月別アーカイブ: 2019年2月

$35,000代のテスラ3がついに登場

March 2019 Report 16

CEOのイーロン・マスク氏が長年尽力してきたTesla Model3が遂に販売開始された。

 

発表後に、我々は遂にTeslaが35,000ドルの自動車を作ったことを知ることができた。ウェブサイトでは税金を差し引きガソリンの節約などを考慮すれば実質24,450ドルで購入可能なことが押し出されている。今回の発表前で、最も低価格のモデルで42,000ドルだった。

 

Model3は航続距離220マイルでガラス製の天井も選択可能だが、金属製の天井がデフォルトとなっている。

 

今回はスタンダードバージョンだけでなく、37,000ドルで航続距離240マイルのスタンダード・レンジ・プラスバージョンも発表されている。

 

イーロン・マスク氏は、35,000ドルで提供出来た事は偉業と呼べるだろうが極めて難易度が高かった。将来的には更に価格が低下するだろうが3年以上先になるだろうと記者との電話で語った。

 

今回の発表はModel 3だけに留まらなかった。CEOのイーロン・マスク氏は全ての自動車販売がオンラインで取引されるようになったことでModel 3の価格低下に寄与するだろう。また、実店舗はギャラリーやインフォメーションセンターに近くなっていく。テストドライブの代わりに1週間レンタルすることが可能となり、購入後の返品も可能になる。更に、購入も自らのスマートフォンのみで完結するようになるだろうとTeslaの将来像を述べた。

不適切コメントへのYoutubeの対応に広告主は納得せず

不適切なコメントの削除は進められているが、不十分だと指摘する声も聞こえてくる。

March 2019 Report 15

Youtubeが動画からペドフィリア(小児性愛者)のコメントを削除することを発表したが、一部の広告主は抜本的な措置が行われるまで広告を停止する意思を固めている。

 

先日Youtubeは、ペドフィリアによる子供に言及した不適切なコメントが散見されるという報告に基づき新たなガイドラインを策定し、未成年者が登場する動画へのコメントを無効にすることを発表した。動画自体は健全な内容だが、性的なコメントや児童ポルノサイトへのリンクが投稿されていた。このような状況に対してAT&TやDisneyなどいくつかの企業が広告の取り下げを決定した。Youtube側では、広告代理店やトップブランドに対し説明を行い、健全な環境を維持できるように努めている。

 

しかしながら、新たに策定されたガイドラインは形骸化することも考えられ、過去2年間でYoutubeが犯した多くの失敗の内の1つに過ぎないだろうと業界関係者は語る。2017年にも、過激論者やテロに関する動画に広告が掲載されたことでいくつかのブランドがYoutubeへの広告出稿を一時停止している。

 

今回10のブランドが広告出稿を停止している中、広告代理店の幹部は今回のYoutube側の対策を受けて直ぐにプラットフォームに戻る判断はできないと語る。

 

親会社のGoogleは最重要事項として取り組むべきであるのに加え、数年前に行われるべきであったブランド保護が出来ていないと今回の対応への不満を露わにしている。

 

更に、現状ブランド保護という観点での達成度は半分程度だろうと指摘している。

例えば、Youtubeは一部ブランド(アルコールと関連のないブランドも含む)に広告をアルコールカテゴリーに分類するよう伝えており、アルコールカテゴリーに属する広告は自動配信システムで子供や家族向けの動画では配信されない仕組みが構築されている。そのため今回の問題は発生し得ないが、全ての企業がアルコールカテゴリーとして広告を出稿しなくてはいけないのだろうかと皮肉交じりに語った。

 

Youtubeは広告代理店との協議内容の公開は控えたが、新しいポリシーをオンラインで公開し不適切コメントへの対応を明確にしている。

 

広報担当者は、「数千万もの動画のコメントを無効にすることも含め、子供達を保護するための措置を数多く講じてきた。コメント欄を自主的に健全に保とうとするチャンネルなど一部例外もあるが、コメントの無効化を進めている。我々は、コメントが視聴者との繋がりを作りクリエイターにとって重要な機能である事は理解しており、健全なコミュニティーを維持するには今回の対応は間違っていないと捉えている。」とYoutube側の意見を表明した。

 

FacebookやHuluなどの競合にとってはYoutubeに先んじる機会であり、事実Facebookは既に広告代理店とコンタクトを取っており顧客の獲得に乗り出している。

 

しかしながら、広告主はFacebookにも疑問の目を向ける必要があるだろう。彼らはYoutubeの問題についてピッチ中に言及しなかったと関係者は語る。

 

