月別アーカイブ: 2019年5月

グーグル社、アンドロイドOSを搭載したスマートグラスを発表

【出典】2019年5月20日

https://www.engadget.com/2019/05/20/google-glass-enterprise-edition-2/

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米グーグル社(以下同社)が第3世代の新型グーグルグラスを発表した。最新版は、外観の変化はないが、ハードウェア&ソフトウェアの両方が大型にアップデートされている。OSには汎用性の高いアンドロイドが搭載されており、デベロッパーにとってグーグルグラス向けのアプリがより開発しやすくなった。

ハードウェア側のアップデートとして、クアラコム社製の省エネかつAIに向いているプロセッサを実装している。他にもカメラ画質も向上しておりビデオストリーミングなどビデオ機能を使った業務が改善、充電ケーブルもUSB-Cとなり充電スピードも改善された。メガネやスキーのゴーグルを製造するSmith Optics社と提携、より過酷な環境でも使用できるグーグルグラスとして強化された。

同社は未だ公式に値段を発表していないが、業務向け専用でしか販売されていないので価格は企業によって異なる。過去のバージョンはグーグルグラス専用のOSが搭載されていたが、アンドロイドOSに変更されたことによりアプリ開発がしやすい環境となった。まだ一般に出回ることはないだろうが、業務用向けとして今後より活躍するだろう。

eBay社がイギリスにQRコードでの買い物ができる実店舗をオープン

【出典】2019/5/19

https://www.engadget.com/2019/05/10/ebay-qr-store-wolverhampton-uk/

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5月19日、eBay社はイギリス、ウルヴァーハンプトンに実店舗をオープンした。この店舗は実験的に1ヶ月のみ運営される予定だ。地元の小規模小売業者40社からの商品を提供し、無料のワークショップ等も開催される予定だ。 同社はこれまでに何度か期間限定でポップアップを行ってきたが、英国では初めての試みである。そしてこのポップアップは、同社が店舗でのフィジカルな購入とオンライン購入がどのように連携できるか試すものでもある。

この店舗に来る人々は欲しい商品を持ち帰ることはできず、QRコードをスキャンして購入し、商品は自宅まで配送される仕組みだ。購入時に利用されるQRコードは商品の売り上げデータとトラフィックを分析することができ、オンライン販売とオフライン販売でのデータを比較・分析することができる。

Ebayの調査でわかったことは、英国の小規模な小売業者の4分の1がオンライン販売を行っておらず、そのうち71%がeコマースでの販売をプランしていないことが明らかになった。 同社だけではなく、米Amazon社もキャッシュレスな実店舗のモデルを試しており、今後同社も同じような方向性に向かうと考えられている。

テキストを介さない翻訳技術の開発にGoogleが注力

【出典】2019/05/16

https://techcrunch.com/2019/05/15/googles-translatotron-converts-one-spoken-language-to-another-no-text-involved/

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Douglas Adamasの小説で登場した万能翻訳機バベルフィッシュの誕生もそう遠くないのかもしれない。Googleの新プロジェクトは従来の翻訳技術とは異なりテキストを用いず、音だけで翻訳を機能させようと試みる。開発が上手くいけば翻訳速度の向上、話者の抑揚やトーンの反映が容易となる。

プロジェクト名はTranslatotron。非常に実験的な内容であり、ここ数年で行われた関連研究の集大成と位置付けられている。Googleの研究者達は、長年に渡って言語の違った人同士の対話について研究を続けてきたが、つい最近になって努力が結果として現れ始めた。

通常、音声翻訳は音声を幾つもの要素に分解することで行われる。元になる音声をテキスト化し(STT)、そこから機械翻訳で別の言語のテキストへと変換する。そして、別言語へと変換されたテキストを音声データに戻す(TTS)というのが一連の流れである。非常に上手く機能はするが完璧ではなく、ステップ毎に起きやすいエラーが存在しているため複雑性が高まっていく。

マルチリンガルが証言している通り、彼/彼女らの頭の中の実態は分かっていない。どのように機能するかは不明瞭であるが、テキストを分解し別言語への変換を視覚化したと言う人はいないだろう。

人間の認識が、機械学習のアルゴリズム改善の補助線になる事例は多い。

正確性に関しては、今までのシステムよりも劣ることは研究者も認めている事実である。しかしながら、翻訳結果の多くは(少なくとも部分的には)とても優れており、話者の表現が含められる点はあまりにも恩恵として大きすぎるため看過できない。最後に研究チームは、今回の研究をあらゆるアプローチの可能性を検証するスタート地点と控えめに形容しているが、重要な領域の大きな一歩になるという見方で間違いないだろう。

