ期間が終了する予定。数カ月以内にはローンチされ多くのクリエイターが利用できる環境が整う。ライブが始まれば寄付ボタンを押下することでクリエイターには収益が渡らない寄付が行われる。

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YoutubeでCPOを務めるNeal Mohan氏のVidConでの基調講演に先立ち、同社は著作権に関する変更を公にした。

著作権所有者は動画で著作物が登場する時間を特定しなくてはならない一方でクリエイターはYoutube Creator Studioを使うことで申し立てされたコンテンツの一部を簡単に削除できると説明した。音楽の流れる店舗の前を通り過ぎるように、手動での申し立てで非常に短いコンテンツの申し立てを行う際に役立つだろう。Youtubeは、4月に何か対策を講じると述べていた。

新システムによりクリエイターは申し立てされた音楽が流れた時に直ぐにミュートでき、著作権フリーの楽曲との交換や動画から取り除くことができる。

一般的にはファンとの交流を深められ収益に繋がる変更や新機能は歓迎される。そうは言ってもレコメンドシステムなどに関しては精査中である。両親が子供の現金を搾取したり、ヘイトスピーチや言論の自由など影響を与える問題も多いだろう。

しかし、それらのツールがFacebookやInstagram、Snapchatなどのプラットフォームがある中でクリエイターをYoutubeに取り込む役割を果たす。

 

歴史的相違点を除き、『ムーラン』の予告を気に入った中国

【出典】2019/07/11

https://variety.com/2019/film/news/mulan-disney-crystal-liu-yifei-mushu-china-1203264522/

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中国のネット上ではディズニーの新しい『ムーラン』の予告が爆発的人気だが、この短い映像の中だけでもあまりに歴史的・地理的な不正確さに、なんちゃって中国的要素のマッシュアップだとして、無礼だと悲しんでいる者もいる。

SNS上では、多くの人がこの初公開された中国出身の原石Liu Yifeiが演じるタイトルロールに興奮している。「これこそが私が夢見たファ・ムーランだ!」とのコメントが、ツイッターに似たWeiboと呼ばれるプラットフォーム上のディズニーのトップページに見られた。Weiboでは、公開から2日間でハッシュタグ「ファ・ムーラン」がすでに15億回、「ムーラン予告」は12億回閲覧された。「1時間も予告を見続けていた。」と、あるユーザーは述べている。「映画が公開されたら、興行収入を爆発的なものにするつもりだ!」

この予告によって、ムーランの花嫁修業時の派手なメイクアップという、新たなミームが生まれ、人々は赤いチークと額の黄色のペイントを自分で施した写真を投稿した。

しかし、この全体的な興奮具合はシリアスな批評によって弱まってしまった。ムーランの物語は、5世紀ごろにあたる南北朝時代に北朝に生まれた女の子の民謡が原作だ。彼女の旅が始まると、境界に迫ってくる侵入者と戦うため徴兵が強制されていたことから、この時代設定と場所は物語の重要な点となる。

ディズニーの予告編ではムーランが円形の土楼に住んでいると描かれているが、これは客家の人々の住居として沿岸の南福建独特の伝統的な集合住宅だ。後に1,000年以上経過してから明王朝に広まった。「ディズニーはただ土楼が美しいからといって、ムーランをそこに住ませるほど軽率であるべきではない。彼女は福建出身ではないのだから!」と、どのようにムーランが北朝をフン族と戦わせるのか疑問に思った人が非難した。そして、以下のように付け加えた。「このムーランは電車にでも乗って軍隊に参加するのか?」

物理博士の学生は、同じような感情を動画内で述べ、急激に拡散され、2日間で800万回視聴された。「この映画はただ単に西洋の観客に取り入ろうとしているだけだ。これではまるでディズニーが、各要素は非常に中国的で東洋的だから、皆が『中国映画』だと感じられる映画にしよう、と考えたかのようだ。」

「関連性の無い東洋の要素を詰め合わせたこの完全なる混乱は、西洋ではない文化圏や観客に対して非常に無礼だ。」と、さらに付け加えた。「ハリウッドとは異なる文化的要素をわかっていないプロデューサーが問題なのではなく、アメリカ人が快適で魅力的に思えるような何かを文化を利用して創作しているところだ。」

このような批判的コメントは、中国内における「中国のディズニープリンセス」への全体的な期待値を大きく弱めることは無いようだ。中国の有名なファッションカメラマンでビジュアルアーティストのChen Manによって制作された新しいポスターは、多くの興奮や、これを見て泣いたといういくつものコメントが見られるほどに受け入られた。「なぜ泣いたのかは分からないが、これを見たときとても感動し、興奮した!」という常套句を書く者もいた。

