月別アーカイブ: 2016年4月

調査結果:ミレニアル世代はテレビよりYouTubeを視聴するようだ

【出典】2016/4/16

http://mashable.com/2016/04/15/youtube-report-growth-viewership/

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ロサンゼルスーケーブルテレビには申し訳ないが、テレビやケーブルテレビよりモバイル端末のYouTubeの方が視聴する可能性が高いという調査結果が出た。

今回のYouTubeが依頼しMashableが提供した第三者の企業によって行われた調査は、オンライン動画市場の競争が激化するにもかかわらず、プラットフォームが成長を続けるだろうと推測した。

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以下が、IpsosとcomScore、Nielsenの結果を総合してわかった大きく分けて三つの発見である。

YouTube > Cable?

調査会社によると、モバイル端末ではYouTubeが現在18歳から34歳、ひいては重要な消費者層である18歳から49歳までの人々の間で、どんなテレビネットワークやケーブルネットワークよりも視聴されているらしい。

YouTubeを視聴する人々はリビングでも同じような行動をとる

コードカッティングが囁かれる中、今回の調査でミレニアル世代はデジタル動画をスマートテレビやほかのどんなデバイスからも視聴することがわかった。

18歳から49歳まででYouTubeから動画を視聴する人々の半数以上が、Googleによって所有されている動画プラットフォームをテレビで視聴すると回答したのだ。

驚くことに、この消費者層の90%がテレビを見ながらスマートフォンやタブレット端末、パソコンを使用しているという結果も出た。

ブランドがプラットフォーム上で大きな役割を担っている

YouTubeにおいてブランドの存在が大きいことは言うまでもないだろう。多くのクリエイターが、ブランドからスポンサーやパートナーシップを得て利益を得ているのだ。

また、消費者もこれに特に問題はないようだ。YouTubeのクリエイターをフォローするYouTubeユーザーの内61%の人々は、そのクリエイターの作品がブランドイメージに多大な影響を及ぼしていると答えた。

また、74%の人々がYouTubeで毎週ブランドチャンネルをチェックし、63%がそのブランドコンテンツやクリエイターの作品に影響されて購入やシェア等の行動を取ったことがあると回答している。

Instagram、「長編」動画チャンネルを追加

【出典】2016/4/15

http://mashable.com/2016/04/14/instagram-video-channels/

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ウェブ上で、動画は拡大を続けている。

Instagramは、動かない画像をつまらないと感じる人のために動画チャンネルを含めた新たな機能をローンチした。

さらに、Instagramが投稿したブログによると、「具体的な動画」の中には「長編」チャンネルも取り入れられるようだ。ユーザーは「おすすめ動画チャンネル」とは別にこれらの動画を提供されることになる。

今回の変化は、Instagramがユーザーフィードに現れるコンテンツを決めるための材料がタイムラインからアルゴリズムに変更することを発表した時に起きたパニックから約1ヶ月後に起こった。フェイスブックもまた、ニュースフィードにアルゴリズムを採用しており、ユーザーが何を閲覧するかを極限までコントロールすることができるようになった。

下図の写真はCoachella(西海岸のコーチェラ・ヴァレーにて行われる野外音楽フェスティバル)がどのように表示されるかを表している。

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Coachellaチャンネルは、この新機能を極限まで活用した最初のイベントであり、この機能を使ってミュージックフェスティバルでの重要な瞬間をユーザーに提供した。

フェスティバル中ずっと、同チャンネルは実際の観客の目線からのパフォーマンスや舞台裏シーン等を投稿した。

Instagramは2013年6月に動画機能を追加して以来、動画に関しては緩やかな成長を続けてきた。2016年には、動画の長さを15秒から60秒に伸ばし、広告主も動画を投稿できるようにした。

2012年に10億ドルでInstagramを買収したフェイスブックは、動画に対して積極的であり、ネイディブ動画やライブストリーミング機能をSNSに導入し、さらにバーチャルリアリティにまで多額の投資を行っている。

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今回のInstagramにおけるこの変化は小さな一歩かもしれないが、メディア企業がInstagram上での可能性を増加させたことを意味する。

