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Comic-Con 2019で発表されたマーベル「フェーズ4」の映画、テレビドラマの総まとめ

【出典】2019/7/21

https://www.polygon.com/2019/7/21/20702312/new-marvel-movies-phase-4-release-dates-eternals-blade-female-thor

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『アベンジャーズ:エンドゲーム』は過去最高の記録を生み出し、マーベルは今までに3つフェーズ、23の映画作品、11年間続いたインフィニティーサーガを世に送り出してきた。次はなに?と皆が気になっている。

サンディエゴで開催されたコミコンで、Marvel Studiosとケヴィン・ファイギ氏はMCUフェーズ4から公開される映画とテレビ作品のラインナップを一挙に発表した。少なくても2020年5月から2021年11月までの間に、MCUフェーズ4は5つの映画と5つのディズニープラスシリーズの作品を公開するとのこと。次のリストのうち、MCUムービーが太字で表示されている。

  • 『ブラック・ウィドウ』2020年5月1日公開
  • 「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」2020年秋配信(Disney Plus)
  • 『エターナルズ』2020年11月6日公開
  • 『シャン・チー&ザ・レジェンド・オブ・ザ・テン・リングス』2021年2月12日公
  • 「ワンダヴィジョン」2021年春配信(Disney Plus)
  • 『ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス』2021年5月7日公開
  • 「ロキ」2021年春配信(Disney Plus)
  • 「What If…?」2021年夏配信(Disney Plus)
  • 「ホークアイ」2021年秋配信(Disney Plus)
  • 『マイティ・ソー/ラブ&サンダー』2021年11月5日公開

さらに、ケヴィン・ファイギ氏は、2022年以降に公開される映画も紹介した。以降、MCU映画とDisney Plusシリーズについてそれぞれまとめている。

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ブラック・ウィドウはブダペストを再び訪れ、タスクマスターと対峙する

スカーレット・ヨハンソン主演の『ブラック・ウィドウ』の初の単独作品は、フェーズ4作品の中では最後に公表された作品であったが、『アベンジャーズ;エンドゲーム』や『スパイダーマン;ファー・フロム・ホーム』で長く続いたインフィニティサーガが終止符を打った後、最初のマーベル映画作品となり、インフィニティ・ウォー以前を描いている。

マーベルは、若干のアーカイブ映像に加え、撮影初日から30日間の間に撮られたショットを含んだ、トレーラーを公開した。 キャストには、デヴィッド・ハーバー、フローレンス・ピュー、レイチェル・ワイズ、などの面々が並ぶ。

image57最後に、2012年のアベンジャーズでのホークアイとの会話を思い出してみよう。その会話では、この映画の主な舞台であるブダペストについても言及している。誰が演じるのかはまだ謎なままだが、タスクマスターが悪役として登場すると判明している。

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『エターナルズ』でアンジェリーナ・ジョリーが新たにMCU作品に加わる

『エターナルズ』はケヴィン・ファイギ氏がコミコンのHall Hのステージ上で最初に発表した作品であった。この映画は、宇宙を舞台に描かれるようである。原作のオリジナルストーリーに少し手を加えながらも、『エターナルズ』は人類をDeviantsから守るために、Celestialsによって地球へと送られた古代から存在する宇宙種族について描かれている。

アンジェリーナ・ジョリーはThenaを、サルマ・ハエックはエターナルズのリーダーのAjakを演じる。キャストにはリチャード・マッデン、クメイル・ナンジアニ、Brian Tyree Henry、Lia McHugh、Don Lee、さらには最初の聴覚障害者のMCUヒーローを演じるLauren Ridloffなどの豪華俳優陣が揃った。

Chloe Zhaoが監督を務めた『エターナルズ』は2020年の11月6日公開予定。

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セバスチャン・スタンとキャプテンアメリカの盾を手にしたアンソニー・マッキーはステージに上がり、2020年秋にDisney Plusで配信される『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』のストーリーについて初めて公表した。

ティーザーのなかで、Winter Soldierのコードフレーズ(Longing, Rusted, Seventeen, Daybreak, Furnace, Nine, Benign, Homecoming, One, Freight Car.)、つまりダニエル・ブリュールが演じたルムート・ジモが『キャプテンアメリカ;シビル・ウォー』でバッキーを洗脳状態に戻すべくささやいた言葉が映し出された。登壇中常にブリュールはジモのキャラクターを常に思い起こさせていて、「この作品を観る皆さんが何を思うのか想像できない。悪役がパネルの支配権を掌握し、あなたは、私が言葉で言い表せないような暴力を脅かすことを期待している。」と述べた。ダニエルは原作漫画でジモが被っているパープル・マスク姿を作中でみせるであろう。

『インフィニティ・ウォー』でサノスが起こした危機に他のアベンジャーズの仲間と共に立ち向かっていく前は、『シビルウォー/キャプテンアメリカ』でのラストでベッキーは洗脳を解くためにワカンダの科学者によって眠らされていた。彼の洗脳が解けたかどうかは、このTVシリーズの中で明らかになるだろう。

『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』はDisney Plusの最初のマーベルシリーズとして、2020年の秋に配信が開始される。

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シャン・チーはマンダリンとテン・リングスと戦う

マンダリンは『アイアンマン3』のテロ組織のリーダーとして登場したが、それは俳優のトレヴァー・スラッテリーがテロリストのリーダーを演じていただけの偽りの姿であった。本作でのマンダリンは本物のテン・リングスのリーダーでシム・リウ演じるニューヒーロー、シャン・チーの敵となる。

テン・リング(元アイアンマンでトニースタークを誘拐したのと同じ組織)のリーダーマンダリンは、伝説的な香港の俳優トニー・レオン(代表作:『花様年華 In The Mood For Love』)によって演じられる。オークワフィナもこの作品に参加している。

Destin Daniel Cretton監督作の映画は『シャン・チー&ザ・レジェンド・オブ・ザ・テン・リングス』2021年2月12日公開予定である。

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『ワンダヴィジョン』は『アベンジャーズ・エンドゲーム』後を描く…果たしてどうやって?

