月別アーカイブ: 2018年2月

次のブランディングの トレンドは「ライブ」

【出典】2018/2/27
https://www.entrepreneur.com/article/308979

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「ブランド」という言葉の語源はもともと牧場を歩き回る家畜を「特定する」という意味だった。そこから、企業のための「ロゴを作る」という意味に変化、そして企業の雰囲気や見た目という意味も加わり、最終的にカスタマーエクスペリエンスなどの意味も加わるようになった。しかし「ブランドを作り上げる」ということはストリーテリングと同じことだ。人々を感情的・理論的にコネクトすることだ。そしてそれは全ての人のために存在する。

地球上に我々が誕生してから、我々は常にストーリーを求めている。初めは部族間でストーリーを共有するだけだったが、その物語を壁画として残し他の部族も見られるようになった。そして言語、紙が誕生し物語を伝える方法はより簡単になった。テクノロジーが進化するにつれ我々が作り出した物語は共有しやすくなった。

紙・ラジオ・テレビ・そしてインターネットなどが誕生し、そしてVR・ARなど新しい技術が到来している。これらの新しい技術・媒体を使ってブランドは作られる。

これから誕生するかもしれない未来の技術は、我々の行動を変えるだろう。アップル社・アドビ社・グーグル社などが我々のコミュニケーション方法、情報の集め方、コンテンツの共有方法などを変えてきたのだ。彼らは我々の行動に新しいトレンドをもたらした。人々はスマホに依存し、写真はクラウドで共有、音楽の聴き方、教育方法などがテクノロジーにより変化した。

これらのテクノロジーは我々の生産性を高め、ネットワークを拡大、人々の生活を細かに追跡することが可能となった。しかし一方で人々の繋がりは離れてしまった。このような現象が今、人々がもっと「ライブ=生」な経験を楽しむという新しいトレンドを生み出した。「ライブ」とは人々が一緒に同じ場所で一つの体験をするということだ。人々がスマホから目を離し、お互いを感じる機会が生まれる。ライブ体験は、特に世界中のミレニアル世代にとってメジャーな媒体になった。

1964年メディア研究を行なっていたマーシャル・マクルーハンは、彼の著書『メディア論――人間の拡張の諸相』の中で媒体とはメッセージであると唱えている。よって媒体を選ぶということは、「どのような手法でストーリーを伝えるか」と同じ意味であり、媒体はストーリーの一部でもある。21世紀になり、様々な方法で人々はコミュニケーションをできるようになったが、そのような世の中でも最も豊かな媒体は『ライブ』であろう。なぜならば人々が一緒に同じ体験を経験し共有する機会があるからだ。だからこそ多くの企業が顧客やパートナー、インフルエンサーと対面でのコミュニケーションを望み、長期的な関係性を築こうとするのだ。

「ライブ体験」のマネタイズ化は既に音楽業界がライブコンサートなどで行なっている。音楽業界だけでなく、その他の業界も積極的に行うべきだ。ブランド価値が高ければ、より多くの人が振り向くだろう。効果的なライブ体験はブランドのプレセンスを高め多くの消費者が集まってくるだろう。

 

何故あなたのブランディングプランが、ビジネスプランよりも重要なのか

【出典】2018/2/27
https://www.entrepreneur.com/article/309188

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なぜあなたはブランディングを気にしなければならないのか?何故ならば、全ての人々が何かしらの商品・サービスを購入する前にグーグルで下調べを行うからだ。あなたのビジネスがレストランや不動産であれ、あなたのビジネスがオンラインまたはオフラインで人々と関わるのであれば、ブランディングは必要となる。

昔ブランディングが必要なのは、IBM、コカ・コーラ、BMWなど大企業に限られていた。ビジネスを新しく立ち上げるとしたら、必要なのはキャシューフロー、売り上げ予測、経費などが計算されたビジネスプランだけであった。広告費として、テレビ・ラジオ・紙媒体などがビジネスプランに計上されていたかもしれないがブランディングが注目されることはなかった。

もし昔の時代が良かったと思っているのであれば、それは間違いだ。今はブランディングをうまく活用することにより、ビジネスを成長、企業としての信用を高めることができるのだ。このような機会は現在明らかに存在しているが、起業家たち未だにビジネスプランにフォーカス、エンゲージメントではなく広告ばかりにフォーカスしている。

インターネットとソーシャルサイト中心の今の世界では、会社をしっかり象徴するようなブランディングプランがなければ失敗するだろう。その企業のブランドが持つ価値を消費者に届け、対話を行うことでオンライン上にいる何万人もの人々とエンゲージしなければならない。