当初Liuがタイトルロールにキャスティングされた際は、困惑や頭を殴られたかのようなショックが中国国内で見られた。「興行収入の毒」とまでこき下ろされるほど、SNSで彼女の演技力への非難があった。多くの人が才能か、もしくは英語力を妥協するかという点について賛成しているが、彼女の見た目は「確実に中国の古典的な美しさの概念に最適だ。」と、あるユーザーが投稿した。

人気キャラクターのムーシューが登場する兆しがなかった残念感も多く見られた。「実写化されたら、彼のキャラクターはとても素敵になっただろう。彼を登場させる技術がないなんてディズニーらしくない。なぜそうしなかったのか?」と、あるユーザーが投稿した。「ムーランにはドラゴンのムーシューが出ない」というハッシュタグは、3億1000万回も閲覧された。

『ムーラン』へのリアクションは、公開予定の実写映画『リトルマーメイド』でアリエルを演じる黒人女優Halle Baileyのキャスティングよりも肯定的な意見が多かった。

中国のメジャー新聞紙The Global Timesでは彼女を「有色人種」を表現し、その一方でSNSでは怒りや差別主義的な感情が見られた。これは世界第2位の映画市場において、将来にとって良くない兆候だ。

ディズニーの『ライオンキング』が金曜日に中国で公開される。クラシック映画の実写映画は今年中国では普通程度の興行収入をあげている。『アラジン』では5月に5350万ドル、『ダンボ』では3月には2190万ドルだった。

 

広告運営モデルの映画配信サービスFilm Ahoyがイギリスでスタート

【出典】2019/07/09

https://variety.com/2019/film/news/movie-streaming-service-film-ahoy-launches-uk-adv-supported-avod-1203261984/

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映画配信サイトFilm Ahoyがイギリスで始まった。広告付きは無料、広告無しは1ポンドの料金設定だ。株主は50%の利益を得られる。Bow Street Mediaのイギリス人映画製作者Dean Fisher氏が関わっており、このプラットフォームはもともとAMFでの発表後、2017年開始予定だった。技術的問題点により開始が遅れたが、現在はうまくいっている。ラインナップはホラー、SF、アクション、コメディなど幅広いジャンルの映画200本を取り扱う。アクション映画のうちの一作であるFisher氏の『Interview With a Hitman』や、ブルース・リーの『Super Dragon』、Danny Dyer出演 『City Rats』、David Harewood出演『The Man Inside』などだ。

Fisher氏は、広告運営による映画配信には市場にギャップがあると語る。「今では多くのストリーミングサービスがあるが、誰もどのサービスが生き残るのかわからない。しかし、AVODはこのサブスクリプションモデルの代わりとなるかもしれない。」と、Variety誌に語った。「視聴者が払うことができるサブスクリプションサービスは限られているし、そのどれにも払うことができない人もいる。したがって、代わりのものが必要であり、それこそが私が作りたかったものだ。」

また、Film Ahoyはインディペンデント映画のビジネスにとって良いものだと話す。「映画製作者にとって、配給を確保することは非常に大変な事だ。」と、語った。「一度iTunesなどの様々なウィンドウを経験すると、利益を得られる場所はそう多くはない。ある意味で、私は新しい市場を作りたいという事だ。」

権利保持者との取引については、Film Ahoyは利益を分配するが、ミニマムギャランティーは保障していない。配信される映画はFilm Ahoy限定ではなく、Fisher氏は初年度に月間100万視聴を目指している。インディペンデント映画のプロデューサーは拡大するプラットフォームに疲弊している。しかしRutger Hauer出演『Break』をクランクアップしたFisher氏は、彼にとってのプロデューサーとはプラットフォームについては当てはまらないという。「なぜなら、私は製作陣がより良い取引を得られるようにする役割だからだ。」と語った。

Film Ahoyの設立者は、今後の展望として、セールスエージェントから作品をピックアップするのみならず、製作陣と直接取引したいと考えている。「最終的にやりたいことは、より多くの製作陣が立候補してFilm Ahoyで作品を配信させてもらうことだ。セールスエージェントはいなくても、良質な作品を持っている者がいるだろう。」と、語る。「自分でプラットフォームに映画を載せるということこそが製作陣がもっとすべきことだ。」

