月別アーカイブ: 2019年6月

フードデリバリー・サービスを運営するDoorDashの報酬モデルは妥当か?

【出典】2019/6/28

https://techcrunch.com/2019/06/27/doordash-double-downs-on-controversial-pay-model/

image34

フードデリバリー事業を運営するDoorDashのチップが報酬の一部に組み込まれているビジネスモデルに終わりは見えない。しかし、配達後の透明性を高めようとしている点は僅かだが明るい動きと捉えられる。配達案件を受ける前にチップを含む最低の報酬が保証されている仕様になっているが、保証額は配達にかかる時間や労力に基づいて算出される。保証することで運転手がチップが少ない/無い場合の案件の最低収益を認識でき、様々な案件を受けられる環境の構築に繋がる。と同社でCEOを務めるTony Xuはブログに投稿した。

最低保障額が1ドルの案件が発生していることに対してワシントンの労働組合は、
透明性について話し合うことは重要であり支払われないよりも1ドルでも支払いが発生した方がいいと認めつつも、1ドルは1ドルに変わりないと主張している。

ギグエコノミープラットフォームのDoorDash やInstacart,Postmatesの報酬問題への対策としてワシントンの労働組合はPay Up Campaignと呼ばれる組織を組成しており数千人もの労働者が所属している。

image35

Pay Up Campaignは、DoorDashの報酬モデルについて下記の意見を述べている。

「彼らは報酬からチップを控除しているのに加え、チップがどこに支払われるのか顧客を誤解させている。顧客からのチップが増えればDoorDashの支払い額が減少する仕組みは、換言すれば顧客がドライバーではなく企業であるDoorDashにチップを払っているのと変わりない。」

 

Aquafinaの容器がペットボトルからアルミ缶に変更へ

【出典】2019/06/28

https://techcrunch.com/2019/06/27/pepsi-is-going-to-start-putting-its-aquafina-water-in-aluminum-cans/

image33

Pepsicoは、米国内でAquafinaの容器をペットボトルからアルミ缶へと変更することを決めた。

消費者によるプラスチックの使用に対する反発活動が盛んに行われており、その動きを汲んだ変更だろう。マイクロプラスチックが動物や昆虫、海洋生態系に多大な影響を与える可能性が指摘されている。

すでにアルミ缶入りミネラルウォーターを消費者へ直接販売するLiquid DeathのようなD2Cスタートアップにとっては痛手となるだろう。

ほぼ100%リサイクル可能なのがアルミ缶であり、パッケージングマテリアルとしてはペットボトルより優れていると活動では主張されている。アルミ缶に入ったAquafinaは在庫を持つことができるレストラン系しか現在は購入することができないが、今後幅広いサプライチェーンに浸透するだろう。

高級飲料に位置する同社のLIFEWTRは再生ペットボトル100%で販売が継続され、同社の炭酸水bublyは缶のみの販売となる。アルミへの移行は来年からの予定で、変更により8,000トンのプラスチックと11,000トンの温室ガス排出を削減する効果が見込まれている。同社は2025年までに堆肥化できる素材か生分解性プラスチックのどちらかしか使わない環境を作り上げることを目標として掲げる。

会長兼CEOのRamon Laquarta氏は声明で次のように語っている。

「世界の食料・飲料業界を牽引する我が社であるからこそプラスチックの取り扱いを変えようとする際に重要な役割を担えるだろう。パッケージをより持続可能にすることで、正面からこの問題に取り組んでいる。プラスチックの取り扱いに大きな変化が訪れるまで、辞めることはない。」

 

人気ドラマシリーズ『となりのサインフェルド』を忠実に再現した展示会がニューヨークで今秋に開催

【出典】2019/6/27

https://deadline.com/2019/06/seinfeld-experience-sets-real-and-spectacular-opening-this-fall-in-new-york-1202638328/

image32

大人気ドラマシリーズ『となりのサインフェルド』開始30周年を記念して、ドラマの世界を体験できる展示がニューヨークで披露される。

リテールストア&ポップアップイベントとしてグラマシー地区で数カ月以内にスタート予定、チケット購入制で2020年2月まで開催される予定だ。

当イベントを担当するSuperflyはボナルー・フェスティバルやOutside Lands、Clusterfestなどの音楽フェスティバルを行うライブ・エンターテインメントのプロデュース会社である。ちなみに、2017年にJerry SeinfeldはClusterfestに初出演している。シンジケーションやストリーミングで何十億も稼ぎ出すユニコーンのような存在の『となりのサインフェルド』だが、今回のイベントは既存IPを使った新たなビジネス機会である。多くの企業が収益の減少を埋め合わせようと活動する事で、メディア業界内で様々なライブイベントが注目を集めている。