ブランドプランに含まれているべき事項

しっかりしたブランドプランはブランディングのゴールが設定されており、そのゴールに向かってどのように達成するか戦略やアイデア必要なリソースなどが含まれているべきだ。ブランドプランはマーケティング部門の傘下として機能すべきであり、売り上げと商品開発はブランディングが成功するために密接に関与すべきだ。ブランドプランはビジョン作りからスタート、ブランドのあるべき姿、シンボルを考える。そしてミッション、ブランドをローンチするために必要なプランも加えるべきだ。

次に重要なのはゴールだ。ブランドが達成したいことは何か?を戦略に落としロードマップとして仕上げる必要がる。成功するブランドプランはコンシューマーターゲットが明確ででもグラフィックがはっきりしている。これらの消費者が商品を購入するために、ブランドはメインとなるメッセージを持たなければならない。そのメッセージは、何故自分たちの商品ができて他社が真似できないのか明確に説明できること。そして、ターゲットコンユーマーがアクションを起こしたくなるようなプロモーション戦略も加えるべきだ。

一番大切なのは、ブランディングとはエモーショナル(感情的)であり、あなたのカスタマーやクライアントが企業や商品に対しどう思っているかだ。マーケティングは数字だ。マーケティングもブランディングも両方とも大切だが、消費者の感情に訴える方法は企業を大成功させることもできるし、大失敗に終わらせることもできる。

ブランディングのエキスパート、イーロン・マスクから学ぶべきこと

今日、ブランディングのエモーショナルな側面を一番理解している人間はイーロン・マスクだろう。テスラ、スペースX、ソーラーシティなど様々なビジネスを経営しているが、彼はカスタマーではなくフォロワーがいると言われている。彼は環境に優しいイノベイティブな商品や機械を生み出す素晴らしい起業家として自らのブランディングを成功させた。よって、イーロンマスク氏の顧客は彼のビジネスや創造性だけでなくイデオロギーまで尊敬する。マスク氏のフォロワーにとって、地球温暖化と戦うクールなテスラの車はマスク氏そのものを体現している。

そしてカスタマーにとってマスク氏がさらに魅力的に感じるのは、彼は自社製品の責任を負うということだ。2013年、テスラ社の車の炎上事故で大きな非難を浴びた際、彼は同社のブログでテスラ車の安全性を主張しブランドを守ろうとした。消費者はマスク氏、そしてテスラ社を許し、同社のモデルSは2015年と16年、プラグイン電気自動車の中で最も売れた車になった。

ビジネスの成功は透明性・真摯な対応・信頼性がキーとなる。何億も利益を生み出すようなポジティブなブランドは、プランもなしに生み出されたわけではない。しっかり時間と労力、そしてリソースをブランドプランに使うことにより、カスタマーベースで持続するポジティブなブランドを作り出すことができるのだ。

ネットフリックス、700以上の新タイトルを2018年にリリース

【出典】2018/2/27
https://www.engadget.com/2018/02/27/netflix-700-original-titles-2018/

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今年ネットフリックス社は700以上のオリジナルTVや映画を同社のストリーミングサービスに追加予定だ。同社のCFOであるDavid Wells氏は「新コンテンツを続々と追加していく方法は成功しており、成長している。」と語った。700あるオリジナルコンテンツのうち80コンテンツは、ドイツ制作の「Dark」のようにアメリカ外で制作される予定だ。

そして同社は様々な大きな契約を成功させており、TVプロデューサーのライアン・マーフィー、ションダ・ライムズやデュプラス・ブラザースなどだ。そしてマット・リーブスがプロデュース予定のSF映画の配給権を購入、他にもコメディやアニメ作品にも力を入れている。第四半期だけで加入者数は8.3%増加、現在世界で1億1000万の有料加入者を抱えている。

オリジナルコンテンツを強化する以外にも今年から同社はマーケティングも強化予定だ。昨年から1.5倍の2000億円をマーケティング費用に宛てる。Well氏は「全ての予算はコンテンツに使うべきだと考えていたが、マーケティングは多くのコンテンツを観てもらうための掛け算になる」と語った。

 

アマゾン社、スマート・ドアベルのビジネスを買収

【出典】2018/2/28
https://www.engadget.com/2018/02/27/amazon-acquires-ring/

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アマゾン社がスマートホーム関連のビジネスに力を入れているのは明らかだ。同社はスマート・ドアベルを販売しているRing社を買収した。買収額は明らかにされておらず、アマゾン社はRing社のビジネスを引き続き行うか中、アマゾン社の商品群と関連性を持たすか模索中だ。Ring社のスマート・ドアベルは既にアレクサに対応しているが、買収によりさらにコラボレーションが期待される。

