月別アーカイブ: 2014年8月

この大学図書館には一冊たりとも本がない

【出典】2014/08/31

http://www.theverge.com/2014/8/31/6090397/this-universitys-library-doesnt-have-a-single-paper-book

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本がない図書館の存在は、とっぴようしもない話ではなくなっている。フロリダ州の州立大学システムの新設の工科大学であるFlorida Polytechnic 大学が今年の秋にスペインの建築家Santiago Calatravaにお願いして完成した費用6000万ドルの図書館には、本が一冊もない。図書館の中には、多くのデスク型PCやノート型PC、そしてタブレットが準備されているが、本は壁の裏に隠れているわけでもなく、実質一冊もないとのことだ。大学は各出版社と特別な契約を結んでいる。まず全てがオンライン上で読める電子型になっている。そして学生1名分までは図書館は無料で書籍を借りられる。もし同じ書籍を別の学生が借りたいとなったときに図書館がその書籍を自動的に購入する仕組みになっている。このように学生が必要としている本だけを図書館は購入するのだ。

プリントされた書籍も大事であることは認識しているが、Florida Polytechnicは、生物学、テクノロジー、工学、そして数学を専門としている大学のため、常に意識を新しい研究結果や書籍に目を向けてもらうために基本的には電子型教科書を提供している。どうしてもプリントが欲しい場合は、大学近くの本屋で入手することも可能だと言う。

Singld Out 、DNA鑑定を元にマッチングを行う出会い系サイトが誕生

【出典】2014/08/28

http://techcrunch.com/2014/08/28/singld-out-a-dna-based-dating-service-can-match-you-with-dates-who-will-smell-sexy/

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世の中には数百の出会い系サイトが存在するだろう。しかし、女性二人で運用されているサイトは少なく、そして「DNAの相性」を採用するサイトは更に少ないだろう。

「Singld Out」というサービスを紹介させてほしい。写真の善し悪しだけで出会うまでの時間を作るに至らない多忙な日々を過ごす社会人向けの出会い系サイトだ。

百聞は一見にしかずというが、見た目が全てではない。ネット上の画像で判断をして会ったときにがっかりすることは、よく聞くあるあるだ。Singld Outは画像やプロフィールから一歩踏み込んで、ユーザーのDNAテスト結果を元にこれまでに考えたこともない相手とマッチングが叶える。ユーザーは唾液サンプルを送り、Singld Outと提携しているInstant Chemistryという専門DNA分析会社と共にマッチングを行う。

HLA(ヒト主要組織適合抗原)遺伝子(一部では恋愛遺伝子と云われている)の分析を行い、ユーザーの免疫システムからフェラモンの種類までを分類する。Instant Chemistry社によるとフェラモンは本能的に相手方の免疫システムの相違性を確認するために使うと話す。相反する遺伝子同士の結合は、非常に生命力が強く、高いレベルの遺伝的多様性を導き出す可能性があることから、人は異なる免疫系を持つ人間に惹かれると考えられている。また同社はセラトニンを分析することでストレス耐性の分類も行う。

Singld Outは、DNA分析が最も信頼できるマッチングを実現すると話す。同社のウェブサイトには下記のように書かれている。

遺伝的多様性を実現するために人間は異なる免疫システムを持つ相手を本能的に選びます。そのような傾向性は結果として、より強力な免疫システムを生むだけではなく、より充実したセックスライフ、より安定した結婚生活、そして相手により魅力を感じると調査結果が出ているのです。

同性愛者の場合はどうなのだろうか?Singld Outは同様な結論が導かれるのではないかと仮定しているが、マッチングの具体的アルゴリズムはテスト中だと云う。

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Singld Out はまだ出だしの会社で、現在はサンフランシスコ周辺のみで活動している。まずは地元で一旗揚げてから、大都市に拡大していく予定だ。ただし、登録は今すぐにでも可能だ。郵便で送られてくるDNAキットをInstant Chemistryに送ったら二日後には結果が出ることになっている。

