月別アーカイブ: 2014年4月

Marc Benioff氏、映画好きのためのソーシャルネットワークMovieLaLaを設立

【出典】2014/ 4/30

http://techcrunch.com/2014/04/30/movielala/

movielala

「映画の大手スタジオは、具体的なターゲット層を特定できないまま、効果測定法も定めずに作品のPRに数百万ドルというムダ金を費やす」と話すのはSalesforceのCEO Marc Benioff氏だ。彼は映画ファンのネットワークを運営する会社MovieLaLaに投資したばかりだ。MovieLaLaは、データを駆使したハリウッドのマーケティング手法を得意とする。特にロイヤリティーが高いコアなファンに向けたプロモーションを得意とする。独占的な限られたコアファンに誰よりも先に作品情報を届けて、一気にマスに拡散する。

同社はコアファンの属性をスタジオと提供して、ターゲットを精査しながらマーケティングキャンペーンを進めて行く。例えば、ある作品に対して一定のフォロワーがMovieLaLaにつけた場合、続編が決まった際にはピンポイントにコアファンに情報を公開することができる。このように効率よくマーケティング費を使い公開に向けて少しずつバズを広めて行くことができる。

bio_marc

Marc Benioff氏

MovieLaLaはユーザーが当社を利用するためのインセンティブとしてフィルムニュースやブログを始めとした同サイトならではのコンテンツ作りにも力を入れている。CEOはDana Loberg映画スタジオのマーケティングキャンペーンを多く手掛けて来たベテランだ。MovieLaLaの出資社の中にはMachininmaの共同創設者とCEOのAllen DeBevoise、HBOとWarner Bros.のデジタルのトップだったJim Moloshokなどを初めてするエンタメ業界の重鎮が揃う。もしMovieLaLaが成功すれば、これまで希薄だったハリウッドとシリコンバレーの関係性を深めるきっかけとなるかもしれない。

Lionsgate、ビデオゲーム産業に参入

【出典】2014/4/30

http://www.polygon.com/2014/4/30/5668680/lionsgate-video-games-peter-levin-nerdist

Lionsgate-logo1.0_cinema_960.0

エンターテインメント会社のLionsgateがゲーム開発事業に参入することを発表。チームを率いるのはオタク情報を発信しているNerdist Industriesの共同創業者であり元CEOのPeter Levin氏だ。

Levin氏はライオンズゲートのInteractive Ventures and GamesのPresidentを務め、今後ライオンズゲートのコンテンツをゲーム及びインタラクティブな体験装置へと姿を変えて行きたいと考えている。

Nerdist社の設立前にLevin氏は吉本興業の顧問を始め、MAG Interactive、comiXology、Rovio Entertainment、Walt Disney Company、そしてベンチャーキャピタル会社のLynx Technologiesでそそれぞれ重要なポストを務めた。

ライオンズゲートCEOのFeltheimer氏はLevin氏が自社のコンテンツビジネスを拡大する上で最適な人材であり、同社が持つ起業家精神溢れた風土に適した人材だと言う。ゲーム市場は今後期待できる市場の一つであり、映画やテレビの世界での拡大と並行してデジタル領域も網羅して行きたいと考えている。

Levin氏は「ライオンズゲートのように明確にビジョンを持ち活気に溢れた、世界有数のスタジオの一部になれる機会を見逃すわけにはいかない。ハンガーゲーム、トワイライト、ダイバージェントなど有力映画作品を初め、数々のテレビ番組コンテンツが持つ可能性は無限大である。ゲーム業界に確実に足跡を残せると信じている。」

Google Glassユーザー「Explore Nearby」と唱えると街ツアーが楽しめる

【出典】2014/4/29

http://www.engadget.com/2014/04/29/google-glass-explore-nearby-field-trip/

fieldtrip01

昨年8月にグーグル社がGoogle Glass用のField Trip(遠足)アプリを制作すると発表したとき非常に理にかなったアイデアだと思った。Google Glassのようなウエアラブルの活用法を考えると、メールのチェックやテキストを読むより遥かにGoogle Glassの特性を生かしたアプリだと感じた。「OK Glass, Explore Nearby」と伝えるとアプリは起動し、「Take Pictures(写真を取ってくれ)」や「Get Direction(ナビをしてくれ)」などと指令を出すとGlassはその通りに作動する。アプリはグーグル社内のベンチャーが制作したため、ハードウェアとの相性に全く問題がない。