アマゾン社はスマートホーム戦略は急速に拡大しており、2016年12月にはワイアレス・セキュリティカメラを販売しているBlink社を買収した。アマゾン社はスマートロックとセキュリティカメラを持つプライム会員向けに留守中、郵便配達員を家中までデリバリーしてくれるサービスを展開している。そして現在同社が販売しているクラウドカムは主力製品となっている。

Ring社の買収はアマゾン社のハードウェア事業を強化することになるだろう。しかしグーグルのネストと対抗するにはまだまだだ。グーグルのネストはじわじわとビジネスを拡大しており、Helloと呼ばれるスマート・ドアベルの販売も開始した。アマゾン社はグーグルのネストに対抗し、音声アシスタント業界を制覇するためには何かしらの対策案を生み出すしかない。

F1のストリーミングサービスが3月から開始

【出典】2018/2/27
https://www.engadget.com/2018/02/27/f1-tv-april-2018/

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F1が3月のシーズン開幕に合わせF1TVと呼ばれるストリーミングサービスを開始した。オーストラリア、メルボルンで開幕されるレースに合わせてサービスを正式にスタートする予定だ。サービスはコマーシャル無し、全車内に搭載されているカメラ映像も観ることができる。どのカメラからの映像を視聴したいか、視聴者が自由に設定することができ、プレミアムサービス版では独自のカメラーフィード映像が追加される。

F1の統括団体は練習風景、全レース、プレスコンファレンス、そして試合前・後のインタビューをストリーミング配信する予定だ。月額費用は8ドルから12ドルと予想されている。

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従来のテレビ放送では、編集されたカメラからの映像とローアングルの映像が主流だったが、このストリーミングサービスが導入されることにより、視聴者はより様々な視点でレースを鑑賞することができるようになる。

映画業界で受け入れられ外国出身のタレントたち

【出典】2018/2//22
http://variety.com/2018/film/awards/hollywood-immigrants-get-the-job-done-1202706915/

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ハリウッドの映画業界を考える際、アメリカ以外で産まれた人たちの貢献を考えないことは不可能だ。多文化共生の概念は映画業界に長く受け入れられ、最近では様々な人種の人を受け入れようという動きが広がり、数々の映画祭、特にアカデミー賞で多くの人種を見ることが当たり前になった。2017年に制作された素晴らしい映画を作ったフィルムメーカーたちの名前を見れば、多くの賞にノミネートされた外国出身のアーティストたちがいることがわかる。

「私は映画とテレビドラマをアートとして見ている。そしてアートは国境と国籍を越えると信じている。」とDDA Talentの社長のBill Dispoto氏は語った。「ビジネスはそこにこそあるのだ。良いビジネスマンは才能のある人をチームに入れることが成功の秘訣だと知っている。映画やテレビシリーズを制作するには経験豊かなアーティストと職人たちのとてつもない労力を必要とする。ビジネス的に見ても、外国出身のタレントに投資することは理にかなっている。」と同氏は続けた。

1928年の8月22日のバラエティー紙の記事  “30ヶ国からのタレント”には 「外国出身で、スタジオで働き、活動的にハリウッドで映画を制作している人は全体で189人:15人はプロデューサーか重役、36人は監督、14人は脚本家、7人は技術系、78人は俳優、39人は女優で、ハワイを除くと27ヶ国を代表していた。」 と書かれている。そしてほぼ1世紀近くに渡って、業界の進歩的な “門戸開放” の政策は、才能、意欲、熱意のある者は誰でも彼らの夢を叶えることができると気付かされる。

「ドアを常にオープンにしておくことは我々にとってとても重要だ。」とアメリカ大手エージェンシー、ユナイテッド・タレント・エージェンシー(UTA)のリック・クルベック氏は語った。「国際的な脚本家と監督はかなり独特のスタイルを持っていて、しかもアメリカの評論家と観客から評価されている。世界からのアーティストたち(俳優や技術系の人々も含む)の影響力と参加がなかったら、私たちの業界は今頃停滞していたことだろう。」と続けた。

去年、UTAは大胆なことをした。UTAの声明によると、伝統的なオスカーのパーティーをキャンセルし、「クリエィティブなコミュニティがアメリカ国内の移民排斥感情に関心を持っているということを示すため」に25万ドルもの金額をアメリカ自由人権協会と国際救済委員会(IRC)に寄付したのだ。

「エージェンシーとして、我々のクライアントであるイラン出身 のアスガル・ファルハーディー監督(『セールスマン』で第89回アカデミー賞外国語映画賞を受賞。抗議のためアカデミー賞授賞式を欠席)にも影響した、トランプ政権の入国制限令への対抗として、去年この決定を下したことに誇りを持っている。」と述べた。

