月別アーカイブ: 2018年2月

Magic Leap はターナー・ブロードキャスティング・システムとNBAと提携し、MRの複合現実・バスケットボール・コンテンツを開発

http://variety.com/2018/digital/news/magic-leap-nba-1202697885/

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カリフォルニア、ハンティントンビーチで開かれたRecodeのCode メディア会議で、マジック・リープ社は、ターナー・ブロードキャスティング・システムとNBA(ナショナル・バスケットボール・アソシエーション)と提携し、共同で複合現実(MR)のヘッドセットを開発すると明かした。

「私たちはマジック・リープと提携した最初のパートナーの一つになれて光栄だ。」とNBAコミッショナーのAdam Silver氏はステージ上でRony Abovitz(マジック・リープ社創設者)と共に語った。

パートナーシップの一環として、NBAはMagic Leapのプラットフォーム上で機能するアプリを年内にローンチする予定で、試合のハイライトや、ユーザー向けの他のコンテンツも追加する。「ユーザーはバスケットボールのコート脇にもいれるし、コートを超えた場所にもいることができる。」とSilver氏は語った。この体験にはデータ・オーバーレイも含まれ、さらに一種のヴァーチャルTVで試合を観戦する事も体験できるようになる。

Magic Leapは12月にクリエーター版のヘッドセットを2018年内に発送すると発表していた。同社は製品の価格をまだ発表していないが、ブルームバーグはMagic Leap One・クリエーター版は1500ドルから2000ドルの間の価格帯になると伝えた。
火曜日に、Abovitz氏は製品の価格とリリース日を今春に発表すると述べた。彼は未来のプレミアム版はさらに高価格で、最後の一般市場向け製品は “最高級スマートフォン”(iPhone X:最低でも1000ドル)並みの価格になるとほのめかした。

Abovitz氏によると、Magic Leapの試みは他のVRハードウェアのようにユーザーを現実世界から隔絶するようなものとは違ったものになるという。「VRは私たちの目指している方向ではありません。」と同氏は語った。さらにMagic Leapの製品はアグメンティッド・リアリティーヘッドセットとも違ったものになると念を押した。「ポップカルチャーの言葉になった “AR”は我々の開発している製品には当てはまりません。」と同氏は語った。

ステージ上でAbovitz氏が語った所によれば、クリエーター版は様々なサイズで作られ、Abovitz氏が言う所の “Lサイズ” (大柄のバスケットボール・スター選手のシャキール・オニールでも装着できるような)もあると観客に向けて上映されたプロモーションビデオ内で語った。

Aboviz氏はさらにヘッドセットはユーザーのいる環境を感じ取れるだけでなく、バイオメトリック(生体認証技術)センサーも備えていると語った。「人間の体験はデータではありません。感情であり、存在を感じ取れることです。」と同氏は語った。

Silver氏はNBAとMagic Leapのパートナーシップのゴールの一つは未来の視聴者をどのように獲得できるかを開拓することだという。「これは私たちがどうしてもやらなければならない事と感じています。」と同氏は述べた。

ビデオゲーム業界を牽引するカリフォルニア州、首位転落の危機

http://variety.com/2018/digital/news/milken-institute-california-video-game-1202697483/Picture1

非営利組織のシンクタンク、Milken Instituteの新しい報告によると、カリフォルニア州のゲーム産業は、他州や利益の分け前を狙う海外のプレーヤーの参入により、危機に直面している。

“将来性のあるカリフォルニアのゲーム産業” と呼ばれる報告書によると、カリフォルニアは中国に次ぎ世界で2番目のビデオゲーム産業である。カリフォルニアでは、900社を超えるゲーム企業が3万3000人以上の雇用を生み出しており、ほとんどがロサンゼルスとベイエリアを拠点としている。ビデオゲームが貢献しているアメリカ国内総生産のソフトウェア産業は2006年と2016年の間で72億ドルから145億ドルで2倍に増え、カリフォルニア州の利益の合計も14億ドルから32億ドルに倍増した。

カリフォルニア州の27%のゲーム産業への出資は他の4州(テキサス、ワシントン、ニューヨーク、マサチューセッツ)を合わせたものより大きいが、これらの4州は過去10年間でカリフォルニアに追いつくほどの成功を収めており、合計で25%の業界シェアを占めている。