日本映画の新時代が始まる

【出典】2019/05/15

https://variety.com/2019/film/global/cannes-japan-toho-studio-ghibli-1203215689/

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日本で新時代を迎えるにつれて国内映画産業は復興の道を辿っているものの、長期にわたる衰退を経てデジタル時代は新たな課題を抱えている。4月30日の明仁天皇の退位により、日本は新時代を迎えた。1989年の明仁様の即位により平成が始まり、2019年5月1日に明仁様のご子息徳にあたる仁様の即位で令和の時代が開始した。

日本最古の映画雑誌キネマ旬報で平成と昭和(1926-1989)の日本映画を振り返る特集が組まれた。1960年代初頭に始まるテレビブームをきっかけに、1989年に日本の映画産業は長期衰退を迎えていた。1957年には戦後最大の10億9,900万人の年間入場者数を記録したが1989年には1億4,350万人まで下落した。そして日本映画製作者連盟によると国内映画のシェアは1970年の78.3%から46.6%へと下降。

平成初期の映画産業は、復興よりも衰退が呼称として適当であったが、人気アニメに夢中になった子供を除き多くの子供がハリウッド作品に夢中となった。予算は限られ、日本の商業映画は苦しい状況に陥った。

30年という年月でどのような変化がもたらされたのだろうか。2018年には入場者数が1億6,900万人まで伸長。日本映画は55%のマーケットシェアを獲得しており、11年連続で海外の競合を打ち破っている。また、新作映画が613本公開され、スクリーン数は3,561スクリーンまで増加。1989年の公開本数は255本、スクリーン数は1,912スクリーンであった。今年の国内興行収入ランキングでは『映画ドラえもん のび太の月面探査機』『マスカレード・ホテル』『名探偵コナン 紺青の拳(フィスト)』などの国内映画が上位を占めており、ハリウッド映画への対抗心を燃やす。

ベテラン・アナリストオオタカヒロオ氏は、日本映画の復興についてこう解説する。

「1993年のシネマ・コンプレックスが復興の鍵となった。映画館という言葉がシネマコンプレックスを意味する時代に我々は生きている。」

現行の多種多様の映画が公開されているシステムはファンの熱い支持、特に若年層の心を掴んだとオオタカ氏は指摘する。また、日本の映画スタジオが系列のシアターチェーンに対し自社映画を強引に公開させる手法も終焉を迎えるだろう。観客の需要に上映スケジュールを適応させるマルチプレックスの柔軟性は、ブーム前に比べヒット映画が稼ぎやすい環境をもたらした。そして、日本の映画産業もヒット映画の生み出し方を学んでいた。

業界大手の東宝を中心に大手スタジオは、ヒットした漫画や小説,テレビドラマを原作とした映画を余すことなく製作、公開している。

今日では、多くの映画でメディア企業がリスクと利益を共有する製作委員会方式が採られている。製作委員会方式は1970年代に開始。フジテレビと東宝がタッグを組み人気テレビシリーズの踊る大走査線の映画化が行われ、主演の織田裕二が湾岸署の警官役を演じた。2003年の2作目『踊る大捜査線 BAYSIDE SHAKEDOWN2』は、興行収入150億円を突破し、未だ破られることのない実写映画の最高記録を打ち立てた。もう一つの大きな存在として、1985年に宮崎駿監督と高畑勲監督、プロデューサーの鈴木敏夫氏の3名により設立されたアニメーションスタジオ スタジオジブリが挙げられる。1989年のスマッシュヒット『魔女の宅急便』を皮切りに、ジブリは老若男女に受け入れられ、かつ興行的な成功を収める映画を数々生み出しアニメーション業界の常識を覆した。

20年以上に渡り、ジブリ映画は国内外共に存在感を示してきた。2001年の『千と千尋の神隠し』では興行収入2.75億ドルを記録。日本での興行収入ランキングで堂々の1位を獲得しており、現在もその記録は破られていない。宮崎駿監督の才能がジブリの成功に欠かせなかったことは言うまでもないが、鈴木氏の抜け目のないマーケティングと日本テレビ系列との提携も大きく寄与した。平成を振り返る際には、ゴジラシリーズも忘れてはならないだろう。1985年に10年の歳月を経て公開された『ゴジラ』を1作目として平成ゴジラシリーズが始まる。

アメリカに拠点を置きゴジラシリーズを大々的に取り上げたFangoria magazineのNorman England氏は、平成ゴジラシリーズは以前のシリーズと比較すると大人向けの映画に仕上がっており、日本は大人に受け入れられる作品を作る国として世界トップレベルであると賛辞を贈る。大人向けという方針が功を奏し、年間の国内興行成績のトップ10には必ずランクインされる人気を誇った。