「OK Glass, Explore Nearby」と指令を出すとField Tripアプリが昨日起動し、Google Glassを通して映っているアトラクションやレストランの紹介はもちろんのこと、その周辺の歴史、芸術、建築、食事などの様々な分野のイケてるものを紹介してくれる。風景が変わるとまた新たに興味深い情報を紹介してくれるため案内人とツアーにでかけているような感覚を覚える。

最新のField Tripアプリには音声指令の導入だけではなく、コンテンツ数も200以上になっているという。有名観光スポットの案内からザガットなどのレストラン情報、また街の紹介ページに繋がるような仕組みまでも存在する。大都市に留まらず比較的小さい街でもそれぞれの歴史や良さを紹介していきたいと開発者は話す。

Google Glassを持っているユーザーはMyGlassのソフトウェアを使って是非Field Tripを試して欲しい。

テントポールからタドポール(オタマジャクシ)へ:広告代理店の対応

【出典】 2014/04/29

http://adage.com/article/digital/agencies-adapt-work-tentpoles-tadpoles/292890/

Untitled

2008年、Grey New York社は当時の経済状況に反する決断を下した:マンハッタンにあったプロダクションのための施設を2倍に拡大した。他の会社が支出を切り詰める中、Grey は散財していた。

その価値はあったようだ。当時たてられた編集施設や録音施設は、そこに働く3人のディレクターとともに、昼夜関係なく働いている。プロダクション施設を5ブロック先の土地に拡張するほど需要がある。「後悔していることがあるとするならば、もっと大きい施設を2008年に作らなかったことですね」と語るのは、GreyのCCO、Tor Myhren氏。なぜか?クライアントがより多くのコンテンツをより安価に求めているからだ。今すぐに。

BBDO Worldwideの代表取締役社長Andrew Robertson氏はこの流れを「テントポール」から「タドポール」へと表現する。大規模なスペクタクルを求める代理店は減ってきている。その代わりに、より小規模な作品の需要が高まっている。これにより、代理店はスタッフとして確保する人員の数や、必要なタレント、どの企画を選ぶべきか、そしてVine, Instagram やSnapchat 広告のように、一時的に消費されるクリエイティブに対していかに請求をするかといったことを考えるようになっている。

Chairman David Lubars という広告代理店によれば、BBDOがLowe’sのためにVine向けに製作した”Fix in Six” 動画は製作費5000ドルである。 4Aが2011年に実施したテレビ製作費に関する調査では、30秒のスポットの平均製作費は$354,000だった。

「ソーシャルメディアの世界では、コンテンツの需要は間違いなく上がっている」と述べるのはFCB Worldwide社の CEO、Carter Murray氏だ。「クライアントが求めているソーシャルメディア向けのコンテンツの量は、テレビ向けのそれを大きくこえている。その影響もあり、映像の作り方が変わった。」

時代遅れのビディング

コンテンツの作り方の度合いの変化は代理店によって変わる。場所によっては80%を自前で製作するところもあれば、10%程度に留まるとこともある。それでも、より複合的なコンテンツつくりを試す必要性を感じていることは共通している。

FCB は”How Do You KFC?” キャンペーンのためのホームビデオ風コマーシャルを全て自前で製作した。WPP Johannes Leonardoも現在クライアントのためにテレビスポットを製作している。「われわれはスピードと効率をよしとする市場に対応しているだけだ」と、Johannes Leonardo CEOのMike Duda氏は述べる。

Greyの Myhren氏曰く、クライアントは複数の制作会社からの提案を検討する時代遅れのビディングの方法を歓迎していない。

「4, 5ヵ月経っても形にならないアイデアなんて馬鹿げている」とMyhren 氏。とりわけ小さめの代理店のほうが賢明になってきている。デジタル会社のFirstbornはもともと制作会社であったが、スタッフィングを安定させるよう努めている。その結果、社長のDan LaCivita 氏はどの企画に参画するべきかに時間を充てる。自社にとって大きすぎる企画や、タイミングの合わない企画は断る。「それでも、営業し続けるプレッシャーは感じている」と。

