Turner、1000タイトル以上のコンテンツが視聴できる映画ストリーミングサービスをローンチ

【出典】2016/4/26

http://variety.com/2016/digital/news/turner-tcm-movie-filmstruck-criterion-1201760737/

Untitled

Turnerは、今秋にも初の動画ストリーミングサービスFilmStruckをローンチするようだ。これは、テレビのプログラマーである同社がデジタルコンテンツ産業に進出することを意味する。

FilmStruckは、自主製作の映画のファン向けにローンチされ、Turner Classic MoviesとCriterion Collectionが共同で集めた1000タイトルを超えるアートシネマが楽しめる。

この無広告映画ストリーミングサービスは、「七人の侍」やビートルズの「ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!」、「長めのいい部屋」、「ブラッド・シンプル」、「マイライフ・アズ・ア・ドッグ」、オリジナル版「マッドマックス」、「英雄モラント/傷だらけの戦士」、「ザ・プレイヤー」といったコンテンツが配信されるようだ。

TurnerはFilmStruckの月額料をまだ決めていないようだが、代理人曰く「他のストリーミングサービスと同じような金額になる」ようだ。

FilmStruckは、Criterion Collectionの新たなストリーミングサービスとなり、Criterionのチームがキュレートを行うコンテンツを扱うCriterion Channelもこれに含まれるようだ。2011年から昨年までは、HuluがCriterionのライブラリにあるコンテンツの配信権を保有していた。

FilmStruckのライブラリは、Warner Bros.や大規模な他のスタジオのコンテンツだけでなく、Janus FilmsやFlicker Alley、Icarus Kino、Milestone、Zeitgeistといったインディーズのスタジオで製作された映画も配信するようだ。同サービスは、様々な映画でボーナスコンテンツやコメンタリーを配信することから、TCMケーブルプロブラミングにも似ていると言える。Criterion Collectionで社長を務めるPeter Becker氏曰く、映画のセレクションは、Janus Filmsのライブラリから1000タイトル以上を順に配信していく予定であり、この大半はDVDや他では視聴することができないものであるようだ。

TurnerでCEOを務めるJohn Martin氏は、2016年中にローンチしようと計画しているOTT動画サービスが最低でも二つあるということを明かした。

「FilmStruckは、消費者の需要に様々なスクリーンで放送・配信されてきた素晴らしいコンテンツをもってお応えするという我々の戦略を如実に表したサービスです」とMartin氏は述べる。「同サービスは、深みのある自主映画をこよなく愛するような映画ファンにぴったりです」と。

FilmStruckサービスは、FandorやLionsgateとTribeca Enterprisesのジョイントベンチャー企業Tribeca Shortlistといった他の自主製作OTTコンテンツプロバイダとの競争が予想される。また、有料チャンネルに加入する必要のない定額制動画ストリーミングサービスという観点からすると、NetflixやHulu、Amazon Prime Video、Time WarnerのHBO Now、CBS All Access、Showtime、Starz、NBCUniversalのSeeso、YouTube Red、Fullscreenといった様々なプラットフォームの中で生き残っていかなければならない。

Turnerがデジタル業界に介入しようとしている他の事例として、最近のMashableへの投資が挙げられる。これにより、TurnerはMashableのコンテンツとオーディエンスデータ、さらにはCNNがSNS向けにデザイン・配信することを目的としてローンチしたオンライン動画ニュースサイトGreat Big Storyのアクセス権をも持つことになる。またTurnerは、昨年からWME-IMGと共同でeスポーツリーグELeagueのローンチも計画しており、オンラインとTBSから5月にもローンチされる予定である。

FilmStruckは、昨年8月にその大部分を買収したストリーミングとクラウドベースの動画テクノロジーサービスiStreamPlanetによって、このようなことを行うことが可能になったとみられる。