その後に1999年から2004年までにミレニアムシリーズと呼ばれる6本を製作したものの、最後の『ゴジラ FINAL WARS』が失敗に終わり、ゴジラシリーズは12年間の凍結期間を迎えた。

庵野秀明総監督と樋口真嗣監督のタッグで実現した12年ぶりのゴジラシリーズ『シン・ゴジラ』は、造形物の中に人が入って演じるという従来の撮影方法に囚われることはなかった。全てCGで映像化されたゴジラや官僚や科学者,自衛隊などの登場人物が受け、今までのゴジラシリーズ28作品全てを上回る7,400万ドルを稼ぎ出した。

映画業界の復活に貢献した同作だが、令和の時代も引き続き復興の時代となるだろうか。

東京国際映画祭でフェスティバル・ディレクターを務める久松猛郎氏は、取り組む必要のある問題を把握している。

久松氏は今後の日本映画について次のように述べる。

「私たちは日々の生活でデジタル技術に取り囲まれており、映画製作も乗り遅れてはいけない。優れた原作も数が限られているためオリジナル脚本を宣伝する必要性も生じてくるのに加え、海外市場に向け海外パートナーも増やしていくべきである。最終的には若手クリエイターのスキルを向上させ新しいチャレンジができるようにサポートしなければいけない。」

しかしながら、新たな構想は現時点では出て来ていない。

Boostedの電動スクーターが1,599ドルで販売開始

【出典】2019/05/15

https://techcrunch.com/2019/05/15/boosteds-rugged-electric-scooter-is-launching-at-1599/

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電動スケートボードを開発するBoostedは、次世代の移動方法である電動スクーターBoosted Revを発表した。既に事前注文の受付を開始しており、販売価格は1,599ドル。耐久性とスピードに優れ効率的に、そして安全に坂道を登ることを可能とした。開発に18ヶ月費やし、今夏から発送が開始される予定。

既存顧客層に男性が多い中、今回のローンチにより顧客層の多様化を図る。BoostedCEO Jeff Russakowは、TechCrunchにこのように語っている。

「全ての人がスケートボードに乗るわけではないことを最初に理解した。最もエキサイティングなのは、より多くの人がテクノロジーを利用できる様にすることだ。ScooterはBoosted Boardと同じシステムと技術を用いており、車両レベルのスクーターである。」

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二輪駆動のスクーターだが最大時速24マイルで航続距離22マイルを実現しており、勾配25%の坂道さえも走行可能となっている。Boostedの創業者でCTOを務めるJohn Ulmen氏は、取材に応じてくれた。「スクーターには3つのブレーキを実装しているが、ユーザーは車輪のスロットルを経由した片手で加速と減速ができる方法しか使用しないだろう。残り2つは、ディスクブレーキとフェンダーでのブレーキを用意している。」

他のスクーター同様に、Revの速度は12/18/24マイルと3段階に別れている。相違点としては衝撃を緩和する目的で幅広なタイヤが使用されている。サンフランシスコで行った試乗は、加速やブレーキ、衝撃吸収という点ではUnagiやLime、Birdより素晴らしい経験となった。

電動スクーターをシェアするサービスは数多く誕生しているが、消費者に直接販売するモデルは決して多くない。その為Boostedはシェア型のスタートアップを競合とみなしていない。シェア型と販売型の市場は異なっており販売型の方が市場規模は大きいとRussakow氏は述べた。

「シェア型サービスのスクーターは通勤手段の一つとし一般的に認知され始めた。だからこそスクーター販売は大市場に化ける可能性がある」と加えた。今月初めに発表されたBirdの販売型への進出は、所有が市場トレンドであることを語っている。

現在4種類のスケートボードが購入可能であることを考えれば、将来的にBoostedが追加でスケートボードを販売してもおかしくないだろう。追加での発売は決まっていないが、廉価版やフォームファクターの違ったスクーターなどいくつかの方向性を考えているとRussakow氏は語ってくれた。

Disney Plusストリーミングサービス:リリース日、値段、TVドラマや映画の予想

Netflixに対抗し、エンターテインメント大手はHuluとのバンドル・ディスカウントに乗り出してくるであろう。

【出典】2019/5/15

https://www.cnet.com/news/disney-plus-shows-movies-price-release-date-shows-movies-avengers-endgame-hulu/

Disneyは先月、ストリーミングサービス、Disney Plusについての詳細をほぼすべて公表した。4月に開催された3時間のイベントで、ディズニーはDisney Plusのリリース日、値段、TV番組や映画を明らかにした。これら全てはNetflixに対抗していくための計画である。それ以来、数週間のうちに同社はDisney Plusに関するより多くの詳細を公開している。Disneyが公開した一番最新の情報は、DisneyがストリーミングサービスHuluの経営権を完全に獲得したということである。これによりこの2つのサービスを低価格でバンドルを設定することが可能となる。