ViacomのKelly Day氏、MTVやNickelodeonの再構築やAwesomeness TVをうまく手に入れたことについて語る

【出典】2019/07/08

https://www.hollywoodreporter.com/news/viacoms-kelly-day-reinventing-mtv-nickelodeon-buying-awesomeness-1222787
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「デジタルへの投資は、今のところ肯定的な反応をいただいている。」と、ニューヨークにて5月3日にDay氏が語った。7月10日のVidConに先駆け、CEOのBob Bakish氏は、昨年Viacomが1億ドルに満たない額で買収したAwesomenessのチーフビジネス役員として勤めた後、どのように彼女を会社に参加するよう説得したのか、また、「我々はこういった会社が倒産していくところを目撃しているのかもしれない。」と、ビッグテックが直面する困難について、部門トップが明らかにした。

昨年7月27日に、Kelly Day氏はAwesomenessにて、彼女の新しい勤め先であるViacomが、元々自身が勤めた会社を買収することを従業員の前で発表した。彼女は泣きそうだった。「最も達成感に溢れた時だったかもしれない。」と、Viacomの新しいデジタルスタジオのビジネスを設立するため、8か月前にAwesomeness を離れたばかりの47歳のDay氏が語った。

Netflixの『To All the Boys I’ve Loved Before』やHuluの『Pen15』のようなヤングアダルトのヒット作を生み出しているYouTubeブランドのAwesomenessは、CEOであるBob Bakish 氏の下で、Viacomがデジタル時代に乗り遅れているという評判を消し去るためのDay氏の計画の一部だ。彼女の監督のもと、MTV、Comedy Central、BETを含むViacomのネットワークは、YouTube、Facebook、Snapchat、その他拡大中のプラットフォームへ向けたオリジナル番組の配信を開始した。動画の視聴回数は前年比69%成長し64億であった。さらに昨年、ViacomはカンファレンスビジネスのVidConを買収した。7月10日から13日までアナハイムで開催されるのみならず、ロンドン、2020年にはメキシコまで拡大する。

Day氏がデジタル業界で働くことはAOLでeコマース商品を拡大することだと考えていたインターネットの初期から、状況は大きく変わった。ピッツバーグで育ったペンシルベニア卒の彼女は、Discovery Communicationsでデジタルとeコマースを数年監督した。その後、スタートアップ企業のBlip Networksでの失敗は、「自信をへし折る」機会だったが、これがAwesomenessでの職へと導いた。Viacomでは、Day氏は4年間近く勤務したAwesomenessの従業員を再招集しているだけではなく、さらにその中には創設者で現在Nickelodeon を経営しているBrian Robbins氏も含まれる。「基本的に、ここに家族がいるようなものだ。」と、Day氏は語る。彼女は二人の娘のために専業主夫をしている夫MattがいるワシントンDCから、タイムズスクエアのViacomの本社があるマンハッタンのアパートまで通っている。

 

Bob Bakish氏はあなたをViacomへ入社させるために何と言ったのか?

私が彼に尋ねた最初の質問は、「あなたのプランは?」だった。会社はデジタルメディアとの間に緊張した関係があった。さらに、当時の会社に関する噂はあまり良くなかった。ミーティングの90分後に外へ出るまで、エレベーターに乗って、「マジかよ、これから本当にViacomで働くのか。」と思った。これが私の気持ちを大きく変化させた。
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何が決断を変えたのか?

彼は市場を非常によく見通していた。我々はスペクトルにおいてあらゆる層が分布するエンターテイメントへとビジネスを移行している。スペクトルの片側には、無料視聴の広告モデルがあり、我々にはまだケーブルを購入するような多くの顧客がいた。そして、若い視聴者は特に、スペクトルの端の無料の広告モデルに引き寄せられていることに気がついた。NickelodeonやMTVのようなブランドは、40年間若者のカルチャーを代表してきた。もし我々がそのようなブランドを維持することができれば、ケーブルのみが彼らの場所であるようなフリをすることはできない。これはリップサービスではなかったと感じながら、会議室を出て行った。

 

Viacomでの最初の2年間で、どのような困難に直面したか?

常に心配しなければならないことはブランドのことだ。私たちは「アイコン的」という言葉をよく使い、時に使われすぎている。しかし、そういったものは非常にアイコン的だ。自分にとってのMTVとは何か、みんなそれぞれの考えを持っている。テレビ上のMTVとスナップチャットのMTVに違いがない世界で今では運営をしている。しかし、観客は少し違う。そのため、少し違った形で彼らに話しかけなければならない。ブランドを前進させながら、他のビジネスの部分で弱めることにならないようにする方法を模索することは、非常に困難なことだ。

 

Awesomenessを以前の評価よりもかなり低い価格で買収したが、あなたにとってのデジタル業界でのシグナルは何か?