そういった点では、YoutubeとFacebook共に誰もが楽しめるようにプラットフォームをコントロールで

ダークで視聴者の心を掴むショートフィルム「Boys Don’t Cry」がネガティブな「男らしさのイメージ」について描く。White RibbonがAnti-Bullying day(いじめ反対デー)の日に公開。

March 2019 Report 7

カナダのNGO団体であるWhite Ribbon、 エージェンシーのBensimonとアカデミー賞ノミネートドキュメンタリー監督Hubert Davisによって制作された『Boys Don’t Cry』という短編作品ではネガティブな男性らしさ、また性暴力などが表現されている。

 

ペースの速いこの作品は三分間の上映時間の間に刺激の強いイメージを詰め込みながら、1人の男の子の幼少期から青年期にかけて経験する大切なライフイベントを視聴者にみせてくれる。主人公である男の子は賢く、内気で神経質な性格をしており、家庭内暴力やクラスメートによるいじめに苦労する。加えて、彼は周りに常に強くあるべきで、泣いてはいけないと言われる。

男の子は次第に自分のシャイでぎこちない態度を抑圧し、体を鍛え、いじめっ子に変身する。ある時点で彼は同年代の青年をボコボコにしてしまう。その際男の子の父親が校長室に呼ばれるが、父親は「男だから」と述べ息子の暴力を叱責することはない。

孤立している上、怒りが爆発しやすい男の子はまさに爆弾のような青年となってしまう。作品の最後の方では彼が若い女性に近づくシーンが映し出され、青年の成長が荒涼としたものとなってしまったと捉えざるおえなくなる。

言うまでも無いかもしれないが、この作品の趣旨は社会のあり方が長い時間をかけ子供や若者の意識に影響を与え、その内の何人かを悪者にし、結果的に悲劇を起こしてしまう事にある。この作品はGillette社の有毒性のある男性らしさを唄う宣伝よりもはっきりとしたメッセージ性があり、視聴者からも強いリアクションが引き出せるものとなっている。

カナダのNational Anti-Bullying Day(いじめ反対運動の日)とタイミングを一致させたBoys Don’t Cryという作品は非常に共感しやすいシナリオを作りだしたため印象づけることに成功した。主人公の子供は決して怪物ではない。むしろ、周りに危害を与えることによりしか戦うことができなかったどこにでも居る被害者なのだ。

この作品は決してオリジナリティあるものではないが、Davis氏によるムーディーな、暗いビジュアルの中にいきなり現れるショッキングなアクションによってその信憑性が顕著に現れる。加えて注目されるべきなのは男の子が捨てなければならないと教えられるポジティブな、面倒見の良い特徴を唄うボイスオーバーである。このボイスオーバーは7歳の男の子によって届けられ、内気さ、賢さ、愛情などについて語る台詞はスクリーン上に映し出される不快を与える様々な場面に対しての相違感を際立たせる。

Adweekに「有毒性のある男らしさのイメージというものは大きな社会的問題である」とBensimon Byrne社のクリエイティブディレクター・パートナーであるJoseph Bonnici氏は述べる。 「この問題に報いをもたらし、人々にこの問題について教えるには同じくらいの規模を持つストーリーを伝えるしかなかった。しかし、その規模の大きさも踏まえた上で、このストーリーには人々に個人的に訴えかける必要があるのも理解していた。この作品の幾つかの場面に沢山の若い男性、彼らの保護者や教師などが共感できたと思う。この作品は1人の男の子についてだが、断片的にみると、世界中の男性の経験を表現している。」

「気楽に見ることのできる作品ではないが、これも意図した上だ。私達は性別に基づいた暴力を終わらせたい。終わらせるには、この問題全体に光りを照らすしかないのだ。」

カナダの生徒の内5人に1人はいじめられ、カナダの女性は16歳になった時点から最低でも一回は身体的、または性的暴力にあったとのことがカナダの調査員によって報じられた。White Ribbon社はユーチューブで放映されている(インスタグラムやツイッターでは短いバージョンが放映されている)この作品が人々の間で話題になり、White Ribbon社のウェブサイトを訪れ更なる情報を得てくれる事を願っている。

「視聴者が一つ得てくれるとしたら、それはまだ幼い男の子達に教える一見無害な事と有毒性のある男らしさとの間に生じることのできる繋がりを把握し始めることだ。」とBonnici氏は述べる。「加えて、人々が男らしさと捉えている視野の狭すぎる見方を変えていってほしいとも思う。」

ディレクターであるDavisは妻がWhite Ribbon社の責任者の1人であるためこの作品に関わり始めた。またBensimon Byrneとも以前仕事をしたことがあるため、エージェンシーにこのプロジェクトを持ちかけた。