過去最高の20億ドルの興行収入を突破した大ヒット作品、『Avengers Endgame』が12月11日にDisney Plusで配信開始されることが公表されている。Disneyは既にDisney PlusのAppの初期デモを提供、配信スケジュール、スター・ウォーズのテレビシリーズ『The Mandal』のような独自のTV番組のトレーラーや舞台裏映像を公開している。

そんな中、ディズニーは次なような発表をし、投資家、評論家、マスコミを驚愕させた。Disney Plusの価格を月額7ドルと設定するという。これは、HBO Nowの半額であり、またNetflixの月額と比べても大幅に低価格である。

Disney Plusのために企画されたプレミアムオリジナルのプログラミングの多くは、マーベルやスター·ウォーズのような同社のビッグバジェット・フランチャイズにも適用される。ライブアクションや大予算をかけて制作された、『The Mandalorian』などのいくつかのTV番組は既に撮影を終えており、Disney Plusにてリリースされる予定。他にもアベンジャーズの登場キャラクターである スカーレットウィッチとビジョンが主人公の「WandaVision」やロキが主人公の「Loki」もサービス開始2年目に配信予定だ。

果たしてDisney Plusにお金を払い加入する価値があるのか。以下、私たちが知っている詳細を共有する。

Disney Plusストリーミングサービスは、Netflix、HBOなどのビデオストリーミングサービスのライバルになるであろう。また、今年の後半にはApple TV Plusが登場する。これは広告なしの有料サブスクリプションであり、顧客はDisneyやFoxの有名作品の数々や、Apple TV Plusが独占的に配信する、新しいテレビ番組、映画、ドキュメンタリーにアクセスできる。

Disneyは他のストリーミングサービス(Huluとスポーツ向けのESPN Plus)を同じプラットフォーム、同じパスワードとクレジットカード情報でそれらを購読できるようにする予定だ。ディズニーはこれら3つすべてを個別のサブスクリプションにする予定だが、割引価格でバンドルする可能性が高いとしている。

Huluは大人向けの作品を配信する。例えば『Deadpool』のような大人向けマーベル作品が登場する可能性だ。Huluは、引き続き3つの放送ネットワークと『The Handmaid’s Tale』や『Castle Rock』などのHuluオリジナルシリーズから映画やTV番組を配信し続けるであろう。(ESPN Plusはスポーツにフォーカスを置いている。)

そして、ディズニーは現在Huluの方向性を決める主導権を完全に手に入れている。Hulu最近まで4つの親会社が合同で経営をしてきていたが、ディズニーがHuluの経営権を完全に獲得した。これにより、Disney PlusとHulu、またはESPN Plusのバンドルを低価格で設定することができる。

Disney Plusではファミリー向けや大衆向けの作品が配信されるであろう。ディズニーのマーベル、ルーカスフィルム(スター・ウォーズ)、ピクサー、そしてナショナルジオグラフィック等の作品が含まれる。そして、こういったカテゴリー以外にも、Foxを買収したことで新たに、『The Simpsons』の30シリーズを配信することが可能となった。

サービス開始時期:

アメリカ国内では、Disney Plusは11月12日にスタート。

これは戦略的に絶好的なタイミングである。 例えば、Disney Plusは、 11月22日に公開される『Frozen 2』、12月20日に公開される『Star Wars: Episode IX』などといったホリデーシーズンにリリースされる、ディズニーの人気映画のすべてのマーケティングに便乗することができるディズニーは2年がかりでDisney Plusグローバルローンチする計画だ。同社は世界の主要地域でサブスクリプションの発売が開始される時期の大まかなスケジュールを公開したが、米国以外の具体的な発売日は言及しなかった。

加えて、Disney Plusは以下の地域で提供される予定だ。

・西ヨーロッパでは今年の10月から来年の3月までの6月の間にリリース予定

・東ヨーロッパでは早くても2020年の10月から1年以内にはリリース予定

・ラテンアメリカでは早くても2020年の10月から3ヶ月の間にリリース予定

・東南アジアでは今年の10月から2年の間にリリース予定

月額費について

Disneyは月額7ドル、または年間70ドルと発表している。Netflixの最も人気のプランである月額13ドルよりも低価格である。ディズニーのフィナンシャルオフィスのチーフであるCristine M. McCarthy氏は月額7ドルというのはあくまでも初期の価格であり、Disney Plusの価格はサービスの向上に伴い上がるであろうと示唆している。同社はまた、HuluとESON Plusとのバンドルを提供する可能性が高く、2、3個のストリーミングサービスのサブスクリプションを購入すると割引を利用できると述べている。