会員費は3ヶ月で199ドル、6ヶ月で299ドルだ。現在期間限定の割引キャンペーンを行っているので善は急げ、だ。

とある出版社がアマゾンと決別後に過去最高利益を達成

【出典】 2014/08/27

http://www.theverge.com/2014/8/27/6074731/edc-publisher-left-amazon-increased-revenue

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アマゾン社と大手出版社のアシェット社は互いの手取り分を巡って争っており、数カ月経った今も合意に至っていない。一般的にはアマゾンが立場上有利であり、出版社アシェットとしてはアマゾンの棚を失うことが大打撃であると考える人が多い。しかし、絵本「みんなうんち」などで知られる出版社Educational Development Corporation(EDC)はアマゾンサービスと決別することで売り上げが上がったと報じている。

EDCが2012年にアマゾンで販売することを中止したときは売上が減少傾向にあったが、今年度に入って設立以来最高の利益を実現しているという。その販売戦略は各地域に専門の販売チームを設けて、近所に売り歩くと言ったような草の根運動が含まれるため、アシェットのような大手企業には真似できそうにないが、アマゾンとうまく合意できなかったとしても「死」を意味することではないことを示唆しているかもしれない。

 

女優ジェシカ・アルバのe-コマース会社Honest Co.が7000万ドルの資金を調達

【出典】 2014/08/27

http://techcrunch.com/2014/08/27/honest-co-jessica-albas-e-commerce-startup-has-raised-a-70m-series-c/

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環境に優しい日用品を販売するe-コマース会社Honest Co.が7000万ドルの資金を調達することに成功した。

同社は、これで2011年設立時の資金と合わせて1.22億ドルを調達したことになる。HonestのCEOであるBrian Lee氏によると、Honestは今年の売上目標が1.5憶ドルだと話す。女優ジェシカ・アルバは共同設立者の一人であり、Honestの代表を務める。

Honestは、赤ちゃん用品が大ヒットし、おしりふきやダイパーが有名だが、商品ラインナップを拡大させ、今は赤ちゃんだけではなく、子供から大人を対象にした商品の販売を行っている。今後注目したい会社だ。

 

Motortrendが雑誌からデジタルコンテンツに移行した結果、売上が倍増

【出典】 2014/08/27

http://www.huffingtonpost.com/bryan-elliott/how-magazines-are-shiftin_b_5722890.html

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Ed Loh氏は、米国で最も知られている男性誌の一つ、Motortrend Magazineの編集長だ。しかし彼は今や雑誌ではなくYouTubeチャンネルMotortrendのプロデューサーと紹介した方が正しい。雑誌からネットへの移行は彼が求めたことではなく、読者が求めた結果だと彼は話す。

二年ほど前にLoh氏とMototrend誌は、Youtubeでオリジナルコンテンツを提供し始めた。Toyota CamryやHonda Accordがその頃最も売れていた大衆車だったため、そのような身近な車種を中心にコンテンツを作った。大失敗に終わった。

Loh氏は、戦略を考え直すべく、Youtube動画の分析を行った。その結果、読者が求めているのは見た目が派手でわくわくするものだということに気付いた。男性が肌の露出が多いグラビアを好むと同様にファンが欲していたのは、クルマも大衆車ではなく、ランボルギーニー、フェラーリ、ポルシェ、やBMWがサーキットでドラッグレースしている動画であった。

あっという間にチャンネル登録者が数百万人にのぼり、オリジナル番組の制作が開始した。Youtubeの人気に伴い、会社の舵もぐっと紙面からオンラインに移ることになった。オンラインの人気が全く衰えを見せないのだ。

今は複数のスポンサーを付けて、複数のオリジナル番組の開発・制作を手掛けている。

是非MotortrendをYoutubeでチェックして欲しい。コミュニティーの作り方、そしてシェアされるかっこいいコンテンツがどんなものなのか分かって貰えると思う。