Disney Plusのシリーズの中で間違いなく奇妙な物語となるであろう、『ワンダヴィジョン』はエリザベス・オルセンが演じるワンダ・マキシモフ(スカーレットウィッチ)ポール・ベタニー演じるビジョンの単独作品となる。

「これまでとは違うメガイベントシリーズ…」と言及された、『ワンダヴィジョン』は、インフィニティ・ウォーでビジョンが殺れ、そしてその後も復活しなかったにもかかわらずアベンジャーズ:エンドゲーム後を描く作品となっている。オルセンは、「すこし変わったものになるでしょう…。そして、ついにワンダ・マキシモフをスカーレット・ウィッチとして理解していく。」と語った。現在明らかになっている情報では1950年代を舞台にしており漫画原作のHouse of MシリーズやTom King版「ビジョン」のストーリーをベースにしていると思われる。

『ディア・ホワイト・ピープル』で知られるTeyonah Parris演じる、大人のモニカ・ランボーを含む他のMCUキャラクターも登場するようだ。

『ワンダヴィジョン』はDisney Plusにて2021年に配信開始予定である。

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スコット・デリックソン監督とベネディクト・カンバーバッチは新作映画の準備を進めている

『ドクター・ストレンジ2』は初のMCUホラー作品としてマルチヴァースを探求する。

Hall Hに登壇したケヴィン・ファイギが「クエンティン・ベックがマルチヴァースについて嘘をついたが、それが現実に存在しないということではない。」と言及した。

この作品で監督を務めるスコット・デリックソンは、ゴシックや恐怖のトーンを作品に浸透させたいと語ったが、ベネディクト・カンバーバッチは、恐怖のなかにも前作のようなユーモアを加えたいとその後に述べた。スコットは更に「私たちはドクター・ストレンジを少し破壊させようとしている。」と語った。面白いことに、エリザベス・オルセンもスカーレット・ウィッチ役としてこの作品に参加する。マーベルによると、『ワンダヴィジョン』の舞台は『ドクター・ストレンジ』の続編に反映される。

『ドクター・ストレイン・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス』(DSitMoM記載)は、2021年5月7日に初公開される。マーベルが発表したスライドによると、それは『ワンダヴィジョン』と『ロキ』の間である。

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『ロキ』のテレビシリーズはエンド・ゲームの後にロキに何が起こったかを描く。

『ソー・ラグナロク』と『インフィニティ・ウォー』の冒頭のどちらでも、ロキがサノスによって殺されたところが描かれている。しかし、『エンドゲーム』でキャプテンアメリカなどがタイムスリップし過去に戻った際に、ロキはスペース・ストーンを奪い逃走したため、ロキは生きているということになる。

「このシリーズでは、その直後にロキに何が起こったのかを描いている。」とケヴィン・ファイギは述べた。「ロキ」という大声援のなか登場した、トム・ヒドルストンは、改心し善良な心をもったロキはこの作品にはいないことを語った。「皆さん、2012年のアベンジャーズを見ましたね。このテレビ作品の彼はまだその時の男です。」と彼は述べた。

『ロキ』は、おそらく『ワンダヴィジョン』と『ドクターストレンジ』の続編の後、2021年春にDisney Plusで配信される予定である。

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ケヴィン・ファイギが『What If…?』について発表した。

ジェフリー・ライトがウォッチャーの声優を担当する?

『ウエストワールド』のジェフリー・ライトは、この物語のナレーターとして、天文観測者のウォッチャーの声優を担当する。それに加え、MCU映画に出演経験のある俳優たちが声優を担当していくことが明らかになった。

一体誰が参加するのか。今明らかになっているキャスト陣は以下の通りである。マイケル・B・ジョーダン(『ブラックパンサー』キルモンガー役)、セバスチャン・スタン(ウィンターソルジャー/バッキー役)、ジョシュ・ブローリン(サノス役)、マーク・ラファエロ(ハルク/ブルース・バナー役)、トム・ヒドルストン(ロキ役)、サミュエル・L・ジャクソン(ニック・フューリー役)、クリス・ヘムズワース(ソー役)、ヘンリー・アトウェル(ペギー・カーター役)、チャドウィック・ポーズマン(ブラックパンサー/ティ・チャラ役)、カレン・ギラン(ネビュラ役)、ジェレミー・レナー(ホークアイ/クリント・バートン役)、ポール・ラッド(アントマン/スコット・ラング役)、マイケル・ダグラス(初代アントマン/ハンク・ピム役)

、ニール・マクドノー(ティモシー・ダム・ダム・デューガン役)。ドミニク・クーパー(ハワード・スターク役)、ショーン・ガン(クラグリン役)、ナタリー・ポートマン(ジェーン・フォスター役)、デヴィッド・ダストマルチャン(カート役)、スタンリー・トゥッチ(エイブラハム・アースキン博士役)、タイカ・ワイティティ(コーグ役/『ソー ラグナロク』監督)、トビー・ジョーンズ(アーニム・ゾラ役)、ジャイモン・フンスー(コラス役)、ジェフ・ゴールドブラム(グランドマスター役)、マイケル・ルーカー(ヨンドゥ役)。どんなエピソードになるか楽しみである。

「ウォッチャーは、すべてのことを観察する存在であり、地上にはいない。彼はマルチヴァースを見守っており、時には地球人の行動に介入するかもしれないし、しないかもしれない。」とライトは語った。2021年はマルチヴァースが大きなテーマとなる。 

『What If…?』は2021年夏にDisney Plusで公開される。

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ホークアイはディズニーPLUSシリーズで弟子のケイトビショップを鍛える

5つめのディズニープラスシリーズはジェレミー・レナーの物語である。コミックでは、ケイト・ビショップが新たなホークアイとして登場しており、このシリーズではジェレミー・レナーはエンドゲーム後、若き弟子のビショップにホークアイの名を継承するために彼を鍛えあげるところが描かれるとみられている。このTVシリーズのタイトルデザインはマット・フラクションとデヴィッド・アハのコミックに非常にインスピレーションを受けているが、作品の物語自体もそうであることをファンは望んでいる。

レナーは登壇した後、「スーパーパワーがなくてもスーパーヒーローになる方法を教えよう」と言った。誰もがすごいスーパーヒーローになれるというメッセージは素晴らしい物であると彼は考える。このシリーズでは「ローニン」の闇についても掘り下げられる。

『ホークアイ』は2021年の秋にDisney Plusで公開される。


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タイカ・ワイティティがナタリー・ポートマンにハンマーを渡す

