アップル、世界で最も価値のあるブランド企業としての立場を確立

【出典】2015/5/27

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昨年度比67%増の成長を見せたアップルは、WPPの世界ブランドランキングでグーグルを抜き100社のトップの座についた。これは技術の大きな進歩を象徴している。 BrandZのランキングベスト100においても世界で最も価値のあるブランドとしてグーグルを抜いた。

ロンドンのエージェンシーWPPの調査部門であるMillward Brown社は、金融市場データに加え毎年300万人以上の消費者に対しアンケートを実施し、総合的にブランド価値を算出している。現在グーグルが昨年度比9%増の1730億ドルであるのに対し、Appleは67%増の2470億ドルと評価されている。しかし、この圧倒的な成長はアップルにとって当然なことといえる。2005年の創業以来、この技術の巨人は1446%の成長を見せてきたからだ。

Millward Brownの上席パートナーであるAnn Green氏は、「アップルのブランド価値の成長は主にiPhone6の発売と消費者の生活の豊かさ、並びに快適さを向上させるイノベーションによるものである。また、アップルは過去のランキングにおいて何度もトップの座に君臨している。アップルのようなトップブランドを見て分かる通り、彼らは人々の生活に貢献し、似たような商品が数多く存在する中で一味違った何かを提供し、自らの立場を明確かつ一貫して確立させているのだ」と述べる。

MicrosoftとIBMが常にトップ4に選ばれていることから、テクノロジーは他の市場と比べ最も成長の速いカテゴリーに分類されると言えるだろう。

フェイスブックは現在12位であるが、成長率は99%であり、このソーシャルメディア界の巨人は来年度トップ10にランクインする可能性もある。他には、IntelやSamsung、ツイッターやBaiduのようなハイテクブランドもランクインしてきており、これらのブランドを合計すると1兆ドルもの価値があると言われている。これはトップ100社の総合市場価値の3分の1にも値するのである。

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調査によると、通信業者や小売りブランドはテクノロジーに続く価値のあるカテゴリーであるといえよう。Alibabaとアマゾンがそれぞれ13位と14位、AT&TとVerizonの両社がトップ10にランクインした。AlibabaのBrandZトップ100 ランクイン入りは、中国を中心にアジアでの電子商取引の成長を示唆している。「Alibabaが世界を舞台にどう出るか楽しみである」とGreen氏は述べる。

Millward Brownが10年前にこのランキングを公表した時、中国の会社でランクインしたのは1社のみであった。しかし今年度はテクノロジーカテゴリーのTencent、電気通信カテゴリーのHuaweiを含め、14社がランクインした。

トップ100の企業のうち半数を占めており、それらがブランド価値の合計の3分の2を占めている北米企業は、昨年度比15%の成長を見せている。一方で、ヨーロッパ企業のブランド価値は前年度比9.3%下落し、これによりアジアの成長がより顕著となった。今年度ランクインしたヨーロッパ企業は、2006年の年間ランクイン数に比べて、9社も減ってしまっている。23位のボーダフォンがヨーロッパの最高ランクの企業である。

トップ10にはビザ、コカ・コーラ、マクドナルド、マルボロなどがランクインしている。Green氏はフェイスブックや中国企業が来年度以降トップ10にランクインしてもなんら不思議は無いと締めくくった。