衣装や記念品,セットの再現,小道具などのインタラクティブな展示だけでなく、会場内のショップでは限定品や他では入手困難な商品が購入できる。

Superflyの共同創業者のJonathan Mayers氏は今回の企画について次のように語っている。

「日常に『となりのサインフェルド』を持ち込めたことに非常に興奮している。インタラクティブなエンターテインメントでノスタルジックな感情を起こさせ、以前より観客とショーの距離感が近づき登場人物への親近感が増すだろう。本作の様に象徴的な作品であれば本当に素晴らしい体験を提供することができる。」

2015年にはストリーミング化の権利を獲得できたことを祝してHuluがアメリカのいくつかの都市で『となりのサインフェルド』のポップアップを開いたが2019年の現在では更に強固なイベントを目指している。

Warner BrosのPeter van Roden氏は、「30周年を迎える年にSuperflyと提携し、最も象徴的なシットコムに敬意を払いつつ上質な体験を提供できることは光栄である。」と述べている。

 

Youtubeのアップデートによりおすすめ機能のコントロールが可能に

【出典】2019/6/26

https://techcrunch.com/2019/06/26/youtube-update-gives-users-more-insight-and-control-over-recommendations/

image36

Youtubeは先日トップページに表示される動画とおすすめ動画に関してユーザー側で細かな設定ができる変更を発表。従来、おすすめ動画はアルゴリズムに基づき表示されていた。今後は動画の表示理由が明確にされ、アルゴリズムの透明性が高まる。

新機能ではトップページとおすすめの両方で、トピックや関連動画を検索しやすくデザインされている。今までは視聴履歴やチャンネルを参考にお勧め動画を表示していた。

image37

この機能はAndroid端末でアプリにログイン済みの言語設定が英語のユーザー限定だが、iOS,デスクトップ,他の言語ユーザーへも予定している。もしおすすめ機能が自分の関心とマッチしていなければ特定チャンネルの動画の表示を停止できる様になる。メニューからこのチャンネルの動画は表示しないにチェックを入れることで表示が停止される。

しかし、完全に表示が停止されるわけではない事を留意しておかなければならない。登録済みチャンネルであれば表示がされ続け、トレンド欄にそのチャンネルの動画が取り上げられれば、そのまま表示される。

image38

レコメンド停止機能は、Android/iOSユーザーであれば利用可能となっており、デスクトップでの利用もすぐに解禁されるだろう。

Youtubeがいかにアルゴリズムが機能するかを僅かにユーザーに託していることが最も注目すべき事柄だろう。以前までは何故オススメされているのかを理解していない人が多かった。すでに紹介した機能とは別の新機能でリストが作成された理由を確認可能になる。

現在ではお勧めされた動画の下に理由が表示される。

時には過去に全く見た履歴のないチャンネルの動画を興味の近い別ユーザーを参考に表示することもある。ゴールはユーザーが気に入りそうな動画の発見を手助けするために何故その動画を表示しているかを説明することであるとYoutubeは述べている。

例えば、お気に入りのチャンネルの動画を視聴しているユーザーにもおすすめのチャンネルを見ていると理由が表示される場合もある。

image39

理由の表示機能は、既にiOSユーザーは利用可能でAndroidとデスクトップでもすぐに利用可能となる。

Youtubeや大手ソーシャルメディア企業が政府からの規制で抑圧されているタイミングで変化は訪れる。プライバシーやセキュリティー問題、ヘイトスピーチ、虚偽の情報だけでなくプラットフォーマーが不透明なアルゴリズムに依存することは批判される。

特にYoutubeはアルゴリズムがペドフィリア問題を引き起こしているのではないかと非難されていた。ペドフィリア達がタイムスタンプを共有していた動画のコメントを無効にしたが、それ以上の対応は施されなかった。

研究者の検証によりペドフィリアに対して幼児が登場する動画が推奨されている事が分かっているにも関わらず、Youtubeはレオタードや水着の幼児が登場する動画のおすすめ停止を拒否していた。
消費者保護団体(CAG)は連邦取引委員会(FTC)への書類で、子供の保護を目的にYoutubeに対してアクションを起こすよう要請している。

FTCから詳しいコメントは発表されていないが、書類の受け取りは認めている。おすすめ機能がどのように機能するかをユーザーに説明するのは問題の一部に過ぎないだろう。

アルゴリズムがフィルターバブルを作り出すことも問題として挙げられる。

先日The New York Timesで取り上げられた話ではアルゴリズムが原因で右翼や陰謀論、人種差別的な内容の過激な動画が徐々に表示されるようになったという。

今回の新機能は動画の内容に配慮している人には効果的であろうが、受動的にレコメンド動画を受け入れるだけの人に生じる問題を解決するのは難しいだろう。しかし、新たなシグナルとして用いられるのであれば、アルゴリズムに良い影響を与えることも考えられる。

 