「Explore」セクション全体で見ればあまり大きな変化ではないと、Instagramはコメントを残している。

「こういった変化があったとしても、『Explore』セクションは、ユーザーの興味やフォローしている人々に基づいた投稿を閲覧させるというように、以前と同じように機能するだろう」と。

この新たな動画機能はアメリカで発表され、後に他の国にも拡大していく予定である。

誰もが自分の動画ストリーミングサイト(&アプリ)を作れるサービスUnreel.me、アナリティクスも提供

【出典】2016/4/14

http://techcrunch.com/2016/04/14/unreel-me-launch/

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Unreel Entertainmentがこのほど立ち上げる新しいプラットフォームUnreel.meは、ユーザーが自分専用の動画ストリーミングサイトやアプリを作るためのツールを提供する。

動画はUnreel.meにアップデートした動画だけでなく、ソーシャルネットワークに投稿したコンテンツでもよい。また、それは広告収入を得るための広告や、有料料金制(paywalll)の案内、会員勧誘、商品の売り込みなどでもよいのだ。

この立ち上げと併せて同社は、100万ドルの「Creator Appreciation Fund(ごほうびファンド)」を発表した。Unreel.meで稼いだ最初の100万ドルは、全額がクリエイターの収入になる。そのあとは、Unreelが15%を取る通常のマージン制になる。プラットフォームの利用そのものは、完全に無料だ。

クリエイターがYouTubeやソーシャルネットワークを使わずにファンを獲得し収益を得る方法を、いろんなスタートアップ企業が実験している。たとえばVictoriousでは、クリエイターが自分のモバイルアプリを作れるようだ。

Unreel.meは、それらとどこが違うのか、協同ファウンダーでCEOのDan Goikhman氏曰く、「Unreel.meではどんなコンテンツオーナーやアグリゲーター(集積者)でも自分のストリーミングサイトや、どんなプラットフォーム上のアプリでも持てる。つまり、誰でも今日からすぐ利用できるし、セットアップは1分弱でできる」らしい。

モバイルの広告ネットワークMojivaの共同創設者で営業局のトップでもあったGoikhman氏によると、Unreel.meを利用するサイトは、同社製の動画アナリティクス技術を利用してビジュアル検索やコンテンツのおすすめ、個人化(パーソナライゼーション)などができる。

Unreelは150万ドルのシード資金をDigital Ignition Entertainmentとエンジェル投資家達から獲得している。Unreel.meのホームページへ行くと、初期の利用者の一部と彼らのサイトが掲載されている。

ESPN、8月からドローンレースを放送開始

【出典】2016/4/13

http://www.engadget.com/2016/04/13/espn-drone-racing/

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ESPNは、eスポーツに関心が集まるゲーム業界を利益に繋げることに成功しているが、ドローンレースにも関心があるようだ。本日国際ドローンレース協会(IDRA)は、ESPNが今後数年にわたりUAV(無人航空機)のレースイベントを放送するという契約を発表した。今回の契約で、最初に放送されるドローンレースは、8月にニューヨークのガバナーズ島で行われるUS National Drone Racing Championshipsの予定であるようだ。生放送で配信される動画はケーブルに加入している人向けに、WatchESPNのアプリから視聴することができる。また、これを見逃しても、その後に1時間のスペシャル番組が組まれるようだ。

調査:Netflix、オリジナルプログラムの王座からHBOを引き引きずり下ろす

【出典】2016/4/11

http://variety.com/2016/digital/news/netflix-hbo-best-original-programming-survey-1201750224/

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Netflixは、これまでHBOが長年居座ってきた王座を奪った。

というのも、Netflixのオリジナル番組の方がHBOのものより良いと回答したアメリカ人が大半を占めるようになったのだ。

Netflixはストリーミング配信サービスを開始して以来初めてウォール街の企業の調査に協力した。モルガン・スタンレーの調査によると、調査に協力してくれた内29%の人々は、Netflixのオリジナルコンテンツが一番良いと回答しているようだ(昨年は23%)。一方で、HBOのオリジナルコンテンツが一番良いと回答したのは18%に留まった(昨年は31%)。