他州とカナダのケベック州が実施している税金控除や税優遇措置は企業にカリフォルニアの外に目を向けることを奨励している。研究開発やプロダクションのための税優遇措置はカリフォルニア州に存在しているが、州政府はエンタメ業界はなくソフトウェア業界とゲーム企業をみなしており優遇処置は適用されることがない。

ゲーム産業を守るため、カリフォルニアはさらなる優遇処置をソフトウェアとゲーム会社にも実施すべきで、さらに業界での雇用に結びつく職業教育も必要だ、と報告書はまとめた。

南カリフォルニア大学やカリフォルニア大学サンタクルーズ校などのレベルの高いビデオゲームデザイン・プログラムがあるにも関わらず、教育システムや就職サポートが十分でなく、企業はより良い求職者を求め他州でリクルーティングを行ったり移転することもあると、ゲーム会社の重役達は語る。カリフォルニア内にあるソフトウェア会社の割合は2009年と2015年の間で184%の増加であったが、他の地域では304%の増加で、2009年の708ヶ所から2015年にはなんと2858ヶ所になった。

さらに平均的なカリフォルニア州のソフトウェア産業の賃金は20万1000ドルで平均より5万3000ドルも多く、ワシントンの21万1000ドルに次いでいる。さらに、ゲーム開発拠点の多いロサンゼルスとベイエリアはアメリカで一番生活費が高く、社員になる可能性のある人々をテキサスのような生活費のあまりかからない、そしてなおかつ仕事がある州に逃してしまっている。

巨大で有名なゲーム会社である、アクティビジョン・ブリザード、ライアットゲームズ、テンセント、アタリ、エレクトロニック・アーツはカリフォルニアを拠点としているが、大多数のゲーム会社(99.7%)は小規模で、90%の会社が社員数30名未満と報告している。このトレンドはSteam, Facebook, Apple App Storeのプラットホーム上のVR/AR ゲームやセルフパブリッシングの携帯アプリゲームの隆盛に大きく影響されたのがその理由だ。

『ハリー・ポッター』シリーズ監督、名作ホラーゲーム『Five Nights at Freddy’s』(ファイブナイツアットフレディーズ)の監督予定

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クリス・コロンバス(『ホーム・アローン』、『ミセス・ダウト』、『ハリー・ポッター』シリーズ2作を監督)がスコット・カウソン(アメリカ在住のゲーム・クリエイター)が作ったホラーゲーム『Five Nights at Freddy’s』(ファイブナイツアットフレディーズ)の長編映画版の脚本、監督をする予定となった。ブラムハウス・プロダクションズ(『ゲット・アウト』、『インシィディアス』、『パージ』などの低予算ホラー映画の製作で有名)がTwitterで発表した。

Deadlineによると、スコット・カウソンはこの映画をコロンバス監督と映画プロデューサーのジェイソン・ブラム(『スプリット』、『ゲット・アウト』、『ハッピー・デス・デイ』等を制作)と共同制作する予定だ。ブラムハウスは昨年ワーナー・ブラザーズ傘下のニュー・ライン・シネマから権利を獲得した。

『Five Nights at Freddy’s』(ファイブナイツアットフレディーズ)を原作とする長編映画制作の発表は2015年に初めて行われた。ワーナー・ブラザーズは初めにこのフランチャイズの権利を保有しており、ギル・ケナン(『モンスター・ハウス』、『ポルターガイスト』)が監督として予定されていた。

カウソンは2014年から『Five Nights at Freddy’s』(ファイブナイツアットフレディーズ)のメインのフランチャイズとして6本のゲーム(スピンオフのRPGゲーム一本を加えて)をリリースしてきた。このゲームシリーズはプレーヤーがピザ屋の警備員となって、襲い来るアニマトロニクス(マスコットキャラを模した着ぐるみを着たロボット)から生き残るというものだ。