Awesomenessはうまく手に入った。確実に過小評価されていたと思う。我々はこのような形で買収することができて非常に喜んでいる。しかし、これは何にでも上手くいくということではない。ビジネスモデルとしてのMCNは、全くもって健全なビジネスではない。ベンチャー企業は規模を求めがちだが、MCNは非常に早く莫大な規模を手に入れたいような企業向けの手法だ。多くの人が出来る限りビジネスの基本的なことを調べることをしていないのかもしれない。デジタルメディア業界でも、少し似たような問題が起きている。というのは、Facebookの基盤上に立ち上げられたビジネスが多すぎるということだ。昨年には、M&Aの機会について多くの企業からアプローチを受けた。

 

他に何かシェアしたいことはあるか?

いいえ、たくさんある。しかし、多くの観客と規模をYouTubeやその他マルチプラットフォーム上で築いた会社について考えると、全てFacebookでビジネスを確立してしまったような企業よりはだいぶマシだと考える。

私の予想では、多様なビジネスを持ち、様々なプラットフォームに展開している、さらに顧客を伴った本物のブランド価値、IPを持つ企業は最終的に生き残るだろう。そして、Awesomenessはこの中に含まれる。

 

Awesomenessのスタジオとしての成功を、第三者ネットワークやストリーミングサービスに対してどのように利用するか?

このところ、スタジオに発展させようとするデジタルキャンペーンについて多くの議論が為されている。人々が全く理解していないのは、一夜にしてそれが叶うわけではないということだ。

企画開発はより長期的なサイクルであることから、そのようなビジネスには投資しなければならない。さらに、自身の評判をバイヤーのみならずタレントエージェンシーや労働組合、脚本家、監督との間でも築きあげなければならない。Awesomenessはその可能性と良い関係性を初の長編映画を公開した2014年から作り上げてきた。今見えているものは投資した結果で、間も無くNetflixやHuluにやってくる。最終的にはAmazonやその他の場所でも。ティーンや青少年という世代にある価値を見始めている。
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どのプラットフォームが今一番おもしろいと思うか?

FacebookやTwitterのようなプラットフォームを、ファンコミュニティを非常に効率的に作り上げられる場所だと考えている。多くの人のように、我々はFacebookを広告の観点ではチャンスが豊富だとは考えていない。我々の広告運営ビジネスモデルは、PlutoTV(ViacomのインターネットTVプラットフォーム)やYouTubeに非常に重点を置いている。

私がワクワクするのは、インスタグラムでの劇的な成長や、そこでのコマースの持つポテンシャルだ。現在eコマースのチャンスを見極めるため、消費財チームと密接になって調査しているところだ。今年後半にいくつか発表する予定だ。

 

VidConの世界的な拡大の裏にあるものは?

自律的成長だ。Vidconのビジネスモデルで重要なことの一つは、ショーを行ったりチケットを売ったりするだけではなく、スポンサーを持っていてイベントに呼べるような有名タレントやセールス部署を呼ぶことだ。世界中のあらゆる市場にいる地域のチームからの情報を知ることで、我々ですでに材料が揃っている主要マーケットを特定することに努めてきた。2020年には、5〜6ものイベントを行うのはやめるだろう。おそらく、今年は私たちにとって一番大きな年となる。

 

何か気になることはあるか?
YouTubeやFacebookが抱えるプラットフォームのコンテンツの質に関する問題、例えば何が良くて何がダメなのか、何が嫌いで何が違うのかなどを決めることなど、業界内の困難は本物だ。そういったことは業界を通して影響を生む。究極的には、私たちはこのような会社が崩壊していくのを目撃しているのかもしれない。YouTubeのSusan Wojcicki氏を始めとする多くの人がこの問題を深刻に考えていると思っている。しかし、確実に激烈になってきている。今にわかるだろう。

 

あなたの娘から若者のコンテンツ消費傾向について何か教えてもらったことはあるか?

全部。14歳の娘にとって、インスタグラムとスナップチャットが彼女のすべてのようだ。YouTubeも時々見るが、NetflixやHuluの方に夢中。11歳の娘はSNSに興味はなく、YouTube以外には本当に何も見ない。

 

2019年上半期のバズるべき9つのキャンペーン

【出典】 2019/07/08

https://www.marketingdive.com/news/9-buzzworthy-campaigns-that-set-brands-apart-in-2019s-first-half/557814/

シャツを着ていないカーネル・サンダースから、イケアのKama Sutraとのコラボまで、最もクリエイティブな作品は傑出したメッセージ性とデジタル知識を融合している。あるいは、その二つのコンビネーションだ。