同じ調査では、ShowtimeやHulu、Amazonが4-5%を推移しており、Starzが2%を獲得したという結果が得られた。

「この結果は、2016年にNetflixが初めてHBOよりも多くの費用をオリジナルプログラムにつぎ込んだことによる結果である」とBenjamin Swinburne氏率いるモルガン・スタンレーのアナリスト達はレポートに記している。Netflixは今年米国におけるコンテンツに25億ドル注ぎ込むと推定されているのに対し、Time WarnerのHBOは18億ドル、CBSのShowtimeは7億ドルと推定されているようだ。

Netflixにとって、オリジナルコンテンツやNetflixにしかないコンテンツをユーザーがどのように感じているかということは直接ユーザー数に影響を及ぼすほど重大な点である。ウォール街にある調査会社によると、Netflixのユーザーの内45%がNetflixオリジナルプログラムを視聴するために、月額料を支払っていると答えており、これは去年の34%よりも格段に上がっている。

同じように、NetflixユーザーやHBOやShowtime、Starzのような他のストリーミングサービスに加入している可能性が、Netflixユーザーでない人々と比べて高い。Netflixユーザーの49%がHBOにも加入していると回答し、35%がShowtimeに加入していると回答した(回答者全体での割合はそれぞれ40%と28%)。

「Netflixユーザーはまた、テレビのヘビーユーザーでもある。実際、回答者全体よりNetflixユーザーの方がプレミアムネットワークに加入している割合は高いようだ」とSwinburne氏とモルガン・スタンレーのアナリスト達は記述している。

どのストリーミングサービスのオリジナルプログラムが一番良いかという質問に対し「わからない」と回答したのは34%であり、2015年の結果より7.4%増加した。これは「OTTコンテンツの到来により、コンテンツのブランディングに混乱を招いている」ことを意味するとモルガン・スタンレーのアナリストは述べる。

有料テレビを解約しようとしている人も年々増えているようだ。昨年12ヶ月以内にHBOやShowtime、Starzを解約しようとした人は回答者の内13%だったのに対し、今年は19%と昨年を上回っている。また、新たにHBOやShowtime、Starzに加入する人々の割合も2015年と比べて3.6%にまで減少しているようだ。

モルガン・スタンレーによると、今回の調査は年齢や住んでいる地域、年収等を考慮しアメリカに住む18歳以上の典型的な2,501人を対象に行われたようだ。この調査は、90%の確率で最大1.5%の誤差が認められるそうだ。

フェイスブック、F8を使ってウェブ開発者のための奨学金をDev Bootcampで募る

【出典】2016/4/11

http://techcrunch.com/2016/04/11/facebooks-using-f8-proceeds-to-fund-dev-bootcamp-scholarships-for-underrepresented-people-in-tech/

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毎年恒例のF8開発者会議に先立ち、フェイスブックはDev Bootcampと共同で今年の19週間のプログラムに有色人種や女性といったマイノリティの人々を参加させるための奨学金を募ると発表した。フェイスブックはF8のチケット(一枚あたり595ドル)の売り上げから、合計で25万ドルをDev Bootcampに寄付するとしている。

Dev Bootcampの19週かんのプログラムでは、RubyやJavaScript、Ruby on Rails、通常のJavaScriptライブラリ、SQL、HTML、CSS、ペアプログラミング(2人のプログラマーが1台のワークステーションを使って共同でソフトウェア開発を行う手法)、変化が激しくテストに基づく企画開発まで網羅している。

「フェイスブックの今回の寛大な寄付はDev Bootcampがアメリカの学生、特に有色人種や女性といったマイノリティの人々に教育の場を提供するという目標を達成するのに大きく貢献しています」とDev Bootcampのビジネス開発と企業戦略副部長を務めるTarlin Ray氏はTechCrunchにメールでこう述べた。

フェイスブックがDev Bootcampとパートナーシップ契約を結び、F8とともに発表するのには幾つかの理由があるとフェイスブックのパートナーシップ部門で主任を務めるIme Archibong氏は述べる。F8のような大きな会議は人の多様性を持たせるにはうってつけの機会となるというのだ。さらに、これはフェイスブックにとって寄付をして様々な人材を育成してくれるという意味で、再投資となっているのだ。