今年はギレルモ・デル・トロ監督(メキシコ出身)とクリストファー・ノーラン監督(イギリス出身)がオスカー像を家に持ち帰る有力候補だ。デル・トロ監督の詩的でエモーショナルな作品『シェイプ・オブ・ウォーター』は彼のキャリアの中で一番の好評を持って迎えられている。ノーラン監督はヒット作を連発し(『ダークナイト』トリロジー、『インセプション』『インターステラー』など)、批評家からも好評だ。

チャンスが与えられた時、素晴らしい才能がある人は見つけてもらえるものだ。

「世界中からの優秀なタレントを長年代理してきたエージェンシーとして、将来性のあるクライアントの評価は平等に行う。- どこで産まれたかではなく、彼らの代表作を見て、ユニークな視点を持っているか、彼らのキャリアに良い影響を及ぼす見込みがあるかを判断するのです。」と大手エージェンシー、Sandra Marsh & Associates の社長のロコ・ヒンドマン 氏は語った。同氏はオスカーにノミネートされた経験のある撮影監督のダン・ローステン(『シェイプ・オブ・ウォーター』・『クリムゾン・ピーク』等を撮影)など多くのトップ・アーティストたちを代理している。「印象的な作品はたいてい国境を超えることが出来る。」と述べた。

業界にクリエイティブなインパクトを与えることが出来るタレントを探すことはチャレンジでもあり、報酬でもある。「私たちは時間をかけてユニークな世界観と、強くてオリジナリティを持ったアーティストを探している。」とUTAのクルベック氏は語った。 「国際的なコミュニティはそのために最適な場所なのだ。決まった一つのクロスオーバーのポテンシャルを持った映画制作や語り口のスタイルはない。私たちは最初から最後まで観客を熱狂させることのできる映画を作れる人と出会いたい。」と続けた。

俳優でコメディアンのクメイル・ナンジアニはパキスタンから18才の時にアメリカに移住し、妻であるエミリー・V・ゴードンと共に執筆した『ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ』(彼らの出会いを描いた作品)の脚本はオスカーにノミネートされた。この脚本は彼らの実際の体験に基づいて書かれたので、ある程度の信憑性があり、他の誰にも書くことのできないユニークさがある。

アメリカ移民たちの人生経験が社会からの期待に挑戦するための人種の多様性の拡充に新たな面を追加することによって、彼らの芸術性を活気づけ初めているという確実な例だ。マーティン・マクドナー(イギリスとアイルランド両方の国籍をもつ)監督の『スリー・ビルボード』もアメリカの小さな田舎町を扱った映画で、アカデミー脚本賞にノミネートされた。往々にして、外国出身のアーティストたちは彼らのストーリーテリングの方向性を決める際に有利な位置にいる。なぜなら時として、彼らの “外人性”が思わぬ形でアメリカ社会全体を浮き彫りにするからだ。

「エンタメ業界の素晴らしいところは、毎日グローバル市場で働いているということだ。」とAgency for the Performing Arts(APA)のバイスプレジデントで同社のプロダクション部門の共同代表のMatt Birch氏は語った。「我々は世界中の全てのカテゴリーを代理しており、昔はプロダクションが世界のどこをベースにしていても、タレントを外国からわざわざ呼ばないといけなかったが、今はプロジェクトに応じてタレントをすぐに見つけることができる。」と述べた。

オスカーの俳優部門は大西洋から来た俳優が多く、ダニエル・デイ・ルイス(ポール・アンダーソン監督の『ファントム・スレッド』主演男優賞ノミネート);ゲイリー・オールドマン(ジョー・ライト監督の『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』で主演男優賞ノミネート); ダニエル・カルーヤ(ジョーダン・ピール監督の『ゲット・アウト』で主演男優賞ノミネート; レスリー・マンヴィル 『ファントム・スレッド』助演女優賞;サリー・ホーキンス(『シェイプ・オブ・ウォーター』)は全員イギリス出身、シアーシャ・ローナンはアイルランド出身で、グレタ・ガーウィグ監督の『レディ・バード』に主演しノミネートされた ;オーストラリア人のマーゴット・ロビー(『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』に主演しノミネートされた)も忘れてはならない。