ナタリー・ポートマンは『マイティ・ソー/ラブ&サンダー』で女性版ソーを演じる

前作『マイティ・ソー バトルロイヤル』同様、監督はタイカ・ワイティティが務め、ジェイソン・アーロンのコミック、『マイティ・ソー』を原案とし、ナタリー・ポートマンが女性版ソートして『マイティ・ソー/ラブ&サンダー』に登場することが明らかになった。ポートマンはムジョルニアをもってステージ上に登壇した。

ソー役のクリス・ヘムズワース、ヴァルキリー役のテッサ・トンプソンはまだ脚本を読んでいないというが、テッサはアズガルドの新たな王となったヴァルキリーは新しいキングとして、彼女のクイーンを見つける必要があると述べた。パネルの後、ケヴィン・ファイギはヴァルキリーがMCU史上初のLGBTQヒーローであるとio9に語った。「その事実がストーリーにどういったインパクトを与えるかは、ソー4だけでなく私たちの製作する映画全ての表現レベルにおいて見ることができるだろう。」と彼は述べた。

『マイティ・ソー/ラブ&サンダー』は2021年11月5日公開予定。

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MCUフェーズ5以降:『ブレイド』、『ファンスタティック・フォー』、『ブラックパンサー』続編、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』

この記事では、今後2021年の終わりまでのラインアップについて記載したが、その次には何が待っているのか。ケヴィン・ファイギがHall Hでのマーベルの発表の終盤頃に言及したとおり、様々なものがある。『ブラックパンサー』や『キャプテンマーベル』の続編やジェームズ・ガン監督の『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』 、そしてもちろん21世紀フォックスの『ファンタスティック・フォー』や『X-Men』など。 

ディズニーの最後の決算発表によると、どの映画がどの日程で公開されることは不明だが、2022年の次の三つの日程でMCU映画が公開される。

  • 2022年2月18日
  • 2022年5月6日
  • 2022年7月29日

ファイギまた、ウェザーリー・スナイプスが過去に演じた、吸血鬼ハンターの「ブレイド」としてマハーシャラ・アリがMCUに加わることを発表し、大きな拍手がおこった。

言及されていないが、これらすべての作品の公開は保証されているのか?『ファー・フロム・ホーム』後のソニーピクチャーズから公開されるMCU公認のスパイダーマン映画。フェーズ5は、すでに少なくとも6つの映画が含まれることがわかっており、どのDisney Plusシリーズが新たにこの期間に制作さるとしても、少なくとも先2年間マーベルは忙しくなるであろう。

言及がなく、誰も知らないが、アントマンとワスプ、彼らが楽しい時間を過ごしていることを願っている。

歴史的相違点を除き、『ムーラン』の予告を気に入った中国

【出典】2019/07/11

https://variety.com/2019/film/news/mulan-disney-crystal-liu-yifei-mushu-china-1203264522/

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中国のネット上ではディズニーの新しい『ムーラン』の予告が爆発的人気だが、この短い映像の中だけでもあまりに歴史的・地理的な不正確さに、なんちゃって中国的要素のマッシュアップだとして、無礼だと悲しんでいる者もいる。

SNS上では、多くの人がこの初公開された中国出身の原石Liu Yifeiが演じるタイトルロールに興奮している。「これこそが私が夢見たファ・ムーランだ!」とのコメントが、ツイッターに似たWeiboと呼ばれるプラットフォーム上のディズニーのトップページに見られた。Weiboでは、公開から2日間でハッシュタグ「ファ・ムーラン」がすでに15億回、「ムーラン予告」は12億回閲覧された。「1時間も予告を見続けていた。」と、あるユーザーは述べている。「映画が公開されたら、興行収入を爆発的なものにするつもりだ!」

この予告によって、ムーランの花嫁修業時の派手なメイクアップという、新たなミームが生まれ、人々は赤いチークと額の黄色のペイントを自分で施した写真を投稿した。

しかし、この全体的な興奮具合はシリアスな批評によって弱まってしまった。ムーランの物語は、5世紀ごろにあたる南北朝時代に北朝に生まれた女の子の民謡が原作だ。彼女の旅が始まると、境界に迫ってくる侵入者と戦うため徴兵が強制されていたことから、この時代設定と場所は物語の重要な点となる。

ディズニーの予告編ではムーランが円形の土楼に住んでいると描かれているが、これは客家の人々の住居として沿岸の南福建独特の伝統的な集合住宅だ。後に1,000年以上経過してから明王朝に広まった。「ディズニーはただ土楼が美しいからといって、ムーランをそこに住ませるほど軽率であるべきではない。彼女は福建出身ではないのだから!」と、どのようにムーランが北朝をフン族と戦わせるのか疑問に思った人が非難した。そして、以下のように付け加えた。「このムーランは電車にでも乗って軍隊に参加するのか?」

物理博士の学生は、同じような感情を動画内で述べ、急激に拡散され、2日間で800万回視聴された。「この映画はただ単に西洋の観客に取り入ろうとしているだけだ。これではまるでディズニーが、各要素は非常に中国的で東洋的だから、皆が『中国映画』だと感じられる映画にしよう、と考えたかのようだ。」

「関連性の無い東洋の要素を詰め合わせたこの完全なる混乱は、西洋ではない文化圏や観客に対して非常に無礼だ。」と、さらに付け加えた。「ハリウッドとは異なる文化的要素をわかっていないプロデューサーが問題なのではなく、アメリカ人が快適で魅力的に思えるような何かを文化を利用して創作しているところだ。」

このような批判的コメントは、中国内における「中国のディズニープリンセス」への全体的な期待値を大きく弱めることは無いようだ。中国の有名なファッションカメラマンでビジュアルアーティストのChen Manによって制作された新しいポスターは、多くの興奮や、これを見て泣いたといういくつものコメントが見られるほどに受け入られた。「なぜ泣いたのかは分からないが、これを見たときとても感動し、興奮した!」という常套句を書く者もいた。

当初Liuがタイトルロールにキャスティングされた際は、困惑や頭を殴られたかのようなショックが中国国内で見られた。「興行収入の毒」とまでこき下ろされるほど、SNSで彼女の演技力への非難があった。多くの人が才能か、もしくは英語力を妥協するかという点について賛成しているが、彼女の見た目は「確実に中国の古典的な美しさの概念に最適だ。」と、あるユーザーが投稿した。

人気キャラクターのムーシューが登場する兆しがなかった残念感も多く見られた。「実写化されたら、彼のキャラクターはとても素敵になっただろう。彼を登場させる技術がないなんてディズニーらしくない。なぜそうしなかったのか?」と、あるユーザーが投稿した。「ムーランにはドラゴンのムーシューが出ない」というハッシュタグは、3億1000万回も閲覧された。

