Amazonは服をカスタマイズするために3Dボディスキャンを取り入れるであろう。そして消費者のデータをキャプチャする可能性も…

【出典】2019/7/21

https://www.adweek.com/digital/amazon-might-use-3d-body-scans-to-customize-clothes-and-also-capture-your-data/

消費者を識別して追跡する可能性がある。

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Amazonが3Dボディ・スキャンをテストする最初のブランドではないが、消費者に喜びを与えるのはおそらく一番であろう。5月に、Amazonはスキャンと引き換えに$25ギフトカードを提供するヘッドラインを作った。しかしそれは、プライバシー侵害および/または悪用の可能性についての懸念を提起するものであった。

「Amazonが単なるアパレル企業であれば、この懸念は少なくなるが、アパレルはAmazon多くの事業のうちの1つにすぎず、また、Amazonは顧客のデータを容赦なく使用することで知られているので、プライバシー擁護派の人々は正当にこれを懸念している。」と 調査会社ForresterのアナリストSucharita Kodali氏は語った。「3Dボディ・スキャンにより、消費者がより多くの個人情報をビッグテック(Amazon)に提供するということになる。」

電子メールでの声明の中で、Amazonの広報担当者は、スキャンを行っている子会社のBody Labsについては何も発表していないが、「体型を理解することは革新的なショッピングエクスペリエンスを含め、良い製品や技術をうみだすことに役立つ。」と述べた 。同社はまた、ルックスやフィット感について消費者に自信を持たせることを望んでいると述べたが、それに伴うプライバシーの問題などについてはこれ以上コメントしなかった。

Amazonだけでなく、Nikeは5月に消費者のスマートフォンのカメラまたは店内マットを使用して13のデータポイントを収集し、そのデータを基に最適な靴のスタイルを提供するデジタル足測定ツールNike Fitの提供を始めた。 一方、RedThreadのようなスタートアップは、クイズとスキャンを使って3Dボディモデルを生成し、カスタムデザインとオーダーメイドの服を作る。 また、Naked Labsは、ダイエット、健康へのモチベーションを維持することを目的とし、3Dボディスキャンを使用し、体の変化を視覚化し、体脂肪率、除脂肪量、体脂肪量、体重を追跡する。

これらのアプリケーションは服装の改善やフィットネスの促進のために体をスキャンしているという点では、表面的に似ているが、主な違いはNikeのような企業はアパレルやスポーツ用品に焦点を当てていることである。

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「Nikeはデータをマイニングするビジネスを行っておらず、これはとても明確だ。よってNike IDに対し懸念する声は上がらないのである。」

Kodali氏は「Nikeのビジネスの性質は限られているため、Nikeが消費者から取得したデータを悪用する可能性は非常に低い。もちろん、他に売るつもりでデータを回収していない限りだが。」と述べた。

これ以上のコメントがない限り、Amazonの計画は明確ではないが、アナリストらは、このプラットフォームがボディシェイプ以上の目的がある可能性があり、カスタムメイドの服装や服装の幅を超えた思惑、野心を抱いているであろうとみている。

「スキャンは一見、何も害がないように聞こえるが、これらのスキャナは膨大な量のデータをキャプチャする。」とCamire氏は述べた。「現実には、Amazonがスキャンで得た情報を使用する方法を選択する方法は多くあるが、最終的にコンピューターがボディスキャンを行うことにより個人を特定できることになる。」

様々な分析が重なり、ボディスキャン画像は心拍数や呼吸数のようなより重要な健康情報を含むことができるだろう。「Amazonが持つのは、非常に細かい情報である。」とACLUのシニアポリシーアナリストであるJay Stanley氏は語った。そして、「それは消費者の健康について推論するために使用され、消費者がダイエットしているか、体重を増やそうとしているか、ボディービルディングをしているかなど経時的な変化を測定するために使用できる。」と続けて語った。

Kodali氏は、体型予測以外にも、買物客の情報を法執行機関に渡したり、アプリをスキャンせずにAmazon Goストアで支払いをさせたり、施設内の従業員や訪問者を追跡したり、技術を売ったりする可能性も考えられると言及した。

「すべての人の体内に多くの固有のマーカーがある。長骨の長さ、手のサイズ、プロポーションに関して一定の比率である。」とCamireは語る。 「Amazonがサイズや歩き方に基づいて世界中のユーザーを識別できるとしたら、物理的な空間を通し人々を追跡し始めることができるであろう。」

Amazonの広報担当者は、Amazon GoやWhole Foodsの拠点では顧客の身体スキャンを実施または収集していないと述べた。しかし、Amazonはまた、音声アシスタントのAlexaが常に会話を録音しているわけではないと繰り返し述べてきましたが、その後、それほど単純なことではないことが判明している。Amazonは顧客にはプライバシーにおいて管理権があると主張しているが、過去の消費者のデータを継続的に削除していく責任がある。Camire氏は、消費者にとって最悪なシナリオとは、どこで購入しても、Amazonが消費者が購入したものすべてを知ることができるというパノプティコン(全展望監視システム)のような状況になることだ。」と述べた。

さらに「こういった世間で懸念されている問題が実際に行われていることを最近のAmazonの歴史が物語っている。」と続け、 「専門家は、Amazonが大量のボディスキャンを行うことで生じるであろう影響について、明らかに緊張している。」と言及した。