フェイスブック社:動画セクションに最新ニュースセクションを新設予定

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フェイスブック社は同社の動画ストリーミングプラットフォームであるFacebook Watchに最新ニュースのセクションを設ける予定だ。このニュースはニュース・パートナーシップ部門ヘッドのCampbell Brown氏によって発表された。同社の動画プラットフォームWatchは17年8月からスタート、他社の動画配信サービスに対抗する形で誕生した。フェイスブックは動画配信プラットオフォームを設け、オリジナルコンテンツを配信することにより、ユーザーを同サイトにより頻繁に訪ねさせることを目的としている。Watchはユーザーの好みに合わせた動画(ライブ・録画両方)をお勧めすることが可能で、その他にも「今一番話題の動画」・「人々が笑った動画」・「あなたの友人が見ている動画」などカテゴリーに分けられている。

競合である、YouTubeやスナップもオリジナルコンテンツを配信しているが、フェイスブックがニュースを配信することにより、同社にとって新たなステップになること間違いない。同社は同サイトで扱われているニュースの質をうまくマネジメントできず苦労した経緯がある。様々な間違った内容のニュースがサイト上で共有され、多くのユーザーに間違った情報を提供してしまった。同社が直接メディアに関わることでこのような問題を解決したいのだろう。

「ユーザーはフェイスブックにニュースを見に来ているのではありません。彼らは友達や家族のことを知りに訪れているのだ」とBrown氏は述べたが、確かにそれも正しいかもしれない。しかし、その友達や家族がニュースフィード上で共有している情報は「ニュース」なのだ。

同社は現在大手情報提供機関ではなく、Watchのプラットフォームをユーザーの興味に最適化しやすいよう、ローカルニュースに焦点を当てている。

【調査結果】音楽の好みは10代で形成

好きな曲がリリースされた時の平均年齢、男性は14歳で女性は13歳

https://www.theverge.com/2018/2/12/17003076/spotify-data-shows-songs-teens-adult-taste-musicPicture1

Spotifyのデータをニューヨーク・タイムズが分析したところ、10代で聴いた曲が、成人になった時の音楽の好みを形成することがわかった。

男性の場合、音楽の嗜好性を形成する最も重要な時期は、13歳から16歳の間だ。男性は平均して、14歳の時にお気に入りの曲がリリースされる。女性に関しては、最も重要な時期は11歳から14歳で、13歳の時が、好きな曲が発表される最も可能性の高い年齢だ。また、 男性よりも女性の方が幼児期の影響を受けやすい 傾向があり、嗜好性形成の重要なキーとなる年は思春期の終わりに結びついていることがわかった。

ニューヨーク・タイムズは、1960年から2000年の間にリリースされたすべてのビルボードの上位チャートの曲を分析した。同紙はRadioheadの「Creep」を例に挙げ、この歌が38歳の男性の中で最も人気のある曲であることを発見した。これらの男性は1993年に歌がリリースされた時点で約14歳だっただろう。 「Creep」は、前後10年間に生まれた人の中ではトップ300曲にも含まれていない。また、The Cureの 「Just Like Heaven」は1987年にリリースされた曲で41歳の女性に人気があり、曲のリリース時に11歳だった。

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図:ニューヨークタイムズ
音楽と年齢の関係
成人の音楽嗜好性はいつ決定するのか?女性は13歳、男性はそれより少し遅い14歳だ

このデータは確かに信憑性がありそうだ。私の好きな曲は、Stereophonicの 「Dakota」とArctic Monkeysの「505」だ。私はいまだに高校時代に聞いていたGreen DayとLinkin Parkを聞いている。また、20代前半に聞いた音楽は10代で聴いた音楽に比べ、嗜好性の決定に半分の影響しか与えない、ということも興味深い。

さらにここで言及しておきたいことは、ニューヨーク・タイムズが報じたバレンタインデーに聞きたい人気ソングは、30歳にとってはBeyonceの 「Crazy in Love」、45歳ではVan Halenの 「It’s Love」、60代ではMarvin Gayeの「Let’s Get It On」であることだ。

ムービーパスが今までよりさらに安くなった

https://mashable.com/2018/02/10/movie-pass-price-drop/?utm_campaign=Mash-Prod-RSS-Feedburner-All-Partial&utm_cid=Mash-Prod-RSS-Feedburner-All-Partial&utm_source=feedly&utm_medium=webfeeds#DNVj4M0Jxkqh

