月別アーカイブ: 2017年2月

Snapchat、ミレニアル世代の利用は低下するも、年配のアメリカ人の利用拡大により成長を続ける Instagram、若い世代を引き抜く

【出典】2017/2/28

http://www.adweek.com/digital/snapchat-is-growing-thanks-to-older-americans-while-millennial-usage-declines/

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eMarketerの新たなレポートによると、Snapchatは2017年の終わりまでにアメリカ国内のユーザーを7040万人に成長させると意気込んでいるようだ。これは2016年のユーザー数より14.2%多い計算になる。

レポートによると、Snapchatユーザーは毎月少なくとも一度はアプリにアクセスするらしい。2021年までに成長速度は減速すると見込まれている一方で、eMarketerはInstagram Storiesを引き合いにSnapchatのユーザーベースを以下のように言及した。

最も大幅な成長を見せた年齢層の一つは45歳から54歳の層がある。2020年までに45歳から54歳のユーザー層は6.4%にのぼると見込まれており、これは以前eMarketerが発表した4.2%よりも多い値になっている。

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同時に、24歳以下の層はSnapchatに割く時間が減り、Instagram Storiesに時間を費やし始めると予想されている。

「この変遷は、Snapchatをどう使うかが変わってきていることを意味しています」とInstagramでアナリストを務めるJaimie Chung氏はeMarketerのレポートについてこう述べる。

「つまり、高齢層に馴染むようなコンテンツが多くなってきているのです。Snapchatはテレビネットワークとミニエピソードを制作・配信するパートナーシップ契約を結んでいます。逆に、若年層が興味を引くようなコンテンツはInstagram Storiesに多く、この年齢層のSnapchatのダウンロードは低下すると考えられます」と。

eMarketerによると、2016年のSnapchatのユーザー数はInstagramより680万人少なかったが、2021年までにこの差が950万人にまで拡大すると予想されている。

「Instagramが自社アプリユーザーへのリーチを最大限にすることに焦点を当てている一方で、Snap Inc.は引き続き絞ったオーディエンスに向けてアプリ利用時間を拡大させることに焦点を当てていることから、この差が拡大すると考えています」とChung氏は結論づけた。

YouTubeの1日当たり視聴時間、10億時間の大台に

【出典】2017/2/28

https://techcrunch.com/2017/02/28/people-now-watch-1-billion-hours-of-youtube-per-day/

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数十秒、数分といった短い動画でも、積み上げれば大変な時間になる。YouTubeにアップロードされる動画は、平均的には短いが、1日当たり視聴時間は10億時間の大台に乗ったというのだ。これはユーザー1人当たりYouTubeを毎日8.4分間見ているという計算になる。

これはつまり、短時間のYouTube動画を何時間にもわたって視聴する「スーパーユーザー」は決して珍しい存在ではないということだ。平均的なユーザーはあちこちを数分ずつしか見ていないが、それらを合算するととてつもない時間になるらしい。また、友達がフェイスブックでYouTube動画をシェアすることはよくあることである。アカデミー賞のセレモニーで大惨事があったと皆が話していれば、話題に遅れないために視聴してしまうのも仕方のないことなのかもしれない。

Googleによれば、10億時間の動画を1人で見ようとすればプレイリストの再生時間は10万年になるという。しかし、世界がますますインターネットで繋がるようになっているため、平均的なユーザーの視聴時間はそれほど長くはならない。ともあれ、YouTubeがメディアのメインストリームに確固たる地位を占めていることを示していることは間違いない。フェイスブックを始め、動画市場でそれぞれシェアを得ようとしてるプラットフォームはいっそう努力する必要があるだろう。

AmazonのTwitch、プレイヤーのライブ配信からゲームダウンロード販売を開始

【出典】2017/2/27

http://variety.com/2017/digital/news/twitch-selling-video-game-downloads-1201996109/

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Twitchは、Amazonに買収されてから2年以上経った今ようやくeコマースビジネスに乗り出すようだ。

Twitchは、17,000のゲーム配信パートナー達が同プラットフォームのページから直接ゲームやゲームコンテンツを販売できるよう、今春からシステムを改変するようだ。ここから得られる収入の70%はゲーム出版社へと渡り、ページを提供したストリーマーも5%を受け取ることになる。これは、フルタイムでトップストリーマーとして働いている人々をサポートすることを目的としているようだ。