興行収入が伸び悩むアマゾンスタジオ、エグゼクティブは解決に励む

【出典】6/26/2019

https://www.hollywoodreporter.com/news/amazon-studios-film-division-tumult-string-box-office-flops-1220968

image40

ジェニファー・サルク氏の事業改善策をよそに、アマゾンスタジオの映画制作部は未だヒット作を出せずにいる。

業界ベテランでありアマゾンスタジオのマーケティング・配給チーフのボブ・バーニー氏の退職、またスタジオ制作映画『Late Night』の収益低迷などから、2017年後半以降に映画館で公開された映画10作品の収入に同スタジオがもがいている様子がわかる。テレビ業界の熟達者だが映画ビジネスの経験が少ないサルケ氏が2018年前半にアマゾンスタジオのヘッドに就任以降、最初の作品である『Late Night』は、6月頭に公開されるも興収が1100万ドルにも届いておらず、期待に反する結果となっている。ミンディ・カリングが脚本を担当、エマ・トンプソンと主演を務めるこのコメディ映画は、今年のサンダンス映画祭にて、サルク氏が歴代最高額の1300万ドルで米国配給権を獲得した。

ハリウッドでは、映画の興行収入が伸びない場合マーケティングが非難されることが慣習化している。しかし、あるソースによると、実のところはサルク氏が製作ヘッドのTed Hope氏とJulie Rapaport氏をアマゾンスタジオ映画部のヘッドに昇格させる数ヶ月前からBerney氏は席を外されていたそうだ。Matt Newman氏を加え、映画部のヘッドとなる3人は映画部前チーフでサルケ氏就任後スタジオを去ったJason Ropell氏の席を埋めることとなる。

サルケ氏と3人のヘッドは、2019年サンダンス国際映画祭で歴代最高額の4700万ドルで映画5作品の買収契約を締結した。その契約によって、8月公開の『Brittany Runs a Marathon』とドキュメンタリー映画『One Child Nation』の海外配給権を1400万ドルで取得した。『Late Night』の契約内容は全米公開であったが、結果ハイリスクなものとなった。

大人向けインディー映画の全米公開は、特に夏の期間は厳しいものとなるだろう。アマゾンは、過去にオスカーノミニーの『マンチェスター・バイ・ザ・シー』や『ビッグ・シック』で成功を飾るも、収入の伸びはゆっくりであった。また、この2作は他社が配給を担当した。

内部の者によると、アマゾンは『Late Night』のマーケティングに3500万ドルを費やしたという。6月の全米公開作品としては比較的少なめであり、公開前の映画の認知度の低さにも関わらずスタジオ上層部はマーケティング予算の追加を行わなかった。

バーニー氏とサルク氏の間にイザコザがあった訳ではないようだ。「衝突はなかったが、2人は業界内でも全く違うエリアからスタジオに参加した。バーニー氏はインディー、サルク氏は企業的。2人は決して親しくなることはなかった。」と、あるソースは話す。

アマゾンはコメントを拒否、バーニー氏とは連絡がつかなかったが、同氏の友人によると、4年契約の期限が切れ自らスタジオを去る決断をしたという。

スタジオ役員の再編成は現在進行中であり、時間のかかる作業だとアマゾン内のソースは言う。また、映画は映画館での公開終了後も、アマゾンプライムという次の舞台が待っている。それでもやはり、バーニー氏がスタジオを離れた翌日、同社では悲観的なムードが漂っていたそうだ。

サルク氏が大々的な公開戦略の転向を検討する中、アマゾンは既にバーニー氏の後任を探し始めている。アワードシーズンが近づく今、多数の公開予定作品を抱える同スタジオの最優先は、後任を見つけることだ。サルク氏はサンダンス映画祭後、数作品は限定公開のみの予定り、また劇場公開をしない作品もあると発表した。ジェイソン・ブラムとニコール・キッドマンのBlossom Films製作作品や、カンヌ国際映画祭で獲得されたジョセフ・ゴードン・レヴィットの「7500」などは、劇場公開の予定がない。

その反面、『Late Night』のように、近日公開のシャイア・ラブーフ主演映画『Honey Boy』は劇場公開予定である。『Honey Boy』もサンダンスでアマゾンが獲得した作品だ。9月公開予定のアダム・ドライバーとアネット・ベニング出演のスリラー映画『The Report』も同様。『The Report』は限定の映画館でのみ数週間公開され、その後アマゾンプライムで配信される。『Brittany Runs a Marathon』は8月23日に劇場公開予定だ。

アマゾンスタジオによる自社製作作品の実績にはムラがある。スタジオ初の自主配給絵作品は、ウディ・アレン監督の高予算映画『Wonder Wheel』であった。アレン氏との契約は、当時のスタジオヘッドであり、セクハラ問題で解雇されたロイ・プリンス氏によって行われ、同作の国内興行収入は2017年末にたった140万ドルで終わった。その他の自社制作作品も同様の結果で、『Peterloo』は152,000ドル、『Beautiful Boy』は760万ドルに終わった。

