Netflixの会員数成長率が第二四半期中に大きく低下

【出典】2019/07/17

https://www.hollywoodreporter.com/news/netflix-subscriber-growth-sharply-slows-second-quarter-1224957

image25

巨大ストリーミング企業は270万人の有料メンバーをこの三ヶ月で獲得した。ディズニーやWarnerMediaのようなメジャー企業の競合に囲まれながら、Netflixはこの第二四半期での伸び率が予想より低いことを水曜日に発表した。

Netflixの有料会員は4月から6月で270万人増加したが、昨年の同時期の550万人と比べると低いことがわかる。実際、13万人もの会員を市場占有率が高いアメリカで失っている。Netflixは現在1億5100万人を超える有料会員を持っているが、500万人の増加を予測していた。また、FactSetによると、Wall Streetは510万人の新規会員獲得を予測していたという。

株価が約1%安の362.44ドルで取引を終えた後、残念な結果となった会員数成長率を受け、市場取引終了後に株価が10%下落した。木曜日の東部標準時午前9時45分には、株式は10.2%下がり、午前取引で株価325.43ドルとなった。この巨大ストリーミング企業は、一株あたり60セントの利益を上げ、アナリストの予測と一致する26%の利益成長である49億ドルという結果となった。

Netflixは、この会員損失は全世界で起きていると報告しているが、月額費が増加したエリアでその影響がわずかに見られる。1月には5月の支払日から会員費を値上げすることを発表していた。アメリカでのスタンダードプランは現在月に13ドルだ。Netflixは、競合会社は要因ではないと付け加えた。特に、多くの巨大競合であるHBO MaxやDisney+はまだスタートしていない。それにも関わらず、『Dead to Me』、『When They See Us』、『Murder Mystery and Always Be My Maybe』を含むオリジナル番組の配信は会員獲得の伸び率への貢献に失敗した。しかし、これは番組が会員に視聴されなかったということではない。アダム・サンドラーの『Murder Mystery』は7300万世帯が公開から4週で視聴し、現在までにNetflixで最も視聴された番組だ。しかしながら、新規会員にクレジットカードを切らせることはできなかった。

失敗した理由は「一つだけではない。」と、CEOのReed Hastings氏は決算報告後にQ&Aで語った。予測が甘かったことが部分的な原因だとした。7月に始まる第三四半期は、『ストレンジャー・シングス』が帰ってくることから始まる。そしてNetflixは、公開から2週間が「強い」と話す。7millionの新規会員が第三四半期に入会すると推測されている。『The Crown』や『Orange Is the New Black』の最終シーズンも下半期に貢献するだろう。

ハリウッドのスタジオはNetflixに自社のヒット作を数年にわたって売却していたため、自社を冷え込ませてしまっていた。ディズニー、NBCUniversal、WarnerMediaが自社のストリーミングサービスを来年以内に開始すると予測されている。価値創造のため、人気のIPを新プロジェクトとしてリバイバル製作し、Netflixから権利を取得している。NBCUniversalは『ジ・オフィス』をNetflixから勝ち取るため年間1億ドルを支払い、自身のストリーミング作品のラインナップとしている。一方、WarnerMediaは年間8500万ドルをHBO Maxで2020年配信予定の『フレンズ』に投資している。どちらの番組も、次世代の観客が視聴することで、Netflix上で近年大人気作品となっていた。

株主への注記で、Netflixは『フレンズ』や『ジ・オフィス』の権利を失ったことを言及した。「我々は数百万人が視聴しているような人気タイトルだとしても、視聴番組に偏りがなく、一桁パーセントの視聴時間しか差がない。」と、話した。「過去に人気作品(ソニーのStarzやEpix作品、ディズニー作品、パラマウント映画、Foxのセカンドランなど)を手放した際には、会員は他の素晴らしいコンテンツへシフトしていった。」

Hastings氏はさらにQ&Aで、今後来る競合他社を切り抜けられるよう、良くポジショニングされていると考えていると話した。新商品の流入を説明する際に使用される「ストリーミング戦争」という言葉についてどう思うか聞かれると、エグゼクティブはそれによって注目を市場に集めることができ、「そのおかげで消費者がすぐにTVからストリーミングに移行している。」と話した。