『ムーラン』へのリアクションは、公開予定の実写映画『リトルマーメイド』でアリエルを演じる黒人女優Halle Baileyのキャスティングよりも肯定的な意見が多かった。

中国のメジャー新聞紙The Global Timesでは彼女を「有色人種」を表現し、その一方でSNSでは怒りや差別主義的な感情が見られた。これは世界第2位の映画市場において、将来にとって良くない兆候だ。

ディズニーの『ライオンキング』が金曜日に中国で公開される。クラシック映画の実写映画は今年中国では普通程度の興行収入をあげている。『アラジン』では5月に5350万ドル、『ダンボ』では3月には2190万ドルだった。

 

広告運営モデルの映画配信サービスFilm Ahoyがイギリスでスタート

【出典】2019/07/09

https://variety.com/2019/film/news/movie-streaming-service-film-ahoy-launches-uk-adv-supported-avod-1203261984/

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映画配信サイトFilm Ahoyがイギリスで始まった。広告付きは無料、広告無しは1ポンドの料金設定だ。株主は50%の利益を得られる。Bow Street Mediaのイギリス人映画製作者Dean Fisher氏が関わっており、このプラットフォームはもともとAMFでの発表後、2017年開始予定だった。技術的問題点により開始が遅れたが、現在はうまくいっている。ラインナップはホラー、SF、アクション、コメディなど幅広いジャンルの映画200本を取り扱う。アクション映画のうちの一作であるFisher氏の『Interview With a Hitman』や、ブルース・リーの『Super Dragon』、Danny Dyer出演 『City Rats』、David Harewood出演『The Man Inside』などだ。

Fisher氏は、広告運営による映画配信には市場にギャップがあると語る。「今では多くのストリーミングサービスがあるが、誰もどのサービスが生き残るのかわからない。しかし、AVODはこのサブスクリプションモデルの代わりとなるかもしれない。」と、Variety誌に語った。「視聴者が払うことができるサブスクリプションサービスは限られているし、そのどれにも払うことができない人もいる。したがって、代わりのものが必要であり、それこそが私が作りたかったものだ。」

また、Film Ahoyはインディペンデント映画のビジネスにとって良いものだと話す。「映画製作者にとって、配給を確保することは非常に大変な事だ。」と、語った。「一度iTunesなどの様々なウィンドウを経験すると、利益を得られる場所はそう多くはない。ある意味で、私は新しい市場を作りたいという事だ。」

権利保持者との取引については、Film Ahoyは利益を分配するが、ミニマムギャランティーは保障していない。配信される映画はFilm Ahoy限定ではなく、Fisher氏は初年度に月間100万視聴を目指している。インディペンデント映画のプロデューサーは拡大するプラットフォームに疲弊している。しかしRutger Hauer出演『Break』をクランクアップしたFisher氏は、彼にとってのプロデューサーとはプラットフォームについては当てはまらないという。「なぜなら、私は製作陣がより良い取引を得られるようにする役割だからだ。」と語った。

Film Ahoyの設立者は、今後の展望として、セールスエージェントから作品をピックアップするのみならず、製作陣と直接取引したいと考えている。「最終的にやりたいことは、より多くの製作陣が立候補してFilm Ahoyで作品を配信させてもらうことだ。セールスエージェントはいなくても、良質な作品を持っている者がいるだろう。」と、語る。「自分でプラットフォームに映画を載せるということこそが製作陣がもっとすべきことだ。」

フィルムメイカーと配給は共通認識を持つべき:ソニー・ピクチャーズ・クラシックスのDylan Leiner氏が語る

【出典】2019/07/07

https://variety.com/2019/film/global/sony-pictures-classics-dylan-leiner-karlovy-vary-1203260627/
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ソニー・ピクチャーズ・クラシックスで代表取締役副社長、買収部署と制作部署担当のDylan Leiner氏は、中年層が彼らを切り離そうとした数十年を受けて、フィルムメイカーと配給はもっと協力して仕事すべきだと話した。さらに、フィルムメイカーにもっと起業家たるべきであると促した。Leiner氏はKarlovy Vary映画祭で、映画業界の持続可能性について、SPCでの25年間、インディペンデントと海外映画が主にレパートリー方式の劇場モデルだったのがメインストリームよりに移行したあと、分離が広がっていくのを見てきた、と話した。

「この変化が起きる間、多くのエージェンシー、エンターテイメント法律事務所、制作会社が、
ある意味でフィルムメイカーと配給を切り離すように組織されていた。」と語った。
Leiner氏は「常にこの種の映画業界における友情やインフラというものがあった。」と前時代に聞いたとのことだ。

フィルムメイカーと配給が分離しまった結果、両者間の理解の欠如へ繋がってしまった。「何が起きたかというと、自身のキャリアで持続可能性を生めるレベルにビジネスについてよく理解していない世代を生み出してしまったということだ。」と語る。

「観客が誰かを知り、彼らへ向けて映画を作り、どのように映画が作られるのかというファイナンス面、配給の選択肢を理解ことはフィルムメイカーにとって非常に重要なことだ。なぜなら、メディア市場を理解し、誰がオピニオンリーダーで、誰が批評家なのか、映画館チェーンが劇場市場でどのような状況なのか、また、もしコンテンツやストーリーが劇場向けではないのならば何に向いているのか、など多くのことを考えなければならない。

どれだけ面と向かって配給と話すことが役に立つかを強調するため、今年のカンヌ映画祭での経験を例に挙げた。映画祭に先駆けて、ある視点部門に『The Climb』を出品したプロデューサーであるRyan Heller氏に、アメリカでの配給パートナーについて決断を迫られたら自分に電話をかけるように伝えた。その時が来ると、Heller氏はLeiner氏に電話をかけ、監督を務めたMichael Angelo Covinoのため、SPCの共同社長であるMichael Barker氏とTom Bernard氏とのミーティングを調整した。「監督と実際に会う事が必要だ。なぜなら、これは結婚だからだ。」と、彼はHeller氏に言った。このミーティングの後、SPCは映画を購入した。Leiner氏は、「作品自体に変化をもたらした訳ではないが、我々は監督と長い時間を共にしなければならない。SPCに映画を買うよう説得できたのは、この実際に会うという事が理由だった。」と語った。

