マクドナルドのハッピーセットの箱でVRゴーグルを作れる!?Happy Goggles、試供品がスウェーデンでデビュー

【出典】2016/2/29

http://www.adweek.com/adfreak/mcdonalds-now-making-happy-meal-boxes-turn-virtual-reality-headsets-169907

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スウェーデンのマクドナルドは、子供達を対象にハッピーセットの箱がVR(仮想現実)に早変わりするHappy Gogglesというキャンペーンを始めた。およそ3500箱が3月5日と12日の週末に配布される予定で、価格は4.10ドルである。

このキャンペーンはスウェーデンの「Sportlov」という祝日と連動していて、この日に多くの家庭がスキーに行くことを念頭に、マクドナルドはSlope Stars というVRゲームをゴーグルと共に開発した。このゲームはゴーグル無しでもプレイ可能である。

あの赤い箱を、線に沿って分解し折りたたみ、同梱のVRレンズをはめ、スマートフォンを中に入れるだけで、Happy Gogglesは簡単に作ることができる。

Google Cardboardにポテトフライがついてくるセットのようなものだ。

DDB Stockholmが立案・デザイン・包装にいたるまでを担当。North Kingdomはそのゲームの開発に携わり、宣伝はPrimeが行った。

このプロジェクトは、以前Pizza Hutが行ったピザボックスが映写機になるというものに似ているが、このVRを取り入れた新たな試みは大きな前進であろう。マクドナルドは、開発したこのVRプロジェクトが今のデジタル時代で家族の絆を深めることができれば良いと期待している。マーケティング部長のJeff Jackett氏も「親が子供のデジタル事情や経験について学べるだけではなく、ゲームを通して彼らが一致団結することもあるかもしれない」と述べる。

「これがHappy Gogglesを世界に発信する第一歩である」という同氏の発言から、もし人気が出れば今後このプロジェクトが拡大していくこともあるかもしれないことが伺える。

マクドナルドはVR等の「別世界」を利用したビジネスに長年力を入れており、アナログ時代におけるハンバーガー泥棒のキャラクターRonaldといった斬新さを先駆けに、昨今ではハッピーセットボックス型の家(Airbnb社提供)、擬人化されたマスコット、そしてビッグマックがプリントされた衣服等の製造などが行なわれている。

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昨年VRをビジネスに取り入れたMattelが受けた非難を踏まえ、マクドナルドはHappy Gogglesが小児精神科医のお墨付きであり、ゲームを通して友情を深める機会を与えてくれる良い製品である、と主張している。

とはいうものの、そのような「お墨付き」が反マクドナルド派の意見を変えるのは難しいだろうと予想される。今回のプロジェクトに不満を持つ人も出てくるだろう。