ネットフリックス、エミー賞の結果がふがいないとしても勝者である理由

【出典】2014/08/26

http://www.huffingtonpost.com/2014/08/26/netflix-emmys_n_5717765.html

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ネットフリックスは、エミー賞で大負けを食らったように見えた。31の賞にノミネートされていながらも、重要とされる賞は一つも受賞することができなかった。

ネットフリックスは、オリジナル番組「ハウス・オブ・カード」や「オレンジ・イズ・ザ・ニュー・ブラック」の開発・制作費が1億ドルを超えると言われている。しかし、ドラマ部門の最高賞は「ブレイキング・バッド」に、コメディー部門最高賞は「モダン・ファミリー」に贈られたのだ。

ニューヨークタイムズ紙は、今年度のエミー賞がテレビドラマの黄金時代到来を予感させると、報じている。

しかしネットフリックスにとって悪いことばかりではない。エミー賞は従来テレビ番組向けの賞であり、今年のエミー賞を観たものは、これまで見ようと思わなかった受賞番組にチャンネルを合わせることになるであろう。そして世の中には面白い番組がいっぱいあるという気づきは、高品質な番組を提供しているネットフリックスへの視聴に繋がると予想できる。

そして何よりネットフリックスのサービスは、人気テレビドラマの過去シーズンの番組をユーザーに提供しているではないか。その証拠に米ケーブル局AMCが手掛ける「ブレイキング・バッド」はネットフリックスで最も人気が高いコンテンツの一つとされている。同番組のクリエイターである、Vince Gilligan氏も番組のヒットにネットフリックスが大きく貢献していると次のように述べる。「ネットフリックスのおかげで番組が続いたと言っても過言ではない。ネットフリックス上で寄せられる番組への需要がシーズン2以降も続ける一つのきっかけとなった。テレビ番組の閲覧方法は、新しい時代に突入しており、ブレイキングバッドはそのような恩恵を受けることができて嬉しく思う。」と話している。

ストリーミングサービスのネットフリックス、Youtube、HBO Go、アマゾンプライム、フール-などを使った番組視聴時間が2014年に入り54%上昇したとNielsen社は発表している。このような番組の二次利用のおかげで各番組はファンを増加させることができるだけではなく、ロイヤルファンの育成ができる。NBCやABCなどのキー局もこのトレンドに乗り、同局のテレビ番組をネット上で提供し始めている。

なぜ多くの企業がTwitchを買収したがるのか

【出典】2014/08/25

http://gizmodo.com/why-everyone-wanted-to-buy-twitch-1626616566

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ゲーム好きでなくてもTwitchという言葉を聞いたことがない者はいないだろう。ライブストリーミングにおいて絶対的な力を持つこのサイトは、アメリカ全土で四番目に高いストリーミング数を誇り、ポケモン関連の動画を放送したことで有名である。グーグルが買収したいというのも、アマゾンが買収したというのも頷ける話だ。実際のところ、他の企業もアマゾンのように何十億ドルで買収しようとしていないことのほうが驚きである。

ゲームばかりではない

Twitchはビデオゲームの視聴に重きを置いているが、その内容量には度肝を抜かれる。ゲーム視聴と聞いて興味を失う前に、以下の数字を確認してもらいたい。QZが指摘した通り、1500万人の人間が2013年のワールドシリーズを視聴したのは有名だが、League of Legendsのシーズン3のチャンピオンシップは3200万人が視聴しており、またTwitch Plays Pokemonという現象は8万人の人間が同時に何日間も視聴している。

しかし、Twitchの本来の驚くべき素質はここまで多くのゲーマーを同時に視聴させることができるシステムが整っていることだ。過去、ライブ視聴のサービスにおいて、Twitchが支障を来したことは一度もない。UstreamやJustin.tv、YouTubeは過去同じことを一度以上試みているが、欠陥の多い枠組みに問題があるのか魅力のある視聴イベントが少ないのか、成功した試しがない。