2017年にさかのぼると、アイガー氏はライバルであるNetflixよりも大幅に少ない提供作品数であるという理由から、Disney Plusの価格はそれに伴うものになるだろうと指摘していた。Disney Plusにより多くの独占作品、オリジナル作品を増やしていくことで、徐々に価格は上がっていくであろう。

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どのように利用するか。

Disney Plusは、スマートフォン、タブレット、コンピュータ、コネクテッドTV、ストリーミングメディアボックスを通じて利用できる。 ディズニーがサービスを発表した際には、スライドにChromecast、Apple TV、Amazon Fire TVの写真が含まれていたが、これらのデバイスについてはまだ確認されていない。しかしサービスの11月の発売までにDisney Plusための幅広いデバイスサポートを持つことがディズニーには必要とされる。

DisneyはCNETに対し、Disney Plusは4KおよびHDRコンテンツをストリーミングできるようになると述べたが、どのタイトル、どのくらい、またはそれらの高品質フォーマットに追加料金がかかるかについては明らかにされていない。また、1つのアカウントで同時に視聴できる数も明らかになっていない。

Disney Plusは、『キャプテン・マーベル』をはじめ今年公開予定の全てのディズニーの劇場公開作品をストリーミングできる唯一の場所となる。たとえば、11月に劇場公開される『Frozen 2』は、翌年の夏にDisney Plus上で配信される予定である。Disney Plusはまた、ピクサー、スターウォーズ、Disneyの人気シリーズ、また手描きアニメーション映画であるディズニー・クラシックライン(バンビ、ライオンキング、白雪姫など)も所有する。もちろん、Disney PlusだけのオリジナルTVドラマや映画も制作されている。

オリジナル作品の中のひとつである、ペドロ・パスカル主演『The Mandalorian』は『The Return of the Jedi』の五年後を舞台とし、賞金稼ぎのガンファイターを描いたシリーズ作品である。『Rogue One』を基にしたスター・ウォーズの本編より前を描いたシリーズ作品では、本編でキャシアン・アンドーを演じたディエゴ・ルナが主演を務める。

オリジナルドキュメンタリー、リアリティーショー、コンペティションシリーズ、舞台裏のメイキング、自然とアドベンチャー番組、アニメ番組などがDisney Plusで配信される。

Disney Plusが独占的にディズニーの映画作品を配信するが、大予算作品をこのオンラインサービス上で初公開することはしない。Netflixは近年オリジナル作品を映画館とストリーミングサービス上で同時公開する、デイ・アンド・デイ・アプローチという戦略をとっていたが、Disneyはスターウォーズやマーベル作品などの全ての劇場公開作品は、映画館やホームビデオでの放映が終わったあとに、デジタルサービス内での配信をはじめる。

Netflixにどう影響していくのか。

2019年の終わり頃までにはディズニー作品はNetflixから姿を消す。2016年、Netflixはストリーミングサービスとして初めて、ディズニー映画を配信している。この契約により、Netflixは過去3年間で最大の米国の大ヒット企業にのぼりついた。2017年の興行収入トップ2本の映画と2016年と2018年のトップ3本の映画はすべてディズニーの作品であり、Netflixはそれらすべてを配信していた。

しかしディズニーは、Netflixが自社のライバルとなるため、Netflixとの契約を更新しないことを決めた。今年公開される映画から始まり、今後全てのディズニー映画はDisney Plusでのみ視聴可能となる。つまり、2019年にディズニーがリリースした『キャプテン・マーベル』がNetflixで観ることのできない、最初のディズニー映画になる。また、『メアリーポピンズ・リターンズ』がNetflix上で観られる最後のディズニー映画となった。

サウジアラビア:前途多難な映画事業

【出典】2019/5/15

https://variety.com/2019/film/news/saudi-arabia-plows-ahead-film-plans-human-rights-criticism-1203212958/

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サウジアラビアはかつて中東の映画首都になるという大きな野心を持っていたが、ジャーナリストJamal Khashoggi氏の殺害により、実現が大変困難になった。Mohammed bin Salman皇太子が暗殺に関与していると疑われている報告の中で、サウジの指導者を改革者として歓迎していた多くのメディア企業は混乱に陥った。

その劇的な態度の変化は、今年のカンヌ映画祭でも明確にあらわれた。1年前、サウジアラビアはこの映画祭をスタジオや映画会社を勧誘するために利用した。サウジアラビアの地にハリウッドの作品を引き付けるため、初の国営パビリオンをつくり、現地での撮影費用の補助をアピールした。しかし、今年サウジアラビアのテントはなく、約束されていたたインセンティブはも実現していない。そして、Khashoggi氏殺害やサウジ政府のさまざまな政策が、映画界において、サウジアラビアへの広範にわたる反発を引き起こし続けている。