Leiner氏はさらに、「フィルムメイカーは頭を柔らかくして物事を考え、起業家のようになるべきだ。」と話した。「これはクリエイティブな市場における進化だ。生き残ることができるフィルムメイカーは、何としてでもそうするための方法を見つけ出す。」と、クエンティン・タランティーノが『レザボア・ドッグス』を制作しようとしていた際の言葉を引用した。なぜ映画業界に関わることになったのか聞かれると、Lawrence Benderプロデューサーは「彼に会ったからだ。そして、私がいようがいなかろうが、映画を製作することはわかっていたので、私がいたほうがいいと思った。」と話した。

「エージェントは映画を売るのを手助けしてくれて全部自分たちでやらなくてもいいような、積極的なフィルムメイカーと契約したいと考えている。助成団体はプロ精神を持っていて、チームをまとめ上げる力を持つフィルムメイカーと仕事をしたいと考えている。」

「したがって、これは企業家精神についての話に戻ると思う。これはすべてのクリエイティブ関係者の責任で、ある程度は自分や持続可能性について自己責任を取らなければならない。そして、適当なコラボレーターを見つけ、それによってようやく存続することができる。」

Leiner氏は、デンマークのドグマ95運動を例に挙げた。「映画製作と同じだけマーケティングを行う。」「『どのように自分たちを差別化するか?海外から認知を得られるようなコラボレーションをどうすれば出来るのか。』と言ったのは、フィルムメイカー集団だった。」

彼は映画、ドラマ、短編作品やPodcastを含め、「ストーリーテラーが自身の物語を語っている様々な場所」すべてについてこう指摘した。「ここにはクリエイティブな爆発がある。」最新のプロジェクト『Hedwig and the Angry Inch』の俳優・脚本・監督を務めるJohn Cameron Mitchellの例を挙げた。TVや様々なプラットフォームへ向けたドラマのアイディアをピッチしてファイナンスを受けることに失敗しても、Mitchellはこのプロジェクトを10エピソードのPodcastの音楽番組に変更してTopicにピッチした。結果はMitchell、Glenn Close、Laurie Anderson、Patti LuPoneが出演する『Anthem: Homonculus』となり、Luminaryで4月に配信された。

「自身のストーリーを表に伝えられるような方法を探している。クリエイティブに、ストーリーテラーとなることはとても楽しく、恐ろしい時間だが、素晴らしい機会でもある。全員がクリエイティブになる必要がある。全員が新しい様々なチャネル、あらゆる観客を探す必要がある。」と語った。

興行収入が伸び悩むアマゾンスタジオ、エグゼクティブは解決に励む

【出典】6/26/2019

https://www.hollywoodreporter.com/news/amazon-studios-film-division-tumult-string-box-office-flops-1220968

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ジェニファー・サルク氏の事業改善策をよそに、アマゾンスタジオの映画制作部は未だヒット作を出せずにいる。

業界ベテランでありアマゾンスタジオのマーケティング・配給チーフのボブ・バーニー氏の退職、またスタジオ制作映画『Late Night』の収益低迷などから、2017年後半以降に映画館で公開された映画10作品の収入に同スタジオがもがいている様子がわかる。テレビ業界の熟達者だが映画ビジネスの経験が少ないサルケ氏が2018年前半にアマゾンスタジオのヘッドに就任以降、最初の作品である『Late Night』は、6月頭に公開されるも興収が1100万ドルにも届いておらず、期待に反する結果となっている。ミンディ・カリングが脚本を担当、エマ・トンプソンと主演を務めるこのコメディ映画は、今年のサンダンス映画祭にて、サルク氏が歴代最高額の1300万ドルで米国配給権を獲得した。

ハリウッドでは、映画の興行収入が伸びない場合マーケティングが非難されることが慣習化している。しかし、あるソースによると、実のところはサルク氏が製作ヘッドのTed Hope氏とJulie Rapaport氏をアマゾンスタジオ映画部のヘッドに昇格させる数ヶ月前からBerney氏は席を外されていたそうだ。Matt Newman氏を加え、映画部のヘッドとなる3人は映画部前チーフでサルケ氏就任後スタジオを去ったJason Ropell氏の席を埋めることとなる。

サルケ氏と3人のヘッドは、2019年サンダンス国際映画祭で歴代最高額の4700万ドルで映画5作品の買収契約を締結した。その契約によって、8月公開の『Brittany Runs a Marathon』とドキュメンタリー映画『One Child Nation』の海外配給権を1400万ドルで取得した。『Late Night』の契約内容は全米公開であったが、結果ハイリスクなものとなった。

大人向けインディー映画の全米公開は、特に夏の期間は厳しいものとなるだろう。アマゾンは、過去にオスカーノミニーの『マンチェスター・バイ・ザ・シー』や『ビッグ・シック』で成功を飾るも、収入の伸びはゆっくりであった。また、この2作は他社が配給を担当した。

内部の者によると、アマゾンは『Late Night』のマーケティングに3500万ドルを費やしたという。6月の全米公開作品としては比較的少なめであり、公開前の映画の認知度の低さにも関わらずスタジオ上層部はマーケティング予算の追加を行わなかった。

バーニー氏とサルク氏の間にイザコザがあった訳ではないようだ。「衝突はなかったが、2人は業界内でも全く違うエリアからスタジオに参加した。バーニー氏はインディー、サルク氏は企業的。2人は決して親しくなることはなかった。」と、あるソースは話す。

アマゾンはコメントを拒否、バーニー氏とは連絡がつかなかったが、同氏の友人によると、4年契約の期限が切れ自らスタジオを去る決断をしたという。

スタジオ役員の再編成は現在進行中であり、時間のかかる作業だとアマゾン内のソースは言う。また、映画は映画館での公開終了後も、アマゾンプライムという次の舞台が待っている。それでもやはり、バーニー氏がスタジオを離れた翌日、同社では悲観的なムードが漂っていたそうだ。

サルク氏が大々的な公開戦略の転向を検討する中、アマゾンは既にバーニー氏の後任を探し始めている。アワードシーズンが近づく今、多数の公開予定作品を抱える同スタジオの最優先は、後任を見つけることだ。サルク氏はサンダンス映画祭後、数作品は限定公開のみの予定り、また劇場公開をしない作品もあると発表した。ジェイソン・ブラムとニコール・キッドマンのBlossom Films製作作品や、カンヌ国際映画祭で獲得されたジョセフ・ゴードン・レヴィットの「7500」などは、劇場公開の予定がない。