「タドポール」の環境下での成功は、さまざまな要因にかかっている。Vine動画により得られる収益は30秒のテレビコマーシャルには敵わない。一方で製作をインハウスに移すことにより収益を10-12%多くとっておくことができると関係者は言う。

代理店に色々な機能をとどめておくことで、クライアントも留まる補助になる。BBDOでintegrated productionを統括するDave Rolfe氏は、インハウスでのコンテンツ製作は「クリエイティブな考え方を可能にする」と付け加える。代理店は「何でもできる」ことを示す必要があると。

お金よりもモデルの変化の問題であると考える人もいる。「代理店はアイデアを練り、形にするための時間を対価に支払われている」とDuda氏。「プロダクションバリューが低くても、かかる時間は変わらない。

ニューヨークのBBH社のCCO John Patroulis氏曰く、チャンネルを埋めるのは同じ時間がかかると述べている。「大規模なプロダクションを抑えることはできても、チャンネルを管理し、PRするのも相当な人手がかかる」。BBH はRubbermaid社の責任代理店になったことをうけてPR機能を拡充させ、クリエイティブ・デジタル・ソーシャル・PRを全面的に担当する。

Myhren氏曰く予算は小さくなるが、プロジェクトの数が多くなることによって支払いもうまくいくと言う。

もともと製作会社としてはじまった広告代理店のMekanismは、需要への応えかたを変えることを迫られた。社長のJason Harris氏曰く同社はテレビ、プリントその他のコンテンツを一手に引き受け、予算内におさまるよう部分に分ける方法をとった。彼はこれを「ソーシャルメディア時代のスピードのプロダクション」と呼ぶ。

FCBのMurray氏はクライアントに、代理店のビジネスモデルの変化を理解してもらいたいと言う。 「代理店は仕事に応じて報酬を受けるべきだ」と。「ビジネスモデルが変わっても、パートナーとして仕事をし、それに応じた報酬をうけることを求めたい」

概説:モバイルコンテンツをテレビで見る方法

【出典】2014/04/29

http://www.cnet.com/news/watching-mobile-content-on-your-tv-a-quick-overview/

Untitled

タブレットやスマートフォンのブランドはたくさんあり、テレビやオーディオ機器は少々あり、OSのプロバイダーは非常に少ない。こうした技術を組み合わせると、実に数えきれないほどの方法で動画や音楽、その他のコンテンツを視聴できる。こうした状況を「スローイング」と言う。その結果、市場においては、プロ野球チームの投手の数よりも多いスローイングのアプローチがある。

どの方法が自分に合っているかは持っているデバイスや使っているアプリ、そして新しいものへの我慢度によっても変わってくる。以下に、電話やタブレットのコンテンツをリビングのテレビ画面にスローイングする方法を分析する。

Airplayはアップルが提供する、音楽や動画をワイファイのネットワーク上でシェアするテクノロジーである。もともとはAirPort Expressのポータブルホットスポットを利用してiTunes の音楽をステレオにシェアする技術の一部として導入された。徐々に動画にシフトし、AppleTVがiPhoneやiPadのお供として利用されるようになった。

AllShareはサムスンの提供する技術であり、音楽や写真、動画をモバイル端末と家庭のテレビ、ホームシアターの間をワイファイで結ぶものだ。実質的にはDLNA技術のサムスン版である。

AllPlayはQualcomm社の音楽共有技術である。ワイヤレスのチップ製造メーカーの同社が提供する他のデバイス同士のコミュニケーション手段と結びついている。その中にはP2P機能を持つAllJoynやエンベデッドサービスであるIoE機能を持つAllSeen、といったものが含まれる。他の技術は原則としてワイファイを通じて機能するが、AllPlayはBluetoothやイーサネットを介しても利用可能である。現在はオーディオのみに対応しているが、複数の部屋へのインストールが可能となっている。

Miracastは、主にアンドロイド端末から動画をテレビに送る技術である。意外とは言えないが、Wifi Direct技術から派生したものであり、ユーザーは携帯端末とテレビの間に閉じたネットワークをつくりあげる。AirPlayの汎用性の高いバージョンだといえる。マイクロソフトはWindows 8.1 から Miracastのサポートを追加した。Googleもまたサポートをしているものの、Chromecastにこの技術は導入されていない。

