授業ノートの売買を仲介、StudySoupが170万ドルを調達

【出典】2016/8/26

https://techcrunch.com/2016/08/26/studysoup-raises-1-7m-to-help-students-buy-and-sell-class-notes/

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サンフランシスコを拠点とする教育スタートアップStudySoup(自らを「ピア・ツー・ピア学習マーケットプレース」と呼んでいる)は、シード資金として170万ドルを調達したと発表した。

同社は、学生たちがクラスのノートや学習ガイドを、販売したり購入したりすることができる、オンライン学習グループを提供する。TechCrunchからの電話インタビューに答えた共同創設者兼最高経営責任者のSieva Kozinsky氏(26歳)は「我々は、多くの大学生がとても異なったレベルで学校に来ていることに気が付きました」と述べる。「彼らはみな全力で努力し、同じページに取り組もうとして、不運なことに多くの失敗を重ねます。何故ならその人たちは、全く準備ができていなかったり、十分なサポートを得ることができなかったりするからなのです」と。

Kozinsky氏がStudySoupの最初のアイディアの閃光が煌めいたのは、彼がカリフォルニア大学サンタバーバラ校2年生として生物学1のクラスを取っていたときだったという。彼によると、クラスには500人の学生がいて、教師の話す速度は本当に速かったということだ。「残念ながら、私は耳を傾けながらメモを同時に取ることができませんでした」、とKozinsky氏は振り返る。「ある日、私が側に座っていた若い女性の方を見ると、彼女のノートは異なる色で完全に構造化され、非常にきれいに整理されていました」と。

その後、Kozinsky氏と友人であるUCSBの学部生Jeff Silverman氏(StudySoupの共同創設者)は、3分の1以上の学生が、経済的な理由あるいは必要なサポートを得られないことが理由でドロップアウトしていることを知った。これはKozinsky氏のルームメートの1人にもあてはまるケースだった。

大きな大学のいくつかが彼らの学生にアカデミックなサポートを提供していたとしても、こうしたサービスはどこでも利用可能というわけではない。Kozinsky氏によれば、学生を本当に助けることができるのは、仲間から学ぶことなのだ。

マーケットプレースの片方、いわゆる供給側にはコンテンツを提供する人たちがいる;ノートを売ることでいくばくかでもキャッシュを得ようと考える優れたノートテイカーたちだ。StudySoupは彼らを「エリートノートテイカー」と呼んでいる。学生がエリートノートテイカーになるためには申請を行い、更にどのような教科に対して、どの程度の頻度で投稿すべきかのトレーニングを修了する必要がある。

Kozinsky氏によると、エリートノートテイカーは、1つのコースに対して週に1度の投稿を行うことで(合計15本ほどの投稿)、400から500ドルの収入を得ることができる。同社は、収入をエリートノートテイカーと分け合う。「我々は、彼らが生み出す収入の約30%を頂きます」とKozinsky氏は話した。「しかし、AirbnbやUberとは異なって、我々は学生たちに最低保証を提供します。サインアップして、あなたがトレーニングを修了しただけで収入を保証されています。そして、誰かがあなたのノートを使用するたびに、新しい収入が手に入ります」と。

ビジネスのもう一方である需要側には、現在苦戦中の者から最優秀成績者まで、様々なバックグラウンドの学生たちがいる。彼らは、ノートテイカー、クラス、あるいは教授を指定して、ノートを検索することができる。サブスクリプション費用は月額11ドルから30ドルであるようだ。

StudySoupは、2014年に3つのキャンパスで始まった。1つは、共同創設者たちが勉強していたキャンパス、カリフォルニア大学サンタバーバラ校であり、その他はオレゴン大学とワシントン大学だ。「我々はカリフォルニア大学サンタバーバラ校と大きさや人口統計が似通った大学を選びましたが、同時に異なる州へまたがることを考えました」とKozinsky氏は説明した。「我々は、どこの学生でもこのヘルプを必要としていることを確認したかったのです」。

同社によれば、現在2000人のエリートノートテイカー、150校と50万人以上の学生がStudySoupネットワークに参加している。StudySoupは主に学部生に利用されているが、ユーザーの20%は医学や法律を学ぶ大学院生たちである。

今回の資金調達ラウンドに参加したのは、1776 DC、Canyon Creek Capital500 Startups、そしてJohn Katzman、Jake Gibson、Leonard Lodishといった数人のエンジェルたちである。「StudySoupにおける我々の目標は、オンラインアカデミックサービス部門を作り上げることです」とKozinsky氏は語った。「我々は、投資家たちがこの種の長期的なビジョンを認めてくれることを確認したかったのです」。

170万ドルを使って、同社はプロダクトの拡張に向けてさらに数人のエンジニアを雇用し、米国内の学生たちにStudySoupを知ってもらうためのマーケティングと広告に投資することができる。

「次の5年間で、我々は別の大学キャンパスへと拡大を続けたいと思っています。さらにまた、我々は、現在の学生たちがプラットフォーム上でお金を稼ぎ続けることができるように、新製品も提供したいと思っています」とKozinsky氏は言った。例えば、現在ベータ版で提供されているフラッシュカード式学習ツールなどだ。