その反面、『Late Night』のように、近日公開のシャイア・ラブーフ主演映画『Honey Boy』は劇場公開予定である。『Honey Boy』もサンダンスでアマゾンが獲得した作品だ。9月公開予定のアダム・ドライバーとアネット・ベニング出演のスリラー映画『The Report』も同様。『The Report』は限定の映画館でのみ数週間公開され、その後アマゾンプライムで配信される。『Brittany Runs a Marathon』は8月23日に劇場公開予定だ。

アマゾンスタジオによる自社製作作品の実績にはムラがある。スタジオ初の自主配給絵作品は、ウディ・アレン監督の高予算映画『Wonder Wheel』であった。アレン氏との契約は、当時のスタジオヘッドであり、セクハラ問題で解雇されたロイ・プリンス氏によって行われ、同作の国内興行収入は2017年末にたった140万ドルで終わった。その他の自社制作作品も同様の結果で、『Peterloo』は152,000ドル、『Beautiful Boy』は760万ドルに終わった。

ウォール・ストリート誌のアナリストによると、アマゾンプライムのコンテンツ製作にかける費用は非常に少ないそうだ。それよりも重要なのはコンテンツ製作によりアマゾンと映画製作者やタレントとの関係を築くことである。フィナンシャルサービスのWedbush SecuritiesのMichael Pachter氏は、「興行収入は重要でない。アマゾンプライムの登録者は、映画を見るためでなく、配送料無料のために加入しているのだから。」と話す。

今日までに、『マンチェスター・バイ・ザ・シー』がアマゾンの最大興行収入作品であり、国内収入は4760万ドル。続いて『ビッグ・シック』が国内収入4290万ドルで2位。過去に自習配給された10作品では、『レイト・ナイト』が1070万ドルで1位、『Beautiful Boy』が760万ドル、『Cold War』が460万ドル、『Life Itself』が410万ドル、『You Were Never Rreally Here』が250万ドルとなっている。

アマゾンスタジオのヘッド就任以前、バーニー氏は多数の企業での経験を経たのち、メル・ギブソン監督作品『パッション』の配給により業界に名を馳せた。その後、ワーナー・ブラザースが運営するインディー映画配給会社のPicturehouseのヘッドに就き、続いてFilmDistrict社に移った。

『トイ・ストーリ−4』のブランドタイアップ

【出典】6/20/2019

https://www.thedrum.com/news/2019/06/20/which-brands-are-playing-with-toy-story-4

 

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ピクサーの大人気シリーズ『トイ・ストーリ−』のファンは6月21日に公開される期待のシリーズ4作目を待ちわびていることだろう。映画批評サイトRotten Tomatosでは、他アニメーション作品と驚異の差をつける評価を得ており、様々なセクターのブランドがこの人気に乗り込もうとしている。

第1作目の公開から23年が経つ今、トイ・ストーリーシリーズは世代を超える人気を誇る。風変わりな愛すべきキャラクターたち、多くの文化的レファレンス、そして心温まるストーリーが大勢の人々の心を掴んできた。同時に、新作の公開毎にアニメーションのスタンダードをあげる作品である。この記事では、ディズニーのブランドパートナーシップキャンペーンの中でも優れたトイ・ストーリー4の企画を紹介する。

eBay

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動画リンク: https://youtu.be/WcdJOdsy69Q

オンライン市場eBayは、イギリスのYouTuber LadBabyにチャレンジを仕掛ける。子供のチャリティーに募金するためバズ・ライトイヤーのおもちゃをeBayで売ってお金を調達する、という内容だ。そこでLadBaby (本名Mark Ian Hoyle)は妻と3歳の息子の協力を得て、バズの人形を上空5万4千フィートまで飛ばした。

バズは成層圏にたどり着いたのち、地上へ戻りeBayでオークションにかけられ、その売り上げ全額が子供ホスピスチャリティーに寄付される。

クライスラー

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動画リンク: https://youtu.be/wPJiTt31f0A

クライスラーは映画のキャラクターを起用したCMを放送した。クライスラー パシフィカ内に置き去りにされたおもちゃ達は、揃って車内で遊び始め、ダンスパーティーが始まる。ウッディがラジオをかけ、ボー・ピープがビートボックスを始めれば、バズや仲間達が自由自在に移動可能のシートを動かしダンスフロアが完成する。

GoRVing

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動画リンク:https://youtu.be/TJD3wAe3CLw

GoRVingはRV旅行のプロモーションとして、『トイ・ストーリー4』内でボニーが家族とRVで出かけるシーンを用いたCMを制作。トイ・ストーリーのデザインが施されたRVがアメリカの20都市を回り、ファンは写真を撮ったり懸賞の当たるゲームに参加することができる。

ベビーベル

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動画リンク: https://youtu.be/8-cVdryhC4s

チーズブランド ベビーベルはトイ・ストーリー4限定パッケージを販売し、その購入者は抽選で映画のグッズが当たるキャンペーンを実施している。またフランス、ドイツ、スイス、オーストリア、ベルギー、そしてイタリアのファンに向けて、同ブランドはフロリダのディズニーワールドにあるトイ・ストーリーランドへの旅が当たるキャペーンも実施中だ。

マクドナルド

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動画リンク: https://youtu.be/A9G1gZEj8_4

マクドナルドはディズニー並びにピクサーとコラボし、店舗で映画の体験をファンに届ける。ハッピー・セットのおもちゃに、トイ・ストーリーのキャラクター10種類が登場。おもちゃを集めると、映画に登場するマジカルカーニバルを作り上げることができる。

アラスカ航空

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動画リンク: https://youtu.be/UXkc6C35HjU

アラスカ航空はトイ・ストーリー4のデザインが施された機体を公開。このディズニー・ピクサーと同航空会社の提携では、限定デザインの機体の乗客に対しゲートで特別な体験が待っており、また機内で映画館チェーン シネマークのメンバーシップに登録すれば初月が無料になるキャンペーンも実施中だ。

映画レビューサイトRotten Tomatoesチケット購入の確認手続を導入

【出典】2019/05/27

https://techcrunch.com/2019/05/23/rotten-tomatoes-verified-audience-score/

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映画レビューサイトRotten Tomatoesが、レビュー投稿前にレビュー投稿者が作品を視聴したか否かを確認する仕組みを導入する。今回は、評論家のレビューであるTomatometerとは違い、映画リリース前に未鑑賞の映画に対して悪評価を与えるユーザー対策向けだ。