「我々は開発者に短時間で一番良い影響を与える機会を常に模索しているのです」とArchibong氏は述べる。

こういった大規模な会議で、こういった人間の平等に関することに挑戦するという試みはフェイスブックが初めてなわけではない。ワールドワイドデベロッパーズカンファレンス(通称WDC)ではAppleがBlack FoundersやBlack Girls Code、Hack the Hood、National Society of Black Engineersといった機関と行動で会議に参加するための奨学金を出している。今回のフェイスブックと違うところは、今回のF8は単に会議に参加するというのではなくコーディングの教育を受けることができるというところにある。

理論上では、F8の参加者は将来的にフェイスブックで働くことができるようになるかもしれない。Ray氏曰く、フェイスブックは今までのところDev Bootcampの参加者の内4名を採用したようだ。F8の奨学金が、このフェイスブックまでの道のりをより強固にしてくれるのかどうかはわからないが、フェイスブックがマイノリティの人々にもこういった機会を提供しようとしていることは間違いない。最近の調査によると、アメリカのフェイスブックにおいて、従業員の55%が白人であり、36%がアジア人、4%がヒスパニック系、2%が黒人である。世界的にはフェイスブックの従業員の32%が女性であるようだ。

Archibong氏は、フェイスブックがこの人種の多様性を念頭に置き、今年のF8の人種構成が世界人口の割合と同じようになるように尽力している。昨年、フェイスブックは性別と人種を記入しなくてもいいとしていたが、今年は必須の入力項目となっている。

性別と人種を公開している人々のほとんどが「公開したくない」と感じているようだ。公開した人の内、女性は23.8%でマイノリティの人種(黒人、ヒスパニック、ラテン系、アメリカ先住民、アラスカの原住民、ハワイ人、太平洋諸島の住民等)であると回答した人が13.7%だったようだ。

「もし世界に貢献していくのであれば、ユーザーと同じ人種構成をしておく必要があるでしょう」とArchibong氏は締めくくった。

ブランド、「大人になる(adulting)」塗り絵やサマーキャンプ、美味しい食事を活用してミレニアル世代にリーチ

【出典】 2016/4/10

http://www.adweek.com/news/advertising-branding/how-brands-are-reaching-out-millennials-who-want-break-adulting-170654

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大人になるのはいつだって難しい。今、ミレニアル世代は「大人になる(adulting)」という言葉で日々の大変さを表現する。「今日のadultingはこれで終わり」とか「adultingって難しい。自分へのご褒美にワインでも」とかいった具合に使われる。

「Adulgint: How to Become a Grown-up in 468 Easy(ish) Steps」の著者Kelly Williamsは、「『adultingをしている』というと、用事をしていることを意味します」と説明する。「ミレニアル世代は他人にはできていて自分はできていないという事実に不安感を感じています。自分が大人になりきっていないことを責めてしまうのです。これは、18歳や21歳になると法律上自動的に大人として扱われるというのとは全く違います」と彼女は話す。

どの世代だって、多少なりとも大人になるという意味に疑問を感じているはずだ。Culture Vulture レポートにおいてトレンドを追ってきたMindshare North Americaの代表Mark Potts氏は、「何が昔と異なるかといわれれば、それはソーシャルメディアによってその疑問がよりカジュアルに表現されるようになってきたことでしょう」と言う。「ミレニアル世代は、どんなことでもオープンに話す傾向があります。大人になることの意味に対する意見だって、例外ではありません」と。

ミレニアル世代がAdultingや日常の疲れから脱却する方法として、サマーキャンプがある。オハイオ州ClarksvilleのCamp Throubackは、虫除け剤を販売しているCabelaや美術品メーカーTulipとコラボで、80’s Party and Drunk Field Day 等の様々なイベントを提供している。「大人でいるというのは疲れるし、ストレスがかかります。我々はそんな大人たちを日常から解放し、10代の頃に戻った気分になれる様な機会を提供しているのです。実際にイベントはとっても楽しいし、ノスタルジックな気にもなれるのです」同社代表のBrittany Gibbons氏はこう述べる。