このプログラムの一環として、Twitchはゲームタイトルを購入したユーザーに無料で「Twitch Crate」という、チャット用絵文字やバッジ、「Bits for Cheering」というお気に入りのゲーマーにシャウトアウトを送れる機能といったデジタルグッズのパッケージをランダムで提供するようである。

Twitchはこのeコマースビジネス用に、UbisoftやTeltale Games、Digital Extremes、Hi-Rez Studios、tinyBuild、Paradox Interactive、Trion Worlds、Vlambeerといったメジャーやインディーズの出版社数社とすでに契約をしているようだ。同プログラムはPCからのみダウンロードでき、ゲームコンソールには対応していない(コンソールに対応するには、別の契約が必要だからだ)。

「我々は、Twitchのストリーマーや視聴者が如何に我々をサポートしてきたか、何年も認知してきました」と、Ubisoftのデジタル出版副部長を務めるChris Early氏は述べる。「Twitchと共にこの熱狂的なコミュニティを支えると決めるのは、そんなに難しいことではありませんでした」と。

全てのゲーム出版社がこのプログラムに参加しているわけではないが、「Twitchで見ることができるものは全てTwitch上で購入できるようにすることを目標としている」と先月Microsoftの343 IndustriesでCOOからTwitchのコマース副部長に就任したMatt McCloskey氏は述べる。

McCloskey氏曰く、Twitchは「Twitchの体験に則った」eコマースを提供したいと考えており、同プログラムは「ソーシャルコマース」を促進させることを目的としているようだ。つまり、ページに「購入」ボタンが現れるという話ではなく、ゲームを体験してみたストリーマーのみにポップアップで表示されるようになるのだ。

「我々は、ゲーム配信を目的にしているのではありません。一番の目的はTwitchコミュニティをより繁栄させることなのです」とMcCloskey氏は述べる。

Hi-Rez Studiosは同プログラムの一環として、Twitch用に「Smite」や「Paladins」を含めたゲームタイトル内のコンテンツを制作するようだ。「購入機会は、ストリーマーがゲームをプレイし、視聴者がゲームについて学ぼうとしている瞬間に生まれます」と同社でCOOを務めるTodd Harris氏は述べる。「このプログラムでは、ストリーマーも購入により収益からシェアを稼げるため、視聴者を教育し楽しませるストリーマーをサポートする素晴らしい方法であると言えるのです」と。

サービス内で購入されたゲームは、Twitch起動ツールや現在Twitch Primeで無料ゲームを配信するために使われているデスクトップアプリ、さらにUplayのような開発者・出版社向けサービスからダウンロード・プレイ可能である。

Twitchは、サービス内でゲームプレイを毎月配信している220万人のユーザーを有しているが、今回のゲーム購入機能を利用するにはTwitchのパートナープログラムから承認を受けなければならず、この承認を受けるには現在自身のコンテンツを視聴している人が500名以上であり、毎週3回以上コンテンツを配信している必要があるようだ。

以下の画像は、Tyler 「Ninja」 BlevinsがUbisoftのゲームタイトル「Tom Clancy’s The Division」の「今すぐ購入」ボタンがどのように表示されるかを示した模擬表示である:

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NetflixとAmazon、ついにアカデミー賞を受賞

【出典】2017/2/27

http://mashable.com/2017/02/27/amazon-studios-netflix-oscars-salesman-white-helmets/

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ハリウッド業界はようやくストリーミングサービスに敬意を表す気になったようだ。というのも、ついにストリーミングサービスの作品がアカデミー賞を受賞したのだ。

NetflixとAmazonは両社共史上初めてのアカデミー賞を受賞した。

Amazonがアメリカで配信していたイラン作品「The Salesman」が外国映画賞を、Netflixのドキュメンタリー作品「The White Helmets」が短編ドキュメンタリー映画賞をそれぞれ受賞したのだ。さらに、AmazonとAttractionの作品「Manchester by the Sea」がオリジナル脚本賞(Kenneth Lonergan)と主演男優賞(Casey Affleck)を受賞している。

これは、エンタメ業界でストリーミングサービスが破壊者ではなく業界の一部であると認められたことを示しており、記念すべき事柄であると言える。

こうした人気のあるストリーミングサービスプラットフォームは、メジャーな映画祭への出展や著名なタレントの起用、奇抜なオリジナル作品でのバズ作り等、成功するために数々の努力を積み重ねており、ようやく彼らの努力が報われたと言えるだろう。