ImaxのCEO、Rich Gelfond氏はカンヌで開かれたイベントで「Khashoggi氏暗殺事件により、映画業界はサウジアラビアへの進出にためらいをみせた。しかし、人びとは再びこの市場への進出に切り出そうとしている。」と語った。

王国が指揮を執るサウジアラビア治安部隊による、Khashoggi氏の残忍な殺人により、一部の企業は王家、特に国王によって厳しく管理されている国でビジネスをすることを断念した。Endeavourはサウジアラビアのソブリンウェルス・ファンドから借りた4億ドルの投資を返却し、ViacomやUberなどの企業は、Bin Salman氏の近代化の取り組みを強調することを目的とした「Davos in the Desert」と呼ばれるサウジ会議から退会した。(サウジアラビアのファンドは、Varietyの親会社であるPenske Media Corp.への投資を続けている。)

しかし、一方で若い裕福な消費者の人口を誇る市場に参入する計画を進めていくことを決定したハリウッドのプレイヤーもいる。MKMパートナーズのアナリスト、Eric Handler氏は、「政治状況にきちんと目を向けなくてはいけない、そしてそれに騙されてはいけない。でもこの市場は非常に有益である」述べた。

サウジアラビアでは2018年まで映画館が禁止されていたが、急速なペースで映画館がオープンしており、中東を拠点とするVox Cinemasは順調に運営を進めており年末までに100以上のスクリーンを所有するとみられる。世界最大の映画館会社であるAMCは、今後5年間で最大50の劇場を開く予定ある。 Imaxは、ライセンス契約を通じて2つの劇場を運営している。また大手スタジオは、「Avengers:Endgame」などの映画をサウジアラビア国内でリリースし続けている。

「サウジアラビアには多くの複雑な道徳的問題があることは間違いない。」とGelfond氏は述べた。「世界の規範や道徳規範に違反した行為を行う政府がいる一方で、国が近代化していくこを望む人びとがいる。この問題に対しての私たちの立場は理想主義的であり、何も関与せず傍観することもできる。しかし、それが国の人びとにとって正しいことなのかはわからない。」

政権への批評家たちの中には、その論理を支持していない人もいる。Khashoggi氏殺害への関与の疑いがあるのに加えて、サウジアラビア政府は西洋の会社にサウジアラビアとのビジネスを躊躇させるべきであるという方針を貫いている。イエメンでの国主導の軍事介入は、人道的災害を引き起こしたと非難されている。また、国は女性に関して抑圧的な法律を制定しており、最近ではようやく女性が運転することが許可されるようになったが、この権利を求めた活動は投獄されている。それに加え、4月には大規模な処刑が実行され、37人の男性の首がきられた。

Codepinkの共同ディレクター、Medea Benjamin氏は、「サウジアラビアの文化活動と国が築き上げようとしている映画産業は、信じられないほど抑圧的な政府を無視できない試みである。」と語った。さらに彼は 「サウジアラビア政権は世界で最も混沌とした、不寛容な政権の一つである。サウジアラビアは膨大な資金を所有しているが、なぜアメリカの会社がサウジアラビア政権を黙認するのか理解ができない。」とつけ加えた。

カンヌでは、サウジアラビアのコンティンジェントが今年は控えめな姿勢を保っている。しかしこの映画祭には、新しい紅海国際映画祭のゼネラルマネージャーに任命された元ドバイ映画祭の執行役員Shivani Pandya氏も参加していた。この紅海国際映画祭の開催はJeddah氏の野望であり、来年から始まる予定である。

ドバイを拠点とするプロデューサーのFadi Ismail氏は、「初期段階では、多くの問題点が生じているのだ。しかし、着実に事態は進行している。」と述べた。サウジが管理するドバイを拠点とする放送局MBCの制作部門の元ゼネラルマネージャであるIsmail氏は、サウジの知的財産に基づいたプロジェクトで、自社を立ち上げようとしている。

カンヌでは、アブダビを拠点とする制作大手Image Nation、MBC、Vox Cinemasが、アラビア映画とテレビのプロジェクトを共同制作し、配信するためのパートナーシップを発表した。しかし一方で、この地域の以外では、Khashoggi氏の殺害によりサウジアラビアの当初の目論みであった、国際的な繋がりをもって映画制作を行い、トップタレントを引きつけることがほぼ不可能になった。映画スターを紅海祭に参加させるのは困難であろう。中東の著名な映画監督は、「ドバイで開かれる映画祭にスターを招くことは困難であろう。」と述べ、さらに「サウジアラビアに対する現在の認識はさらに厳しくなるだろう。」と付け加えた。ハリウッドのメジャーなプロダクションはサウジアラビアが制作費の莫大な援助を申し出しているが、サウジアラビアでの撮影を一切予定していない。

「サウジアラビアの映画業界について話をすると…ゼロから始めるようなもので、意味のあるものを構築するのはかなり長いプロセスになるであろう。」と研究会社IHS MarkitのDavid Hancock氏は述べた。

Spotifyがテストを進める新機能Storylineとは?