ChromecastはテレビのHDMIコネクタにつなげるデバイスだが、これはUSBまたは通常の電源を必要とする。いちどwifiネットワークに接続すると、YouTubeやネットフリックス、Hulu Plus、Pandora, SlingPlayerといった動画や音楽のアプリに対応する(その数は増えている)。他のソリューションとは異なり、Chromecastはデバイスからではなくインターネットから動画を引っ張ってくるので、いちど視聴が始まれば携帯は必要なくなる。

AllCastはテザリングプランなしでテザリングを可能にしてくれるアプリで知られるClockworkModが開発したAndroidアプリである。もともとAirCast(歯の矯正器具ブランドと一文字違いである)として知られる同アプリは、Apple TV, Roku, Chromecast, Amazonの最新のFire TV、その他wifi利用可能なテレビの多くをカバーする。ダウンロードは無料だが、最低限以上の機能を使う場合は5ドルのアップグレード版が必要となる。

AirPlay もAllShareも確立された技術であり、アップルやサムスン製品向けに最適化されている。そうすることで、このメーカーの機器を利用している人には適したオプションとなる。Miracast やAllPlay はより汎用性が高いが、まだ開発初期の段階なので現段階では利用は限られている。Chromecast はその間の位置づけだろうか。コンテンツをテレビに流すには非常に手頃な選択である。全ての動画配信サービスに対応しているわけではないが、そのライブラリは急速に増えている。最後にAllCast はその間を埋めるアプリとして期待できるが、第三パーティからは認可されていないアプリのため、定期的にアップデートをするとよい。

先に述べたように、持っているデバイスや利用しているアプリによってどのスローイングの技術を利用するかが決まって来ます。しかし、この記事を読んでそれぞれのサービスの違いがわかるでしょう。

AOL、16の新番組を発表 ニールセンがレーティング実施へ

【出典】 2014/04/29

http://www.cnet.com/news/aol-releases-16-original-shows-nielsen-to-do-the-ratings/

Untitled

ウェブ配信のコンテンツがテレビに迫っているしるしがある。レーティング情報を分析するニールセンが、AOLが新しく配信するオリジナル番組のレーティングを行うという。オリジナルコンテンツに関して、ニールセンのレーティングをうけるデジタルのクライアントはAOLが初めてだ。

AOLによれば、新番組を16企画配信する。James Franco, Steve Buscemi, Sarah Jessica Parker, Zoe Saldana, Ellen DeGeneresといった豪華な顔ぶれが出演・プロデュースを行っている。

Connected”をはじめとして、シリーズのうちいくつかは事前に発表された。残りの番組は新しく発表されたことになる。AOLがウェブ配信のオリジナルコンテンツに手をつけたのは今回が初めてではなく、2013年4月にも15のシリーズ番組をリリースした。

ニールセンとの新しい関係において、AOLの16番組はベータ版のデジタルレーティングを受ける。まず番組の視聴者をはかり、ポイントを使ってどの層の人が番組を視聴しているかをはかる。これに加えて、AOLの番組を流れる広告についても視聴率をはかる。

「プレミアムコンテンツは、スクリーンの種類、配信方法、長さ、フォーマットに関係なくプレミアムコンテンツであり、ニールセンとの提携はこの理解に基づいている」と述べたのは、AOL Videoの社長、Ran Harnevo氏だ。「テレビとデジタルがひとつの生態系に収束するにつれて、我々はこの効果測定の方法を信じ、このビジョンを実現すべくニールセンと協力できることを誇りに思う」と。

AOLのニールセンの関係は、AOLの目標である、インターネットで最も動画を見やすい環境づくりに合致する。以前、同社はウェブサイトを刷新し自社およびパートナー企業(ESPN、Wall Street Journal、Vogue)の動画コンテンツを前面に打ち出した。この動きは、AOLが動画をプッシュするだけではなく、動画広告の大手になる姿勢があることを示している。

オリジナルコンテンツに関していえば、ヤフーやアマゾン、ネットフリックス、Huluといった他のウェブ会社もまた、オリジナルのシリーズ番組を製作するようになっている。Glam Mediaもまた、「モードメディア」路線を発表し、オリジナル動画コンテンツに進出するという。

AOLの新番組16個は、順次AOL On Networkにて公開される。

 

 

ソーシャルメディアの先行投資は、どれだけエージェンシーの助けになるのか?