昨年もNetflixが積極的に「Beasts of No Nation」のキャンペーンを行なっていたが、これはアカデミー賞のノミネートは得ることができなかった。

Netflxのドキュメンタリー部門も、常に強力であったと言えるだろう。Netflixは2014年にドキュメンタリー作品「The Square」でアカデミー賞にノミネートされており、その2年後には「What Happened, Miss Simone?」と「Winter on Fire: Ukraine’s Fight for Freedom」で長編ドキュメンタリー映画賞でノミネートを果たしている。

Amazon Studiosも、2015年にSpike Leeを監督に起用し、初の長編フィクション作品「Chi-Raq」をリリースしたが、賞レースには登場しなかった。

今年のアカデミー賞では、Amazon Studiosの「Manchester by the Sea」が作品賞を含む6部門でノミネートを果たし、アカデミー賞で初めてストリーミングサービス業界からの競合としての地位を確率させた。

AmazonもNetflixも、これでようやくこれまでの努力が報われたと言えるだろう。

さらに、アカデミー賞の最中にもAmazonは「The Salesman」でアカデミー賞史上初の出来事を起こした。

「The Salesman」により2度目のアカデミー賞受賞を果たした監督Asghar Farhadiは、トランプ大統領の大統領令を非難しこの受賞を辞退したのだ。

「今回2度目となりますが、素晴らしく価値のある受賞を光栄に思います」とイラン系アメリカ人のエンジニアAnousheh AnsariはFarhadiの受賞スピーチでこう声明を読み上げた。「今夜、会場に同席することができず、申し訳ありません。私の不在は、私の国やその他6カ国を侮辱し、アメリカへの入国を禁止しようとしている人々に対する抗議です」と。

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また、その直後、Orlando von EinsiedelとJoanna Natasegaraが、シリア民間防衛隊というボランティア救助活動グループの日々の活動を追った短編ドキュメンタリー作品「The White Helmets」でアカデミー賞を受賞している。

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この映画で撮影監督を務めたKhaled Khateebは、金曜日にアメリカへの入国を拒否されている。

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受賞スピーチでLonerganとAffleckは、AmazonとRoadside Attractionsに感謝の意を表している。

チャットアプリLine、SnapchatのクローンであるSnowの株保有分を倍に

【出典】2017/2/26

https://techcrunch.com/2017/02/26/chat-app-line-doubles-its-stake-in-snapchat-clone-snow/

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Snapの株式上場を前に、LineはSnapchatのクローンであるSnowがアメリカの株式に上場している株の保有分を倍増させた。

LineとSnowはNaverという同じ親会社を持つ関連会社であるが、財務状況 においてはますます分離化が進んでいる。というのも、Lineは昨年9月にSnowの25%を4500万ドルで買収していたが、その値はすでに48.6%まで上昇しており、その取引によりSnowは9月の1.77億ドル(2000億ウォン)から2.07億ドル(2350億ウォン)の企業価値を持つ企業へと変貌を遂げている。

Lineは日本とアメリカで株式上場を果たした際、11億ドルの資金調達に成功した。東京での株式保有率は50%程だったが、株式上場を果たして以来Lineは不調続きであった。ところが今年の1月に入り、日本とインドネシア、台湾、タイという4カ国のみではあるが、Lineのユーザー数が増加したのだ。そして、増加傾向を見せた国々は総じてSnowとのコラボレーションに力を注いでいたのだ。

この新たな取引で、Lineはサービスの「効率化と統合・改善を図るため」に、Lineカメラのコアとなる自撮りアプリ「B612」や食べ物に焦点を当てた「Foodie」、メイクアッププレビューアプリ「Looks」を含めた写真アプリビジネスをSnowに譲渡している。

Lineは、昨年9月の投資以来、Snowとより密に関わっていると述べているが、このリソースを統合させる取引がLineとSnowどちらにとっても成長に繋がっているのは間違いないだろう。

Snowは1月時点で日本と韓国、中国を中心に4000万から5000万人のアクティブユーザーを有している。Lineはこの成功がビジネスの核となっているチャットアプリの人気向上に繋がればと考えており、このカメラアプリは中国や日本、ベトナム、インドネシア、ブラジル、メキシコといった市場ですでに改善の傾向を見せている。こうしたカメラアプリはLineアカウントがなくても利用できるが、Lineはこれを機にグローバル化を再び狙っているようだ。