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データ保護法により、オンライン広告のターゲティングや、ブランドを困難な状況に巻き込もうとする、もしくはすでに巻き込んでいるような政治的議論といった重要な戦略への外部からの脅威が話題に上がったため、2019年上半期には、外部からのマーケティングでの圧力は見られなかった。しかしこの激しい時代にも、イケアやReese’sのキャンペーンが証明したように、傑出したクリエイティブなアイディアを生むことができる。以下では、響き渡るメッセージ性や、デジタル技術に精通した応用、もしくは、多くの場合ではこの二つのコンビネーションだが、その点においてH1で最も傑出した10のキャンペーンを解説する。

ネガティブな反応があったにもかかわらず、男らしさの再定義を追求するジレット

ジレットは今年1月に発表した短編映画『We Believe』で今年のブランディングトーンを確立した。この短編はメディアやマーケティング、社会全般における間違った理想の男性像を描いている。このキャンペーンProcter & Gamble groupのタグラインを「男性が得られる最高のもの」から「男性がなり得る最高の姿」へ変更し、特にこの#MeTooの時代において、最後まで責任を持って共に頑張ろうと、男性に訴えた。

短編映画に加えて、ジレットはTheBestMenCanBe.orgを発表し、年間100万ドルを今後3年間ロールモデルを提供できるアメリカの非営利団体に寄付することを公約した。BonobosやAxeによる似たようなキャンペーンのように、ジレットは困難な社会問題を広告によって伝えることで茨の道へと進むことになった。このキャンペーンはYouTubeやTwitterで数百万の視聴数を獲得し、様々な分析が肯定的・否定的な消費者の感想を明らかにした。

また、反動がおそらく予測可能だった一方で、ジレットは臆することなく、5月に同様にして社会的に進歩的な領域に踏み込み、全体的に肯定的な感想(59 %)を収めた。

二度目の挑戦ではトランスジェンダーの青少年の初めての髭剃りを描いたが、それに加えて、健康的なロールモデルを男性や少年に見せることに焦点を当てた組織へ莫大な寄付を行った。これにより、ゲレットは「社会問題に関心があるフリ」であるという批判を跳ね返し、真に最高の姿となった。

タコベルの即完売ホテルのスタートダッシュは、ブランドがどこまで行くことができるのかを示した

タコベルはこの夏、深夜の腹ペコの客以上のものを招いた。このチェーン店はタコベルホテルのコンセプトをカリフォルニアのパームスプリングで発表した。ここではファン達がホットソースの形の浮き輪からテーマサロンまである。

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もしこれが実現しそうにないように思っても、これは経験的な戦略と熱烈なファンを持つブランドの企画だ。結局、みんなタコベルで結婚したいなら、週末を日光の下で美味しいブランチを食べる楽しみのために予約をするだろう?

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8月8日から12日にかけてのオープンで、ザ・ベルは数量限定の客室を一泊169ドルから用意した。CNBCの報告によると予約がわずか2分で終了したことが、この自信を報いている。

カーネル・サンダースが母の日に胸をあらわにする

タコベルの姉妹ブランドであるKFCは、母の日に若くてセクシーなカーネル・サンダースをチッペンディールズ(メンズ・ストリップ)のパロディ「チキンデールズ」として、キャンペーンを行った。最終的に数百万視聴を叩き出した。このセクシーなCMはこの数年でチェーン店の発表したバカげた広告の一つだが、何も恐れない型破りなマーケティングによって消費者の注目をつかんだ。

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KFCの最も売上を上げるシーズンに捧げたこの目玉動画では、サンダースの横で本物のチッペンディールズのダンサーを採用し、彼の6パックの腹筋を露わにするようにシャツを破り裂いた。このキャンペーンはマスコットになりたいという願望が、いやらしい方向性で傑出している一方、過去ホリデーシーズンに発表されたロマンス小説のような、適切な節度を守ったキャンペーンも行っている。

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「チキンデールズ」の企画では、さらに消費者がカスタムして動画を作り母親に送ることができるウェブサイトも行った。傑出したここ数ヶ月のKFCのプロモーションの中には、その他に限定版カーネル・サンダースのFunko社のフィギュアであるPOP発売を含み、11分で完売した。

イケアのカーマ・スートラにより、買い物客は安息の地となる寝室を見つける

イケアが3月に体位に関する古代インドの文書を使ったキャンペーンを公開した。オンラインカタログには、「体位」から名付けられた20の寝具のイラストを含み、部屋のレイアウトのヒントや、デザインのインスピレーション、オススメのデコレーションが掲載された。特集された体位の中には効率的なスタジオを探している人向けの「The Busy Hands」や、ペットを飼っている人向けの「The Doggy Style」を含む。