「Bensimon Byrne氏はある男の子の人生、またその人生において男の子に影響を与えるものや青年となる男の子をかたどるものなどを表した台本を見せてくれた。他にもその台本には私たちが男の子はこうであるべき、もしくはこうなるべきではない、という更に重要な問題を表現しているボイスオーバーも含まれていた。」とDavisは述べる。「このやり方は男の子や青年が抱えている問題やプレッシャーの根本的な部分を捉えているという点において賢いと思った。問題に対しての新たなアプローチの仕方だった。」

 

「この映画は若い男性が経験する全てのことを含める必要があると思った。」とDavisは述べる。「一つの事がきっかけで主人公が変わるのではなく、全ての経験がきっかけとなったのだ。」

「スタッフ、俳優、プロデューサー、エディター、作曲家、サウンドデザイナー、キャスティングディレクター、皆が皆この作品の動機に情熱的だったから、だいぶ閑静なセットだった。一体何回この作品に身と心を捧げた人と会話したか。変化をもたらす一部になりたかったから、皆このプロジェクトに一生懸命になってくれたんだ。」とBonnici氏は述べた。

「気楽に見ることのできる作品ではないが、これも意図した上だ。私達は性別に基づいた暴力を終わらせたい。終わらせるには、この問題の範囲全体に光りを照らすしかないのだ。」

とBensimon Bryne氏は述べた。

インフラ拡大に尽力するFacebook

https://techcrunch.com/2019/02/25/facebook-expands-its-internet-infrastructure-projects/Picture1

毎年、Facebookは携帯通信関連見本市のMWC Barcelonaを起点にインフラプロジェクトを加速させている。FacebookをSNSとして認識する人が多い中、同社は数年前から世界中の人々にネット環境を提供することを目指しインフラプロジェクトを推し進めている。

プロジェクトでは、太陽電池で動くAquliaドローン(現在は終了)やオープンソースソフトウェア、ハードウェアへの取り組みが行われており、デバイスやネットワーク、ソフトウェアなど幅広い分野のプロジェクトが進んでいるため、時には維持が困難な状態に陥るが、全ては計画的に行われており、無計画なものではない。

Facebookのエンジニアリング・ディレクターYael Maguire氏は、プロジェクトの初期から一貫していることはどのプロジェクトにも特効薬がないということだ。エコシステムの様々な部分に貢献しようとしており、Teragraphを設置した都会やExpress Wi-Fiを提供する郊外の市場など多様だ。とMWCのインタビューで語った。

同社は今回のMWCでも種々のプロジェクトや新たなパートナーとの提携により、刺激的なプロジェクトを拡大させる。Picture1

数多く存在するプロジェクトの中でもひときわ目をひくのは、Internet para Tods(IpT)Peruと名付けられたプロジェクトだろう。同プロジェクトでは郊外で採算の取れるプロバイダーを提供しようと試みており、全ての通信事業者に向けて解放されるオープンアクセスなネットワークである。TeleffoniaとIDB Invest、CAF(ラテンアメリカの開発銀行)が共同開発社として名を連ねる。Maguire氏は、他の世界中の地域は言うまでもなくペルーの郊外のような小さな地域でこのようなプロジェクトの実施は経済面で非常に挑戦的なプロジェクトだろう。今回のアイデアにより、オープンアクセスという共通のインフラ構築が実現されれば、他社がビジネスモデルを革新し競争が生まれるだろう。そして、IpT Peruに終わりが来ることが最終的な望みだ。と語った。Facebookは今回のビジネスモデルが軌道に乗った暁には転用することを望んでおり、現時点では実験的な内容であると言えるだろう。小さな郊外に新たなインフラが接続されたことで生まれる経済圏に地元企業が目をつけることが、経済発展の予兆となる。

ナイジェリアでは750kmにも渡るオープンアクセスファイバーのプロジェクトも地方自治体と共同で行われており、100万人以上のアクセスを可能にしようと試みている。過去にウガンダで行われた同様のプロジェクトから、どのように巨大な水域にファイバーを敷設するかなど多くを学んでいる。Maguire氏はナイジェリアでのプロジェクトのために多くの新しい技術は開発しておらず、比較的小さなプロジェクトであることを認めている。だが、今回で終了するわけではなくアフリカやラテンアメリカ、アジア太平洋など世界中に展開される予定だ。

また、別プロジェクトのExpress Wi-Fiサービスでは南アフリカのCell CとガーナのVodafon、フィリピンのGlobeと新たな提携を発表したが、インド、ナイジェリア、ケニア、タンザニア、インドネシアとの提携の中でも特別な存在だろう。Express Wi-Fiは、インターネットプロバイダーとMNOと協力することでビジネスとして成立させ、起業家達が地元の人々へとサービスを提供するためのツールである。