投資家達は、この動きに強気の姿勢を示している。金曜日の始めに3,660円だった株価は終値を3,895円まで伸ばした。しかし、月曜日に再び市場が開いた時2ポイント落としている。今後も動向が見逃せない。

SonyのPlaysation 用VRヘッドセット、予想以上に売り上げが好調

【出典】2017/2/26

http://www.theverge.com/platform/amp/2017/2/26/14745602/sony-playstation-vr-sales-better-than-expected

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SonyのPlaystation用VRヘッドセットの売り上げは好調であるようだ。商品が発売されたのは昨年の10月であるが、Sonyは先日The New York Timesに初めて具体的な売り上げ数値を報告した。

Sony Interactive Entertainment でグローバルチーフエグゼクティブを務めるAndrew House氏は、同商品が発売開始からすでに91万5000台の売り上げを記録していることを発表した。このままいけば、4月中旬までの100万個という売り上げ目標に届きそうだ。現在その人気から店頭で商品を購入するのは難しいという。「再入荷の知らせが入ると、すぐに店の外に列ができる程売り上げが好調です」とHouse氏は述べる。House氏はまた、4月までには入荷の目処がつくようになることと、発売地域を南アメリカまで拡大することを明らかにしている。

競合他社は売り上げ数値を現時点で明らかにしていないが、このPlaystation VRヘッドセットよりは少ないと考えられている。The New York Times がSuper Data Research から引用したデータによると、2016年末の段階でHTC Viveは42万ユニット、フェイスブックが提供するOculus Riftは24.3万ユニットの売り上げを記録しているようだ。

昨年10月、Sony Interactive Entertainmentのヨーロッパとグローバルにおけるセールス兼マーケティング部長は、Playstation用VRヘッドセットの先行販売の成功と、それに対する2016年末までの販売数増加についてCNBCに話した。商品の特徴として、600ドルのOculus Liftに対して価格が安い点と、既存のゲームソフトでVR体験ができる点が他の競合と一線を画している点であるというのだ。

この好調な売れ行きの一方で、VR市場全体には陰りが見え始めている。というのも、The New York Timesが、売り上げの伸び悩みによりBest Buyがthe Oculus Riftの店頭体験を中止し始めたことや、昨年のブラックフライデーにおけるVR商品の売り上げが不振であったことを明らかにしたのだ。それでも、VRは2016年において注目の的であったことは間違いなく、今後Sonyがその中でリーダー的存在として活躍を見せてくれるだろうと考えられている。

Spotifyが3つのオリジナルポッドキャストを発表 今後も追加予定

【出典】2017/2/24

https://arstechnica.com/business/2017/02/spotify-is-producing-3-original-podcasts-with-more-to-come-this-year/

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Spotifyが オリジナルコンテンツを配信することを発表した。すでに決定しているのが、音楽文化に関連する3つのコンテンツで、今年度末までにはさらに多くのコンテンツが追加される予定だ。3つのうちの1つ「Showstoppers」の初回エピソードは、既にアクセスが可能である。「Showstoppers」は、The Fader誌の編集長Naomi Zeicher氏が司会を務める、テレビ番組における人気音楽シーンをポップカルチャーの視点で分析するポッドキャストである。

サウス・バイ・サウスウェスト(SXSW)フェスティバルの開催日である3月14日に配信が決定している2つめのポッドキャスト「Unpacked」は、Comedy Central のシリーズ「Broad City」で音楽監督を務めるMatt FXと、Spottify StudiosのMichele Santucchiが、音楽や映画のフェスティバルシーンを紹介するポッドキャストである。この司会の2人が実際に各地のフェスに足を運び、ミュージシャンやフィルムメーカーへのインタビューを放送することで、Spotifyリスナーは現場の様子や臨場感を味わうことができるのだ。

3つ目は「The Chris Lighty Story」であり、音楽業界の重鎮Chris Lightlyがヒップホップカルチャーの先駆者達にどのような影響を与えたのかを紹介するポッドキャストである。司会にReggie Osseを迎え、Lightlyの人生やMissy Elliot、Foxy Brown、LL Cool J. 等のアーティストが彼から受けた影響について話す。Russell Simmons やFat Joe の大物からのコメントも見所の一つだと言える。