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44ページ目の「満足のいく寝室の究極のガイド」は、オンラインの買い物客にインタラクティブなコンテンツを届けることを目的とした。これはマーケティングの予算にまわすため、イケアが紙のカタログの分配を半分にすると発表してから1年後のことであった。目新しい要因に加え、購入可能なカタログのページにはイケアが直接販売を促せるような助けとなり得る。このキャンペーンは客の完璧な家つくりの手助けや、マーケティングの風変わりなアプローチに関する戦略に合致している。

イケアのきわどいカーマ・スートラのキャンペーンは、Kraft Heinzのブランドの似たようなキャンペーンに続いた。冷凍食品の広告をPornhubのホームページに「ホットな食品ポルノを見よう」というタグラインと共に1月に掲載し、スーパーボウルでの広告は、彼氏の「飽くことを知らない冷凍食品ポルノへの中毒」に困っている女性を描いた。

Reese’s(チョコレート)がASMR長編映画を製作

リーセス・カナダは『Reese: The Movie』という長編映画を製作した。82分間に渡りASMR(自律感覚絶頂反応)とアイコン的なピーナツバターチョコがコラボした作品だ。

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『Reese: The Movie』は5名の「ASMRアーティスト」が参加し、YouTubeチャネルで感覚的な映像を制作していることで15万人から270万人の登録者数を獲得している。映画はReese’sピーナッツバターカップのASMRの可能性を探求するインフルエンサーが、パッケージを開けて食べるまで描いている。ASMRはYouTubeでの評判に対し、ニッチな興味を持つ層から人気が上昇中だ。このゾクゾクとさせる技術は、今年スーパーボウルでCMを流したZippoやMichelob Ultra Pure Goldのキャンペーンでも利用されている。

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しかしReese’sは長編映画によって、他のASMRを採用したブランドに勝利した。HuluやCraveのようなOTTサービスへ行く前に、YouTubeで人気のジャンルを用いることで、Reese’sはASMRに夢中な人々と繋がり、予告編から本編にかけて数百万の視聴回数を収めた。

Adobeがインフルエンサーと非ブランデッド短編映画を風刺

多くのマーケティングは自然にブランドを視覚的もしくは言葉を通して押し売ることになるが、

Adobeは4月にロゴや会社に関することを何も含まない映画的な短編映像を作り、型にはまらない新しいルートを開拓した。11分間の『たどり着くために必要な時間の中で(In the Time it Takes to Get There)』という映像は、Zach Braffが監督を務めた。毎日自撮りを投稿するために着飾って嫌いな商品を宣伝するのに疲れきった19世紀のスターの視点から、SNSのインフルエンサーを風刺している。

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元の映像はPereira O’DellとRSA Filmsによって制作され大学生にAdobeのデザインアプリを体験してポスターを提出してもらい、その作品を短編映画に展開する援助を得られる、昨年始まったコンテストのためのキャンペーンの結果である。コンテストの勝者が選ばれた後、Adobeはクリエイティブパートナー企業に映像制作の舵を取ってもらった。

Marketing Diveによる報告によると、最初の3週間でこの広告はSNSで100万オーガニック視聴され、学生の間で15万のエンゲージメントを獲得した。この結果は、インフルエンサーのような業界内でも同様に言えるがブランドによる風刺、そして、その他広告疲れしている消費者と繋がれるようなオリジナル映像がもつ潜在的力を示している。

オレオが『ゲーム・オブ・スローンズ』とのマーケティングタイインに君臨

『ゲーム・オブ・スローンズ』の最終シーズンが今年上半期での最もメディアで話題となったトピックの一つだが、多くのブランドが自社の製品をこの興奮に繋ごうとしたことは驚くべきことではない。しかし、ファンの長きに渡ったシリーズの最終シーズンに対する大きな失望が長期的な影響力を弱めてしまう一方で、あるブランドは『ゲースロ』マニアの興奮のピーク時に十分なほどの注目を集めた。Mondelezのブランドであるオレオは、作品のオープニング映像をすべてクッキーで描き、YouGovによると、最も影響力のあったタイインの一つとなった。

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TVでは15秒の広告にカットされたが、50秒の映像では『ゲースロ』限定パッケージのプロモーションを行い、YouTubeでは100万近い再生数を叩き出した。

YouGovによると、オレオはさらに、肯定的な会話やバズを番組関連ブランドの間で多く生んだ。

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カスタマイズされたパッケージはブランドにとって大きな投資だったが、消費者の『ゲーム・オブ・スローンズ』への関心がまだ高かった頃に、このエンターテイメント溢れる映像がヒットしたことによって、Mondelezは大成功を収めた。