Picture1もしあなたが友人たちの声を無視して、未だにMoviePassに加入しておらず、その理由が安い加入金額がさらに安くなると考えているからだとしたら、あなたは正しい。
MoviePassは今までの月額10ドルから7.95ドル(19.95ドルの手数料あり)という破格の値段に値下げする、驚くべき期間限定サービスをスタートした。今まで通りこのサービスで提携している映画館で1日1本までの映画が見れ、同僚や友人たちと見た新作映画について語り会える。MoviePassの広報担当は「我々は期間限定サービスを時々行います。今回のサービスの終了時期はまだ決めていない」と語った。
今回の特別価格は映画配信サービス Fandorとのパートナーシップで誕生した。期間中にサービスに加入すると、なんとFandorの数千もの映画を無料で視聴することができるのだ。
MoviePassの人気はNetflix共同設立者のMitch Lowe氏が最高経営責任者として入社し、加入額をかなり安くしてからこの半年で絶好調である。先月には、200万人以上の加入者獲得を100万人の加入者獲得を突破してわずか1ヶ月あまりで成し遂げた。MoviePassはユーザーから集めた利用データを収益化する計画で、さらに映画の権利まで購入を始めている。

テスラにとって重要な一年、イーロン・マスクはその先のことばかり に言及

2018年の第1回の業績見通しで、CEOは主に未来に焦点を当てた

https://www.theverge.com/2018/2/8/16990730/tesla-earnings-2017-elon-musk

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イーロン・マスク氏は、明るい調子で水曜日の電話カンファレンスにて2017年のテスラの財務・業績について発表した。2017年に同社は20億ドルもの大金を失ったが、モデル3を発表し、セミトラックと新しいロードスターを発表した。マスクは明らかにカンファレンスの24時間前に起きた「ファルコン・ヘビー」ロケットの初めての飛行の成功に支えられていた。 カンファレンスに参加した金融アナリストは、切り離したロケットブースターを軟着陸させた(そのことにより、ブースターが再利用可能になった)ことにも言及し、億万長者のCEOを祝った。

カンファレンス冒頭の雰囲気は、不調だった11月の業績発表時とは対照的だった。 マスク氏は、モデル3の現在の生産における弱点であるギガファクトリーでカンファレンスを行った 。彼のトーンは時々戦闘的であり、アナリストに対し「先の見通しをしっかりと考え、それらが有効的か、あるいは悲観的なものなのかどうかも考えてほしい」と語った。また、テスラの工場内で起こったとされている人種差別、反労働組合的な行動、職場の安全性、セクシュアルハラスメントなどについての主張を報じたジャーナリストに対しても文句を言った。

テスラの状況はころころ変わる。11月とは対照的に、2018年の最初のカンファレンスでは、彼は 大胆な予測に戻った。テスラは、わずか4年間で年間10万台の全電気駆動のセミトラックを生産し、大きなセミトラクターはすでに使用されている技術スペックを上回る可能性さえある。また2020年までに年間100万台の車両を製造する予定だ。さらに、テスラはモデル3のプログラムの半分の費用で、次期モデルYクロスオーバーSUVを生産するかもしれない。

マスク氏による今年の見通しのいくつかはあまり大胆ではなく、モデル3の生産遅延が明らかになった後の2017年後半に設定された控えめなゴールを強調した。同氏は、同社が3月末までに週に2,500台のモデル3を、第2四半期末には週に5,000台を生産する意向を再表明した。2017年7月の主張によると 、テスラは12月までにこれらの数字を達成すると予期していた。しかし、マスク氏が「生産地獄」と表現した昨年7月のモデル3の生産は、彼が想定していたよりも悪化している。

「私たちは想定していたレベルよりも深い地獄にいた。しかし、私たちは勢いよく抜け出してきていると思う」とマスク氏は語った。 「小惑星帯にロードスターを送ることができれば、おそらくモデル3の生産に関する問題を解決することができるだろう」と彼は少し後で冗談を言った。 (その晩に、ファルコン・ヘビーに搭載され宇宙に送られたテスラ・ロードスターは、小惑星帯に向かってはいないことが発見された。)

会社が地獄から抜け出してきていることを信じて、マスク氏はテスラの従業員に感謝の意を表し、「彼らがしてきた仕事を誇りに思う」と語った。また、テスラのサプライヤーにも感謝の意を表明した。彼は「モデル3の生産量を増やすために非常に困難な状況を共有している」と述べた。「彼らは真夜中にオイルを 燃やし、週末も働き、多くのリスクをとり、苦難に挑戦することにおいて、私達と一緒に苦しんでいる」とマスク氏は言った。