オープンソースプロジェクトに関してはMagmaがローンチされることが発表されており、通信事業者がモバイルネットワークの発展を簡単にする。最も成功したプロジェクトの内の1つであるTerragraphでは都市部や郊外で高速の接続環境が実現された。現在、アテネとクリティバで新たな試みがスタートしており、既に生産も開始されている。

しかし、導入地域への影響が大きくともプロジェクト規模は小さいと言えるだろう。重要なのは、以前から搭載されていたNokiaやRadwinに加え、MikrotikとCambium Networksのサポートが得られると言うことだろう。

Maguire氏はFacebookがインフラプロジェクトに力を入れ、起きている全てのことから学び私達がどのような役割を担っているかを理解することも大事だが、それ以上に私達のやることがFacebookのミッション達成に寄与することの方が重要だと語った。

作品賞を逃したNetflix、ハリウッドとの戦いは始まったばかり

「ROMA ローマ」が作品賞を受賞できなかったということではなく、Netflixが今後長い間私たちに関わって行くような新しいビジネスモデルを作り上げてきたということが重要だ

https://www.nbcnews.com/news/all/netflix-lost-best-picture-battle-its-war-hollywood-just-getting-n975841Picture1

第91回アカデミー賞に至るまでの数日間、ハリウッドに昔からいる人たちは、そのストリーミング会社がオスカーの作品賞を獲得するのを見ることができるかもしれず、伝統的な映画業界の習わしが終わりを遂げるのに胸を躍らせていた。

ホストがいないセレモニーは、ショーの長尺化、複数年に渡る視聴率低迷などと合わせて既に多くのメディアで取り沙汰され論争を生んできた。「ROMA ローマ」におけるNetflixとアルフォンソ・キュアロンの大きな勝利は、確立されたスタジオとマルチプレックスチェーンに対して、より問題を悪化させたかもしれない。

あるハリウッドのエンターテインメントにおけるエグゼクティブは、月曜日の朝にNBCニュースに語った。プロモーションのキャンペーンで「2500万ドルから3000万ドルを費やしたにもかかわらず、視聴率は崩壊したようには見えず、Netflixは作品賞を受賞することはできなかった。」

ユニバーサルによって配給された「グリーンブック」は、大きな変化を起こさせず、トップカテゴリーで勝利を収め、Netflixにとって歴史を作るチャンスを与えなかった−少なくとも今のところは。テレビ放送のプロデューサーは、最近の視聴率の低迷を覆し、約2960万人の視聴者を集めた。(ユニバーサル・ピクチャーはNBC Newsの親会社であるNBCUniversalが所有している。)

およそ20年の間に、Netflixは通信販売のDVDサービスから、時代をリードする世界的なエンターテインメントを作り上げた。それはマーケティングにおけるゲームではあるが、間違いなくエンターテインメントの中で最も強力なマーケティングスペースを所有している:それは、Netflixのホーム・スクリーンである。

言い換えれば、ハリウッドの「幸福感」とはすべて相対的なものだ。

ラットの実験を思い出してください。長期にわたる電気ショックを与えられない場合、ネズミは多幸感と同じ神経学的状態を経験する、とそのエグゼクティブは語った。「視聴率は下がり、Netflixの攻撃はノンストップの電気ショックと等しい」。

Netflixはオスカーで監督賞、撮影賞、外国語映画賞の3つの主要な賞を表彰され、ドキュメンタリー映画の短編映画の第4位に輝いている。しかしさらに重要なことは、Netflixやその他の主要なストリーミングプラットフォーム(AmazonやHulu、さらにはDisneyやWarnerMediaなどの革新を模索するオールドスクールの巨大企業)は、依然として古くからあるビジネスモデルに対する脅威と戦っている。

デジタルビデオレコーダーの会社TiVoの元最高経営責任者であるトム・ロジャーズ氏は、次のように述べた。「Netflixは今後長い間私たちに関わって行くような、新しいビジネスモデルを作り上げてきた。」

オスカー:テレビでは見られない7つの秘密 −レディー・ガガの失踪からスパイク・リーのスピーチまで

https://variety.com/2019/film/news/oscars-what-you-didnt-see-on-tv-lady-gaga-spike-lee-1203148801/

第91回アカデミー賞は、30年ぶりにホストがいなかったこと、オープニング・モノローグがなかったこと、また3つのオスカーを受賞した『ROMA ローマ』や『ブラックパンサー』、1つ受賞の『アリー』よりも、『ボヘミアンラプソディ』が4つの賞を獲得するということになったが、そこまで悲惨にはならなかった。最優秀作品賞『グリーンブック』も3つのトロフィーを獲得した。