ウォール・ストリート誌のアナリストによると、アマゾンプライムのコンテンツ製作にかける費用は非常に少ないそうだ。それよりも重要なのはコンテンツ製作によりアマゾンと映画製作者やタレントとの関係を築くことである。フィナンシャルサービスのWedbush SecuritiesのMichael Pachter氏は、「興行収入は重要でない。アマゾンプライムの登録者は、映画を見るためでなく、配送料無料のために加入しているのだから。」と話す。

今日までに、『マンチェスター・バイ・ザ・シー』がアマゾンの最大興行収入作品であり、国内収入は4760万ドル。続いて『ビッグ・シック』が国内収入4290万ドルで2位。過去に自習配給された10作品では、『レイト・ナイト』が1070万ドルで1位、『Beautiful Boy』が760万ドル、『Cold War』が460万ドル、『Life Itself』が410万ドル、『You Were Never Rreally Here』が250万ドルとなっている。

アマゾンスタジオのヘッド就任以前、バーニー氏は多数の企業での経験を経たのち、メル・ギブソン監督作品『パッション』の配給により業界に名を馳せた。その後、ワーナー・ブラザースが運営するインディー映画配給会社のPicturehouseのヘッドに就き、続いてFilmDistrict社に移った。

女性のポジティブなイメージを掲げた広告キャンペーンが消費者の購買意欲と売上の向上に

【出典】6/24/19

https://www.marketingdive.com/news/positive-portrayal-of-women-in-ads-sparks-sales-lift-study-finds/557325/

image39

アメリカのマーケットリサーチ会社IRIと全米広告主協会の調べによると、大手CPG(消費財)ブランド6社で、女性のポジティブなイメージを掲げた広告キャンペーンが消費者の購買意欲と売上の向上に繋がったという。この研究結果は、全米広告主協会(ANA)のSeeHerイニシアチブ(メディアでのジェンダー平等を推進する運動)によって開発されたジェンダー平等指数(GEM)に基づく。参加ブランドはアンハイザー・ブッシュ、クロロックス、ハーシー、ケロッグ、クーリグドクターペッパー、ロレアルの6社である。

この研究では18のクリエイティブと、428のテレビ番組が検証され、売上の伸びが最大であった広告は最高のGEMスコアであり、またGEMスコアが100以上の広告は100以下の広告よりも売上を5倍伸ばしたという研究結果であった。また、GEMスコアの高い広告が同様のスコアのテレビ番組のスポットとして放送されると、さらに高い売上の向上が見られたという。

『Early Today』『Today with Kathie Lee & Hoda』『Blue Bloods』など売上上昇率の高いテレビ番組の70%が高GEMスコアを算出した。ケロッグ社のSpecial Kブランドによる広告「Own It」(2017年)と「Eat Special to Feel Special」(2015年)は今回の研究で売上上昇率が最高の広告キャンペーンであり、最高のGEMスコアであることがわかった。

IRIとANAによる今回の研究結果は、女性を自然体かつポジティブに描く広告がいかにブランドのマーケティングに効果的かを知る上で大いに役立つ情報であり、特にマーケティング業界が男女平等や職場でのインクルージョン、ダイバーシティというような一般消費者が興味を持つ社会問題に大いに注目する今、重要な研究結果となってくる。

ユニリーバが行なった別の研究によると、女性の40%は広告上の女性と自分を重ね合わせることがないという。また、ANAの研究に引用されるTivoの調べによれば、成人の55%はメディアが女性をネガティブに描写していると感じるそうだ。このような事実により、SeeHerイニシアチブはメディアにおける女性の描写と売上の相関性の研究を開始したのだ。

この研究に用いられたGEMスコアは、広告上の女性の描写に対する消費者の4つの反応を基に算出される。女性キャラクターの描写に対する見解、女性に敬意のある描写か否か、不適切な描写であるか、そして女性キャラクターが人々のロールモデルとなるような設定であるかを消費者が判断した。

消費者が男女平等を求める中、多くのブランドや代理店が自社の広告キャンペーンに偏見的であるか検証している。チョコレートブランドのMarsは、自社の広告に起用された男女比が3:2であったことを明らかにし、不平等さを認めた。バドワイザーも最近SeeHerと提携して、性差別的な50年代の自社の広告をリメイクするというキャンペーンを行なった。メルセデスベンツとマッテルも最近手を組んで、女の子たちに車のおもちゃを与えるCM「No Limits」を制作した。