【出典】2019/05/14

https://techcrunch.com/2019/05/13/spotify-is-testing-its-own-version-of-stories-called-storyline/

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Spotifyが、SnapchatやInstagramに実装された後にFacebookやYoutube,WhatsAppなどのアプリにまで普及した機能であるストーリーのテストを行っていることが判明した。

Storylineは、制作過程のインサイトやインスピレーション、ディテールなど音楽の背景に注目した機能になると言う。

本機能は既存のBehind the Lyricsに非常に近いが、楽曲再生中にポップアップカードが表示されることはなく、先述したストーリーの体験に近い。ユーザーが自分のペースでスクリーンをタップし、画面トップでいくつのStorylineが視聴可能かを確認することができる。

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Behind the Lyricsでは提携先のGeniusから情報を引用しているが、全てが正しい情報とは限らない。過去には 歌手のHayley Williams氏がTwitterでBehind the Lyricsでの情報が最新ではないと投稿し問題になっている。彼女のツイートが拡散された後にGeniusは彼女に謝罪している。その他にも21 Pilotの『Jumpsuit』やTravis Scottの『Yosemite』のBehind the Lyricsでも間違いがあったことを指摘されている。

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これらの解決策の1つとしてアーティスト側で内容に制限を加えながら、ストーリーのフォーマットを採用することが考えられる。テストはiOSとAndroid版のみであり、PC版では行われていない。アメリカやその他の市場でテスト中であるが、テスト対象者に関しては非公表。

テストユーザーであれば、ディスプレイ下部の表示をスワイプアップすることでStorylineが現れ、タップすればスタートする。Storylineでは歌詞やテキスト、画像コンテンツが含まれる。

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当面の間は、アーティストやマネジメントサイドでStorylineを直接作成/編集する権限はなく、Spotifyによって行われている。しかしながら、将来的には機能としての有用性が実証されればアーティスト側のダッシュボードで操作することも可能となるだろう。

権限の付与は、Spotifyに対してのオリジナルコンテンツの提供を意味する。Spotifyでオリジナルビデオの作成を行っていた過去もあるが、期待した結果に至っていない。日頃、ストーリーを利用している若いユーザーに利用してもらうのが最善だろう。

リフト社、米サンフランシスコでのレンタカー事業の試行を始動

【出典】2019年5月9日

https://www.engadget.com/2019/05/10/lyft-just-started-experimenting-with-car-rentals-in-san-francisc/

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Lyft (以下同社)は、配車アプリとして自家用車を持つ必要性を最小にするために動いてきた。現在同社は、この野心を推進するため、別の方法を模索中だという。彼らがその別の方法であるレンタカー事業のサンフランシスコで実験的に開始することがわかった。

同社の広報担当者は次のように述べている。「我々は、全国各地の都市で、自転車、スクーター、公共交通機関の情報を自社アプリに追加しました。現在、週末のちょっとした小旅行のような長距離用の小規模なレンタルオプションを試しています。」

まだレンタル価格は明確に定まっていないようだが、同社初めてのレンタカー業は標準的なセダンで60ドル/日、SUVで100ドル/日程度が見込まれる。車をレンタルするユーザーはLyftが持つ駐車場に行って車をレンタルする必要になるので交通費として$20のクレジットが利用可能だ。タイヤチェーンや自転車ラックは無料で借りることができる。

現時点で、同社がこのテストに参加するために招待した人数、またはレンタルできる車の台数は不明であるが、分かっていることはレンタカーは全部新車で、ライドシェア型ドライバーが所有する車ではないということだ。一日の走行距離の上限はなく、最低レンタル期間は1日で、最長2週間という期間でレンタカーを利用すること可能だ。

この新しい実験は一見、Lyft社の全体的なビジョンで自家用車を持つ必要性を最小にすることにうまく合致しているようだが、最大のライバル社、米ウーバー社はレンタカー業進出が容易ではないことを証明済みである。 昨年の同時期に、米ウーバー社はゲットラウンド社と共同で民間所有者から提供された車を利用できるようにする同様のレンタカー業を開始させた。 しかし、“Uber Rent”と呼ばれたそのサービスは、同年11月に閉鎖されるまでの7ヶ月間しか運営されなかった。