マスク氏はModel 3の予約者の忍耐強さにも感謝した。 「予約者は愛車を手に入れたいと思っている。できるだけ早く予約者に手渡せるように努力している。」

これらの予約者、特に「標準」バッテリーパックを搭載した最も安価なベースレベルのモデル$1,000のチケットを持っている人は、その忍耐を今後も必要とするだろう。カンファレンスの後、予約開始初日(2016年3月31日)にモデル3の$35,000の予約をした顧客は、2018年末まで待たなければならないということが判明した。3月31日以降に予約をした人は、「2019年初め」まで待たなければならないかもしれない。

この遅れについてカンファレンスで 言及されなかったことは、いかにお祝いの雰囲気がテスラの重要な問題に関する討論を遠ざけたのか、ということを象徴している。マスク氏はテスラの2018年の見通しに関しては、まだおおまかに話した。例えば、同社は今後3〜6カ月以内に太平洋岸から大西洋岸までの自走を試み、オートパイロットソフトウェアの更新情報を発表する予定だ。だが彼は、一年前に同じ約束をしている。

マスク氏は、昨年の夏に何度か語った、何十ものギガファクトリーを開くという期待していた計画については話さなかった。また一度も、世界最大の自動車市場であり、テスラが積極的に挑戦しようとしている市場である中国に関しては言及しなかった。テスラの太陽光屋根や家庭用バッテリーなどのエネルギー製品も、株主への手紙に記載されていたが特に触れられなかった。マスク氏は、その先の地平線に焦点を当て、テスラが2018年に自動車事業からの良い収益を期待している、ということによってアナリストを安心させた。「私たちにとって非常に重要な年になるだろう。」と彼は語った。

マスク氏は、より多くの工場を建設することなどの最も重要なプロジェクトのいくつかについて話すことよりも、ライバルたちを批判することに時間をかけている。 LIDAR技術を使って自動運転車を作ろうとしている企業は、自分自身をコーナーに追いやっているようだと揶揄し、その技術を「松葉杖」と呼んだ。さらに、自動車企業は「 製造において非常に素晴らしい」が、それを作り上げる企業がどれほど優れているかを認識していない、と話した。

マスク氏は 、「生産が最も速い工場では、おそらく25秒ごとに車を生産するようだ」 と言った。「ギャップを含む5メートルの車と、0.5メートルのギャップのある4.5メートルの車を考えた場合、それは毎秒わずか0.2メートルだ。歩行器 を使っているおばあさんが、私たちが誇る最速の生産ラインのスピードを上回ることができるように、それほど速くはない。歩行速度は毎秒1メートルなので、地球上で最も速い生産ラインよりも5倍速いのだ。少なくともジョギングスピードであるべきだ。」

過去にマスク氏は、テスラの工場が空気摩擦がスピードに影響するほど非常に早く車を生産することを望んでいると主張した。そして水曜日のカンファンレンスで再びそれを強調した。しかしテスラはまだ、ライバルを批判しているペースでも動いていないため、この問題を対処するまでにはまだ長い道のりだ。ギガファクトリーで、バッテリー・モジュールの生産ラインにさらに多く自動化を導入しようとしているが、その間に半自動(ロボットと人間による作業のミックス)ラインを使用しているという。

その大胆な目標 – 空気抵抗が邪魔になる程速い組立ラインを作ることは非常に難しい – は、テスラの工場がこの先生き残りのための最良のチャンスになるというマスク氏の見解に合致する。「テスラ長期的な競争力 は、自動車そのものではなく、工場になるだろう」と彼は語った。 「工場を製品化する予定だ。」