しかし、自宅のテレビでそのショーを見るのは、会場にいるのとは大きく異なり、複数のセキュリティチェックが行われたり、世界中の大物セレブリティがフラッシュライトを浴びたりしている。ショーに参加する時間は、ロサンゼルスのランチタイムに始まり、夕食後の時間まで終わらない。でも心配しないで、軽食はある。Varietyの記者が、ドルビーシアターの内部から発見した7つの秘密を紹介しよう(ラミ・マレクがオスカーの舞台から転落したことは含まない)。

 1.ホストがいない

ビリー・クリスタル、エレン・デジェネレス、またウーピー・ゴールドバーグの代わりに、オスカーはアダム・ランバートとQueenの「We Will Rock You」と「We Are the Champions」を採用した。ビルボード・ミュージックアワードの方がもっと適していると思われる演出だろうが、それでもそのオープニングは素晴らしいスタンディングオベーションを受けた。Aリストのセレブリティにとって十分に楽しいオープニングだった。実際のところ、アカデミーのメンバーの間には、このショーがうまくいったという本当の安堵感があった。一人のホストの代わりに、「サタデー・ナイト・ライブ」の勝利者であるティナフェイ、エイミー・ポーラー、マヤ・ルドルフなどの傑出したプレゼンターが選出されていた。メリッサ・マッカーシーに関しては、『女王陛下のお気に入り』のオマージュであるウサギのケープを身に着けていた。

それでも、テレキャストをまとまりのあるものにするために一人のホストを用意しないことは、いくつかの明白な問題があった。ショーの最中にCMに入る時、またCMから戻る時、会場の人々にはそのタイミングがいつも明白ではなかった(これらの休憩の間には、テレビスクリーンで再生される映像があるが、それは大抵の人は無視している)。また、物理的な問題も最後に1つあった。ショーの最後に、作品賞を受賞した「グリーンブック」のプロデューサーの一人がマイクを取ろうとしたとき、オーケストラがそれを遮断する騒ぎがあった。幸いなことに、夜の最後のプレゼンターであるジュリア・ロバーツは、ブラッドリー・クーパーの母親を含むゲストに対して「良い夜を」という気の利いた言葉を放つことで、やり過ごすことができた。ちなみに、彼の母親は前列から彼女に向かって手を振り返した。

2.オスカーの消防士

ショーが始まろうとしているとき、誰もが中に入ろうとするため、レッドカーペットはいつも混乱する。しかし今年、ABCのライブ放映の約1時間前に、ディズニーのCEOであるボブ・アイガー氏と会長のアラン・ホーン氏がVarietyに話していたときに、消防士がぶつかってきた。彼はこれらのエグゼクティブが誰であるかを知っている(または気にする)ようではなかったので、彼らをシッシッと追い立てた。「カメラはここにあるべきではない!」と、写真を撮り続けた2人の混乱したフォトグラファーを叱ったのだ。

3.お腹が空いたら、クッキーがある

豪華なゴールデングローブ賞とは異なり、オスカーは劇場の中での飲食を許可しない。しかし、あなたがもしお腹が空いたセレブリティだとしたら、心配しなくていい。今年アカデミー賞の主催者は、チョコレートチップクッキーの袋、ミックスナッツ、トレイルミックスなどを乗せたテーブルをホールに置いていた。喉が乾いた人用に、水もある。もしあなたがショーを見たくなければ、劇場のすぐ外には各階にバーがある。

4.ほとんどの場合、セレブリティは着席したまま

式に参加しているセレブリティは、コマーシャルの休憩時間に移動する。ショー開始後にロビーでは、『女王陛下のお気に入り』の女優たちが集合していた。エマ・ストーンがレイチェル・ワイズのヒールを脱がすのを助け、オリビア・コールマンが彼女の足にバンドエイドを付けていた。ブレイ・ラーソンは、休憩中に誰かとFaceTimeをしていた。また、放映の早い段階で、レディ・ガガは73分間程度席を外していたが、それは「Shallow」のパフォーマンスの前のコスチューム変更だったことがわかった。

5. Shallowはショーのハイライト

ガガとブラッドリー・クーパーはその夜、最大かつ最も熱のこもったスタンディングオベーションを受けた。また彼らが席に戻るために劇場に再び入ったとき、オーディエンスは立ち上がり再び拍手をした。

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 6.オスカーはガガを愛し、彼女はアカデミーを愛している