オスカーの主要5部門以外の賞は長年、外国生まれの人たちが輝ける場所となってきた。撮影監督賞にはデンマーク出身のローステンや、イギリス出身のロジャー・ディーキンス(『ブレードランナー 2049』)、フランス出身のブリュノ・デルボネル(『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』)、スイス出身のホイテ・ヴァン・ホイテマ(『ダンケルク』)が今年ノミネートしている。作曲家でドイツ出身のハンス・ジマー(『ダンケルク』の音楽を担当)、フランス出身のアレクサンドル・デスプラ(『シェイプ・オブ・ウォーター』の音楽を担当)もそれぞれ作曲賞にノミネートしている。

「私はいつも外国出身者か、アメリカ人か関係なく、二つの重要な特性を持っている人を探している: 才能と堅実な労働倫理だ。」と 大手エージェンシーではないGSK TalentのIvana Savic氏は語った。「外国出身者は新しいアイデアとストーリーを語る方法を持ってきてくれる。非常に多くの場合、彼らの文化が人生の見方にユニークさをもたらし、さらに母国での経験が映像的に新鮮で驚くべきものとして映画に昇華されるのだ。」と述べた。

Sling TVは現在220万人の加入者を抱え、インターネットライブTVサービスの最大手になりつつある

【出典】2018/2/22
https://beta.techcrunch.com/2018/02/21/sling-tv-now-has-2-2m-subscribers-making-it-the-largest-internet-based-live-tv-service/

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衛星放送会社Dishが運営しているストリーミングTVサービスのSlingTVは、第4四半期末現在、加入者が221万人に上っていると発表された。DishがSling TVの加入者を、有料TVの加入者と言うベースから切り離したことは初めてである。また、Sling TVの加入者が200万人以上に達していると認めたのも初めてだ。

これはまた、2017年12月に加入者の100万人到達を発表し、それ以降120万人まで成長したAT&TのDirecTV Nowのようなライバルに対してSling TVがリードをとっていることになる。また、12月時点で45.5万人の加入者を抱えているとされ、何人かのアナリストよると現在67万人の加入者がいるというソニーのPlayStation Vueも、SlingTVにリードを許している。

CNBCの最近の報道によると、それぞれ30万人以上、40万人の有料会員を抱えているYouTube TVやHulu Live TVといった新規の参入者にも、SlingTVは勝っているという。

しかしSling TVは、2015年2月にローンチされたPlayStation Vueよりも少し早く発売された、市場で最も古参のライブTVストリーミングサービスになっている。つまり、より多くの人々がケーブルTVや衛星TVを解約するにつれ、そのユーザーベースを増やすための時間が増加しているということだ。現在の加入者数を明らかにすることに加え、Dishは、年次報告書でSling TVの成長の詳細を明確にした。サービスの初年度で62.3万人の加入者がおり、2016年には150万人、2017年末には221.2万人までに増加した。

Sling TVは当初、ESPNをネット経由でストリーミングする優先権を持っていたことで利益を得ていた。また、低コストの20ドル/月の基本パッケージで節約したいと考えていて、ケーブルTVの契約を解除していたかもしれない人達に朗報だった。長年にわたり、Sling Orange、Sling Blueなどの様々な層にサービスを拡大してきた。—後者は、3つのデバイスで複数の同時ストリーミングをサポートする。

また昨年、Sling TVに付属で、Android TVがベースになっているデバイスのAirTV Playerも発売された。

しかし最近、SlingTVは数多くあるオンラインTVの選択肢の一つとなっている。

Sling TVは、有料テレビ、Netflixのようなビデオオンデマンドサービスや、DirecTV Nowのような他のライブTVのライバルと競合するだけではなくなった。HBO NOW、Starz、Showtime、CBS All AccessのようなOTTサービスに加え、スポーツ(例えばfuboTV)やエンターテインメント(例えばPhilo)のようなニッチに焦点を当てた多数のオンラインTVサービスとの競争に直面している。

これらのサービスも成長を続けており、それぞれのストリーミングTVサービスよりも大きくなっている。例えば、HBOは、HBO NOWのようなアプリや他のストリーミングサービスからの登録を通じて500万人以上のオンライン加入者を獲得している。 またちょうど先週、CBSは新たなOTTサービスの提供、広告に対応したCBSスポーツアプリ、そしてセレブに焦点を当てたエンターテイメントトゥアプリの計画に先立って、契約者の500万人超を発表した。一方、ディズニーはESPNのストリーミングサービスとファミリー向けのNetflixの競争相手に対する準備をしている。

これらの事は、視聴者が自分の家庭用に、例えばNetflixと他のサービスを組み合わせるなどして、エンターテインメントやスポーツを総合したもの構築し始める際に、ストリーミングTVプロバイダー達に消費者を争う戦いをもたらすだろう。