デジタルデトックスに力をいれるキャンプもある。参加するミレニアム世代は、4日間電子機器から離れ、タイチーやヨガ等のアクティビティを楽しむ。「このキャンプは人気を博しています。日常を忘れ、アナログでノスタルジックな経験をしたいという人のニーズが増えているからです」と同キャンプを主催しているCamp Grounded 代表のLevi Felix氏は述べる。

同様に、大人用の塗り絵(Have a Nice Life,Asshole:The Breaku Stress Reliever Adult Coloring Bookのような現代らしいタイトルのものから、古いものまで)もミレニアル世代には人気だ。2015年9月に設立されたCrayola Color Escapes の代表であるCraig Skinner氏は「電子機器から離れて自分の手で色を塗る作業にミレニアル世代は魅了されています」と述べる。Crayolaはこの本をソーシャルメディア上で大きく宣伝した。「28歳です!塗り絵キット購入しちゃいました!」というような消費者の意見も再投稿する等して活動を広げている。

3月Timberland は、雑誌 Marie ClaireにファッションブロガーのErica Lavelanetが描いたイラストの塗り絵を4ページに渡り掲載した。また、ニューヨークとシカゴにある店舗で実際に塗り絵を行うイベントも開催した。Timberland営業部長のMike Isabella氏は「ミレニアル世代はこの塗り絵のアイディアにとても興味を示しています。このトレンドに火をつけることができたことを光栄に思っています」と述べる。

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Red Peak Youthで戦略部ディレクターを務めるMegan Hartmen氏は、他のブランドにもミレニアル世代の不安解消になるようなビジネスを展開する余地があるだろうと予測している。「大人らしく振る舞うことへの疲れを取り除く方法を提案することが、ミレニアル世代をターゲットにする第一歩です。食品宅配会社のSeamlessは地下鉄の中刷り広告で、『Cook when you are dead, or living in Westchester』と謳っています。これは頭に残るフレーズですし、フレンドリーでキャッチーです。それに、ミレニアル世代の大人になりたくないという気持ちを代弁しています」と彼は述べる。

金融系ブランドにとって、このadulting現象は格好のビジネスチャンスだとWilliams Brown氏は言う。「例えば、『金融のまとまっていないあなたへ。その悩み、クレジットユニオンがお助けします。』といってadultingの大変さを間接的に伝えることだって可能でしょう。あなたが22歳の時を考えてみてみるといいでしょうが、銀行口座のこと等で色々と悩んだり困惑したりしている時もあったでしょう。そんな時、『全部のことを把握してなくても大丈夫だよ。そんなことで、この世が終わったりはしない。』というアドバイスをしてあげることは、とてもいいことであると思います」と彼女は話す。

ミュージックストリーミング、どうやって違法ダウンロードを試みているのか

【出典】2016/4/10

http://www.theverge.com/2016/4/10/11394272/music-streaming-service-piracy-spotify-tlop-tidal

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ストリーミングサービス業界は、成功の一途をたどってきた。2011 年にアメリカデビューしたSpotifyを利用する人は、先月全世界で3000万人にのぼっており、同様にApple Music ユーザーは1000万人とこれも素晴らしい数値である。4000万人が音楽ストリーミングにお金を払っているというこの事実は、音楽会のデジタルビジネスにおける成功を物語っている。しかし、1つのサービスのみの利用で音楽を完結させることが最近難しくなってきている。音楽やアーティストの独占配信権をめぐる争いが、違法ダウンロードの再ブームを誘発しているからだ。

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違法ダウンロード対策は、依然として行われている。Napster等のサービスは廃止され、非合法的な運営に関わった人々も多額の賠償金等により罰せられてきた上、音楽業界はインターネット自体の根本的な変革に乗り出そうとした程だ。International Federation of the Phonographic Industryの調査結果からは、2000万人のアメリカ人、そして世界の人口の約5分の1が違法に音楽をストリーミングしているという結果が得られた。しかし、良いサービスにはお金を厭わず音楽を楽しむというのもまた事実である。コンテンツの独占配信権争いが、サービスの質を悪化させ、ユーザーが離れていく原因を作っているのだ。