オスカーには、レディ・ガガほど大きな、あるいはもっと熱心なチアリーダーはいなかった。彼女は席にいた間、しばしば受賞者らが会場に戻った時に、彼らを祝福するために跳び上がっていた。ガガは、助演男優賞を受賞したマハーシャラ・アリと主演女優賞コールマンにキスをし、監督賞を受賞したアルフォンソ・キュアロンにハグをした。また彼女は、作品賞ノミネート作品「ブラック・クランズマン」のクリップを発表していたバーブラ・ストライサンドに投げキッスをした。そして、彼女が歌曲賞を受賞した時、彼女は震え、トロフィーを持って歩いていったときには手で口を覆っていた。

7.スパイク・リーのスピーチ

リーがステージ上のスピーチで次の選挙で現在の大統領に反対することを有権者に要求し、さらに言いたいことがあったようだ。しかし最終的には、オスカーのプロデューサーは彼をステージから引き離した。

『グリーンブック』が作品賞に選ばれたとき、何人かの批評家が作曲家ドン・シャーリーの物語を「ホワイトウォッッシュ」した映画だと議論した時、リーは早めにショーを去ろうとした。舞台裏でそれについて尋ねられて、彼は答える前にシャンパンのグラスから一口飲んだ。「彼らは悪い言い方をした」と彼は言った。Picture1

今知っておくべき最もクリエイティブなブランドのアイデアトップ5

https://adage.com/article/special-report-creativity-top-5/top-5-creative-brand-ideas/316725/

あなたが今知っておく必要がある最も革新的なブランドのアイデアトップ5を紹介したい。(各ブランドの動画は出典の記事から視聴可能。)

5.シャッターストック:「ポップ・アートオスカーポスター」

アカデミー賞に間に合うように、シャッターストックはオスカーにノミネートされた映画に触発されたバージョンのポップ・アートを発表した。その中でも、「ROMA ローマ」を取り上げたコミック、ウォーホルを彷彿とさせる「ボヘミアンラプソディ」、そしてロイ・リキテンスタインに触発された「女王陛下のお気に入り」の作品は見事である。Picture1

4.クイックブック:「『Backing You』オスカー広告」TBWA / Chiat / Day L.A.

オスカーの放送から賞賛されるべきプロダクション関連者がカットされてしまっている、という近年の論争に対して、QuickbooksとTBWA / Chiat / Dayは、そのような才能のある人たちにスポットを当てる新しい広告で応えた。典型的な映画の制作クルーの約85%を占めている、自営業者や中小企業のオーナーに対するメッセージである。Picture1

  1. チェリオス:「家族みんなで(It’s All in the Family)」72andSunny New York

チェリオスは、ネクサスのジョニー・ケリー監督による72andSunnyの魅力的なアニメーションキャンペーンで、家族の多様性を祝福した。”Right on Tracks”には、養子縁組である家族、独身の両親、同性愛​​者の両親、混血の家族などを含む複数の家族が登場する。オーディエンスは、歌詞字幕の上で弾むチェリオをたどることによって、それぞれのビデオでカラオケスタイルで一緒に歌うことができる。Picture1

2.フォックスネットワークスグループラテンアメリカ:「性別中立字幕」Astillero Buenos Aires

フォックス・ネットワークは、#MeToo時代のラテンアメリカでの懸念の高まり−スペイン語が性差別主義であること−に対処した。スペイン語では、特定の単語が性別で分類されており、男性のものが主に優先される。しかし、「Pose」の番組放送時に、フォックスは標準の文法規則を覆し、性別に中立な新しいバージョンの言葉を紹介した。たとえば、友人グループを説明するために「amigos」という単語の男性バージョンを使用する代わりに、「amigues」という字幕をあて、「all」という男性バージョンの「todos」は「todes」とした。

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1.イケア:「大きなお風呂場のおもちゃSmakrypMother London

イケアは、プラスチック製のおもちゃの船Smakrypを、ロンドンのテムズ川に浮かぶ実際の乗り物にした。しかし、それは楽しむだけのためではない。ボートが、川の汚染された水からゴミを取り除くのだ。Mother Londonからのこのアイデアは、イケアのGreenwich店のオープンのプロモーションのためである。これは、これまでの中で最も「持続可能な」内容であると主張した。一般の人々は遠隔操作で船のコントロール権を獲得するために集められ、回収されたゴミの一部はGreenwich店の彫刻にアップサイクルされる。Picture1

 

YouTubeは広告主にとって完全に安全なのか?その答えは「いいえ」のように見える。

https://www.adweek.com/programmatic/can-youtube-ever-be-completely-safe-for-advertisers/Picture1