一方Twitchは、このバランスをよく計算して構成されている。ライブの視聴イベントにおいて、完璧というわけにはいかないが全てにおいて首尾一貫して成功しており、必ず何か視聴するものを用意している。このコントロールに長けた能力は、ネットワーク用対戦ゲームが拡大の一途を辿りTwitchが他のライブ視聴産業に介入しようとしている中、魅力的な武器である。Twitchはチャンネルサーフィングの陽の部分とNetflixのように見すぎてしまうという陰の部分のバランスがとれている。動画の未来が視聴サービスであり、視聴サービスの代表がTwitchである。

大きいイベントばかりではない

3200万人がゲームトーナメントを視聴しているということ自体驚くべきことだが、何万人もの人々が協同的にゲームボーイを打倒していることにも驚かされる。しかし、Twitchはこれが全てではない。ゲームのシナリオライターがファンやStarcraft 2の対戦を国境を越えた様々な友達と見て楽しむ変わった若者を知る絶好の機会を作り、彼らを育てているということも忘れてはならない。

Twitchは元来のソーシャルネットワークとは形態は異なるが、似たような性質を持つ。密接なコミュニティ構造と数々のセレブがサイトに没頭している姿はを追うのは、Twitterのユーザーを盛り上げるが、Twitchのファンベースに重点を置いた生来のテーマを加えることでより密接したコミュニティを作ることができ、より多くのことに応用できる可能性を秘めていることを示している。

実際使われているソーシャルネットワークを作り出すことは簡単なことではない。Googleの例を見れば一目瞭然であるが、Twitchが作り上げたゲーム視聴に付属している泡のような形をしたチャットルームは、どんな企業にも大きな利益をもたらすことができる。雪だるま式にふくれる前の公共の場に出たと同時にTwitchのすぐ隣のスイートスポットを確保することが重要である。

全ての人間が何かに活用できる

YouTubeの面目をつぶし、また幅広く活用されているはずのGoogle+の面目をもつぶすようなTwitchのすぐれたライブ視聴技術が、グーグルうらやましくてたまらないようだ。YouTubeとTwitchを手に入れることができれば、Googleはインターネット界のビデオ視聴の分野でトップに出ることができ、Android TVの初公開に間に合うことがた。

一方で、アマゾンはゲームとテレビ視聴を結合させたサービスTwitchを持つ以外にFire TVのあまりうまくいっていないゲームサイドの成績を伸ばすいい手だてはないだろう。彼らが持つAmazon PrimeはNetflixによって切羽詰まる状況を強いられており、出費に見合うだけの価値を生み出せていない。なぜ、Amazon Prime Concertのような企画を立ててライブ視聴の技術やすでに備わったユーザーという利点を使ったシステムを取り入れないのだろうか?

Amazonが勝利を収めた一方で、GoogleとAmazonだけが同じ方面への進出を考えている訳ではないことは確かである。Appleにはゲーマー好みに設計されたセットトップボックスがある。Microsoftにはコンソールがあるし、創設当初からビデオの視聴システムに取り組んで来たという業績がある。Twitchを10億ドルで買収できる企業が買収を実行に移さないことはありえない。最終的には、Amazon創設者Bezos氏はかなり緊迫した状態に追いやられるかもしれなかったようだ。

グーグルグラスを使って生活を豊かにする5つの方法

【出典】 2014/08/24

http://tech.co/ways-google-glass-can-make-life-better-2014-08

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グーグルグラスを見た方は、まず二通りの反応を見せる。未来的なのかダサいのかデザインの捉え方が分からず笑ってしまう、または使い道を教えてくれと、とりあえず質問をしてしまうかのどちらかだ。

しかしグーグルグラスは話題作りのためだけに開発された商品ではない。日々ソフトがアップデートされ、ユーザーにとって役に立つアプリが開発されている。最近ではこのようなソフトが提供されているようだ。

1. 世界を知る

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旅行先はどこになりそうですか?いや、そんな大それたことじゃなくて、日曜に散歩がてらに立ち寄る近所の美術館でもいいだろう。グーグルグラスを持参することをお勧めする。

