ユニクロがTikTokとタイアップ、プラットフォーム初のマルチマーケットブランドキャンペーンをローンチ

【出典】6/24/2019

https://www.marketingdive.com/news/uniqlo-launches-tiktoks-1st-multimarket-brand-campaign/557489/

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ユニクロのTikTokで開催している#UTPlayYourWorld コンテストは、プラットフォームの使用者である、30歳以下のスマホに強い年代をターゲットにできるという点で、適切な動きだと言える。このアプリのコンテンツがバイラルになる理由は、他ユーザーとのコンテンツのコラボ制作やシェアを促す機能である。TikTokユーザーが製作さしたコンテンツはプラットフォームを超え、TwitterやInstagram上で何百万も再生されている。

TikTokに関するプレスレポートによく見られる言葉が「中毒性」である。Statistaのデータによると、TikTokユーザーの平均使用時間は9分で、その数字はライバルSNSのReddit (5.6分)、Pinterest (5.3分)、Facebook (5分)、Tunblr (4.1分)をはるかに超える。TikTokによれば、ユーザーは1日に約8回アプリを開くということで、Z世代をターゲットとするモバイルマーケター達にとって最適なプラットフォームとなっている。

ユニクロのキャンペーンからわかるのは、TikTokがブランドから注目を置かれているということだ。そういったブランドはTikTok上でコンテストを行ったり、ペイドメディアとしてプラットフォームを利用している。例えば、メキシカンファストフードチェーンのChipotle Mexican Grillが「lid-flipping チャレンジ」(ブリトーボウルの容器をいかに格好良くひっくり返すかを競うコンテスト)を行なった際、最初の1週間で11万本の動画が投稿され、総再生回数は1.04億回に登った。デニムブランドのGuessは昨年にハッシュタグを用いた同様のコンテストを行い、フードデリバリーアプリのGrubHubは今年2月にプラットフォームを乗っ取る広告キャンペーンを行なった。

Sensor Towerのレポートによると、中国のテック大企業ByteDanceが所有するTikTokは昨年、世界のノンゲームアプリのダウンロードランキングで唯一、FacebookとGoogleに所有されないアプリであったという。TikTokにとっての課題は、アプリを無料で使用する、大部分がティーンエイジのユーザーをいかに収益化するかである。10代の若者は親の購買力を左右するかもしれないが、好みが大変変わりやすい。2017年にByteDanceが8億~10億ドルで買収し昨年TikTokと合併したMusical.lyも、TikTokと同様アメリカのティーンの間で大人気だったが、広告主からの注目は浴びなかった。TikTokにおける子供のプライバシーの侵害や不快なコンテンツの表示を懸念するブランドもある。TikTokは米連邦取引委員会の方針に従うため、ダウンロードの規制を13歳以上としている。

その反面、TikTokは継続してマーケティングの世界に参入しようと試みている。今月同社はカンヌライオンズに初めて出席し、世界に向けてマーケティングを拡大しようとしている。またTikTokは各国のアドセールス知識を拡大するため大幅雇用を行なった。今年注目された新雇用は、Facebookの前グローバルパートナーシップVP Blake Chandlee氏がアメリカ、ヨーロッパ、中東、アジアのビジネス戦略VPに就任、またYouTubeのクリエイティブインサイト前グローバルヘッドのVanessa Pappasが初の米国内ジェネラルマネージャーに就任した。