YouTubeブランドの安全性について今週話題に上がったのは、そのコメント欄についてである。そして今や、プラットフォーム上の無害なコンテンツでさえ、広告主にとって100%安全ではないようだ。

先日もまた、広告主にとっての聖域でもあるユーザー生成コンテンツポータル特有の欠陥を強調することになった。ディズニー、ネスレ、ロレアルなどの主要ブランドは、水泳や体操をしている子供たちの「無害な」ビデオに広告を掲載しており、それは表面的には問題ない。ただ、コメントをスクロールしていき、小児性愛者のコメントが表示されていた場合、問題が発生する。

ここ数年で見てきたように、この問題はおそらく、あまりにも馴染みのある一連の流れを辿るだろう。ブランドは懸念を深め、買い手は肩をすくめるが、結局プラットフォームは紙幣を印刷し続ける。YouTubeは主要広告代理店や持ち株会社からの代表者を集め、彼らの懸念に対処するための電話カンファレンスを開催するなど、大規模な対応を始めた。

Adweekは、YouTubeがその後関係者に配布した資料のコピーを入手した。そのメモによれば、同社は対応が必要となりそうなコメントが掲載されている可能性がある「数千万のビデオ」に対するコメントを停止し、「チャンネル−全く無害ではあるが悪い人々を惹きつけてしまうようなチャンネル−に広告が掲載されてしまう事」の微調整に取り組んでいるという。

期待外れのパフォーマンス

これらの問題についての直接的な知識を持つ株主である幹部は匿名で、YouTubeが2017年にブランドの安全性を改善しようとした努力は期待に応えなかった、とAdweekに語った。

「彼らは電話で具体的に、YouTubeにとって、この問題を解決するには量が多すぎると述べた。そのため、機械学習に頼り、優れたコメントを上位のコメントカテゴリに表示させるように、また他のタイプを降下させるようにするしかないだろう。」とその情報筋は語った。

電通イージスのグローバル・メディアパートナーシップの責任者であるクライヴ・レコード氏は、「これまで続いてきた論争やGoogleが行った機械学習によるキュレーションの努力にもかかわらず、ユーザー生成コンテンツに関してはこのようなリスクが避けられない」と述べた。

「広告主は、そのリスクを管理するという点で、Googleとその代理店の両方に高い期待を寄せてはいるだろう。ただし、フェイルセーフはあり得ないことも認識しておく必要がある」と彼は付け加えた。

Googleのポリシーにより、サード・パーティによる手助けはできない

広告主がオーディエンスデータに基づいて広告を購入するのに最適な場所を自動的に特定するのに役立つプラットフォームであるBeeswaxのCEOであるアリ・パパロ氏は、何十億ドル規模のビジネスの運用におけるこのような亀裂を「ばからしい」という。

「ここで覚えておくべき非常に重要で微妙な点は、GoogleがAPIの提供を拒否していることだ。」とパパロ氏は述べた。「その結果、彼らはこれらに対して何かしらの対応をすることができる[サードパーティ]の可能性を放棄している。」

 

 

ポッドキャストコンテンツを提供するスタートアップWaitWhat4,300万ドルを調達

https://techcrunch.com/2019/02/21/podcasting-startup-waitwhat-raises-4-3m-as-interest-in-audio-content-explodes/

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LinkedInの共同創業者Reid Hoffman氏がホストを務めるポッドキャストコンテンツMaster of Scaleなどを制作するWaitWhatがCue Ball CapitalとBurda Principal Investmentsをリードインベスターとして迎え、4,300万ドルを調達した。

今回の資金調達によりWaitWhatはポッドキャストも含めた様々なメディア上でのコンテンツ拡大に向けて動き出す。オリジナルのオーディオコンテンツに対する興味が高まっていることを背景に、投資家達はポッドキャスト関連のスタートアップに目を光らせている。2017年時点で市場規模3.14億ドルと小さな市場であったが、SpotifyによるGimletとAnchorの買収が潮目を大きく変えた。既にSpotifyは3.4億ドルもの大金をつぎ込んでいる中、オーディオ業界のNetflixという目標に向け5億ドルの追加投資を予定している。

TED出身のJune Cohen氏とDeron Triff氏の2人によって創業されたWaitWhatは、「コンテンツメディア開発企業」と自称しており、2月22日には新コンテンツのShould This Existが公開された。経済メディアのQuartzと共同で制作されCaterina Fake氏が起業家達のパーソナルな部分やテクノロジーが社会に与える影響について迫る内容となっている。