【出典】2014/4/28

http://adage.com/article/agency-news/social-media-linkups-benefit-agencies/292893/

大抵の場合、これらのショップに利点を見出すことは困難である

代理店とソーシャルメディア会社の間での協定を結ぶことを発表するのが、かなり流行している。しかしそれらはどれほど重要な事なのだろうか?それらの多くは、中身が薄っぺらく、社会的な軽い意気投合以上のものを生み出していないように見受けられる。

「市場からは、たくさんの中身が空っぽな企画が出てきます」とDigitasLBiのシニアVPのジョン・マックカルスは言った。「本当のところ、メディアがそれらを取り上げ続ける限り、そのような企画は出続けるでしょう」

 

Untitled

 

 

例えば、先月インスタグラムとオムニコムが最大1億ドルをかけて1年間の契約を結んだことを明らかにした。しかしオムニコムにとってどんな利益があるのかは語られていない。

数年前に発表されたStarcom MediaVest グループとツイッター社の協定も不透明だ。Starcomは、ツイッター社に対して複数年に渡り数億ドルを費やす」ことを約束し、またツイッターはサービスやデータを価格帯で提供することを約束している。しかし、コミットメントを破った場合のペナルティーは存在しなく、傍から見ると具体的な利点が見出せない。Starcom社の協定発表後6週間でWPPとツイッター社の協定が発表されたが金額などの詳細は発表されていない。互いが持つデータを共有し、メディアの新しい評価システムを開発するとのことだ。

Starcom社はツイッター社と共同でソーシャルTVラボを設立し、Starcomが持つクライアントに対してツイッターを活用したキャンペーン効果をブランド価値や購買意欲などの独自の項目を使った調査結果として提供することができる。このように新しいサービスの開発が最も大きな利点だと考えられている。協定を結ぶことで単純に売り買いをするドライな関係から、クライアントが求める具体的なサービスを開発する関係にまで結び付けることができるのだ。

WPPと協定を結んだインスタグラムは自社に営業、マーケティングや開発などを行う専門チームを設立した。ここで注目すべきは単に専属営業をアサインしたわけではなく、多角的にサポートする体制を整えているということである。

ヤフー、30分のドラマ番組2本を配信開始 狙いはテレビ広告費

【出典】2014/4/28

http://adage.com/article/digital/yahoo-unveils-half-hour-series-compete-tv-dollars/292925/

Untitled

5月に開催されたDigital Content NewFrontsのプレゼンでヤフー社は米国のテレビ広告費680億ドルの一部を獲得しようと考えている意向を明らかにした。プランの中にはテレビ番組、生番組、そしてヤフーサイトのターゲットバナー広告などが含まれる。

ヤフーは2015年に30分のコメディ番組を2本公開する予定だ。一本は映画『ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン』の監督兼プロデューサーのPaul Feig氏が手掛けている宇宙コメディ「Other Space」、そしてもう一本は『バーシティ・ブルース』のプロデューサーと『ザ・オフィス』の監督がタッグを組んで制作している「Sin City Saints」でプロバスケットボールを運営する会社の営業部隊を描いたコメディである。ネットフリックス社の『ハウス・オブ・カード』どちらも8話分を一度に公開する予定だ。

ヤフーは、また数ヶ月内にまた新たに2本ほど制作予定の番組内容を公開する予定だ。そのうちの一本は超売れっ子ジャーナリストのケイティクーリックを起用したインタビューニュース番組を放送する予定である。

Untitled

生中継

ヤフーは生放送番組の準備も進めている。ライブイベントの大手Live Nation社と組んでYahoo Screenのストリーミングサービス上にヤフー専用のビデオチャンネルを制作する。専門チャンネルでは毎日のようにミュージシャンによるライブパーフォーマンスやインタビューを放送する。既にケロッグ社がスポンサーとして確定している。

当然のようにクライアント並びに広告会社が注目するのは広告費に値する視聴を稼げるか否かだ。昨年ヤフーが発表した番組の合計視聴者数は1300億人と出ている。唯一ついたスポンサーはTiny Commandoのエナジャイザー社のみだ。

テレビ的測定法

クライアントが慣れ親しんでいる効果測定法に近いものを導入するためにもヤフーはcomScore社と組んで、デジタルの効果をテレビと比較できるようにした。クライアントが持つテレビ広告予算をデジタルに移行させる上では両媒体を直接比較できることが重要だと考えた。