オリジナルコンテンツを配信しているのはSpotifyだけではない。Pandra は定額制サービスの利用を開始した上、Apple MusicもJames Cordenの人気コメディを原作にしたシリーズ「Carpool Karaoke」等を独自コンテンツとして提供している。人気のあるコンテンツは新しいユーザーの興味を引くだけでなく、すでに何かに登録しているユーザーが乗り換えるきっかけにもなる。

今回の独自コンテンツ配信の動きは、Spotify史上最も大規模のものであると言えるだろう。Spotifyは、昨年にも音楽と政治の関係性について議論するオーディオ・動画シリーズ「Clarify」をMicとHeadcount.orgと共同で配信している。また、12の独自の動画コンテンツを配信するとも発表しており、そのうちのいくつかはすでにアクセス可能でユーザーからは賛否両論の声があがっている。2015年から続くスタイルから一新したこのオリジナルコンテンツ配信という新たな試みは、同社にどのような影響をもたらすだろうか。動画コンテンツはさておき、オリジナルの音楽コンテンツは、すでに他の沢山の局をSpotifyで聴いてきたユーザーにとっては魅力的に映るのではないだろうかと考えられている。

オンライン広告の40%、重くてサイトの読み込み速度を遅くしていることが判明

【出典】2017/2/23

http://adage.com/article/digital/40-online-ads-found-overweight-slow-sites/308070/

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広告はデータ容量を減らす必要がある。

出版社と連携して広告の速度を監視しているAd Lightningのレポートによると、オンライン広告の40%以上が業界標準よも重く、これによりウェブサイトの速度が遅くしユーザーをいらいらさせているという。

このレポートは、すでに業界で「重い広告」と呼ばれる問題に取り組んでいる多くの出版社にとっては衝撃的なものではないだろう。

過剰なサイズの広告は、視認性に影響する可能性もあるようだ。表示されないと、見ることもできないだろう。

Business Insiderのような出版社は、広告主が受け入れ可能なデータの範囲内に留まらない限り広告が視聴されることを保証できないことを広告主に訴えかけている。

「ファイルサイズが10倍で、読み込みに10秒かかる場合、スペックが足りないときは視認することがとても困難であると言わざるを得ません」と、Business Insiderで最高売上責任者を務めるPete Spande氏は述べる。

では、どのぐらい大きいと大きすぎるのだろうか。Interactive Advertising Bureauは、ディスプレイ広告に対して300キロバイトの制限を設定し、Ad Linghtningは何千ものサイトで見た広告の41%がそれよりも大きいこと調査によって明らかにした。

広告の約10%は5メガバイトを超えており、これはシェイクスピア全集とほぼ同じサイズであるという。

Business Insiderは、メディアやアニメーションが詰め込まれた広告を作成しようとする広告主を後押しし始めている数多くの出版社の人つである。

Spande氏は「アニメーションが少なくて軽い広告は、視認性だけではなくパフォーマンスがいいと言えます」と述べる。

これにより、ウェブサイトのパフォーマンスも向上する。実際、スピードはオンラインで重要な要素の一つであり、人は読み込みの遅いページからは離れていく傾向にある。

Googleとフェイスブックは、多くの点でサイトの読み込みが遅くなった時はいつでも人が離れていってしまうという様子を知っているため、より速いウェブを求めてきた。フェイスブックはインスタント記事というシステムを作成し、出版社がSNS上に直接記事を投稿して、人々がサイトを離れなくても済むようにしたのだ。

Googleは同様の製品を開発し、最近ではより速く動作するウェブサイトに優先順位を付けるよう検索結果を調整している。

「消費者がこれらの問題に直面するときに打撃を受けるのは、広告主というより出版社であると考えられるます」とAd Lightningは述べる。「平均すると、広告はウェブページの読み込みに要する時間が2倍になります。広告品質の問題を抱えていると、ページの読み込みが大幅に遅くなることがよくあるのです」と。

レポートによると、プログラマティック広告ネットワークは、リクエストが多すぎるために広告配信が遅くなっていることが判明したという。公開オークションに参加するプログラマティック広告は、全てリクエストと呼ばれる入札単価を設定する広告ネットワークと通信しており、その後コードに広告が挿入され、広告の掲載結果やその他のレポート基準が記録されるのだ。

Interactive Advertising Bureauは、オークションの広告ごとに15回のネットワーク通信を行うというガイドラインを設定しているが、平均回数は60回に近いようだ。