このライバル社の失敗はLyft社の成績にも影響を及ぼした。3月下旬のIPO後の初回決算発表にて、同社は10億ドル強の損失を報告した。当時CFOのブライアン・ロバーツ氏は、2019年を同社の “最大損失年”と呼び、スクーターと自転車の配備への投資、そして公道への自動運転車両への事業参入で収益を得ようとしている、と示唆していた。

このシンプルなレンタカー事業は、特に車での移動が盛んな主要都市では非常に重宝されるだろう。同社がこの事業を大規模で成功させることができれば、同社の収益に大きく、長期的に貢献することができる。しかしながら、同社がUberの失敗という前例に反して成功したとしても、シェアライド型オンライン配車サービスが頭角を現した直後に株価が急降下した既存レンタカー企業大手が、新たな方法で反撃に出るだろう。

ネットフリックス、子供向けアニメ番組・教育ブランドのストーリーボッツを買収

ネットフリックス、子供向けアニメ番組・教育ブランドのストーリーボッツを買収

【出典】5/9/2019

https://variety.com/2019/digital/news/netflix-acquires-storybots-1203209876/

image28ネットフリックスは、ストーリーボッツ(StoryBots)と言う子供向けメディアブランドを買収したと発表した。JibJab Media社の創始者でストーリーボッツのクリエイターである、グレッグとエヴァン・スピリデリス兄弟は、ネットフリックス制作の保育園児向けのエンターテインメントと教育番組枠を拡大する専属契約を同社と結んだ。

契約の内容は公表されず、「ネットフリックスにとって、値段は重要ではない」とCNBCの匿名ソースが述べた。ネットフリックスの他社買収は、意外にも今回が3度目である。2017年にマーク・ミラー氏が創始したコミック出版社のミラーワールド社、そして去年ニューメキシコ州のアルバカーキにあるテレビ/映画制作会社のABQ スタジオを3000万ドル以下で買収した。

2016年にネットフリックスがローンチしたアニメシリーズ「アスク・ザ・ストーリーボッツ」は、3D、2D、クレイアニメ、ストップモーション、実写といった複数のスタイルを採用し、「なぜ空は青いのか?」などといった子供が普段聞く質問に答える番組だ。スヌープドッグ、エドワード・ノートン、ウーピー・ゴールドバーグ、ワンダ・サイクスが過去にゲスト出演した。ネットフリックスでは、「ストーリーボッツ・スーパー・ソングズ」のシーズン1も見る事が可能だ。「アスク・ザ・ストーリーボッツ」シーズン3はネットフリックスで秋にローンチされる予定である。

ネットフリックスとスピリデリス兄弟の今回の新たな契約によって、ストーリーボッツオリジナル番組、短編特番の更なる制作も続けながら、新しい分野への拡大も計画している。この専属契約についてネットフリックスは、同社にとって今までに類をみない買収であり、保育園児向けの教育番組に尽力する意欲の現れだと言う。

ネットフリックスのオリジナルアニメーション部門VPメリッサ・コブ氏は、契約締結を報じる際、「『アスク・ザ・ストーリーボッツ』は難しいトピックを理解しやすいレッスンに変える。そのコンテンツにより子供は楽しみ、親は満足出来る。」と話した。また、「グレッグ氏とエヴァン氏をネットフリックスに迎えるのが楽しみです。拡大するファンベースや世界中の家族に喜んでもらいながら、ストーリーボッツの愉快な世界を作り上げることを楽しみにしています。」と加えた。

スピリデリス兄弟は1999年にジブジャブメディア社を立ち上げ、政治風刺漫画、デジタルグリーティングカードなど、バイラルなコンテンツで成功した。オフィス・デポが買い取ったElfYourselfと言う有名なクリスマスのウェブグリーティングカードも開発した。2012年にストーリーボッツをウェブ上でローンチし、今ではブランドの教育ミュージックビデオは10憶回以上再生されている。

スピリデリス兄弟は「ネットフリックスと協力し、ストーリーボッツを世界中の子供と家族の為の一流教育エンターテインメントブランドに作り上げることが我々の目的です。これは世界に素晴らしい作品を届ける一生に一回のチャンスだと思います。」

現在ロサンゼルスにオフィスをもつジブジャブメディアは2019年の2月にPE会社キャタプルト・キャピタルに未公開額で買収された。担当者によると、買取後スピリデリス兄弟はジブジャブメディアに関与していない。クランチベースによるとジブジャブメディアは過去にソニーピクチャーズエンターテインメント、ウィル・スミスのオーバーブルック・エンターテインメント、ポラリス・キャピタルとセイント・クラウド・キャピタルから1790万ドルの投資を受けた。