ヤフーは自社コンテンツに力を入れているだけではなく、番組中に流れる動画広告の開発も積極的に行っている。特に更新したばかりのSmart TVは登録者の趣味嗜好が把握できるためより細分化されたターゲット広告を打つことができる。課題は伸び悩んでいるユーザー数にある。現時点で200万人ユーザーが登録しており、年末には400万人に到達する見込みだ。

またヤフートラベルのデジタル雑誌もNew Frontsで発表している。またヤフーテックやヤフーフードも新しいライフスタイルジャンルとして新動画や記事を公開する。既にラスベガス市とWalt Disney Parksがスポンサーになることが決定している。

 

グーグル、アマゾン、マイクロソフトの支出競争

【出典】 2014/04/28

http://blogs.wsj.com/digits/2014/04/28/google-amazon-and-microsofts-costly-spending-war/tab/print/ Untitled テックの大手企業は、お金がかかる。 Googleやアマゾン、マイクロソフトの最新四半期の決算報告をみると、世界規模で運用するネットワークや巨大なコンピューティング企業にかかる費用が垣間見える。 今年の最初に三ヵ月の数字を見てみると、不動産やコンピュータサーバーに関して3企業合わせて46億ドルの支出を記録しており、これは昨年と比較して65%多い数字だ。これに対して、収益は合わせて12%の伸びを記録している。 それぞれの会社の優先事項は異なっている。アマゾンは倉庫に資本を割く。Googleはサービス充実のためのインターネットの回線に資本を投下する。それでも、消費者や企業がよりデジタルを利用するにしたがい、3社通じて投下する資本が増加している傾向がみられる。 Google、アマゾン、マイクロソフトの競争の一端を垣間みるべく、我々は各社の最新の決算を参照した。 Google:Googleは三社の中で最も多く支出しており、最も速く成長している。資本投下はほぼ2倍の23億ドルを記録した。 Googleによれば支出の大部分は不動産購入を含めたデータセンターの建設に充てられているという。2013年全体を通して、Googleの支出はさらに加速しており、2012年の33億ドルから2倍以上の74億ドルを2013年に記録している。 「Googleの顕著な資本投下は投資家の間で物議を醸した」と語るのはBernstein Research のアナリスト、Carlos Kirjner氏。Googleは必要とする以前に既にデータセンターを建てているのではないかと推測する。 この推測は実質正しいことが、4/16付のGoogleの会議にて、CFO Patrick Pichette氏により明らかになった。曰く、「データセンター建設が必要となった場合、追加容量のストレージを予め確保することは戦略的に重要な問題だ」と。 アマゾン:第一四半期の支出は11億ドルにおよび、昨年同時期と比べて61%多い。決算においてアマゾンは、支出増加の要因を「AWSを含む技術的インフラ、およびサービスのための追加容量」 としている。Amazon Web Services, 通称AWSとは同社の人気の簡易支払いサービスである。 ウェブサービスの運営費用は、アマゾンの投下資本のうちますます大きな存在感を占めている。2013年の年間レポートでは、アマゾンは「顧客対応」を第一におき「技術インフラ」を第二においていた。今四半期については、技術インフラが最初にきた。 マイクロソフト:3月の支出の増加率は28%の12億ドルにとどまった。マイクロソフトのそれまでの三四半期分の支出は69%の増加をみせ、42億ドルを記録した。 それでも、マイクロソフトは「クラウドおよびデバイス関連で今後数年の支出は増加するだろう」との予測を示した。 2013年6月30日締めの会計年度において、資本の出は前年と比べて85%もの増加を示した。2011年から2012年にかけては若干の減少がみられた。 マイクロソフトの担当者は、最近の同社CEO Satya Nadella氏のコメントに言及した。曰く、オンラインにソフトウェアを移行するビジネス顧客の需要にこたえるための支出を行っていると。 注目の動向:フェイスブックは他社と比較して同じ規模での資本支出を行っていないが、近年支出を増加させている。同社によれば、今年の資本支出は20億ドルから25億ドルを見込んでおり、2013年と比較して47-84%もの上昇を示すとされている。他社と同様、フェイスブックは支出をコンピュータサーバー、ネットワークインフラおよびデータセンターに充てているという。 フェイスブックの担当者はコメントを控えた。