2017年のFacebookによる研究も消費者は男女平等に対し良い印象を持つと発表し、デジタルマーケティングソフトウェアの会社Choozleも、広告でジェンダーの固定概念を変えていくことが可能だと立証した。しかし、女性を好印象に描こうとする上で、その信ぴょう性に気をつけ、いかに女性の自然体を描写するかが重要になってくる。例えばニューヨークタイムズ誌によると、ナイキはセレーナ・ウィリアムズ選手がテニス界の女王となるまでの道を描いたスポット「Dream Crazier」を放送した際、他の女性アスリートが妊娠した時に同ブランドからフィナンシャルペナルティを与えられたという報告が浮上し、批判を浴びたことがある。

女性のポシティブな描写が推進される中、正反対の事を行う広告に対する批判が最大化している。イギリスは6月14日に、”有害な”ジェンダーの固定概念を扱う広告を禁止した。ニューヨークタイムズ誌によると、差別的なジェンダー描写や言葉使いが人々の生活における不平等さに繋がるという研究結果を基に、この方針が成立したそうだ。

ユニクロがTikTokとタイアップ、プラットフォーム初のマルチマーケットブランドキャンペーンをローンチ

【出典】6/24/2019

https://www.marketingdive.com/news/uniqlo-launches-tiktoks-1st-multimarket-brand-campaign/557489/

image38

ユニクロのTikTokで開催している#UTPlayYourWorld コンテストは、プラットフォームの使用者である、30歳以下のスマホに強い年代をターゲットにできるという点で、適切な動きだと言える。このアプリのコンテンツがバイラルになる理由は、他ユーザーとのコンテンツのコラボ制作やシェアを促す機能である。TikTokユーザーが製作さしたコンテンツはプラットフォームを超え、TwitterやInstagram上で何百万も再生されている。

TikTokに関するプレスレポートによく見られる言葉が「中毒性」である。Statistaのデータによると、TikTokユーザーの平均使用時間は9分で、その数字はライバルSNSのReddit (5.6分)、Pinterest (5.3分)、Facebook (5分)、Tunblr (4.1分)をはるかに超える。TikTokによれば、ユーザーは1日に約8回アプリを開くということで、Z世代をターゲットとするモバイルマーケター達にとって最適なプラットフォームとなっている。

ユニクロのキャンペーンからわかるのは、TikTokがブランドから注目を置かれているということだ。そういったブランドはTikTok上でコンテストを行ったり、ペイドメディアとしてプラットフォームを利用している。例えば、メキシカンファストフードチェーンのChipotle Mexican Grillが「lid-flipping チャレンジ」(ブリトーボウルの容器をいかに格好良くひっくり返すかを競うコンテスト)を行なった際、最初の1週間で11万本の動画が投稿され、総再生回数は1.04億回に登った。デニムブランドのGuessは昨年にハッシュタグを用いた同様のコンテストを行い、フードデリバリーアプリのGrubHubは今年2月にプラットフォームを乗っ取る広告キャンペーンを行なった。

Sensor Towerのレポートによると、中国のテック大企業ByteDanceが所有するTikTokは昨年、世界のノンゲームアプリのダウンロードランキングで唯一、FacebookとGoogleに所有されないアプリであったという。TikTokにとっての課題は、アプリを無料で使用する、大部分がティーンエイジのユーザーをいかに収益化するかである。10代の若者は親の購買力を左右するかもしれないが、好みが大変変わりやすい。2017年にByteDanceが8億~10億ドルで買収し昨年TikTokと合併したMusical.lyも、TikTokと同様アメリカのティーンの間で大人気だったが、広告主からの注目は浴びなかった。TikTokにおける子供のプライバシーの侵害や不快なコンテンツの表示を懸念するブランドもある。TikTokは米連邦取引委員会の方針に従うため、ダウンロードの規制を13歳以上としている。

その反面、TikTokは継続してマーケティングの世界に参入しようと試みている。今月同社はカンヌライオンズに初めて出席し、世界に向けてマーケティングを拡大しようとしている。またTikTokは各国のアドセールス知識を拡大するため大幅雇用を行なった。今年注目された新雇用は、Facebookの前グローバルパートナーシップVP Blake Chandlee氏がアメリカ、ヨーロッパ、中東、アジアのビジネス戦略VPに就任、またYouTubeのクリエイティブインサイト前グローバルヘッドのVanessa Pappasが初の米国内ジェネラルマネージャーに就任した。

音楽とマーケティングが調和して機能する時

【出典】6/24/2019

https://www.thedrum.com/news/2019/06/24/when-music-and-marketing-come-together-harmony

image23

ブランドが自社商品への消費者の期待を更に高めるツールとして、音楽マーケティングが大きな役割を果たす。音楽は、広告キャンペーンに内在する要素で、ブランドプロモーションにおいて大きな役割を果たす。人間の脳で音楽は感情や記憶を処理する部分と同じ場所で処理されるということが研究で分かっている。それを踏まえれば、ブランドが自社のポジティブなイメージの向上を目指す際に、人気の音楽を使用してプロモーションを行うのは道理にかなう。