今年の初めには映画リリース前のコメント投稿を禁止する事が発表されたが、議論を遅らせただけの印象だ。仮に鑑賞していない作品の批評をしたければ、時間を置く必要があった。

Rotten Tomatoesは、過去にチケットサービスFandagoに買収されており、今後新作映画のレビュー投稿にはFandangoでチケットを購入したことを証明しなくてはならない。

認証なしでの投稿は現時点でも可能だが認証済みのレビューにはマークが付与され、作品のオーディエンス・スコアには認証済みレビューのみが反映される。

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Fandangoでの評価システムはRotten Tomatoesのオーディエンス・スコアと入れ替えられる予定で、鑑賞後にチケット購入者に対してレビューを促す新サービスもリリースされる。

Fandangoのプロダクト責任者であるGreg Ferris氏は、今回の取り組みに期待を膨らませる。

「Fandangoの流通規模も手伝って、一刻でも早く認証済み評価が閲覧できることを望んでいる。また、今年の末には劇場でも視聴済みかどうかの認証ができるよう、AMC Theatres/Regal/Cinemark Theatresとも提携済みだ。」

チケット以外にもストリーミングサービスやテレビで視聴した場合の承認方法も検討中とのこと。更に、現行の仕組みでは1度の購入につき1つのレビューのみを認証済み扱いとしているが、グループで複数枚購入の場合は、複数のレビュー投稿ができる仕組みにすることを考えていると言う。

カンヌ・フィルム・マーケットの参加者数が過去最高に

【出典】2019/05/25

https://variety.com/2019/biz/global/cannes-market-record-visitor-numbers-1203225930/

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2019年5月14日〜5月25日に開催されたカンヌ国際映画の商業部門にあたるカンヌ・フィルム・マーケットに12,527人が来場し、来場者数記録を更新した。

国別での来場者数を見ると、アメリカが最大の2,264人。次いで、フランス1,943人、イギリス1,145人の順となっている。

ヨーロッパ圏からは前年比4%増の7,076人が来場した。アフリカ圏からの来場者数が22%増で175人が買い付けに参加。カメルーン、エチオピア、スーダン、タンザニアからの来場者は今回が初となる。カンヌ・フィルム・マーケットでは、96カ国/56のパビリオンが設けられエクアドル,ポーランド,アフリカやシルクロード周辺の国が初参加。

857本と693本のプレミア上映が行われ、合計で1,464本が上映。主催者によると2,768本の配給権が売り出され、その内ドキュメンタリー作品は332本。カンヌXRでは52本がセレクションされ累計で4,741人が鑑賞。

参加者同士で連絡が取り合えるアプリが用意されており、1,623人により49,000メッセージがやり取りされ500以上のミーティングが開催された

ソニーがプレイステーションのゲームを映画やTVドラマにすべくスタジオを設立

【出典】 2019/05/20

https://www.complex.com/pop-culture/2019/05/sony-to-turn-playstation-games-into-movies-and-shows

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度重なるゲームの映画化の失敗に、ソニーがついに歯止めを打つ。Hollywood Reporterによると、ソニーがPlayStation Productionsと呼ばれる自社スタジオを設立し、25年分のゲームの数々のTVドラマ化や映画化に乗り出す。さらに、Hollywood Reporterはこのスタジオはすでに設立・運営されており、カリフォルニア州カルバーシティーのソニー所有地にて第1作目となるプロジェクトに取り掛かっていると報じている。

「我々には25年に及ぶゲーム開発の経験があり、素晴らしい作品、フランチャイズ、物語を生み出してきた。」と、Sony Interactive EntertainmentのWorldwide Studios社長Shawn Layden氏は語る。「今こそがストリーミング配信や映画、ドラマといった他のメディアを考慮すべき良きタイミングだと感じている。」

ソニーは100以上もの作品を所有しており、SF、ホラー、カーレースといった様々なジャンルを手がけている。もしうまく選択すれば、確かなポテンシャルがあると考えられるだろう。特に、ビデオゲームとそれに従うファンの存在は彼らの武器だ。ソニーはよく分かっている。

「我々の所有するIPを他のスタジオにライセンシングするのではなく、自社で開発し制作する方が良いアプローチ方法であると感じた。」と、Playstation Productions部門ヘッドのAsad Qizilbash氏は語る。「まず、我々の方が作品に対し馴染み深いということ、そしてPlayStationファンは何が好きかということを理解していることが理由として挙げられる。」

ソニーはそれに加えて、姉妹会社のソニー・ピクチャーズを抱えていることに利点がある。これによって、ソニー・ピクチャーズは配給を行い、PlayStation Productionsはライセンシングすることなく制作を行うことができる。

「この1年半で、我々は業界、脚本家、監督、プロデューサーの理解に時間を費やしてきた。」とQizilbash氏は語る。「業界に関する理解を深めるため、映画プロデューサーのロレンツォ・ディ・ボナヴェンチュラやケビン・ファイギとも話した。」

Layden氏はさらに、マーベルのコミックからスクリーンへの移行に影響を受けており、多少言葉を濁しつつも「マーベルの軌跡を追っていると言うのは、非常に高い目標となる。」と話した。また、ハリウッドはここ数年で変化しており、昨今のフィルムメイカーはゲームがメインストリームとなる時代に到達している。そして、このことが野心的なプロジェクトに挑戦する完璧なタイミングにしているとも話した。

「ゲームが映画化された昔の作品を見てみるとわかるが、脚本家や監督はそのゲームの世界観を理解していない。」と、Layden氏は語る。「本当の挑戦というのは、80分のプレイ時間をどのように映画にするか、というところにある。答えは、しないことだ。やるべきことは、明確に原作から脚本に落としたその精神を映画の観客へ届けることだ。ゲームをそのまま映画にして同じことを伝えようとしてはいけない。」

映画/TVドラマは、何年も待ち続けたゲームのプレイを終え、続編までにまた数年待たなければならない現実からやってきたファンに居場所を与えると、Layden氏は語る。

「我々のフランチャイズにもっと接することができる機会を、ゲームのファンたちに作ってあげたいと考えている。」と語った。「40〜50時間のプレイを終えると、ファンは大好きなキャラクターが成長する姿を見るまでに3年〜4年は待たなければならない。」