しかし全体的に、従来の有料TVからストリーミングTVへの切り替えは、Dishの事業に影響を与えている。同社の第4四半期の売上高は34億8000万ドルで、2016年第4四半期の37億5000万ドルから減少した。しかし、2017年第4四半期の純利益は、前年同期の3億5,500万ドルに対し13億9000万ドルとなった。—新しい税制改正法案に起因するものがある。

年間で言うと、Dishは2016年の総収入が152億1000万ドルに対し、2017年は143億9000万ドルだった。また2017年の加入者関連の収入は、2016年の150億3000万ドルに対し、142億6000万ドルだった。

本年度アカデミー賞の作品賞候補は過去6年で最低収入

【出典】2/20/2018
http://variety.com/2018/film/box-office/best-picture-nominees-lowest-grosses-1202705662/

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興行収入の事となると、アカデミー賞は人気コンテストではない。

今年の多くの作品賞にノミネートされた作品は、批評家からの熱烈な賞賛を受け多くの賞を受賞している。しかし、その大部分が興行収入の成功に繋がっていない。 『ゲット・アウト』と『ダンケルク』だけが国内興行収入で1億ドルを突破し、疑いなく大ヒット作と言える。今のところ、作品賞候補作品において2011年以来最低の興行収入だ。

「オスカーはますます多くのニッチな映画に賞を与える傾向にある。」と、Exhibitor Relations社の興行収入アナリスト、ジェフ・ボック氏は語る。 「ソーシャルメディアの話題やポップカルチャーの影響はなかなか反映されない。」

公平のために言えば、これら映画のほとんどは、決して利益目的として制作されていない。 『シェイプ・オブ・ウォーター』、『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』 、『レディ・バード』を含む9作品候補のうち7作品がプラットフォームリリース(数週間から数ヶ月と拡大公開する前に適度な数の劇場で上映される、比較的小規模なインディー映画を呼ぶ業界用語)である。アカデミー会員がスーパーヒーロー映画に対する嫌悪感を捨て、『ワンダーウーマン』や『ローガン』を選出していれば話は別だったかもしれない。だが、「ワンダーウーマン」は完全にシャットアウトされ、フォックスの『ウルヴァリン』の続編は脚本賞候補に留まった。

映画芸術科学アカデミーが2009年に作品賞候補者リストを5作品のみから10作品までに拡大した際、アカデミー有権者がハリウッド大作を選出することを期待されていた。作品賞受賞に関わらず視聴者が実際に見たことのある映画が候補に選ばれるための意図に反し、アカデミー賞の有権者が『ダークナイト』を冷たくあしらったことに対し、会員たちは失望した。

しかし、comScoreの上級アナリスト、ポール・ダーガレベディアンは、『ダークナイト』効果は実際には決して起こらなかった。」と指摘した。 『アバター』、『オデッセイ』などの大作がオスカーにノミネートされたことはあるが、コミック実写化映画は未だに作品賞へのノミネートがない。ますます、アカデミー賞とインディペンデント・スピリット賞との間に差が無くなってきた。

アカデミー賞は以前、メジャー¥スタジオによって制作された映画が主役であった。 10年以上前は、『グラディエーター』や『タイタニック』などの人気作品が作品賞のトロフィーを持ち帰ることができた。しかしこれらのスタジオがアメコミヒーローに執着するにつれて、オスカーの有権者は、インディー映画に親近感を示し始めた。昨年の作品賞受賞作品である『ムーンライト』は、歴代2番目に低い興行収入の作品賞受賞作品だった。 最後に興行収入で1億ドルを上回り作品賞を受賞したのは、2012年の『アルゴ』である。

オスカーにノミネートされる事は、映画の商業的見通しを晴らす。『シェイプ・オブ・ウォーター』は、作品賞候補に選ばれた結果興行収入が181%増、『スリー・ビルボード』は81%、『レディ・バード』は61%の増収となった。それだけではない。受賞することはまた、劇場上映期間からしばらく経った後にも映画の価値を高めるのに役立つ。 「映画レンタルやケーブルTV放映などは今後数年収入を上げることができる」とボック氏は述べた。

FOXニュース、スタンドアローンの動画配信サービス “Fox Nation”を開始

http://deadline.com/2018/02/fox-news-standalone-streaming-service-fox-nation-1202295682/Picture1

