調査:テクノロジー系企業の社員、不平等な環境を理由に仕事を辞めることが多いことが判明

【出典】2017/4/27

https://techcrunch.com/2017/04/27/tech-employees-quit-their-jobs-mostly-because-of-unfair-work-environments-study-says/

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人生は平等ではない。仕事も然りであり、テクノロジー業界はなおのことであるようだ。Kepor Center for Social Impactの「Tech Leavers Study」という調査結果によると、こうした不平等や不当な扱いがテクノロジー業界の仕事をやめる最も多いケースであるらしい。

今回の調査では、一般的に不平等な扱いと言われる管理上での不平等性、ステレオタイプ、セクハラ、いじめ・敵意という4タイプについて焦点を当てている。調査によると、こうした不平等による損失額は毎年160億ドルにものぼると言われており、企業文化を改善さえすれば会社に残ってもいいと考える社員も多いようだ。

同調査での他の結果からは、人種や性別、性的指向によって体験した事柄が全く異なるということも判明している。LGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー)の人々や女性にとっては、いじめが最も多い理由であるようだ。白人以外の人種だと、ステレオタイプの人間が多い環境が仕事を辞める最も多い理由であり、約4分の1(23%)が以前の職場でステレオタイプの人間に不当な扱いを受けたと述べる。

今回の調査では、白人女性とアジア人女性が最も職場に不満があると回答した。一方、マイノリティグループに属する女性の30%がプロモーションを検討してもらえなかったと回答しており、これは白人女性とアジア女性の比率よりも高い。

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職場での不平等を減らすため、Kapor Center次の三つのことを推奨している:平等に対する包括的な戦略を実施すること、行動規範を設けることで全ての人を巻き込む文化を築くこと、そして報酬や社員レビュープロセスの具体的なシステムを築き上げることである。

「テクノロジー業界での平等は、技術の革新や商品の開発、利益、未来の職場、貧富の差等、様々な観点から改善されなければならない問題です」と調査書には記されている。「しかし、日常の出来事から発生する不平等(ステレオタイプ、ハラスメント、いじめ等)により、多くの才能ある人材が業界から離れていってしまっているというのが現実です。こうした事態を改善し、不平等をなくしていくことで、この市場は何十億ドルも節約することができると言えるでしょう」と。