E3で発表された、最も期待されるゲーム10本

【出典】6/13/2019

https://www.washingtonpost.com/technology/2019/06/13/most-promising-games-e/?utm_term=.414d240b5b1b

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ロサンゼルスでは今年もE3(エレクトロニック・エンターテインメント・エキスポ)が開催された。例年に変わり、ソニーはエキスポ自体に不参加、またマイクロソフト、エレクトロニックアーツ、アクティビジョンらがショーフロアに見られることはなかった。そのせいか会場では不気味な閑静さが感じられたが、それはゲーマーの期待を膨らますような発表がなかったという意味ではない。E3での出来事を更に深掘りすると、大変有望な新作ゲームが見えてくる。

ディープシルバー『シェンムー3』

1999年にセガのドリームキャストが最初の『シェンムー』を発売した際、その売り上げは悲惨な結果であったが、日本の伝説や伝承をオマージュとしたゲームの華やかなグラフィックがファンの心を仕留めた。Kickstarter上でのファンからの支援によってようやく発売が決定した3作目は、難易度の高い格闘ゲームや、村人たちの賢明な会話などがフィーチャーされた注目のゲームである。私の近くにいた熱狂的なライターは「ついに『シェンムー』をプレイできるなんで信じられない!」と叫んでいた。絶叫には及ばなくとも、確かにエキサイティングなニュースである。

ベセスダ・ソフトワークス『ウルフェンシュタイン: ヤングブラッド』

ナチスドイツが物語のテーマである『ウルフェンシュタイン』シリーズの最新作は、ブラックな風刺やプレイヤーを夢中にさせるストーリーでますます面白くなっている。本作の時代設定は1980年、双子の姉妹がナチスを倒すために手段を選ばず立ち上がる。その二人の様子はユーモアと恐怖感が隣り合わせで描かれ、例えば初めて人を殺す瞬間に嘔吐してしまうといった恐怖が見えつつも、「あたしたちがツェッペリン型飛行船上でナチを倒しているなんで信じられる?」というような双子の会話も垣間見られる。また攻略のためのゲーム内課金制度も搭載されるという。もし課金を望むならの話だが、オススメはしない。

Xboxゲームスタジオ『ヘイロー・インフィニティ』

私は個人的にシリーズファンではないが、『ヘイロー・インフィニティ』の予告編は感動的で私も発売が楽しみになった。アルフォンゾ・キュアロン監督映画の『グラビティ』に影響を受けたこの作品は、ヒーローのマスターチーフが漫然と宇宙に浮かんでいて、心配する宇宙飛行士が彼を宇宙船に連れ込むという、エルトン・ジョンの曲「Rocketman」のようなシーンから始まる。マイクロソフトが届ける物語はいつもまずまずの出来だが、今作品は軌道に乗っていると言える。『ヘイロー・インフィニティ』はマイクロソフトの最新版Xboxと共に2020年後半に発売予定なので、かなりの期待作である。

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ユービーアイソフト『ウォッチドッグス3』

ユービーアイソフトのハッキングシリーズは今回、EU離脱後のディストピアじみたロンドンが舞台となる。プレイヤーは道端の人々を仲間に誘い、数々のミッションをこなしながら悪を倒す。グリーンゴブリンのようにドローンの上に乗り、地上の敵に向かって上空からショックウェーブを発射するシーンは、爽快感満載だ。ただ従来のユービーアイソフトと違い、私がデモプレイを行った時、本作の趣旨をシンプルに捉えることはできなかった。

CD Projekt Red 『サイバーパンク2077』

CD Projekt RedのSF大作のプロモのため、俳優のキアヌ・リーブスがE3のステージに上がった際、会場は拍手喝采であった。スーパースター登場に続き、ポーランドのゲームメーカーはスリリングかつ少し奇妙な、ディストピアのナイトシティーを披露。小説に基づいたただのRPGじゃないということが一目でわかる。本作のオープンワールドが、同ゲームスタジオ最高作品『ウォッチャー3』に並ぶほどユニークな世界となるかは、発売日の2020年4月16日までわからないが、今のところ幸先のよいスタートだ。

Private Division 『ザ・アウターワールド』

Cystypigs(遺伝子開発された豚のキャラクター)が印象的だった。この豚は、膿疱を身体中に作るという気持ち悪いがあり得そうな生き物だ。このような設定がゲーム全体に散りばめられた『ザ・アウターワールド』は、ディストピアの世界を描くフォールアウトシリーズのクリエイターが製作したオープンワールドのゲームだ。作品のアイデアもなかなか面白い。自分のキャラクターに欠陥があれば、「スキルポイント」を貯めてキャラクターをレベルアップすることができる。そして、プレイヤーはヒーロー、いや、サイコパスになれる。

Xboxゲームスタジオ 『Forza Horizon 4: Lego Speed Champions』

フォーザは、純粋な爽快感を味わえるスリル満載の世界だ—ただし今回は全てがレゴでできている。レースの感覚は他のHorizonシリーズと大差はない。しかし、おどけたアナウンサーの声やレーストラックに落ちてくる数々のサッカーボールはプレーヤーに子供心を与える。それは大変楽しいもので、私はE3会場で2度もデモをプレイした。他のE3ゲーム違い、この拡張パックは既に発売されている。

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スクエアエニックス『ファイナルファンタジー7 リメイク』

長編RPGシリーズの間違いなく最高傑作と言える『ファイナルファンタジー7』は、個人的に特別な思い出がある。それは、ワイヤード誌へのレビューを書いた初めてのゲームだからだ。何年もの苦労と、並外れたグラフィックス、多くの会話オプション、そして新しい格闘システムによって、同ゲームの体験は更に冒険的になり、物語は感動的、時には胸が張り裂けるようなストーリーとなっている。これまでの作品よりももっとストーリーが明確になっていることを願う。物語のボリュームがはるかに大きく、分作一作目はブルーレイディスク2枚組という大容量となっている。

スクエアエニックス『マーベル アベンジャーズ』

キャラクターのセリフ、特にアイアンマンのジョークが一歩足りない感じだが、サンフランシスコの崩壊シーンはとても魅力的で、興奮がこみ上げる。ゴールデンゲートブリッジはもうすぐ破壊しそうで、そんな中ハルクがスマッシュ!敵を投げ飛ばす。場所は変わって今度はキャプテン・アメリカが、シールドを足で器用に使ったりして華麗なフォームで敵を倒す。かつて数々のゲームがこれらベテランキャラクター達を扱ってきたが、彼らの詳細な動きに少し変化を加えることで、人々の心に刻まれる

ゲームが完成する。ゲーム本編を購入すれば、今後追加されるスーパーヒーローやエリアは全て無料で配信される、というのもエキサイティングな情報だ。

任天堂 『ルイージマンション3』

このゲームは奇妙な一方ユーモア溢れた作品なので子供から大人まで楽しめる。ルイージはゴーストやゴブリンなどあらゆる妖怪達を、夜の呪われたホテルで退治する。細部にまでこだわる任天堂のクリエイター達によって作り上げられた、魂こもったこのゲームは、魅力的かつ攻略が難しい作品になっている。目を見開き、怯えた様子でつま先歩きをするルイージの出来には、どのディズニーアニメーターも敵わないだろう。