FOXニュース・チャンネルはニュースの世界を超えた新分野にも手を伸ばし、Fox Nationという、ケーブルに加入していない人でも利用可能なスタンドアローンの動画配信サービスを開始する予定だ。このサービスは今年度末にローンチし、Fox News commentaryと共にブランド化する。Fox Nationはオリジナルの番組を配信し、FOXニュースの大黒柱であるショーン・ハニティーのような有名司会者やタレントを起用する計画だ。
FOXニュースは2月20日にこのニュースを公式に発表したが、値段については公表していない。Fox NationはFOX ニュース・チャンネルのニューヨーク本社に拠点を置く予定だ。
日曜の夜、ニューヨーク・タイムズが最初にこのOTTサービスの詳細について明かした後のプレスリリースにおいて、 FOXニュースの開発と制作部門のシニア・バイス・プレジデントJohn Finley氏は「我々が長年ケーブルテレビ史上最高の視聴率を稼いでいることと共に、FOXニュースに忠実でいたファンにこの報告が出来ることを嬉しく思う。」と語った。「このイニシアティブはケーブルテレビで一番裕福で、教養のある視聴者を代表する人々に専門特化した、場所も時間も選ばずに視聴することが出来るコンテンツで、成功を収めるだろう。」と同氏は続けた。
この新サービスはFOXニュースとその放送番組とは重複しない予定だ。お馴染みの顔ぶれも再登場するが、Fox Nation は新しいアンカーとコメンテーターを起用し、新たなプログラムも配信する。

ライアン・マーフィー、ネットフリックスと3億ドルと噂の契約を結ぶ

https://www.nytimes.com/2018/02/13/business/media/netflix-ryan-murphy.htmlPicture1

ストリーミングサービス大手のネットフリックスは、古くさいハリウッドからまた勝利を掴んだ。

ネットフリックスは、21世紀フォックスからヒット作品プロデューサーのライアン・マーフィーを奪取したと発表した。

匿名を条件に内密交渉について語った2人の関係者によると、5年契約で金額は3億ドルほどになり、これはテレビプロデューサーにとって今まで最大の取引の1つになる。

この契約は、マーフィー氏がキャリアの大部分を過ごした20世紀フォックスにとって失望的だが、12月に同社のほとんどを524億ドルで買収する契約を結んだウォルトディズニーカンパニーにも大打撃を与えた。

マーフィー氏のフォックスとの契約は今年の夏に切れ、7月にはネットフリックスへ異動となる。

『グリー』、 『NIP/TUCK マイアミ整形外科医』、アンソロジーシリーズ 『アメリカン・クライム・ストーリー』、 『アメリカン・ホラー・ストーリー』を手がける大物プロデューサーのマーフィー氏は、拡大し続けるディズニー帝国のキーパーソンになるはずだったので、フォックス社の役員は数回にわたり彼を引き止めようと試みた。 アマゾンも彼との契約を真剣に検討していた結果、このインディアナポリス出身の52歳の作家、監督、プロデューサーの価格を引き上げる一理となった。

マーフィー氏は、「この瞬間は私の歴史にとって忘れられないものになるだろう」と述べた。 「私は55ドルの貯金を手に1989年にハリウッドに移住した、ただのインディアナ州出身のゲイの男の子だった。私の夢がこのような大きな形で実現したという事は感情的で圧倒的だ。」と語る。

マーフィー氏のストリーミングへの異動の道を開いたのは、ネットフリックスが8月に達した、ABCシリーズ『グレイズ・アナトミー』と『スキャンダル』のプロデューサー、ションダ・ライムスとの1億ドルの契約交渉だ。ライムス氏はディズニーのABCネットワークに10年勤めていたが、ディズニーがストリーミングサービスを拡大し、最終的にはネットフリックスから多くの作品を引き出すと発表した数日後にこの異動を決めた。

契約終了が近づいていたマーフィー氏にとってこの瞬間はピッタリであった。ハリウッド経済は急速に変化しており、今やテック企業たちが、サイレント映画の時代からマスエンターテイメントの頼もしい提供者であったスタジオの競争相手となった。

アップルとアマゾンは最近、ネットフリックスやHuluに習ってヘビー級のクリエイターやエンターテイナーとの契約に積極的であり、老舗企業は新生で潤沢な予算を持つライバル企業と戦わなければいけないという危険にさらされている。 2012年にオリジナル作品のプログラミングを開始したネットフリックスは、今年は最大80億ドルをオリジナルコンテンツに費やすとしており、アップルはオリジナルコンテンツ制作へ少なくとも10億ドルの出資を発表した。

結論は、実績のあるプロデューサーやビックスターがうらやましい交渉の地位にあるということだ。

マーフィー氏のネットフリックスへの参加決定の要因は、ディズニーとフォックスの間の合意によってもたらされた不確実性にある。彼は21世紀フォックス社プレジデントのPeter Rice氏や、フォックスのTVグループのチェアウーマンでマーフィー氏の子供たちの名付け親でもあるDana Walden氏、フォックス傘下のケーブルチャンネル、FXネットワークのチーフ・エグゼクティブであるJohn Landgraf氏らと親密な協力関係があった。

