イギリス政府、映画・テレビ産業に大規模投資へ

【出典】http://variety.com/2018/film/global/film-tv-expansion-uk-governments-industrial-plan-1202738129/

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クリエイティブ産業のためのイギリス政府の新戦略によると、上昇傾向のある映画とハイエンドなテレビ分野への投資は、最優先事項のようだ。その計画の全容には1億5000万ユーロ(約2億1100万ドル)の政府によるクリエイティブ産業への投資と、その輸出の50%の増加も含まれている。

デジタル・文化・メディア・スポーツ省は、映画・テレビ産業への投資は過去5年間で倍増したと明かし、プロダクションの支出は20億ユーロ以上(28億ドル)に上るという。「この状況が続けば、年間の数字は2025年までに2倍になるだろう。」と同省は語った。

具体的な増資は、文化的なイニシアティブを支持するための2000万ユーロの文化発展ファンド、VRやARを含む没入型コンテンツ市場のイギリスのシェアを倍にする計画や、業界の技術養成プログラムを開始するための200万ユーロの資金を含む。イギリス映画協会は事前に映画業界での技能不足を予期し、そのため政府は1000人の学生を対象にした 映画学校 Screen Academyをロンドンに開校すると述べた。

この強気なイギリス政府の計画とクリエィティブ産業への野心的な目標は、イギリスの離脱問題を前にして欧州連合と難しい交渉を続けることを迫られる。

「我々のクリエイティブ業界は、未来の才能を開発すること、人々にクリエイティブコンテンツに対する相当の対価が払われるよう保証すること、また世界で競争する場を与えられるようにサポートする。」とデジタル・文化・メディア・スポーツ大臣を務めるマット・ハンコック議員は語った。「世界中の数百万人の人々が、我々の世界レベルのアーティストや文化的な作品を楽しんでおり、この活気に満ちた分野において世界のフロントランナーであることを目指している。」と同氏は続けた。

ワーナー・ブラザーズUKのチーフでイギリス映画協会の議長の Josh Berger氏は「素晴らしいクルー、施設、そして政府の直接的な映画・テレビ業界への支援(イギリス映画協会などの組織とその産業戦略)は、業界が今後生き残るためになくてはならないものだ。」と同氏は述べた。

「ワーナー・ブラザーズは何年にも渡ってイギリスに投資してきた。なぜなら、ハリウッドと並び、イギリスは映画作りに最も優れている国だからだ。」と締めくくった。