フェイスブック、動画内に挿入できる広告ブレーク導入へ 広告収益の55%がクリエイターのもとに

【出典】2017/2/23

https://techcrunch.com/2017/02/23/facebook-ad-breaks/

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フェイスブックは本日(米国時間2月23日)、数社のパートナー企業を対象に、動画の最中に表示される広告ブレークのテストを開始したと発表した。広告収益のうち55%は動画を提供している企業が受け取り、残りの45%がフェイスブックの収入となる。広告ブレークの導入により、フェイスブック向けコンテンツをつくる人が増える可能性があると共に、ユーザーに広告を最後まで見せるため、今後動画の構成が変わっていくかもしれない。

動画をアップする企業や個人は、どこに広告を挿入するか選ぶことができるが、少なくとも20秒の尺をとって各広告の間隔は2分以上空いていなければいけない。ちなみに広告ブレークの導入については、先月Recodeが報じていた。

第三者アプリで広告を表示するためのAudience Networkでも、昨年から今年にかけて行われたテストが終わり、利用者は動画内広告を使えるようになったようだ。

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さらにフェイスブックは、昨年8月に発表した通り、現在行っている広告ブレークのテスト範囲をライブ動画にも広げていく。現在のところは、アメリカ国内のフェイスブックページや個人のアカウントの中で、フォロワー数2000人以上かつ最近のライブ動画配信で同時視聴者数が300人を超えたものについては、広告ブレークを使えるようになっている。

同時視聴者数が300人を超えた状態で4分以上動画を配信していると、「広告ブレークを挿入できます」というお金のマークがついたアラートが、視聴者からのリアルタイムコメントと並んで表示される。メッセージをタップすると、最大20秒間の広告が表示され、さらにそれから5分以上経つと新しい広告が表示できるようになるようだ。

広告ブレークの導入によって、ライブ動画を配信する人も、予め準備した動画をアップする人も視聴数に応じて広告収益をあげられるようになる。その結果、フェイスブックはオープンな広告収益プラットフォームとしても機能するようになり、クリエイターをFacebook Liveにひきつけることができるかもしれない。

収益面に限らず、広告ブレークはライブ動画を配信する側にとって便利な機能だ。というのも、動画配信中にちょっと一息ついたり、髪型をなおしたり、セッティングを変えたりしたいと思ったら、彼らは広告ブレークを使って、カメラから離れることができる。さらに広告ブレークは縦向き動画にも対応しており、フェイスブックがSnapchatの専門領域へさらに攻め込もうとしているのがわかる。

また、フェイスブックが広告営業や集金を行ってくれるので、動画配信者は収益化に関して何か特別なことをする必要がない。大手報道機関やエンターテイメント企業を除くと、ウェブ上の有名動画クリエイターの多くは自分の部屋で動画を撮っているティーンや若い成人層にあたり、彼らは必死に自分たちの趣味を仕事にしようとしている。

だからこそ、彼らに広告収益をもたらしているYouTubeが、若い動画グラファーの拠点になっているのだ。しかしフェイスブックの広告ブレーク導入により、たとえYouTube上のコンテンツと共食いすることになるとは言え、彼らには動画を拡散させる以外の目的でフェイスブックに動画を投稿するインセンティブが生まれた。そしてライブ動画へも広告が挿入できるようになった結果、まだ有名人との大型スポンサー契約をはじめたばかりのPeriscopeから、フェイスブックはライブ配信者を奪うことができるかもしれない。フェイスブックも、大手エンターテイメント企業にライブ動画機能を使ってもらうための単発の取引を過去に行っていたが、同社の新しい広告システムは、もっと広い範囲の人々を対象にしている。

広告ブレークによって動画の数が増えると共に内容が変わる

これまで、フェイスブック上の動画広告は、ユーザーが自分で選んで見た動画が終わった後に関連動画として表示されるか、フィード上に単独で表示されていた。しかし今後フェイスブックは、1日合計1億時間も視聴されているという動画コンテンツから、直接広告収益をあげられるようになる。しかもこの1億時間という数字は1年前のもので、そのときフェイスブックはまだ有力な動画プラットフォームとして認知されていなかった。さらに同社は、ストリーミングボックス用アプリ(今のところ広告表示は予定されていない)のローンチによって、これまで主戦場としていたモバイル端末を超えて、動画の視聴数を伸ばすことができる可能性もある。