しかし、音楽を用いたマーケティングが多く存在する中で目立った作品を生み出すのには、クリエイティビティが必要だ。例えばレディオヘッドのヴォーカル、トム・ヨーク氏は、革新的な方法で自身のソロ楽曲のプロモを行なった。それは、「アニマ・テクノロジーズ」と呼ばれる企業の広告で、「ドリーム・カメラ」と題した夢を記憶できるサービスを宣伝するものとなっている。広告に掲載された電話番号に電話すると、奇妙な音声が会社の閉鎖を告げ、続いてヨーク氏の最新アルバムに収録される曲の一部が流れる、といったものだ。奇妙だが、記憶に残りやすいキャンペーンである。

ヨーク氏の音楽マーケティングキャンペーンが賞賛される中、別の歌手も音楽マーケティングで話題となったが、この場合は良い印象で捉えられていない。LGBTQ+の権利拡大をサポートするプライド月間の真っ只中、テイラー・スウィフトはLGBTQ+コミュニティの声を代弁する内容の最新シングル「You Need to Calm Down」をリリースした。

image24

動画リンク; https://www.youtube.com/watch?v=Dkk9gvTmCXY

残念なことに、この楽曲は意図せぬ理由で注目を浴びている。スウィフト氏は、プライド運動を商売目的で乱用しているとLGBTQ+コミュニティから批判を浴び、また同氏による異性愛と同性愛の描写の仕方に議論が起きている。

スウィフト氏への批判は別として、マーケティングと音楽の協働の効果は他の広告キャンペーンに明確に現れている。この記事では、記憶に残る音楽マーケティングを振り返り、使用された音楽がどのようにしてブランドの代名詞となったかを探る。

ジョン・ルイス(百貨店): クリスマス広告キャンペーン

クリスマスといえば、ジョン・ルイスのクリスマスシーズン広告を思い出す。同百貨店の代名詞であるクリスマスCMは、毎年人気アーティストによる様々な名曲のアコースティックカバーを使用し、感動的なメッセージを届ける。

image25

動画リンク:https://www.youtube.com/watch?v=_IaTVlOvv14

ジョン・ルイスのクリスマスCMは、クリスマスシーズン特有の子供達の興奮や利他的な感情を主に表現している。こういった柔らかいトーンのアコースティックカバーが、広告のセンチメンタルなメッセージを裏打ちするのだ。このCMは今やクリスマスシーズンの風物詩となり、CMに起用されたカバー曲はしばしばUKの音楽チャートにランクインする。2012年には、ガブリエル・アプリンが80年代にヒットしたUKバンド フランキー・ゴーズ・トゥ・ハリウッドの名曲「パワー・オブ・ラブ」をカバーしたが、その曲は同年のクリスマス音楽のナンバー1となった。さらにこのCMに基づいた児童書も発売された。

ジョン・ルイスのクリスマスCMの成功により、ホリデーシーズンに似たようなCMを放送するリテールが増えた。

この広告キャンペーンはadam&eveDDBが制作。

iPod x U2

2004年、アップル社はiPodローンチクアンペーンで国際的ロックバンドのU2と手を組んだ。

image26

動画リンク: https://www.youtube.com/watch?v=nljs4kzpebU

ミュージックビデオのようなこの広告は、U2のヴォーカル ボノだと一目で分かるシルエットが、ヒット曲の「バーティゴ」を歌い出して始まる。アップルといえば踊るシルエット、というブランドイメージを作り上げ、「バーティゴ」をアップルの代名詞に仕立て上げたほどの、印象が強いCMだ。

この広告キャンペーンはChiat/ Dayによって制作された。

ソニー ブラビア x ホゼ・ゴンザレス

ソニーは、HDカラーを誇る最新テレビの広告キャンペーンに、無名のアーティスト ホゼ・ゴンザレスがカバーしたThe Knifeの「Heartbeats」を起用した。

image27

動画リンク: https://www.youtube.com/watch?v=0_bx8bnCoiU&t=87s

2005年に公開されたこのCMは、沢山のカラフルなボールがサンフランシスコの坂を転がる、色鮮やかな作品だ。その映像とホゼ・ゴンザレスによる柔らかいサウンドが、視聴者を魅惑し、ソニーが色彩鮮やかな広告を継続して制作するきっかっけとなった。

このキャンペーンのクリエイティブはファロン ロンドンが担当。

菓子メーカーCadbury x フィル・コリンズ

イギリスで最も人気のCMと投票されたこのCMは、ゴリラが無人のスタジオでドラムを叩くというおかしな内容だ。しかしこのコマーシャルは同ブランドの広告キャンペーンで一番人気となり、以来Cadburyは似たようなCMを制作している。

image28

動画リンク: https://www.youtube.com/watch?v=TnzFRV1LwIo

このコマーシャルはフィル・コリンズの1980年シングル「Air Tonight’」をフィーチャーし、ゴリラがドラムセットを叩いていると、あの有名なドラムのソロのパートに差し掛かる。ゴリラとドラムという予想外のペア、そして不思議なコンセプトが視聴者の好奇心を捉えた。