今週、発売予定のDrakeのアルバム「Views from the 6」から2曲をApple Music限定で配信した。先月、同じ様にKanye Westが新アルバム「The Life of Pablo」をTidalで独占配信している。それにも関わらず、そのアルバムがSpotifyでも今月からダウンロード可能になる前から50万人の人が既に違法に同楽曲を入手しているという結果が得られた。TidalではBig SeanとJhené Aikoがコラボレーションアルバム「TWENTY88」を、BeyonceとNicky Minajが「Feeling Myself」のPVをTidal限定配信している。他のサービスにこれらを始めとする楽曲が配信されるようになるには、独占配信の都合上時間がかかる。こういった独占が一時的にサービスのユーザー数を増やす効果を発揮しているのは間違いない(100万人以上がKanyeのアルバムを聴く為にTidalに登録している)が、長期的に見るとどうだろうか。永続的なファンの獲得は困難を極めそうだ。

もしユーザーが1つのサービスを1年間利用し続けた場合、合計で120ドルの出費となる。2つのサービスを併用しているならば240ドル、3つならば360ドル、と値上がりしていく。この計算によると、Apple MusicやTidal、Spotifyを通年で利用すれば360ドルかかり、これは決してユーザーにとって気軽に手が出せる金額であるとは言えないだろう。

ストリーミングサービスにおいて、独占配信権の争いは音楽好きなユーザーにとってかなりの痛手となっている。昔はWinMXのようないわゆる違法ダウンロードサービスを利用したものだったが、現在は皆Spotifyを使っている。これは自分が好きな音楽をいつでも自由に聴けるというお手頃さの表れである。しかし独占配信権の争いが活発化している今、この夢を叶えるには多額のお金を払わなければならないという悲しい事実に直面しているのだ。

Chariot for Women、新たに女性限定の相乗りサービスを開始

【出典】2016/4/8

http://techcrunch.com/2016/04/08/chariot-for-women-is-a-new-ride-sharing-service-for-women-only/

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UberドライバーのMichael Pelletz氏は、新しい相乗りサービスを開始した。ドライバーと乗客の全員が女性のサービスを構築しようというのだ。このChariot for Womenは、4月19日にボストン周辺でローンチする。しかし、そのような特定の対象向けの新しい相乗りサービスは需要があるのだろうか。答えはすぐに分かることだろう。

「このサービスの前提は、他の相乗りサービスと同様です。ドライバーアプリとクライアントアプリがあるということを除いて、このサービスのユニークな点としては、他のアプリが忘れている安全面に対する配慮です」とPelletz氏は電話インタビューで述べた。このサービスに関して特許出願中の技術としては、乗車依頼が完了した後にドライバーと乗客にコードを送るというシステムである。車が到着した時、ドライバーと乗客は車に乗る前に彼らのコードが同じものであるか確認する。Chariot for Womenは全運賃の2%を寄付し、急な値上げ等は一切行わない。

女性のドライバーのみを採用していることに加え、Pelletz氏は最も厳重な身辺調査を行うとして名高いSafer Placesを採用している。さらに、全ドライバーがデイケアセンターや学校で使われているものと同じぐらい厳しい身辺調査Massachusetts’ Criminal Offender Record Information (CORI)のチェックを受けることを義務付けているのだ。Chariot for Womenは、CORIのチェックに対し料金を払い、指紋登録を可能な限り早く行なうよう取り計らっている。

そのサービスは、全年齢の女性だけでなく13歳以下であれば性別に関わらず乗車することもできる。「自らを女性として認識しているのであれば、トランスジェンダーであってもこのサービスを利用することに問題はありません」とPelletz氏は述べる。

男性はサービスの対象外であるという点において、法律的な難しさも存在する。「法律が改正されることを期待しています。あくまで安全面の配慮であり、男女不平等を示したいわけではないからです。アメリカの最高裁判所に、安全面を考えれば女性向けのサービスを提供することは妥当であると主張する機会をいただきたいと考えています」とPelletz氏は述べる。