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一方で心配なのは、動画をつくる人が盛り上がりどころを広告ブレークの後に持ってきてしまい、そもそも動画の視聴数が減ってしまうということだ。これまで動画クリエイターは、視聴者が求める面白い部分を最初の数秒に詰め込むことで、フィードをスクロールしていくユーザーの目を引こうとしていた。

今後彼らは、最初の20秒間で緊張感を高めてから広告ブレークを入れ、収益を確保した後に、動画の面白い部分をおくようになるかもしれない。そして自動再生時のデフォルト音声設定がオフからオンに切り替わったように、フェイスブック向け動画作成のルールは大きく変わっていくだろう。

フェイスブックでパートナーシップ副部長を務めるNick Grudin氏は「フェイスブック向けであろうが他のプラットフォーム向けであろうが、我々はパートナー企業と協力してデジタル動画用の新しい収益化の方法や広告商品の開発に力を入れています。まだこの分野でのビジネスをはじめたばかりですが、本日のアップデートによって一歩ゴールに近づけました」と述べる。

諸々の施策によって、フェイスブックはニュースフィードのスペースはそのままに、売上を拡大できるかもしれない。彼らが優秀なクリエイターを集めることができれば、ユーザーはこれまで目もくれることのなかった写真広告よりも収益性の高い動画広告を最後まで見るようになるだろう。

Instagramに写真と動画のカルーセル 10本まで一度に投稿でき、スワイプで閲覧可能に

【出典】2017/2/22

https://techcrunch.com/2017/02/22/instagram-carousels/

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SnapchatクローンのStoriesが大当たりしているInstagramだが、メインのフィードをさらに改良する努力も怠っていないようだ。今日(米国時間2/22)、Instagramは最大10本までの写真、動画を共有できるカルーセルをリリースした。ユーザーはカルーセルを左右にスワイプすることで自由に閲覧できる。

これは、ユーザーにとってはなんらかのテーマに沿った写真、動画をまとめて共有できる便利なアルバムである。メインのフィードなので24時間で消えるということはない。この機能はiOS版、Android版に追加され、世界のユーザーに数週間かけて順次公開される。

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Instagramの発表によれば、「ユーザーは体験を共有するにあたって撮影した写真や動画からベストの1枚を選ぶ必要がなくなった」ということだ。創設者のKevin Sytrom氏はInstagram Storiesをスタートさせるにあたって「体験のハイライトを手軽に共有する」ためと述べていたが、メインのフィードではやや違った角度から体験の共有を進めているようだ。

StoriesのヒットによってInstagramのメインフィードは「ベストの1枚を選ぶ」というやり方を改良する必要を感じていたかもしれない。アルバムをまるごとアップロードできるカルーセルの追加は月間6億人といわれるユーザーからさらに多くのコンテンツを集めるのに役立つだろう。

Instagramのユーザーはフィードで体験を共有しようとするとき、最高10件までのコンテンツをボタンで選択できるようになる。写真、動画はそれぞれ編集可能だ。あるいはすべてのコンテンツに同一のフィルターを適用することもできる。順序を選択し、それぞれに友達をタグづけできる。ただしキャプション、場所、「いいね!」、コメントについては、カルーセル全体を1つの投稿として扱うことになる。現在のところ、全ての写真は正方形にトリミングされる。

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フィードで共有された場合、友達は青いドットが表示されるのでカルーセルだと分かる。ユーザーは画面を左右にスワイプして望みの場面を見ることができる。最初の写真と青いドットからユーザープロフィールを見ることも可能だ。

Instagramでは「この機能を使って愉快な体験を共有しましょう。友達の誕生日にサプライズパーティー企画した時等、準備から友達が部屋に入ってきて驚くところまでカルーセルにまとめてアップできます。ケーキ作りのレシピを段階ごとに説明するにも便利です。プロフィールからいつでも開けるようにできます」と勧めている。

Instagramでは2015年に広告写真のカルーセルを発表しており、昨年はこれに動画を含めることができるよう拡張した。現在広告カルーセルは当初の5件のイメージから10件に拡大されている。

カルーセル機能を一般ユーザー向けに導入したことで、Instagramは写真や動画をスワイプして次々に見ていくという習慣を根付かせようとしているのかもしれない。これは広告カルーセルの視聴にも好影響を与える。一方でInstagramのカルーセルで動画や写真を共有するのが普通になれば、ユーザーがSnapchatを使わねばならない理由を一つ減らすことにも繋がるかもしれない。