創業者のCohen氏は、人々はコンテンツを消費するだけでなく驚きや畏怖、好奇心などの感情を通じてコンテンツとの繋がりを求めている。これらの感情は伝播しやすく、聴衆間でのコンテンツ共有を促すものだ。我々は多くのメディア企業が短期間に大量のコンテンツを投下している状況とは一線を画し、継続的な価値上昇が見込め高いエンゲージメントを実現できる独自のコンテンツを製作していくつもりだ。と力強く語った。

今回の資金調達では、Reid HoffmanやMITメディアラボ所長の伊藤穰一、Liminal Venturesという錚々たるメンバーも参加しており、前回の1.5億円に次ぐ資金調達となっている。

キャデラック、ベライゾン、マリオットなど、いくつかのオスカーの広告

https://adage.com/article/media/a-ads-airing-oscars/316724/

アカデミー賞を取り巻く様々なドラマ− ホストがいないテレビ放送や、ショーを短縮しようとする試みの失敗を含む− があるにもかかわらず、広告は依然として堅調に推移している。

今週の初めにディズニーABC TVグループは、オスカー中のコマーシャルの枠が売り切れたことを認めた。ABCは、日曜日の夜の放送のわずか4日前に売り切れを発表したが、内部の人間は2週間前にはすでにクローズしていたという。これは近年のペースと一致している。

今年の放送の30秒広告は昨年と同様で、広告主には約220万ドルの費用がかかる。

視聴率が低下しても、オスカーのライブ配信での比較的大規模なオーディエンスは広告主にとって魅力的なままである。昨年の番組は平均で2,750万人、14.9世帯による視聴で、2017年の授賞式と比較して19%減少した。

広告主は、アンハイザー・ブッシュ・インベブ(バドワイザー)、キャデラック、グーグル、ヘネシー、IBM、マリオット、マクドナルド、マイクロソフト、ロレックス、サムスン、ベライソン、ウォルマートである。

日曜日の夜に放映されるコマーシャルのいくつを紹介する。

キンダー・ジョイ

2018年にアカデミー賞の広告デビューを果たした後、フェレロのキンダー・ジョイはオスカーに戻ってきた。小さなおもちゃが付いてくるココア、クリーム、ウエハースを紹介している。今年の30秒スポットは、両親と充実した時間を過ごし、キンダー・ジョイを楽しんでいる子供たちの楽しそうな顔にフォーカスしたようだ。このスポットは、ニューヨークの広告代理店パブリシスが制作した。

キャデラック

ゼネラルモーターズの高級ブランドは、日曜日の放送中に4分の広告を放映するだろう。その際に、SUVポートフォリオを特色とする「Rise」と呼ばれる新しいキャンペーンをローンチする。この広告購入には、チャイルディッシュ・ガンビーノの「Me and Your Mama」にセットされた4つの新しい広告が含まれている。これでアカデミー賞のスポンサーをするのは、6年連続の取り組みとなる。

ベライゾン

ベライゾンは日曜日のアカデミー賞の間に、2つのスペイン語のスポットを含む6つのコマーシャルを放映する。伝統的なセレブリティのスポークスマンを起用する代わりに、ベライゾンは実際のカスタマーのリアルなストーリーを特集する。字幕がないオスカーの間に、スペイン語でコマーシャルを放送するのは今回が初めてである。

マリオット

マリオットはオスカーを活用し、さらに効率化された新しい特典プログラム、Bonvoyを紹介する。マリオットのコマーシャルは個別に放映さされる。オスカーのテレビ放送に戻る前に、ホテルチェーンの30秒のプロモーションがあり、次にBonvoyの60秒の広告がある。マリオットはそのスポットのために、オブザーバトリー・マーケティング社と一緒に働き、パブリシスグループのマリオットワンメディアはメディア業務を担当した。

バドワイザー

バドワイザーはもともと、第53回スーパーボウルでシャーリーズ・セロン主演のスポットを放映するつもりだったが、それをホールドしオスカーで60秒の広告を流すことに決めた。同社のコアブランドのマーケティング担当バイスプレジデントであるリカルド・マーカス氏は、オスカーのオーディエンスは「よりプレミアなブランドを探している可能性が高い」ため、オスカーの放送が適していた、と述べている。VaynerMediaによるコマーシャルは、その限定版ビールであるバドワイザー・リザーブ・コッパー・ラガーを宣伝する。Picture1

ヘネシー

ヘネシーにとって、初めてのオスカー広告である。「7つの世界(7 Worlds)」と名付けられたこのスポットは、リドリー・スコットによって監督され、ヘネシーX.Oコニャックを宣伝する。ビデオはX.Oの7つの香りを強調し、オスカー像に似たような巨大な黄金像を映像に織り交ぜ、オスカーに敬意を払っている。