The New York Times、料理購読サービスを開始

【出典】2017/6/28

http://mashable.com/2017/06/28/nyt-cooking-subscription/

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The New York Timesは、ニュースだけでは生き残れないと考え、料理分野に参入した。

The Timesは、クッキングサイトの定期購読サービスを開始するようだ。最新の調査によると、既存のコンテンツの中で料理に関する情報が最も高い収入を得ることができるというのだ。

毎月5ドルで、The New York Times Cookingの18,000以上ものレシピにアクセスすることができ、プレミアム会員に登録すればレシピを保存する機能や、how-to コンテンツを利用することもできるようになるという。

インターネット上では他にも料理に関すサイトが既に数多く存在するが、The Timesの料理サイトはニュースと同じクオリティで展開されるため、登録者が伸びると信じているようだ。

NYT Cookingの製品ディレクターを務めるAmanda Rottier氏は、「レシピの品質を向上させるということは、新聞のクオリティを上げるためにジャーナリストがどのようにリポートするか、どのニュースを取り上げるかなどを吟味することとよく似ています」と述べる。

NYT Cookingは、食べ物に関する記事の編集者であるSam Sifton氏が手掛け、2014年5月に始まってからフォロワー数は上々だ。現在では、毎月1,000万人のユニークビジターを集めるまでに成長した。

NYT Cookingは、The TimesのNYT Betaの一環として、実験的にスタートしたものであり、他にもWatching (エンターテイメント)、Real Estate (物件)、Crosswords等、独立した定額サービスも存在する。

デジタルニュースが広まり、新聞が売れなくてってきている昨今、月額使用料からの利益は今後のThe Timesにとって重要になってくると考えられる。デジタル広告が主流になってきていることもあり、紙媒体の広告からの利益で会社を運営するには無理があるようだ。

インターネットで毎月料金を払って利用するユーザーを獲得するのは難しいというのが現状である。しかし、The Timesはトランプ大統領のおかげでユーザー数を伸ばしているようだ。ニュースの中に、トランプ政権の詳しい情報を載せる事によって、登録者数が急増しているというのである。

既に登録しているユーザーを基にThe Timesを成長させるには、2つの方法がある。料金を支払ってくれる読者を探すという方法と、既存の購読者からさらに料金を取るという方法である。

The Timesの顧客マーケティングで責任者を務めるCray Fisher氏は、NYT Cookingがその両方に可能であると話す。現に、The TimesのCrosswordsは今や250,000人以上のユーザーを獲得しているが、新しいユーザーを獲得しつつ、ユーザーから追加料金を徴収する事に成功していると彼は指摘する。

「我々の定額プランは非常にうまくいっており、今後はクロスワードとクッキングをセットにしようと考えています」とFisher氏は述べる。「長期的戦略としては、今後も単独の製品として展開し、それぞれの価値をしっかり見出していくことが重要でしょう」と。

The Timesが食べ物に関するサービスに参入するためにした事は、今回の料理サイトだけではない。Chef’dと共同で、NYT Cookingの食事キットも販売しているのだ。Rottier氏は、サービスを発展させることに確証はないが、利益を上げるために様々な可能性を見つけるのは有効であるとし、成功例としてBuzzFeedから発売された料理本を挙げている。

さらに、Alexia や Siri のような音声システムなどと連結させることで、プラットフォームを拡大するというのもサービス拡大に繋がるだろうと付け加えた。