それが、今週のカンファレンスでのマスク氏が話したヘンリー・フォード氏の戦略だ。彼は、フォード・モーター・カンパニーの1900年代初頭の支配力はモデルTのおかげでなく、自動車メーカーのリバー・ルージュ生産施設に起因すると主張した。 「誰もが”Model T”を作ることは可能だったかもしれないが、誰もリバー・ルージュを作ることはできなかっただろう。それがまさに、テスラの長期的な優位的な競争力になるのだ。」
マスク氏は、フォードの有名なリバー・ルージュ生産工場を追随したい例として言及したが、比較対象として見直したかったかもしれない。
マスク氏が話をしそこなったことは、フォードの他の有名な工場と同様にリバー・ルージュも、それらが建てられた初期の時代と同じように、工場運営のために扇動され、嫌がらせを受け、虐待された労働者の存在があった 、ということだ。

テスラはアメリカで唯一、労働組合に入っていないアメリカ所有の自動車工場を運営している。昨年末のマスク氏のメディアによる非難もあり、同社は元従業員の報告や虐待の疑惑に対して2018年は時間を費やさなければならないだろう。 野心的な目標を達成するためには、自動車組立工場とギガファクトリーの両方で生産量を増やしながら、それらを行う方法を見つけなければならない。 マスク氏の大胆なビジョンそれ自体に価値があることは周知の事実だが、2018年はこの2つの事案のバランスをとるのが難しくなりそうだ。そして、その重要なバランスは、会社にとって大きなアイデアを達成するための鍵となる。 おそらくそれが、マスク氏が昨日のカンファレンスで多くのことを1年先に見ていた理由だ 。

スナップチャットユーザー:全米の映画チケットの半分を購入していることが明らかに

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ハリウッドはスナップチャット社のことが好きで仕方ないだろう。アメリカにおける映画チケットのセールスの50%がスナップチャットのユーザーが占めており、同社のプラットフォームに広告を出した映画は最高39%もアウェアネスが上昇するとスナップチャット社の親会社であるスナップインクが発表した。
映画ファンの35%がスナップチャットのユーザーで、全米の映画チケットのセールスの50%を同ユーザーが占めるというデータは、ナショナル・リサーチ・グループ社(NRG)によって調査された。パーセンテージに差があるのは、スナップチャットのユーザーが、非ユーザーより映画を頻繁に観ているからとのことだ。
「スナップチャットのユーザーは大の映画ファンであるが、テレビ・ラジオなどの従来メディアではリーチしづらいグループだ。そしてスナップチャットはダイレクトにこのグループの日常にコンテンツを提供可能だ」とNRG社のCEO Jon Penn氏は語る。
Penn氏の会社では2015年以降に公開された映画375作品をリサーチ、スナップチャップに出向した映画広告が興行収入にどれほど影響を及ぼしたが焦点になった。そしてリサーチ中に明らかになったのが、スナップチャットに広告を載せた映画は公開日を認識しているユーザーが23%上昇したとのことだ。
この変化は作品規模・ジャンルに関わらず上昇が見られ、通常より多めの広告費用を投入された映画の公開日認識率は最高で39%も上昇した。
他にも同社で広告が出されている映画は、同じ週末に複数公開される映画の中でも一番目のチョイスと選択する可能性が22%上昇。ARを使用した広告では、公開日の認識率と一番目のチョイスと選択する可能性が両方とも34%まで上昇した。
「この調査結果は映画ファンとスナップチャットユーザーのグループが重複していることを表している。そしてスナップチャットのプラットフォームを使い本当に効果的なキャンペーンを作ることができるのだ。」とスナップ社のエンターテイメント測定部門のヘッドCheryl Idell氏は語る。

グーグル社:ビデオゲームストリーミングサービスを開発中か

https://www.engadget.com/2018/02/07/google-game-streaming-console/Picture1

どうやらグーグル社はクラウド型ゲームストリーミングサービスを開発中のようだ。メディアサイトThe Informationによるとグーグルは過去2年間、PlayStation NowやNVIDIA社のGeForce Nowのようなストリーミングサービスを考えていたようだ。コードネーム「Yeti」と呼ばれたこのプロジェクトは同サービスに向けたハードウェア開発も行っている。そしてクロムキャスト上でもストリーム可能になるようだ。1月に元マイクロソフトやソニーのゲーム部門に在籍していたPhil Harrison氏をグーグルのハードウェア部門のVPとして採用、グーグル独自のゲーム開発が本格的にスタートとするのかもしれない。

このストリーミングサービスやハードウェア開発が近日中にリリースされるとは考えないほうがいいだろう。なぜならばこれらはもともと2017年にデビュー予定、数年以上前から噂されていたが進展が一切なかった。