Kylieが社会的影響力をプログラマティックなOOHマイルストーンに置き換えて説明する

Kylie Jennerがこの春行ったスキンケア商品のOOH(家外広告)キャンペーンは、セレブリティの力はインスタグラムのようなアプリ内で終わらないと伝えるように、最大規模のプログラマティック広告だったとされた。タイムズスクエアやラスベガスブールバードを含む1100都市、5000を超える広告を同時にリーチさせることで、Kylie Skinのスキンケアキャンペーンは、拡大するデジタルOOHマーケットでのSNSのインフルエンサーの持つ可能性を強調することとなった。

3年間で8億ドルのビューティー会社を設立した後、この結果はさらに、マーケターとしてのJennerの知識を強調した。彼女のファンは、プログラマティック広告技術により、Kyle Skinの商品の販売を6か月間にわたり促進し、OOHキャンペーンが店舗のみならずオンラインでも販売数を伸ばせることを示した。Jennerは9つのカテゴリにわたり、1000を超えるターゲットセグメントを購入できる広告プラットフォームのAdomniからの援助を受けた。

マイルストーンはさらに、従来の統計的なマーケティングチャネルを復活させた。3月には、Out of Home Advertising Association of Americaの報告によると、OOHの費用は2018年に最高記録に達した。このうち29%がデジタルOOHだ。

マスターカードが新しいロゴで注目を集める

他のマーケターが音声機能に注目している中、マスターカードは2月の新しいロゴマークの発表により、常に競争の先頭に立っている。「マスターカード」という言葉をロゴから消すというコンセプトは、いかに偏在するブランドがあらゆるタッチポイントにあるべきかを認めている。ここにはモバイルや、スクリーンがあまり重要ではない非接触決済や音声機能といった、非常に人気が出ている戦略も含まれる。

マスターカードはこの2年間、エグゼクティブが述べるところには「大きな」投資によって、いわゆる「広範囲の音響」を開発した。そして、グラミー賞付近で発表した様々なチャネルでのキャンペーンを通して音声によるブランディングを促進している。

音声マーケティングが拡大し続け、プラットフォームとエージェンシーが現代のエンゲージメント戦略に対する高まる需要に応えようと努力した一年で、このキャンペーンに先見の明があったことが証明された。

 

フィルムメイカーと配給は共通認識を持つべき:ソニー・ピクチャーズ・クラシックスのDylan Leiner氏が語る

【出典】2019/07/07

https://variety.com/2019/film/global/sony-pictures-classics-dylan-leiner-karlovy-vary-1203260627/
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ソニー・ピクチャーズ・クラシックスで代表取締役副社長、買収部署と制作部署担当のDylan Leiner氏は、中年層が彼らを切り離そうとした数十年を受けて、フィルムメイカーと配給はもっと協力して仕事すべきだと話した。さらに、フィルムメイカーにもっと起業家たるべきであると促した。Leiner氏はKarlovy Vary映画祭で、映画業界の持続可能性について、SPCでの25年間、インディペンデントと海外映画が主にレパートリー方式の劇場モデルだったのがメインストリームよりに移行したあと、分離が広がっていくのを見てきた、と話した。

「この変化が起きる間、多くのエージェンシー、エンターテイメント法律事務所、制作会社が、
ある意味でフィルムメイカーと配給を切り離すように組織されていた。」と語った。
Leiner氏は「常にこの種の映画業界における友情やインフラというものがあった。」と前時代に聞いたとのことだ。

フィルムメイカーと配給が分離しまった結果、両者間の理解の欠如へ繋がってしまった。「何が起きたかというと、自身のキャリアで持続可能性を生めるレベルにビジネスについてよく理解していない世代を生み出してしまったということだ。」と語る。

「観客が誰かを知り、彼らへ向けて映画を作り、どのように映画が作られるのかというファイナンス面、配給の選択肢を理解ことはフィルムメイカーにとって非常に重要なことだ。なぜなら、メディア市場を理解し、誰がオピニオンリーダーで、誰が批評家なのか、映画館チェーンが劇場市場でどのような状況なのか、また、もしコンテンツやストーリーが劇場向けではないのならば何に向いているのか、など多くのことを考えなければならない。