このCMはCadburyがファロン ロンドンと共同制作を行った。

ペプシ x クイーン

2004年はポップ・ミュージックの最盛期であったが、それを率いたのは3人の女性シンガー、ブリトニー・スピアーズ、ビヨンセ、ピンクだった。ペプシはその三人を一気にCMに起用、グラディエーターに変身させ、流行に乗ったCMを制作した。

image29

動画リンク: https://www.youtube.com/watch?v=W7jkygJ_QNo

ペプシはCMにポップスターを起用することで有名だが、このCMはそのスターパワーと使用曲によって特別に華やかなものになった。コロシアムを舞台にグラディエーターに扮した3人の女性ポップスターが、皇帝に扮するエンリケ・イグレシアスの前でクイーンの「ウィー・ウィル・ロック・ユー」をカバーする。それに加え、クイーンのメンバーブライアン・メイとロジャー・テイラーが群衆として本人出演している。

M&S x フリートウッド・マック

2004年から2010年にかけ、イギリスのリテールMarks & Spencerは「This is not just food…(これはただの食べ物じゃない…)」と題した広告キャンペーンが有名であった。北アイルランドの女優Dervla Kirwanの官能的なヴォイスオーバーと美味しそうな食べ物のクローズアップスロも映像で、そのCMはフードポルノと呼ばれた。

image30

動画リンク:https://youtu.be/Tu-sbmySMG8

このCMを特徴付けたのは、フリートウッド・マックの代表曲「アルバトロス」の起用だ。滑らかで、どこか魅惑的なギターリフのBGMがこの広告を官能的な作品に仕立てた。現在では「アルバトロス」を聴いてM&SのCMを思い出さずにはいられない。ブランドのモダン化を目指すM&Sは、今年初めにこのCMのリバイバル広告を制作した。

この広告キャンペーンはRKCR/Y&R(現Y&R London)が制作。

『トイ・ストーリ−4』のブランドタイアップ

【出典】6/20/2019

https://www.thedrum.com/news/2019/06/20/which-brands-are-playing-with-toy-story-4

 

image31

ピクサーの大人気シリーズ『トイ・ストーリ−』のファンは6月21日に公開される期待のシリーズ4作目を待ちわびていることだろう。映画批評サイトRotten Tomatosでは、他アニメーション作品と驚異の差をつける評価を得ており、様々なセクターのブランドがこの人気に乗り込もうとしている。

第1作目の公開から23年が経つ今、トイ・ストーリーシリーズは世代を超える人気を誇る。風変わりな愛すべきキャラクターたち、多くの文化的レファレンス、そして心温まるストーリーが大勢の人々の心を掴んできた。同時に、新作の公開毎にアニメーションのスタンダードをあげる作品である。この記事では、ディズニーのブランドパートナーシップキャンペーンの中でも優れたトイ・ストーリー4の企画を紹介する。

eBay

image32

動画リンク: https://youtu.be/WcdJOdsy69Q

オンライン市場eBayは、イギリスのYouTuber LadBabyにチャレンジを仕掛ける。子供のチャリティーに募金するためバズ・ライトイヤーのおもちゃをeBayで売ってお金を調達する、という内容だ。そこでLadBaby (本名Mark Ian Hoyle)は妻と3歳の息子の協力を得て、バズの人形を上空5万4千フィートまで飛ばした。

バズは成層圏にたどり着いたのち、地上へ戻りeBayでオークションにかけられ、その売り上げ全額が子供ホスピスチャリティーに寄付される。

クライスラー

image33

動画リンク: https://youtu.be/wPJiTt31f0A

クライスラーは映画のキャラクターを起用したCMを放送した。クライスラー パシフィカ内に置き去りにされたおもちゃ達は、揃って車内で遊び始め、ダンスパーティーが始まる。ウッディがラジオをかけ、ボー・ピープがビートボックスを始めれば、バズや仲間達が自由自在に移動可能のシートを動かしダンスフロアが完成する。

GoRVing

image34

動画リンク:https://youtu.be/TJD3wAe3CLw

GoRVingはRV旅行のプロモーションとして、『トイ・ストーリー4』内でボニーが家族とRVで出かけるシーンを用いたCMを制作。トイ・ストーリーのデザインが施されたRVがアメリカの20都市を回り、ファンは写真を撮ったり懸賞の当たるゲームに参加することができる。

