調査結果: 2017年TV広告費、10億ドル減少

【出典】https://www.hollywoodreporter.com/news/tv-ad-spending-declined-by-1-billion-2017-1098085

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eMarketerの新しいレポートによると、今年のテレビ広告費は0.5%減の698億7000万ドルとなる見通しだ。eMarketerの新しいレポートによると、米国のテレビ広告は2017年に10億ドル以上減少した。

 

調査会社は、この傾向は2018年と2019年にかけて続き、今後2年間で計10億5,000万ドルの損失をもたらすと予測している。ケーブルテレビ解約やOTTビデオ視聴に加え、GoogleとFacebookがリードするデジタル広告市場の成長が19%近く増加して1,073億ドルになるとの予想などが、減少に寄与している。

 

「視聴者のOTTビデオ視聴への移行は、テレビ広告市場を変えている」とeMarketerのシニア予測ディレクターのモニカ・ピアート氏は述べ、テレビ視聴率の低下と広告主による出費の減少が合致する事も指摘した。

 

米国のテレビ広告費は2014年、2015年、2016年に増加したが、昨年は1.5%低下し全体で702.2億ドルとなった。この下落は、たった0.5%だけの減少が見込まれる2018年にわずかに修正される見込みだ。

 

しかし、FacebookやGoogleなど広告巨大企業らの最近の課題が、テレビ業界によるマーケターの予算獲得の手助けをしているようには見えない。 TVの米国メディア広告支出全体のシェアは、2017年の33.9%から今年31.6%に減少すると予想されている。
eMarketerは明るい見通しで、夏季オリンピックと米国大統領選挙が控える2020年に、テレビの広告費の上昇を予測している。市場は、その年に0.5%増の695億2000万ドルになると見込まれている。

 

多くのOTTプラットフォームはサブスクリプション方式なので広告を放映しないが、ほんの一握りのデジタルTVサービスは広告を販売する。そして、それらのサービスは成長している。例えば、Rokuは2018年に広告収入で2億9,300万ドルを上回るだろう。そして、eMarketerは、Huluの広告収入は13%増加して12億ドルになると見込んでいる。

 

eMarketerの上級アナリストポール・ヴァーナ氏は次のように述べた。「OTTプラットフォームの数とその規模は増えており、多くの企業は魅力的な価格帯でライブチャンネルを提供することで有料テレビと競争している。 ケーブルテレビ解約やチャンネルを削りたい消費者にとって現在、数年前にはなかった豊富な選択肢がある。また、より多くのプレーヤーが市場に参入するにつれて、その選択肢がより確実なものになると期待している。」