どれだけ面と向かって配給と話すことが役に立つかを強調するため、今年のカンヌ映画祭での経験を例に挙げた。映画祭に先駆けて、ある視点部門に『The Climb』を出品したプロデューサーであるRyan Heller氏に、アメリカでの配給パートナーについて決断を迫られたら自分に電話をかけるように伝えた。その時が来ると、Heller氏はLeiner氏に電話をかけ、監督を務めたMichael Angelo Covinoのため、SPCの共同社長であるMichael Barker氏とTom Bernard氏とのミーティングを調整した。「監督と実際に会う事が必要だ。なぜなら、これは結婚だからだ。」と、彼はHeller氏に言った。このミーティングの後、SPCは映画を購入した。Leiner氏は、「作品自体に変化をもたらした訳ではないが、我々は監督と長い時間を共にしなければならない。SPCに映画を買うよう説得できたのは、この実際に会うという事が理由だった。」と語った。

Leiner氏はさらに、「フィルムメイカーは頭を柔らかくして物事を考え、起業家のようになるべきだ。」と話した。「これはクリエイティブな市場における進化だ。生き残ることができるフィルムメイカーは、何としてでもそうするための方法を見つけ出す。」と、クエンティン・タランティーノが『レザボア・ドッグス』を制作しようとしていた際の言葉を引用した。なぜ映画業界に関わることになったのか聞かれると、Lawrence Benderプロデューサーは「彼に会ったからだ。そして、私がいようがいなかろうが、映画を製作することはわかっていたので、私がいたほうがいいと思った。」と話した。

「エージェントは映画を売るのを手助けしてくれて全部自分たちでやらなくてもいいような、積極的なフィルムメイカーと契約したいと考えている。助成団体はプロ精神を持っていて、チームをまとめ上げる力を持つフィルムメイカーと仕事をしたいと考えている。」

「したがって、これは企業家精神についての話に戻ると思う。これはすべてのクリエイティブ関係者の責任で、ある程度は自分や持続可能性について自己責任を取らなければならない。そして、適当なコラボレーターを見つけ、それによってようやく存続することができる。」

Leiner氏は、デンマークのドグマ95運動を例に挙げた。「映画製作と同じだけマーケティングを行う。」「『どのように自分たちを差別化するか?海外から認知を得られるようなコラボレーションをどうすれば出来るのか。』と言ったのは、フィルムメイカー集団だった。」

彼は映画、ドラマ、短編作品やPodcastを含め、「ストーリーテラーが自身の物語を語っている様々な場所」すべてについてこう指摘した。「ここにはクリエイティブな爆発がある。」最新のプロジェクト『Hedwig and the Angry Inch』の俳優・脚本・監督を務めるJohn Cameron Mitchellの例を挙げた。TVや様々なプラットフォームへ向けたドラマのアイディアをピッチしてファイナンスを受けることに失敗しても、Mitchellはこのプロジェクトを10エピソードのPodcastの音楽番組に変更してTopicにピッチした。結果はMitchell、Glenn Close、Laurie Anderson、Patti LuPoneが出演する『Anthem: Homonculus』となり、Luminaryで4月に配信された。

「自身のストーリーを表に伝えられるような方法を探している。クリエイティブに、ストーリーテラーとなることはとても楽しく、恐ろしい時間だが、素晴らしい機会でもある。全員がクリエイティブになる必要がある。全員が新しい様々なチャネル、あらゆる観客を探す必要がある。」と語った。

フードデリバリー・サービスを運営するDoorDashの報酬モデルは妥当か?

【出典】2019/6/28

https://techcrunch.com/2019/06/27/doordash-double-downs-on-controversial-pay-model/

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フードデリバリー事業を運営するDoorDashのチップが報酬の一部に組み込まれているビジネスモデルに終わりは見えない。しかし、配達後の透明性を高めようとしている点は僅かだが明るい動きと捉えられる。配達案件を受ける前にチップを含む最低の報酬が保証されている仕様になっているが、保証額は配達にかかる時間や労力に基づいて算出される。保証することで運転手がチップが少ない/無い場合の案件の最低収益を認識でき、様々な案件を受けられる環境の構築に繋がる。と同社でCEOを務めるTony Xuはブログに投稿した。

最低保障額が1ドルの案件が発生していることに対してワシントンの労働組合は、
透明性について話し合うことは重要であり支払われないよりも1ドルでも支払いが発生した方がいいと認めつつも、1ドルは1ドルに変わりないと主張している。

ギグエコノミープラットフォームのDoorDash やInstacart,Postmatesの報酬問題への対策としてワシントンの労働組合はPay Up Campaignと呼ばれる組織を組成しており数千人もの労働者が所属している。

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Pay Up Campaignは、DoorDashの報酬モデルについて下記の意見を述べている。

「彼らは報酬からチップを控除しているのに加え、チップがどこに支払われるのか顧客を誤解させている。顧客からのチップが増えればDoorDashの支払い額が減少する仕組みは、換言すれば顧客がドライバーではなく企業であるDoorDashにチップを払っているのと変わりない。」