Fieldtrip on Glass(意訳:グラス旅行)」や「Guidigo(意訳;ガイドでGo)」などのアプリを使えばスマートフォンやパンフレットを確認せずに、あなたの指示するタイミングであなたの目の前に、確認したい情報が現れる。

2. 雑学王になろう

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友人や同僚と居酒屋で話をしているときに話題にいあがった情報の詳細調べるために、もしくは、カフェで流れている曲を知りたくてスマートフォンを取り出した経験があるだろう。これまでは、グーグルやShazamなどのアプリを開いて、誰が一番早く正しい情報を確認できるかくだらない競争をしたことがあったと思う。

こういうときもグーグルグラスを使おう。ボタンを押して、質問を投げかければ、答えが目の前に映像や画像として現れるのだ。これこそが未来であると感じないだろうか

3. シェイプアップ

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トレーニング好きでも初心者でもグーグルグラスはあなたのトレーニングをサポートしてくれる。

LynxFitアプリを使えば、トレーニングの具体的アイテムやスケジュールまで全てアプリが提供してくれるだけではなく、走っている距離や腹筋のカウントまで取ってくれる。そしてモチベーションを上げるためにゾンビに追いかけられている状況を作り出してくれたりと楽しかったりもする。是非試して欲しい

4. おもてなし

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空港のスタッフがフライト状況の最新状況を把握していなくてイライラしたことはないだろうか。スマートフォンを確認するにしても、どこのページに行けばよいのか分からないし、それが最新情報なのかも分からなかったりする。もしくは逆にあなたの要望(ベジタリアンなので野菜しか食べたくない!)をすぐに把握して欲しいと思ったことはないだろうか。

そういうあたなはVirgin Atlanticを一度試してみるといい。今年2月のテスト試用期間を経て、同社はグラスを使ったカスタマーサービスの向上を実現している。グラスを通して、フライトスタッフや最新情報が分かるだけではなく、お客さんの特徴や要望を瞬時に把握することができるのだ。余りにも素晴らしいので、競合他社もすぐに真似をするに違いない。

5. よそ見をせずに料理

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新しいレシピに挑戦することが好きな人にはたまらないクッキングアプリがグーグルグラスには多数存在する。

レシピ本やiPadを汚すことは過去の話だ。グーグルグラスがあれば、料理をしながら、目の前にレシピや手順が現れる。よそ見しながらクッキングはもう終わりだ。両手を使って、全神経を料理に集中することができるようになった。

海外展開を視野にZumigo社、600万ドルを調達

【出典】 2014/08/22

http://techcrunch.com/2014/08/22/mobile-verification-service-zumigo-closes-6-million-series-b-round-led-by-intel-capital/

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携帯を使った金融取引と位置探索サービスを提供するZumigo社がIntel Capital社のファンディングを終え、600万ドルを調達した。

Zumigoは、パスワードの承認プロセスを排除した支払システムを開発している。携帯の位置と支払いが行われる機械の位置を基に支払い承認を自動的に行う仕組みを取り入れようとしている。

Zumigoの創設者であるChris Bakshi氏は、ファンドを利用してモバイルの商品開発を中心にセキュリティー強化と海外展開を試みると話す。現在Zumigoは、米国とインドで展開している。まずは、ヨーロッパのサービス展開を目論んでいる。

ストーリーテリングアプリStellerがSNSへと進化

【出典】2014/08/21

http://techcrunch.com/2014/08/21/storytelling-app-steller-becomes-more-of-a-social-network/

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美しくデザインされたモバイルストーリテリングアプリの「ステラ」はβ版として今年の初めにリリースされていた。β版では、スマートフォン上で撮った写真を素早くFacebookinstagramのようなSNSに投稿できる機能がある程度に過ぎなかったが、より創造性のあるアプリケーションへと変貌を遂げている。現在、同社はステラver2.0にバージョンアップすることで、コメント機能やハッシュタグ、検索その他の機能を搭載し、SNSの領域にビジネスを展開しようと試みている。