ディズニー・フォックス間の契約が政府の承認を得るのであれば、これらの役員が現地位にとどまるかは確実ではない。Rice氏は合併計画が成立した後も会社に残るかどうかは分からないと述べた。

さらに混乱を招くのは、コムキャストが21世紀フォックスの一部への入札を再検討しているという月曜日のレポートだ。

マーフィー氏が既にネットフリックスと協力関係にあったことが、彼の異動を円滑にした。フォックスは昨年9月に、ケン・キージーの小説に基づいたオスカー受賞映画『カッコーの巣の上で』の悪役である看護師ラチェッドが中心のネットフリックスドラマシリーズの2シーズン契約を、マーフィー氏に許可した。また先週マーフィー氏は、バーブラ・ストライサンドとグウィネス・パルトロー出演予定の別のプロジェクトにもサインした。両作ともフォックスのテレビスタジオが参加しているプロジェクトである。

ライムス氏との契約の他、デイヴ・シャペル、デイビット・レターマン、クリス・ロック、アダム・サンドラーらとも有利な契約を結んでいる。

マーフィー氏はフォックス社から束縛されていなかったので、挑戦的な作品を制作することができた。マーフィー氏がエグゼクティブプロデューサーとして務めたFXアンソロジーシリーズ 『アメリカン・クライム・ストーリー/O・J・シンプソン事件』のファーストシーズンは、批評家から大絶賛、九つのエミー賞を獲得。しかし、ネットフリックスの契約は、彼にもっと高額な予算を与える可能性があり、映画、テレビ、またはドキュメンタリーなど自由に手がけるだろう。

マーフィー氏は、火曜日の夕方の声明で、ネットフリックスのCEO、Reed Hastings氏、チーフ・コンテンツ・オフィサーのTed Sarandos氏、オリジナルコンテンツ担当副長Cindy Holland氏に対して感謝の意を表明した。

「女性、少数派、LGBTQのヒーローやヒロインを引き続き支持する私と私の会社の将来を信じてくれたTed Sarandos氏、Reed Hastings氏、Cindy Holland氏に感謝しきれない。また私の既存の番組でフォックスの友達や同僚とのパートナーシップを継続できることは光栄であり感謝している。」

Sarandos氏は、自身の声明で、「ライアン・マーフィーのシリーズは、世界の文化的時代精神に影響を与え、ジャンルを改革し、テレビの歴史を変えた。
少数派に発言の場を与えたり、ユニークな展望を見せたり、ただ私たちの心を震撼させたりする事への彼の卓越した才能は、ジャンルを超えた彼の業務に広く浸透している。」と語った。

マーフィー氏のフォックスで手がけている作品群は一晩で消えない。 『アメリカン・クライム・ストーリー』、 『アメリカン・ホラー・ストーリー』、『フュード/確執 ベティ vs ジョーン』のすべてのシーズンは引き続きFXで放送される。放映開始6週目にも関わらず長期ヒットを予測させる彼の刑事ドラマ『9-1-1』は、フォックスで引き続き放送される。そして、1980年代のニューヨークの流行シーンを描く彼の新ドラマ『ポーズ(原題)』は、トランスジェンダーのキャストを数多く起用し、FXで進行する。

マーフィー氏はテレビ作家として活躍する以前に、ジャーナリストとしてのキャリアを開始した。彼の最初のドラマシリーズ『Popular(原題)』はワーナー・ブラザースで長続きしなかったが、カルトヒットとなった。 FXの初期成功作品の1つである『NIP/TUCK マイアミ整形外科医』は、マーフィー氏に初めてのヒットをもたらし、FXをベーシックなケーブル放送から最高のエンターテインメントの地へと変化させた。 また2009年マーフィー氏は、ブロードウェイの活力とはみ出し者の思春期たちへの愛を込めたフォックスのプライムタイムドラマ『グリー』によって、ショーランナーのトップランクに入った。

マーフィー氏は先月、ロサンゼルスのテレビ批評家協会のメディアイベントで、彼の将来についての不安を共有した。長年にわたり、彼は「Foxの敷地に埋葬される」と思っていたという。しかしルパート・マードックが会社を売却する決定を下した後はさほど確かでは無かったらしい。

彼はディズニーの最高経営責任者、ロバート・A・アイガーにアプローチし、買収に対する不快感を現す質問を投げかけた。
「私はミッキーマウスを『アメリカン・ホラー・ストーリー』に出演させなくてはいけなくなるのか?」