ストリーミングゲームの一番のハードルはタイムラグだろう。ネットフリックスとフールーなどの動画ストリーミングサイトは停止・再生くらいしか行わないが、ゲームの場合コマンドを入力するなど常にインプットが必要となる。これらの入力信号は家からグーグルサーバー、そして家へと送られる。ミリ秒単位の遅れですらプレイヤーのフラストレーションに繋がってしまう。

NVIDIA社はリモートコンピューティングという技術を使い、低性能のPCでも高グラフィックゲームがプレイできるようにした。グーグル社も同社が世界中に持つ多くのデータセンターを使いラグを低減させることができるかもしれない。I/Oイベント開催間近なので、まもなく詳しい内容が発表されるだろう。

革新的なジャンル映画は今年のオスカーレースを引っ張る

http://variety.com/2018/film/features/innovative-genre-movies-goose-oscar-race-get-out-shape-water-1202687793/Picture1

今年は珍しく「ジャンル映画」がオスカーに愛される、レアな年となるのだろうか?

確かに、今年の最優秀作品賞の多くがインディーフィルムのスピリットを持っていて、「ジャンル映画」のカテゴリーを超えている。そして映画を高める現代的な感性と重ね合わされている。

ホラーとコメディという、オスカーが特に嫌いな2つのジャンルを組み合わせた『ゲット・アウト』を考えてみよう。脚本兼監督のジョーダン・ピールは、この二つのジャンルを、人種という今最もホットな話題の1つに混ぜ込み、賞総なめ作品を作り上げた。

先に進む前に、用語を定義してみよう。言葉フランス語の「ジャンル」は芸術作品を分類しカテゴリ分けする方法を指すが、「ジャンル映画」というのは、キザな批評家達がが西部劇、SF映画、スポーツ物語、戦争物語、その他いくつかのカテゴリを呼ぶ軽蔑的な言葉だ。「まあ、これはただの西部劇だよ。」とは言わずにも、「これはジャンル映画だ。」といってしまうことで、ある映画を却下するようなものだ。

オスカーはSF映画やファンタジー映画にはほとんど賞賛しないが、ギリモ・デル・トロの心温まるモンスター映画『シェイプ・オブ・ウォーター』は、シンプルなSF映画の分類を超越する。この混合種間ロマンスと冷戦のスパイストーリーは、去年の秋に映画祭デビューして以来、賞賛され続けてきた。
このような作品はまだまだある。『ダンケルク』は戦争映画であり、革新的なストーリーテリング方法を使用して、一か八かのアクション作品を作り上げた。 『スリー・ビルボード』は復讐の話であるが、タフなヒロインと実は正しい心を持つ警官が対立するという設定だ。

このようなバリエーション豊かなジャンル映画は、伝統的なドラマ映画と、最後までギリギリの賞レースを行うだろう。

『君の名前で僕を呼んで』:これは 「同性愛」映画をアートハウスから、おそらく、主流に動かす。

『レディ・バード』:成人向けのジャンルは、オスカーの餌になることはなかった。

『ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書』:『スポットライト』は別として、ジャーナリズム映画はめったに勝てない。

『ファントム・スレッド』:ディレクターとキャストの経歴にもかかわらず、結局はファッションとデザインに関する映画なのだ。

『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』:オスカーは確かに伝記映画を愛する。 『ビューティフル・マインド』『ブレイブハート』『アラビアのロレンス』『ラストエンペラー』『ガンジー』そしてかなり昔の『エミール・ゾラの生涯』『巨星ジーグフェルド』など、最優秀作品賞は伝記映画で溢れている。

叙事詩でない限り、ジャンル映画は最優秀作品賞のお気に入りではなかった。 『風と共に去りぬ』(1939年)から『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』(2003年)まで、長編物語は12回以上最優秀作品賞に選ばれた。ミュージカルは、『ブロードウェイ・メロディー』(1929年)『シカゴ』(2002年)、そして昨年惜しくも受賞を逃した『ラ・ラ・ランド』など、8回も受賞している。戦争映画は、『西部戦線異状なし』(1930年)から『ハート・ロッカー』(2008年)に至るまで、7つの最優秀作品賞を獲得した。その他のこととなると、アカデミーはジャンル映画に対して当たり前のように興味を示さなかった。