ベビーベル

image35

動画リンク: https://youtu.be/8-cVdryhC4s

チーズブランド ベビーベルはトイ・ストーリー4限定パッケージを販売し、その購入者は抽選で映画のグッズが当たるキャンペーンを実施している。またフランス、ドイツ、スイス、オーストリア、ベルギー、そしてイタリアのファンに向けて、同ブランドはフロリダのディズニーワールドにあるトイ・ストーリーランドへの旅が当たるキャペーンも実施中だ。

マクドナルド

image36

動画リンク: https://youtu.be/A9G1gZEj8_4

マクドナルドはディズニー並びにピクサーとコラボし、店舗で映画の体験をファンに届ける。ハッピー・セットのおもちゃに、トイ・ストーリーのキャラクター10種類が登場。おもちゃを集めると、映画に登場するマジカルカーニバルを作り上げることができる。

アラスカ航空

image37

動画リンク: https://youtu.be/UXkc6C35HjU

アラスカ航空はトイ・ストーリー4のデザインが施された機体を公開。このディズニー・ピクサーと同航空会社の提携では、限定デザインの機体の乗客に対しゲートで特別な体験が待っており、また機内で映画館チェーン シネマークのメンバーシップに登録すれば初月が無料になるキャンペーンも実施中だ。

分散型動画インフラを提供するLivepeerが800万ドルを調達

【出典】2019/6/18

https://techcrunch.com/2019/06/17/decentralized-video-infrastructure-platform-livepeer-raises-8m-series-a/

Tablet Computer Entertainment, Watching Scary Movie Screaming with Popcorn

Webメディアにおいて動画は核となるエンターテインメントである。YoutubeやTwitch、Netflixのようなプラットフォームでは膨大な数の動画が公開されており、ゲームのストリーミング化が進むにつれて更に膨張していくと予想される。

しかし、今日においてもプラットフォームの運営は多額の資金を要するチャレンジングな事業だ。現にYoutubeはAWSやGoogle Cloudに数百万ドルを費やしていながらエンコードエンジニアを数百人規模で雇用している。Epic Gamesが買収したHousepartyなどのスタートアップには手頃な選択肢がほとんど残されておらず、大企業でさえ専門のハードウェアにアクセスできないケースも見られる。

Duo Doug Petkanics氏とEric Tang氏の2人によって創業されたLivepeerでは、イーサリアムを活用したビデオエンコード用の分散型プラットフォームを提供している。初期の成功で注目を集めNorthzone主導のシリーズAで800万ドルを調達したことが発表された。

Livepeerは、本質的には供給側と需要側の間に位置するマーケットプレイスである。 ノードのダウンロード、メディアサーバーの起動、イーサリアムアカウントの作成を行うことで自社アプリにLivepeerの組み込みが可能。現段階での利用者はアーリアダプターだとPetkanics氏は述べているが、今のところ100以上のイベントがLivepeer経由で配信中である。

現時点ではLivepeerに懐疑的な目を向ける人は多いが、Petkanics氏は自社プロダクトの必要性を強く信じている。

Web上のビデオストリーミング数の著しい増加に加え、過去数年間でマイナーによって多くのGPUが購入されているが、正にユニークな市場と言えるだろう。購入されたGPUはマイニングで用いられるが、Petkanics氏によれば多くの場合でエンコードするチップ上の他の処理ユニットは休止させることが多いと言う。成長サイクルの初期段階で過剰な処理能力を用いた自動的な実行システムを構築できないかを模索している段階だ。

Petkanics氏に現状について伺うと下記の返答が得られた。

「コンピューターパワーを供給するプロバイダーを30以上抱えており供給ネットワークは機能しているが、一番気にかけていることである。」

過剰な計算能力を使う事で極めて低コストでエンコーディングが実施可能となる。他のプロバイダーと比べ10倍ほど安いLivepeerだが、来年には追加で開発がされる予定で更なるコスト削減も不可能ではない。1配信につき3ドル/時という既存の価格と比べれば、2配信でおよそ70セント/日を実現しているLivepeerの凄さが分かるだろう。(当然ながら企業の力関係などで価格は変わってくる)

他にも計算能力の使い道はある。調達した資金は、同社の新たなパートナープログラムを携えて暗号界隈以外でアプリケーションを実装し事業として成り立たせるために使われる予定だと言う。今なら、6ヶ月間無料のキャンペーンが行われている。

最終的には計算能力を提供するインセンティブとなるネットワークを形成し、顧客のニーズに応えることを目標としている。更に動画エンコーディングアルゴリズムへの需要の高まりは開発者にしてみれば会社のオープンソースに新機能を追加する動機となり、オープンソースの持続可能性を証明する新たな道に繋がる。

過去にはWildcardのJordan Cooper氏と共に働いた経験もあるpetkanics氏とTang氏。以前調達した1,000万ドルはモバイルブラウザのリデザインに使用された。その前には2012年にGrouponへ売却した開発者向けのローカル情報のデータベースを開発するHyperpublicと働いていた。現在、Livepeerには12名の従業員が所属している。