どの作品が映画になり、どの作品がTVドラマになるのかについては、どの作品が最も適切なIPかという点で現在検討中だ。また、会社としては脚本家されたプロジェクトについて、公開を急ぐつもりはないという。原作に従った作品にするために、十分な時間を与える姿勢だ。

「我々は適切な監督、役者、脚本家をマネジメント、コントロールするためにこのエンティティを設立した。」と、Qizilbash氏は話す。

日本映画の新時代が始まる

【出典】2019/05/15

https://variety.com/2019/film/global/cannes-japan-toho-studio-ghibli-1203215689/

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日本で新時代を迎えるにつれて国内映画産業は復興の道を辿っているものの、長期にわたる衰退を経てデジタル時代は新たな課題を抱えている。4月30日の明仁天皇の退位により、日本は新時代を迎えた。1989年の明仁様の即位により平成が始まり、2019年5月1日に明仁様のご子息徳にあたる仁様の即位で令和の時代が開始した。

日本最古の映画雑誌キネマ旬報で平成と昭和(1926-1989)の日本映画を振り返る特集が組まれた。1960年代初頭に始まるテレビブームをきっかけに、1989年に日本の映画産業は長期衰退を迎えていた。1957年には戦後最大の10億9,900万人の年間入場者数を記録したが1989年には1億4,350万人まで下落した。そして日本映画製作者連盟によると国内映画のシェアは1970年の78.3%から46.6%へと下降。

平成初期の映画産業は、復興よりも衰退が呼称として適当であったが、人気アニメに夢中になった子供を除き多くの子供がハリウッド作品に夢中となった。予算は限られ、日本の商業映画は苦しい状況に陥った。

30年という年月でどのような変化がもたらされたのだろうか。2018年には入場者数が1億6,900万人まで伸長。日本映画は55%のマーケットシェアを獲得しており、11年連続で海外の競合を打ち破っている。また、新作映画が613本公開され、スクリーン数は3,561スクリーンまで増加。1989年の公開本数は255本、スクリーン数は1,912スクリーンであった。今年の国内興行収入ランキングでは『映画ドラえもん のび太の月面探査機』『マスカレード・ホテル』『名探偵コナン 紺青の拳(フィスト)』などの国内映画が上位を占めており、ハリウッド映画への対抗心を燃やす。

ベテラン・アナリストオオタカヒロオ氏は、日本映画の復興についてこう解説する。

「1993年のシネマ・コンプレックスが復興の鍵となった。映画館という言葉がシネマコンプレックスを意味する時代に我々は生きている。」

現行の多種多様の映画が公開されているシステムはファンの熱い支持、特に若年層の心を掴んだとオオタカ氏は指摘する。また、日本の映画スタジオが系列のシアターチェーンに対し自社映画を強引に公開させる手法も終焉を迎えるだろう。観客の需要に上映スケジュールを適応させるマルチプレックスの柔軟性は、ブーム前に比べヒット映画が稼ぎやすい環境をもたらした。そして、日本の映画産業もヒット映画の生み出し方を学んでいた。

業界大手の東宝を中心に大手スタジオは、ヒットした漫画や小説,テレビドラマを原作とした映画を余すことなく製作、公開している。

今日では、多くの映画でメディア企業がリスクと利益を共有する製作委員会方式が採られている。製作委員会方式は1970年代に開始。フジテレビと東宝がタッグを組み人気テレビシリーズの踊る大走査線の映画化が行われ、主演の織田裕二が湾岸署の警官役を演じた。2003年の2作目『踊る大捜査線 BAYSIDE SHAKEDOWN2』は、興行収入150億円を突破し、未だ破られることのない実写映画の最高記録を打ち立てた。もう一つの大きな存在として、1985年に宮崎駿監督と高畑勲監督、プロデューサーの鈴木敏夫氏の3名により設立されたアニメーションスタジオ スタジオジブリが挙げられる。1989年のスマッシュヒット『魔女の宅急便』を皮切りに、ジブリは老若男女に受け入れられ、かつ興行的な成功を収める映画を数々生み出しアニメーション業界の常識を覆した。

20年以上に渡り、ジブリ映画は国内外共に存在感を示してきた。2001年の『千と千尋の神隠し』では興行収入2.75億ドルを記録。日本での興行収入ランキングで堂々の1位を獲得しており、現在もその記録は破られていない。宮崎駿監督の才能がジブリの成功に欠かせなかったことは言うまでもないが、鈴木氏の抜け目のないマーケティングと日本テレビ系列との提携も大きく寄与した。平成を振り返る際には、ゴジラシリーズも忘れてはならないだろう。1985年に10年の歳月を経て公開された『ゴジラ』を1作目として平成ゴジラシリーズが始まる。

アメリカに拠点を置きゴジラシリーズを大々的に取り上げたFangoria magazineのNorman England氏は、平成ゴジラシリーズは以前のシリーズと比較すると大人向けの映画に仕上がっており、日本は大人に受け入れられる作品を作る国として世界トップレベルであると賛辞を贈る。大人向けという方針が功を奏し、年間の国内興行成績のトップ10には必ずランクインされる人気を誇った。

その後に1999年から2004年までにミレニアムシリーズと呼ばれる6本を製作したものの、最後の『ゴジラ FINAL WARS』が失敗に終わり、ゴジラシリーズは12年間の凍結期間を迎えた。

庵野秀明総監督と樋口真嗣監督のタッグで実現した12年ぶりのゴジラシリーズ『シン・ゴジラ』は、造形物の中に人が入って演じるという従来の撮影方法に囚われることはなかった。全てCGで映像化されたゴジラや官僚や科学者,自衛隊などの登場人物が受け、今までのゴジラシリーズ28作品全てを上回る7,400万ドルを稼ぎ出した。

映画業界の復活に貢献した同作だが、令和の時代も引き続き復興の時代となるだろうか。

東京国際映画祭でフェスティバル・ディレクターを務める久松猛郎氏は、取り組む必要のある問題を把握している。

久松氏は今後の日本映画について次のように述べる。

「私たちは日々の生活でデジタル技術に取り囲まれており、映画製作も乗り遅れてはいけない。優れた原作も数が限られているためオリジナル脚本を宣伝する必要性も生じてくるのに加え、海外市場に向け海外パートナーも増やしていくべきである。最終的には若手クリエイターのスキルを向上させ新しいチャレンジができるようにサポートしなければいけない。」

しかしながら、新たな構想は現時点では出て来ていない。