背景として、ステラはGoogle,VMware,Microsoftの元エンジニアであるBrian McAniff Karen Poole兄妹と Jay Wilder氏のデザインチームによって設立された。ステラのベテランエンジニアの Vadim Spivak, Richard McAniff,氏とMark Lucovsky氏らも関与している。

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ステラはモバイルデバイス用に設計されたシンプルなツールを用いることで、あなたの写真やビデオに物語性を付与することができる。

ステラのユーザーは、家族、友人、最愛のペットの写真や動画を始めとした日常風景からDIYブロガーが生み出すストーリーや生産性の高い旅行雑誌のようなコンテンツを生み出している。

クリエイター、作家、スポーツ選手、シェフなどから様々なストーリーの種を垣間見ることができる。 たとえばBeth Kirby氏、Jennifer Chong氏、Alex DeiboldEmily Harrington氏、Katie Rodger氏、 Meagan Cignoli氏、Nichole Robertson氏、Sophie Gamund氏、Tiffany Mitchell氏 といったような人物だ。またBurton Snowboardsのようなブランドについても同じことが言える。

しかしながら、従来のステラで体験できるものはソーシャリティというよりはその大半がよくできたユーティリティを利用したものであった。ステラ2.0verではその点が違う。今現在、新しい「Explore」部門は最も有名で最も見られたストーリーだけでなく、1日ごとのストーリーや他の特徴的なコレクションをキュレーションすることで見つけることができる。

steller1現在、コメントやハッシュタグを用いることによりそうしたストーリーとユーザーを結びつけ、インタラクティブ性を持たせることが可能になる。具体的には、ハッシュタグや@はコメントやストーリー自体で働かせ、ソーシャルネットワーク上でストーリーを結びつかせ、ユーザーに他のトピックやクリエイターのストーリーを参照させることができるのだ。

そしてキーワードに加えてハッシュタグをサポートする検索機能を介して、多くの見たい記事を発見することができる。

「思うに、我々が提供するステラは、ユーザーに興味のあるトピック上の面白いコンテンツを見つけるためのディスカバリーネットワーク、とユーザーがフォローしている専門家や有名人との新しいつながりが生まれるだけでなく、友人や家族を結びつけるような、ユーザーのストーリーをシェアできるソーシャルネットワークの両方の側面がある。」とWilder氏は語る。

「我々の目的はそれまで門外漢だったコミュニティに対して最高の物語を築き上げ続けることである。」と彼は続ける。

ステラの生み出すストーリーは最終的にどうなるのか。

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ステラで生み出されるストーリーは美しく仕上がり、拾い読みされながら楽しまれるだろう。しかしすべての人々がコンテンツ自体を消費することに関心があるわけではなく、その制作プロセスに関心をもつ人もでてくるだろう。それはインターネット文化においては基本的なことそのため、ステラはすべての人々が自分自身でストーリーを紡ぎだすことに焦点を当てるわけではなく、むしろより消極的な検索、コンテンツへの参与のサポートやより良いハイライト指し示してくれるようなアプリとしての役割を担うという結論を導き出せるに違いない

私が唯一ステラやこのようなアプリに関して懸念していることは、それらのユーザーが永続的に存在するわけではないコンテンツを賢明に作り出そうとしているという点である。ステラのストーリーは今日Web上やアプリケーション上で閲覧することが可能であるが、果たして長期的に見られることがあるだろうか。いつかサービスそのものが終了したり、Facebookのサービスが終了する可能性がある。

しかしFacebookwallから画像が削除されたり、自動消去される画像を送信し合うSnapcatとともに成長し、コンテンツやアプリが消滅していくことに慣れているモバイル第一世代には関係ないかも知れない。

もっとも、幸運なことにステラの生み出すストーリーは自動的に消滅する機能は搭載していない。それらのストーリーは保存しておくべき価値のあるものなのだから。