特にUberにおいては、最近安全上の問題が浮上している。BuzzFeedは、今年3月にレイプや性的な暴力を含むような会社に対する数千ものクレームを示すスクリーンショットを手に入れた。2014年12月には、インドでUberのドライバーが乗客に対するレイプの疑いで逮捕された。そしてちょうど今日、Uberは身辺調査ミスの責任を取り2500万ドルの支払いをすることに合意した。

「ドライバーと乗客の安全面において性別による格差は歴然としているため、この問題は男女平等で考えるわけにはいかないと考えています」とPelletz氏は繰り返し主張する。「女性は、世界の至る所で男性ドライバーからのセクハラや暴力に悩まされています。Uberドライバーとして8ヶ月働きましたが、男性ドライバーから性別に関するネガティブなフィードバックを聞いたことはありません」と。

これが女性にとって権利を保証しているように映るか、逆に庇護者ぶっているように映るのではないかという懸念点もある。この疑問をソーシャルメディアに投稿してみた。すると驚いたことに、女性限定の相乗りサービスがあるなら、質問に回答したすべての女性が使いたいという反応が得られた。女性に対して調査を行なった結果、不審な男性と車に乗った時に感じる恐怖や現在のサービスに対しての不安、不快な感情などが言及される結果となった。

「我々の目標は、5年の間にこの問題をなくすことです。他の相乗りサービスを提供している会社も、当社に倣ってより安全な環境を構築して欲しいと望んでいます。現状、安全は確保されていないのですから」とPelletz氏は締めくくった。

フェイスブック、過度の商業的なスポンサー付きコンテンツを禁止に

【出典】2016/4/8

http://variety.com/2016/digital/news/facebook-branded-content-tagging-1201748953/

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スポンサー付きコンテンツ掲載のための新しい指針が発表された。

フェイスブックはマーケティング戦略の一環としての広告や、クライアントをタグ付けした商業的な投稿に対して新たな指針を打ち出したのだ。

新たな指針のもとでは、商業的な投稿にタグ付けがされている(例えば、上の写真はLady Gagaの2016年のグラミー賞でのパフォーマンスの投稿に、スポンサーのIntelがタグ付けされている)。フェイスブックはブランド付き広告を、テキストや写真や動画を用いた投稿で、メディア会社や有名人、インフルエンサーが製品やブランド、スポンサーについて宣伝したい時のみに使えるものとして限定している。

いくつかのブランド付きコンテンツは現在フェイスブックで禁止されている。会社は「フェイスブックユーザーの視点に基づき、しつこいすかし文字やプレロール広告などの過度の商業的なコンテンツに対するブランド付き広告の指針を改訂した」と発表した。さらに、カバー写真やプロフィール写真に第三者の製品やブランドまたはスポンサーを用いることを禁止した。

フェイスブックは新たな指針の発表において、「この改訂は、メディア会社や著名人、インフルエンサー、マーケターが、メディアの新たな成長や流行の鍵として長年求めていたものだ」と説明した。

新しい規律では、フェイスブックが投稿の中でマーケティングパートナーをタグ付けするという新たなツールを、パブリッシャーやインフルエンサーに提供している。

「我々は透明性が高いことを良いこととして考えています。これはネイティブコンテンツが成長したことに対する結果です」とデジタル出版社PopSugar Studiosで社長を務めるDavid Grant氏は述べる。

フェイスブックは、マーケターがスポンサーを積極的に獲得やブランド付きコンテンツのより簡単な投稿を目的として使えるように変更を行ったと宣伝した。

昨年12月には、連邦取引委員会が明確な情報開示を含む誤解を招かないスポンサー付きコンテンツの獲得を狙いとしたネイティブ広告のガイドラインを発表した。フェイスブックによると、新しいブランド付きコンテンツの指針はビジネスパートナーを構築するためのサポートを狙いとし、パブリッシャーとマーケターが依然としてスポンサー付きの投稿における商業的な性質についてはっきりと説明する義務があると述べている。