作品賞を受賞した純粋なアクション映画を挙げてみよう。最初の受賞作品であるサイレント映画『つばさ』(1927年)をアクション映画として数えない限り、何もない。

最優秀作品賞受賞者のこととなると、アカデミーは真面目なドラマ、特にベストセラーの本や長年続く演劇が映画化された作品、何と言っても実話に基づいたもの(過去10
受賞作品中5作品)を特に好む。

唯一のミステリー受賞作品はアルフレッド・ヒッチコックの『レベッカ』(1940年)だ。ホラー映画?ジョナサン・デミの「羊たちの沈黙」(1991年)をホラーとして数えるならば、それが一つだ。果たして『ゲット・アウト』が25世紀ぶりにオスカー像を獲得するホラー映画になるのだろうか?

その点では、何本のコメディ映画が受賞しただろうか? 『或る夜の出来事』(1934年)、『我が家の楽園』(1938年)、『アニー・ホール』(1977年)などのような作品以外を見つけるのは困難だろう。西部劇も同じである。 『シマロン』(1931年)、 『ダンス・ウィズ・ウルブズ』(1990年); 「許されざる者」(1992年)のみだ。

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ギャングや犯罪映画は、若干人気がある。『ゴッドファーザー』シリーズの初2作品(1972年と1974年)『ディパーテッド』(2006年) 『フレンチ・コネクション』(1971年)が受賞している。こじつけだが、『ノーカントリー』(2007年)も含められるかもしれない。スポーツ? 『ロッキー』(1976年)、『炎のランナー』(1981年)、『ミリオンダラー・ベイビー』(2004年)の他に受賞作品を探すのは難しいだろう。

あなたが俳優であれば、あなたがノミネートされたいジャンルは常に人気の伝記映画だ。ゲイリー・オールドマンがウィンストン・チャーチルを演じた『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』は本命だ。2000年以来、10人の主演男優賞と8人の主演女優賞受賞者が実在の人物を演じた。助男優賞も助演女優賞も、それぞれ6人が実在の人物を演じて受賞した事は言うまでもない。その点では、『ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書』で出版者のキャサリン・グラハムを演じたメリル・ストリープ、『アイ、トーニャ 史上最大のスキャンダル』でトーニャ・ハーディングとその母を演じるマーゴット・ロビーとアリソン・ ジャニー、そしてより一般的なドラマ映画『オール・ザ・マネー・イン・ザ・ワールド(原題)』でJ.ポール・ゲッティーを演じるクリストファー・プラマーが有力候補である。

ジャンル映画の監督らは、作品賞(クリント・イーストウッドの『ミリオンダラー・ベイビー』、マーティン・スコセッシの『ディパーテッド』)でなくても(『グラビティ』でアルフォンソ・キュアロンが監督賞)受賞履歴がある。

アカデミーがSF、アクション、ファンタジー映画に敬意を示す唯一のカテゴリが技術分野だ。興行収入の低い『ブレードランナー 2049』は、技術部門において5つ(ロジャー・ディキンズの驚くほど素晴らしいシネマトグラフィーを含む)にノミネートされていて、それは批評家に人気の作品『ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ』(1つ)や興行収入チャンピオンである『ワンダーウーマン』(ノミネート無し)よりもはるかに多い。

今年のノミネートは、非常に多くの監督が個人的なビジョンを追求する機会を得ている。 『シェイプ・オブ・ウォーター』は、イギリスのインディペンデント映画の熱烈な支持者サリー・ホーキンス、アメリカのインディー映画の象徴マイケル・シャノン、そして前年のオスカー候補(オクタビア・スペンサーとリチャード・ジェンキンス)を使用しているので、他のSF映画と違い却下しづらい作品だ。『スリー・ビルボード』は果たしてただの犯罪復讐映画だろうか?そうかもしれない、しかし、この映画が描く悲しい人道と、人生との不安な戦いが、『ノー・カントリー』よりも『ムーンライト』寄りなのかもしれない。

今年のアカデミー賞は、ジャンル映画に有利になるだろうか?
こう言おう:ジャンル映画ということを忘れてしまうような、このような素晴らしい映画をこれから作ろう。